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発明の名称 除湿換気装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−309429
公開日 平成10年(1998)11月24日
出願番号 特願平9−119288
出願日 平成9年(1997)5月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
発明者 福永 幹夫 / 堺 弘仁 / 長谷川 永 / 森本 哲史
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】室内給気口と室内吹出口および室内換気口を有し、室外排気口と室内給気口を設けた本体と、前記室外給気口より、顕熱交換器を介して給気した室外空気を室内換気口より室内に給気する給気手段と、複数個の通風口を設けた第1の吸湿部および第2の吸湿部と、このそれぞれの吸湿部の片面に設けられる第1のチャンバーおよび第2のチャンバーと、前記各チャンバーの反対側に前記室内吹出口に連通し設けられる第3のチャンバーと、前記室内給気口より給気した空気を前記第1のチャンバーあるいは第2チャンバーに送風する送風手段と、前記第1の吸湿部と第2の吸湿部のそれぞれに一体、または前記第3のチャンバー側に並設される第1のヒーターおよび第2のヒーターと、前記第1のチャンバーおよび第2のチャンバーと前記送風機の吹出側とを連通する第1のチャンバーおよび第2のチャンバーの入口を開閉する第1の流入開閉手段および第2の流入開閉手段と、前記顕熱交換器を介して室外排気口に排気する排気空気を送る前記第1のチャンバーおよび第2のチャンバーの出口を開閉する第1の流入開閉手段および第2の流入開閉手段と、前記各ヒーターおよび各開閉手段を制御する制御部とを備え、前記制御部を、前記第1の流入開閉手段と第2の流入開閉手段とを交互に開閉するとともに、第1の流入開閉手段が開状態のときには前記第1の流出開閉手段と第2の流入開閉手段を閉状態、第2の流出開閉手段を開状態、前記第2のヒーターを通電状態に制御し、また、第2の流入開閉手段が開状態のときには、第2の流出開閉手段と第1の流入開閉手段を閉状態、第1の流出開閉手段を開状態、前記第1のヒーターを通電状態に制御する構成とした除湿換気装置。
【請求項2】第1の吸湿部と第2の吸湿部を一体に形成した請求項1記載の除湿換気装置。
【請求項3】本体の厚み方向と第1の吸湿部と第2の吸湿部の通風方向を一致させた請求項1または2記載の除湿換気装置。
【請求項4】第1の流入開閉手段と第2の流入開閉手段同志、あるいは第1の流出開閉手段と第2の流出開閉手段同志を同一の駆動手段により連動させ構成としたる請求項1記載の除湿換気装置。
【請求項5】第1の吸湿部および第2の吸湿部形成する吸湿素子を空隙部を設けて通風方向に分割した請求項1、2、または3記載の除湿換気装置。
【請求項6】第1のチャンバーの入口と出口を開閉する第1のチャンバー開閉手段と、第2のチャンバーの入口と出口を開閉する第2のチャンバー開閉手段と、これらの開閉手段を開閉駆動する駆動手段を設けた請求項1記載の除湿換気装置。
【請求項7】第1の流入開閉手段と第1の流出開閉手段または第2の流入開閉手段と第2の流出開閉手段を同時に開状態に制御してバイパス換気運転できるように制御部を構成した請求項1記載の除湿換気装置。
【請求項8】第1の吸湿部および第2の吸湿部と一体に、あるいは前後にガス、または臭いを除去する臭気除去手段を設けた請求項1、2、3、または5記載の除湿換気装置。
