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発明の名称 ゴムシート
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−202739
公開日 平成10年(1998)8月4日
出願番号 特願平9−20008
出願日 平成9年(1997)1月17日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 了司
発明者 真弓 克己 / 山本 義男 / 森岡 靖夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 表裏両面が実質的に平坦で均一な厚さのシート状に成形、加硫されたゴムシートにおいて、表裏の面の少なくとも一方が多数の小突起を備えた粗面に形成され、その表面粗度Rmax が50〜300μmであることを特徴とするゴムシート。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表裏両面が実質的に平坦で均一な厚さのシート状に成形、加硫されたゴムシートで、任意の容器やシュート等の内貼り、機械部品その他の被覆や防水用等に使用可能なゴムシートに関し、そのブロッキングによる付着を防止し、しかも接着剤による接着性を良好にしたものである。
【0002】
【従来の技術】表裏両面が実質的に平坦で均一な厚さのシート状に成形、加硫されたゴムシートは、長尺のものをロール状に巻いたり、長さ一定のものを多数枚重ねたりして保管や輸送を行っているが、従来のゴムシートは、表裏両面が平滑に形成されていたので、ゴムシート同士の接触面がブロッキングによって付着し、その剥離や分離が困難になっていた。そして、上記ゴムシート同士のブロッキングによる付着を防ぐため、表裏の面の少なくとも一方を粗面に形成することが試みられているが、表面粗度が過大になると、ゴムシート同士を、またゴムシートと他の板材とを接着剤で接着した際の接着性が低下するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、表裏両面が実質的に平坦で均一な厚さのシート状に成形、加硫されたゴムシートにおいて、耐ブロッキング性に優れていてブロッキングによる付着が発生せず、しかも接着剤による接着性が良好なゴムシートを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のゴムシートは、表裏両面が実質的に平坦で均一な厚さのシート状に成形、加硫されたゴムシートにおいて、表裏の面の少なくとも一方が多数の小突起を備えた粗面に形成され、その表面粗度Rmax が50〜300μmであることを特徴とする。ただし、上記の表面粗度Rmax は、JIS B 0601−1982で定義される最大高さ、すなわち断面曲線から基準長さだけ抜き取った部分の平均線に平行な2直線で抜き取り部分を挟んだとき、この2直線の間隔を断面曲線の縦倍率の方向に限定して、この値をμmで表したものをいう。
【0005】上記のゴムシートは、天然ゴムまたはNBR、IR、U、EPDM、CSM、CR、Q、SBR、BR、IIR、FKM等の合成ゴムを原料ゴムとし、これに加硫剤、補強剤、充填剤、軟化剤その他の配合剤を添加、混練して所望の厚みのシートを成形し、得られた未加硫のゴムシートの片面または両面に所望のマトリックスを重ねてプレス加硫または連続加硫を施すことによって製造される。なお、上記のマトリックスとしては表面が所望の粗さに加工された金属板、または所望の太さの糸を用いて所望の密度と組織で織られた布帛が用いられ、これらのマトリックスがプレス機の熱盤とゴムシートとの間に挟まれる。この場合は、所定の粗さのサンドペーパーをそのままマトリックスとして用いることもできる。また、連続加硫機(ロートキュア)を用いる場合は、その熱ロール表面またはスチールベルトを上記の金属板製のマトリックスで構成することができる。
