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フィルタの目詰まり検出装置 - 松下精工株式会社
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発明の名称 フィルタの目詰まり検出装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−309422
公開日 平成10年(1998)11月24日
出願番号 特願平9−123713
出願日 平成9年(1997)5月14日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
発明者 丹羽 和裕
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】回転数検知手段を備え、モータの回転数の変化を検知することによりフィルタの目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
【請求項2】異なる風量を設定した場合において、それぞれの風量設定時のモータの回転数を検知することによりフィルタの目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
【請求項3】異なる風量設定時におけるモータの回転数の差の変化を検知することによりフィルタの目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
【請求項4】異なる風量設定時におけるモータの回転数の比の変化を検知することによりフィルタの目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
【請求項5】回転数検知手段とバイパス路を備え、空調用空気がフィルタを通過した場合の回転数と、バイパス路を通過した場合のモータの回転数の差の変化を検知することによりフィルタの目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
【請求項6】回転数検知手段とバイパス路を備え、空調用空気がフィルタを通過した場合の回転数と、バイパス路を通過した場合のモータの回転数の比の変化を検知することによりフィルタの目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
【請求項7】回転数検知手段を備え、運転開始時においてモータの回転数が安定するまでに要した時間とその回転数の値を検知することによりフィルタの目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
【請求項8】回転数検知手段を備え、運転終了時においてモータが停止するまでに要した時間と運転終了直前の回転数の値を検知することによりフィルタの目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタの目詰まり状態を知るために使用されるフィルタの目詰まり検出装置とその検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフィルタの目詰まり検出装置は、特開平5−60358号公報に記載されたものが知られている。
【0003】以下、そのフィルタの目詰まり検出装置について図10を参照しながら説明する。図に示すように、空気調和機101の上流側に設けたフィルタ102に、これを挟んで斜めに対向させて目詰まり検出手段の発光部103と受光部104を配置している。空気調和機101内にはファン105とモータ106が備えられている。空気調和機101を運転するとファン105とモータ106の働きによりフィルタ102を介して空気調和機101内に空気が吸込まれる。空気中に浮遊しているほこり等はフィルタ102上に捕集される。空気調和機101内に吸い込む空気の通過方向に交差するように光を透過させ、且つこの透過した光量に基づく受光部104の出力αに対し、これが設定した値αsよりも小さくなったことでフィルタ102が目詰まり状態になったことを検出し、目詰まり状態であることを報知するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフィルタの目詰まり検出装置では、フィルタが清浄な状態の段階では発光部からの光がフィルタを通過して受光部に到達する必要があるので、清浄な状態で光が通過できる構造をしたフィルタ以外には使用できないという課題があり、清浄な状態で光が通過できない構造をしたフィルタの目詰まり状態を検知できることが要求されている。
【0005】また、発光部からの光が受光部に正確に到達する必要があるので、発光部の光軸と受光部の光軸が同一直線上に並ぶように、さらに発光部と受光部の間にフィルタが入るような適当な間隔をもって適切な位置に配置しなければならないというような構造上の課題があり、目詰まり検出装置の構造を簡略化することが要求されている。
【0006】また、発光部からの光量が基準となるため、発光部の光量の安定度が目詰まり状態の検出精度に大きく影響するという課題があり、目詰まり状態の検出精度を向上させることが要求されている。
【0007】また、発光部と受光部の光軸上にあるフィルタの一部分の目詰まり状態を検知しているのでフィルタ全体の目詰まり状態を正確に知ることができないという課題があり、目詰まり状態の検出精度を向上させることが要求されている。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、光が通過できない構造のフィルタの目詰まり状態を検知することができ、また、目詰まり検出装置の構造を簡略化することができ、また、目詰まり状態の検出精度を向上することのできるフィルタの目詰まり検出装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルタの目詰まり検出装置は上記目的を達成するために、モータの回転数変化を検知して、モータへの負荷を推定することにより目詰まり状態の検知をする構成としたものである。
【0010】本発明によれば、光の通過できない構造のフィルタの目詰まり状態を検知できるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。また本発明によれば、構造を簡略化することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。
【0011】また他の手段は、回転数検知手段を備え、異なる風量設定時のモータの回転数の差を検知して、モータの負荷を推定することにより目詰まり状態の検知をする構成としたものである。
【0012】そして本発明によれば、光の通過できない構造のフィルタの目詰まり状態を検知できるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。また本発明によれば、構造を簡略化することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。また目詰まり状態の検出精度を向上することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。