【請求項9】室内の湿度を検知する室内湿度検知手段と、この室内湿度検知手段からの出力された信号を、あらかじめ設定された湿度と比較する湿度比較手段と、外気温度を検知する外気温度検知手段と、外気温度検知手段からの出力信号を、あらかじめ設定された温度と比較する温度比較手段とを備え、室内湿度が設定湿度より高く、かつ外気温度が設定温度より低いときは、第1の開閉手段と第2の開閉手段を交互に開閉させて除湿運転と給気手段による給気運転を行い、また、室内湿度が設定湿度より高く、かつ外気温度が設定温度より高い時は、第1の開閉手段と第2の開閉手段を交互に開閉させて除湿運転と給気運転の停止を行い、また、室内湿度が設定湿度より低いときは、バイパス換気運転を行うように制御部を構成した請求項1、または7記載の除湿換気装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、おもに室内の高湿空気中の湿分の除湿手段に使用され室内空気中もしくは室内の天井や壁面などの結露を防止する空気調和技術分野の除湿換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、居室空間の気密化が進むにしたがって、冬期空気のよどんだ場所での結露を防止するために、除湿装置や換気装置の必要性が高まって来ている。従来、この種の除湿装置は特開平4−284815号公報に示すような構成が一般的であった。以下、その構成について図13を参照しながら説明する。
【0003】図に示すように、加熱源101に吸着材102が担持された吸着部102Aと、送風機103と、送風機103の上流側に室外給気口104と室内給気口105への風路を切り替える切り替え部106と、吸着部102Aの下流側には室外排気口107と室内排気口108への風路の切り替え部109を本体内110に設ける。上記構成において、送風機により室内給気口105から本体110内に取り入れられた室内の空気を吸着部102Aに送り、水分を吸着させ室内に給気する除湿運転と、吸着部102Aに室外の空気を送り込み、加熱源101に通電させることにより吸着材102の中に吸着されている水分を脱離させ室外に排気する再生運転とを、切り替え部106と切り替え部109で風路を切り替えることにより交互に繰り返し運転するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の除湿装置では、再生温度を一定以上にあげる必要があり、このため、除湿運転時の処理風量に比較して再生運転時の風量を少なくすることが一般的であった。従って、運転音の大小が除湿運転時と再生運転時では異なって交互に繰り返し変動するため、運転音が実際の測定値以上に気になるという課題があった。また、連続除湿運転ができない、再生時には湿気と共に室内の顕熱を室外に放出するためエネルギーロスになるなどの課題があった。本発明は上記課題を解決するもので、連続除湿ができ、運転音の繰り返し変動がなく、低騒音で、エネルギーロスが少ない除湿換気装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の除湿換気装置においては、本体内に、顕熱交換器を介して室外の空気を給気口から室内に取り入れる給気手段と、複数個の通風孔を開設した第1の吸湿部と第2の吸湿部と、このそれぞれの吸湿部の片面に第1のチャンバーと第2のチャンバーと、反対面には室内に開口する吹出口を開設した第3のチャンバーと、室内の空気を取り入れて前記第1のチャンバーあるいは第2チャンバーに送風する送風手段と、前記第1の吸湿部と第2の吸湿部のそれぞれには、一体に、あるいは第3のチャンバー側に並設して第1のヒーターと第2のヒーターを設け、前記第1のチャンバーの前記送風手段の吹出側との連通側に第1の流入開閉手段を、また前記顕熱交換器を介して室外排気口と連通する側に第1の流出開閉手段を配設し、同様に第2のチャンバーにも第2の流入開閉手段と第2の流出開閉手段を設け、第1の流入開閉手段と第2の流入開閉手段を交互に開閉するとともに、第1の流入開閉手段が開状態のときには第1の流出開閉手段と第2の流入開閉手段を閉状態、第2の流出開閉手段を開状態、第2のヒーターを通電状態に制御し、また、第2の流入開閉手段が開状態のときには第2の流出開閉手段と第1の流入開閉手段を閉状態、第1の流出開閉手段を開状態、第1のヒーターを通電状態に制御する制御部を有したものである。