【0006】そして、この発明のゴムシートは、少なくとも片面が平滑面ではなく、上記の粗度Rmax が50〜300μmの粗面に形成されているので、このゴムシートを重ねて圧力を加えた場合にブロッキングによる付着で剥離困難になることがなく、必要に応じて容易に分離することができる。しかも、ゴムシート同士を接着剤で接続した場合、接着面の剥離強度が強く、接着面から剥離する危険がない。ただし、表面粗度Rmax が50μm未満の場合は、ゴムシート同士がブロッキングによって付着して剥離が困難になり、反対に300μmを超えた場合は、ゴムシート同士を、またゴムシートと他の板材とを接着剤で接着した際の接着力が不足し、接着面で剥離し易くなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施形態1連続加硫機(ロートキュア)の熱ロール表面をショットブラスト法で所望の表面粗度に加工して熱ロールの表面自体をマトリックスとし、この熱ロールに接して回転するスチールベルトと上記熱ロールとの間に未加硫のゴムシートを供給し、熱ロールの表面凹凸をゴムシートに転写しながら連続的に加硫し、片面の表面粗度Rmax が50〜300μmで、反対側表面が平滑な加硫ゴムシートを得る。なお、所望の大きさの鋼板の片面をショットブラスト法で加工し、この加工面に好ましくはクロームメッキ処理を施し、得られた鋼板を用いて上記連続加硫機の熱ロールを作ってもよい。
【0008】実施形態2所望の大きさの鋼板の片面をショットブラスト法で加工し、得られた表面粗度Rmax が50〜300μmの平板状のマトリックスを熱プレス機の下熱盤上に粗面を上向きにして置き、その上に所望の大きさの未加硫ゴムシートおよび表面が平滑な鋼板を順に重ね、しかるのち下熱盤を上昇させて上下の熱盤を閉じ、所定時間の熱プレスを行うことにより、上記ゴムシートを加硫し、同時にその下面にマトリックスの表面凹凸を転写し、片面が粗面で、反対側が平滑な加硫ゴムシートを製造する。
【0009】
【実施例】天然ゴム100重量部に付き、ステアリン酸を1重量部、酸化亜鉛を5重量部、硫黄を1.5重量部、カーボンブラックを40重量部、炭酸カルシウムを90重量部、プロセスオイルを40重量部、その他適量の促進剤、老化防止剤等を配合し、混練して厚み1mmのゴムシートを成形し、縦横400mmの正方形に切断し、プレス機を用い、170℃で10分間の加硫を行った。ただし、加硫に際して未加硫のゴムシート上にマトリックスとして粗さの異なる種々のサンドペーパーを重ねてゴムシートの片面を粗面に形成した。
【0010】上記加硫後のゴムシートの粗面の表面粗度Rmax を表面粗さ測定器(株式会社小坂研究所製、SE−3400型)で測定した。また、上記加硫後のゴムシートを幅50mm、長さ200mmに切断して試料とし、この2枚の試料を粗面同士が接するように重ね、一端側の長さ100mmの部分に両面粘着テープを挟んで接着し、他端側を引張り試験器(株式会社島津製作所製、オートグラフS100型)のチャックでつかみ、引張速度を50mm/分に設定し、180度剥離法で接着剤(粘着剤)による接着力を測定し、接着力0.5 kgf/cm2 を1として係数化した。その結果は、図1に示すとおりであり、表面粗度Rmax が300μmを超えると接着力が1以下となり、実用性に欠けていた。
【0011】また、上記の加硫ゴムシートからなる幅50mm、長さ200mmの試料2枚を、粗面同士が接するように重ね、一端側の長さ100mmの部分に重りを乗せて圧力1 kgf/cm2 を加え、24時間放置したのち上記の重りを取り除き、上記の引張り試験器による180度剥離法で、引張速度を100mm/分に設定してブロッキングによる付着力を測定し、該付着力0.1 kgf/cm2 を1として係数化した。その結果は、図2に示すとおりであり、表面粗度Rmax が50μm未満では付着力が1を超え、実用性に欠けていた。
【0012】
【発明の効果】この発明のゴムシートは、上記のとおり少なくとも片面が多数の小突起を備えた粗面に形成され、その表面粗度Rmax が50〜300μmであるから、ブロッキングによる付着力が小さく、しかも接着剤による接着力が大きい。したがって、長尺のものをロール状に巻いたり、長さ一定のものを多数枚重ねたりして保管や輸送を行った後における巻き戻しや剥離が容易で取扱い易く、しかもゴムシート同士を接着したり、ゴムシートを任意の板材等に接着剤で接着する際、その接着が容易である。




 

 


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