【0006】この本発明によれば、連続除湿ができ、運転音の繰り返し変動がなく、低騒音で、エネルギーロスが少ない除湿換気装置を提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、室内給気口と室内吹出口および室内換気口を有し、室外排気口と室外給気口を設けた本体と、前記室外給気口より顕熱交換器を介して給気した室外空気を室内換気口より室内に給気する給気手段と、複数の通風口を設けた第1の吸湿部および第2の吸湿部と、このそれぞれの吸湿部の片面に設けられる第1のチャンバーおよび第2のチャンバーと、前記各チャンバーの反対側に前記室内吹出口に連通し設けられる第3のチャンバーと、前記室内給気口より給気した空気を、前記第1のチャンバーあるいは第2チャンバーに送風する送風手段と、前記第1の吸湿部と第2の吸湿部のそれぞれに一体、または前記第3のチャンバー側に並設される第1のヒーターおよび第2のヒーターと、前記第1のチャンバーおよび第2のチャンバーと、前記送風手段の吹出側とを連通する第1のチャンバーおよび第2のチャンバーの入口を開閉する第1の流入開閉手段および第2の流入開閉手段と、前記顕熱交換器を介して室外排気口に排気する排気空気を送る第1のチャンバーおよび第2のチャンバーの出口を開閉する第1の流出開閉手段および第2の流出開閉手段と、前記各ヒーターおよび各開閉手段を制御する制御部とを備え、前記制御部を、前記第1の流入開閉手段と第2の流入開閉手段を交互に開閉するとともに、第1の流入開閉手段が開状態のときには、前記第1の流出開閉手段と第2の流入開閉手段を閉状態、第2の流出開閉手段を開状態、前記第2のヒーターを通電状態に制御し、また、第2の流入開閉手段が開状態のときには、第2の流出開閉手段と第1の流入開閉手段を閉状態、第1の流出開閉手段を閉状態、前記第1のヒーターを通電状態に制御構成としたものであり、第1の流入開閉手段が開のときには、室内の空気は第1のチャンバーから流入し第1の吸湿部で吸湿処理を行い、その後一部の空気が通電加状態の第2のヒーターを介して第2の吸湿部へ流れるため第2の吸湿部の湿気を離脱させて再生させる。また第2の流入開閉手段が開のときには第2のチャンバーから室内の空気は流入し、第2の吸湿部で吸湿処理を行い、その後に第1の吸湿部の再生を行う。どちらの場合も熱負荷や風路抵抗をほとんど同じにできるため絶えず風量を一定に保つことができ、かつ連続的に除湿をすることができる。また、再生時には高温多湿の空気を室外に排気するが、同時に顕熱交換器にて熱回収をしながら給気をするため排気によるエネルギーロスをおさえることができるという作用を有する。
【0008】以下、本発明の実施の形態について、図1〜図12を参照しながら説明する。
(実施の形態1)図1〜図3に示すように、壁面1に取り付けられる本体2内に、多数の通風孔3を薄手方向に開設した吸湿素子4の片側に片側に蓋接して設けられる第1のチャンバー5および第2のチャンバー6に仕切られた風路ボックス7を設け、風路ボックス7の反対側には室内吹出口8を開口した第3のチャンバー9を形成し、吸湿素子4の第1のチャンバー5が蓋接した第1の吸湿部4aに並設して第1のヒータ10を設け、第2のチャンバー6が蓋接した第2の吸湿部4bに並設して第2のヒータ11を設け、第1のチャンバー5あるいは第2のチャンバー6に室内給気口12より室内13の空気を取り入れて送り込む送風機よりなる送風手段14を設け、送風手段14と連通する第1のチャンバー5の入口には第1の入口ダンパーよりなる第1の流入開閉手段15を設け、送風手段14と連通する第2のチャンバー6の入口には第2の入口ダンパーよりなる第2の流入開閉手段16を設け、第1のチャンバー5および第2のチャンバー6の流出側で、顕熱交換器17を介して壁面1を貫通した室外排気口18と連通する出口には第1の出口ダンパーおよび第2の出口ダンパー2よりなる第1の流出開閉手段19および第2の流出開閉手段20を設ける。
【0009】また、室外排気口18と並設した室外給気口21から熱交換器17を介して室内換気口22より室内13に取り入れるための給気用送風機よりなる給気手段23を本体2内に設ける。
【0010】また、第1の流入開閉手段15と第2の流入開閉手段16は、回転軸を同じくして90度開閉角度を違えた状態に一体に形成し、制御装置24からの信号で入口ダンパーモータよりなる駆動手段25を駆動して開閉するように設け、第1の流出開閉手段19と第2の流出開閉手段20も、第1の流入開閉手段15および第2の流入開閉手段16と同様に一体に形成し、出口ダンパーモータよりなる駆動手段26により交互に開閉駆動される。
【0011】そして、第1の流入開閉手段15が開状態のときには、第1の流出開閉手段19と第2の流入開閉手段16を閉状態に、第2の流出開閉手段20を開状態にして、第2のヒータ11を通電状態に制御部24により制御し、また、第2の流入開閉手段16が開状態のときには、第2の流出開閉手段20と第1の流入開閉手段15を閉状態に、第1の流出開閉手段19を開状態にして、第1のヒータ10を通電状態に制御できるように制御部24を構成する。
【0012】上記構成により、第1の流入開閉手段15が開状態のときには、室内13の空気は送風手段14により本体2内に取り込まれ第1のチャンバー5から第1の吸湿部4aを通過して除湿された乾燥空気となり第3のチャンバー9に入る。この空気の大部分は室内吹出口8より室内に戻されるとともに、他の一部の空気は第2のヒータ11により高温に熱せられた後、第2の吸湿部4bを通過して第2の吸湿部4bに蓄積された湿気を回収し、顕熱交換器17を経て室外排気口18より室外に排気される。また、第2の流入開閉手段16が開状態のときには、送風手段14から本体2内に取り込まれた室内空気は第2のチャンバー6に入り、第2の吸湿部4bを通過して除湿された乾燥空気となり第3のチャンバー9に入る。この空気の大部分は室内吹出口8より室内13に戻されるとともに、他の一部の空気は第1のヒータ10により高温に熱せられた後、第1の吸湿部4aを通過して第1の吸湿部4aの湿気を回収し、顕熱交換器17をへて室外排気口18より屋外に排気される。そして、室外給気口21からは顕熱交換器17にて排気空気と温度交換をして給気手段22より室内13に空気が取り入れられることとなる。
【0013】このように本発明の実施の形態の除湿換気装置によれば、第1の流入開閉手段15と第2の流入開閉手段16を交互に開閉すると第1の吸湿部4aと第2の吸湿部4bのどちらかが室内へ流れる空気の除湿を行い、他方が湿気を離脱して再生されることとなるので、連続的に除湿と再生が可能になる。また、圧力負荷がほぼ一定で送風装置14の風量、回転数に変動が少ないので運転温が低騒音となり、排気時の熱を顕熱交換器17にて回収するので、エネルギーロスの少ない除湿換気装置を実現することができる。
【0014】また、第1の吸湿部4aと第2の吸湿部4bを一体に形成したので、部品点数が削減でき構造が簡素化される。
【0015】また、吸湿素子4の薄手方向に通風孔3を開設し、本体2の厚み方向と吸湿素子4の通風方向を一致させたので、吸湿素子4の通過風速を小さくし、かつ本体の厚み方向の寸法が縮小可能になり、これによって高吸湿性能で薄型の除湿換気装置が得られる。
【0016】また、第1の流入開閉手段15と第2の流入開閉手段16および、第1の流出開閉手段19と第2の流出開閉手段20をそれぞれ同一の入口ダンパーモータ25と出口ダンパーモータ26により開閉駆動するため、部品点数が削減でき装置の小型化が図れる。
【0017】(実施の形態2)図4および図5に示すように、第1の吸湿部および第2の吸湿部を形成する吸湿素子を通風方向に対し空隙部27を設け、2分割して吸湿素子4Aを形成する。
【0018】上記構成において、吸湿素子4Aの吸湿能力は、湿気空気28が吸湿素子4Aに当たると素子入口端面が最も高く、順次素子通路内部30、素子通路出口端面に行くにしたがって吸湿能力は低下する傾向にある。よって湿気空気28が素子入口端面29に当たる機会により吸湿能力が増加されることとなる。
【0019】また、吸湿素子4Bのように湿気空気28が当接する側に再生ヒーター32を設けることにより、吸湿素子4Bの再生効率を高めることができる。
【0020】また、吸湿素子4Cのように、2分割以上に分割し、湿気空気28が当接する側に再生ヒーター32を設けることにより、吸湿能力と再生効率が高められることとなる。
【0021】このように本発明の実施の形態2の除湿換気装置によれば、吸湿素子4Aは空隙部27を設け通風方向に分割したので、吸湿能力の高められる素子入口端面29が増加し、吸湿能力を増加することができる。
【0022】(実施の形態3)図6〜図8に示すように、第1のチャンバー5Aの入口および出口を開閉するように設けられる第1の流入開閉手段と第1の流出開閉手段を兼ねるように大きく形成されたダンパーよりなる第1チャンバー開閉手段33と、第2のチャンバー6Aの入口および出口を開閉するように設けられる第2の流入開閉手段と第2の流出開閉手段を兼ねるように大きく形成されたダンパーよりなる第2チャンバー開閉手段34を設け、第1チャンバー開閉手段33の開閉状態を切り替えるように駆動するモーターよりなる駆動手段35と、第2チャンバー開閉手段34の開閉状態を切り替えるように駆動するモーターよりなる駆動手段36を設け構成する。
【0023】上記構成において、第1のチャンバー5Aを用いて除湿運転をするときには、駆動手段35により、第1のチャンバー5Aの入口を開放し、出口を閉鎖するように第1チャンバー開閉手段33を作動し、第2チャンバー開閉手段34を駆動手段36により、第2のチャンバー6Aの入口を閉鎖し、出口を開放するように作動し、送風装置14を運転すると、室内給気口12から給気された室内13の空気が第1のチャンバー5A内に入り、第1の吸湿部4aを通り除湿された後、第3のチャンバー9に入り大部分の乾燥空気は室内吹出口8より室内13に吹き出され除湿される。
【0024】一方、第3のチャンバー9に入った一部の空気は、第2のヒーター11により高温に熱せられた後、第2の吸湿部4bを通り、蓄積された湿気を回収し、顕熱交換器17を経て室外排気口18より室外に排気される。
【0025】また、第2のチャンバー6Aを用いて除湿運転するときには、第1のチャンバー5Aを用いた場合と同様の作用により除湿されることとなる。
【0026】このように本発明の実施の形態3の除湿換気装置によれば、第1チャンバー5Aまたは第2チャンバー6Aの入口および出口を開閉できる大きな形状の第1チャンバー開閉手段33および第2チャンバー開閉手段34を設けたので、第1チャンバー5Aおよび第2チャンバー6Aの入口および出口の開口面積を大きく形成することができるとともに、第1チャンバー開閉手段33および第2チャンバー開閉手段34を各一枚のダンパーにより形成できるので部品点数の節減が図れる。
【0027】(実施の形態4)図9に示すように、第1の流出開閉手段15Aと第1の流出開閉手段19A、または、第2の流入開閉手段16Aと第2の流出開閉手段20Aを同時に開状態に制御してバイパス換気運転できるように制御部24Aを構成する。
【0028】上記構成において、制御部24Aによりバイパス換気運転を第1のチャンバー5を用いて行うときには、第1の流出開閉手段15Aと第1の流出開閉手段19Aをともに開状態にして送風手段14および給気手段23を運転すると、送風手段14により室内給気口12より給気された室内13の空気は第1のチャンバー5の入口より入り、第1のチャンバー5の出口より出て顕熱交換器17を通り、室内13の空気に含まれている熱エネルギーが蓄積され、室外排気口18より排気される。
【0029】一方、給気手段23により室外の空気が室外給気口21より給気され、顕熱交換器17を通るときに、蓄積された熱分を回収し、室内換気口22より室内13に給気されて換気が行われる。
【0030】また、第2のチャンバー6を用いてバイパス換気をする場合には、第2の流入開閉手段16Aと第2の流出開閉手段20Aを同時に開状態にすることにより、第1のチャンバー5を用いた場合と同様に作用により換気が行われることとなる。
【0031】このように本発明の実施の形態4の除湿換気装置によれば、制御部24Aの操作によりバイパス換気運転ができるので、除湿機能に関係のない短い換気通路を形成することができ、通風抵抗が少なくなり、騒音の低い換気運転が可能になるとともに、除湿と換気の機能を有効に作用させることができ、使い勝手も良くなる。
【0032】(実施の形態5)図10に示すように、第1の吸湿部4aおよび第2の吸湿部4bの後方部と第1のヒーター10および第2のヒーター11との間に室内空気の汚染成分(VOC,ホルムアルデヒド等の臭い成分)を除去できる臭気除去剤よりなる臭気除去手段37を設けた構成とする。
【0033】上記構成において、第1のチャンバー5を用いて除湿運転するときに、送風手段14により第1のチャンバー5内に送られた室内空気は第1の吸湿部4aを通り除湿されたのち、臭気除去手段37により、室内空気に含まれていた臭気が除去された後、大部分は第3のチャンバー9を経て室内吹出口8より室内13に送られる。
【0034】一方、臭気が除去された後第3のチャンバー9に入た空気の一部第2のヒーター11により加熱された後、再度臭気除去手段37を通って臭気が除去された後、顕熱交換器17を通り、室外排気口18より室外に排気される。
【0035】また、第2のチャンバー6を用いて除湿運転をするときには、第1のチャンバー5を用いた場合と逆に作動させることにより、第1のチャンバー5を用いた場合と同様の作用により除湿され臭気除去手段37により臭気が除去される。
【0036】そして、臭気除去手段37に用いられる臭気除去剤に、熱により臭気除去性能が再生できる性質のものを用いることにより、第1の吸湿部4aおよび第2の吸湿部4bの吸湿再生用のヒーターとなる第1のヒーター10または、第2のヒーター11を用いて再生が可能となり臭気除去剤の交換を不要にすることができる。
【0037】このように本発明の実施の形態5の除湿換気装置によれば、第1の吸湿部4aおよび第2の吸湿部4b部分に空気中に含まれるガスまたは臭気を除去する臭気除去手段37を設けたので、室内空気中の臭気が除去され、居住者の不快感を解消することができる。
【0038】なお、実施の形態5においては臭気除去手段37を第1の吸湿部4aおよび第2の吸湿部4bの後方側に設けたものを用いて説明したが、第1の吸湿部4aおよび第2の吸湿部4bの前方側に設けたり、一体的に設けても同様の作用効果をもたらすことはいうまでもない。
【0039】(実施の形態6)図11および図12に示すように、室内13の湿度を検知する室内湿度検知手段38と、室内湿度検知手段38からの出力信号である湿度データをあらかじめ設定された湿度設定値と比較する湿度比較手段39と、外気温度を検知する外気温度検知手段40と、外気温度検知手段40からの出力信号である温度データをあらかじめ設定された温度設定値と比較する温度比較手段41とを設け、湿度比較手段39で比較された室内湿度が設定湿度より高く、温度比較手段41で比較された外気温度が設定温度より低いときは、第1の流入開閉手段15と第2の流入開閉手段16および第1の流出開閉手段19と第2の流出開閉手段20を交互に開閉させて除湿運転、給気手段23による給気運転を行う第1の運転手段42と、湿度比較手段39で比較された外気湿度が設定湿度より高いときは、第1の流入開閉手段15と第2の流入開閉手段16および第1の流出開閉手段19と第2の流出開閉手段20を交互に開閉させて除湿運転、給気運転停止の運転手段43および湿度比較手段39で比較された室内湿度が設定湿度より低いときは、第1の流入開閉手段15と第2の流入開閉手段16および第1の流出開閉手段19と第2の流出開閉手段20を開状態にして換気するバイパス換気運転、給気運転の第3の運転手段44を制御部24Bに設けた構成とする。
【0040】このように本発明の実施の形態6の除湿換気装置によれば、室内湿度が設定湿度より高く、外気温度が設定温度より低いときは第1の運転手段42により除湿運転と給気運転が行われ、室内湿度が設定湿度より高く、外気温度が設定温度より高いときは第2の運転手段43により除湿運転と給気運転が停止され、室内湿度が設定湿度より低いときは、除湿運転は行われないで、第3の運転手段44によりバイパス換気運転と給気運転が行われるので、効率よく運転が制御され、より効果的に快適湿度の室内環境を作り出すことが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上の実施の形態から明らかなように、本発明によれば、第1の吸湿部と第2の吸湿部の片面に送風手段と連通する第1のチャンバーおよび第2のチャンバーと、第1の吸湿部と第2の吸湿部を再生加熱する第1のヒーターおよび第2のヒーターと、第1のチャンバーおよび第2のチャンバーの入口および出口を開閉する開閉手段を設け、開閉手段を交互に開閉することにより、第1の吸湿部または第2の吸湿部の一方が除湿を行い、他方で再生するので、連続的に除湿ができ、運転音の繰り返し変動がなく、低騒音でエネルギーロスの少ない除湿換気装置が提供できる。
【0042】また、第1の吸湿部と第2の吸湿部を一体に形成したので、部品点数が削減でき、構造を簡素化できる。
【0043】また、本体の厚み方向と第1の吸湿部および第2の吸湿部の通風方向を一致させたので、本体の厚み方向の寸法が縮小可能となり、高吸湿性能で薄型に形成できる。
【0044】また、第1と第2の流入開閉手段同志、あるいは第1と第2の流出開閉手段同志を同一駆動手段により連動させる構成としたので、部品点数が削減でき小型化が図れる。
【0045】また、第1の吸湿部および第2の吸湿部を形成する吸湿素子を、空隙部を設けて通風方向に分割したので、吸湿能力を高めることができる。
【0046】また、第1のチャンバーの入口と出口を開閉する第1チャンバー開閉手段と、第2のチャンバーの入口と出口を開閉する第2チャンバー開閉手段と、これらの開閉手段を開閉駆動する駆動手段を設けたので、各チャンバーの入口および出口の開口面積を大きくすることができるとともに、部品点数の削減が図れる。
【0047】また、第1の流入開閉手段と第1の流出開閉手段、または第2の流入開閉手段と第2の流出開閉手段を同時に開状態に制御してバイパス換気運転できるように制御部を構成したので、騒音の低い換気運転が可能となるとともに、除湿と換気の機能を有効に作用させることができ、使い勝手も良くなる。
【0048】また、第1の吸湿部および第2の吸湿部と一体に、あるいは前後にガスまたは臭いを除去する臭気除去手段を設けたので、室内空気中の臭気が除去され居住者の不快感を解消することができる。
【0049】また、室内湿度が設定値より高く、外気温度が設定値より低いときには、除湿運転、給気運転が行われ、室内湿度が設定値より高く、外気温度が設定値より高いときには除湿運転、給気運転の停止が行われ、室内湿度が設定値より低いときには除湿運転は行われず、バイパス換気運転を行うように制御されるので、効率よく運転が制御され、より効果的に快適湿度の室内環境を作り出すことができる。




 

 


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