【0013】また他の手段は、回転数検知手段を備え、異なる風路設定時のモータの回転数の差を検知して、モータの負荷を推定することにより目詰まり状態の検知をする構成としたものである。
【0014】そして本発明によれば、光の通過できない構造のフィルタの目詰まり状態を検知できるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。また本発明によれば、構造を簡略化することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。また目詰まり状態の検出精度を向上することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。
【0015】また他の手段は、回転数検知手段を備え、運転開始時においてモータの回転数が安定するまでに要した時間と安定した時点でのモータの回転数の値からモータの負荷を推定することにより目詰まり状態の検知をする構成としたものである。
【0016】そして本発明によれば、光の通過できない構造のフィルタの目詰まり状態を検知できるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。また本発明によれば、構造を簡略化することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。また目詰まり状態の検出精度を向上することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。
【0017】また他の手段は、回転数検知手段を備え、運転終了時においてモータが完全に停止するまでに要した時間とモータへの通電が切断された時点での回転数の値からモータの負荷を推定することにより目詰まり状態の検知をする構成としたものである。
【0018】そして本発明によれば、光の通過できない構造のフィルタの目詰まり状態を検知できるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。また本発明によれば、構造を簡略化することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。また目詰まり状態の検出精度を向上することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、回転数検知手段を備え、モータの回転数の変化を検知することにより目詰まり状態の検知をするようにしたものであり、モータの回転数の値からモータへの負荷状態を推定し、フィルタの目詰まり状態を知ることができる。
【0020】また、回転数検知手段を備え、異なる風量設定時でのモータの回転数の差を検知することにより目詰まり状態の検知をするようにしたものであり、異なる風量設定時でのモータの回転数差からモータへの負荷状態を推定することによりフィルタの目詰まり状態を検知するので、目詰まり検出装置の構造を簡略化することができる。
【0021】また、回転数検知手段を備え、異なる風路設定時でのモータの回転数の差を検知することにより目詰まり状態の検知をするようにしたものであり、フィルタを通過する風路に設定した場合の回転数とフィルタをバイパスさせた風路に設定した場合の回転数差からモータへの負荷状態を推定することによりフィルタの目詰まり状態を検知するので、目詰まり検出装置の構造を簡略化することができる。
【0022】また、回転数検知手段を備え、運転開始時の回転数上昇パターンの変化を検知することにより目詰まり状態の検知をするようにしたものであり、運転開始時に回転数が上昇して一定になるまでに要した時間とその回転数の値からモータへの負荷状態を推定することによりフィルタの目詰まり状態を検知するので、目詰まり検出装置の検出精度を向上することができる。
【0023】また、回転数検知手段を備え、運転終了時の回転数低下パターンの変化を検知することにより目詰まり状態の検知をするようにしたものであり、運転終了時に回転数が低下して停止するまでに要した時間と運転を終了する直前の回転数の値からモータへの負荷状態を推定することによりフィルタの目詰まり状態を検知するので、目詰まり検出装置の検出精度を向上することができる。
【0024】以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0025】
【実施例】
(実施例1)図1に示すように、フィルタの目詰まり検出装置1は回転数検知手段2と回転数記憶手段3と回転数比較手段4から構成されている。図2に示すように回転数検知手段2はフォトインタラプタ5とチョッパ6から構成されている。チョッパ6はモータ106のシャフトに固定され、ファン105と同一に回転する。空気調和機101内にはフィルタ102とファン105とモータ106が備えられフィルタ102を介して空気を吸込んでいる。
【0026】上記構成において、フィルタ102は空気調和機101の運転に伴い空気中に浮遊する粉塵等を捕集する。空気調和機101は複数段階の風量設定が可能な場合、風量を最大に設定するとモータ106の回転数はN1で安定する。空気調和機101の運転を継続すると、フィルタ102上にはさらに粉塵等が捕集されていく。フィルタ102上に粉塵等が蓄積され空気に対する流通抵抗が増えていき、いわゆるフィルタが目詰まりした状態となる。フィルタ102が目詰まりしている場合は初期の目詰まりしていない状態に比較して高い回転数N2で安定することとなる。モータ106の回転数と運転経過時間の関係を図3に示す。フィルタの交換の目安となる回転数N0をあらかじめ目詰まり検出装置1の回転数記憶手段3に記憶させておき、N0とN2との比較を回転数比較手段4にて行い、N0<N2の場合にはフィルタの交換が必要であるという意味の表示をする。表示手段、方法については特に説明を行わない。
【0027】本実施例では回転数検知手段2をフォトインタラプタ5とチョッパ6により構成されているものとしたが、この方法に限ったものではなく、回転数を検出できる構成であれば、フォトリフレクタと反射板の組合せまたはホール素子と磁石の組合せなどを使用してもその作用効果に差異を生じない。
【0028】また、本実施例では目詰まり検知の判定を、最大風量時の回転数としたが、この方法に限ったものではなく、中間風量時の回転数または最小風量時の回転数を判定基準としてもその作用効果に差異を生じない。ただし目詰まりした場合とそうでない場合との回転数の差が大きくなる風量で判定をしたほうが目詰まり状態の検出精度を向上することができる。
【0029】また、本実施例では目詰まり検知のタイミングについては詳しく説明しなかったが、空気調和機を運転している間常に回転数を検知してもよく、また一定時間ごとに回転数を検知してもよい。ただしフィルタの目詰まりは急激に進行する性質の現象ではないので、目詰まり検知を頻繁に実施する必要性は少ない。
【0030】また、本実施例ではフィルタ交換の目安となる回転数N0をあらかじめ回転数記憶手段3に記憶させるものとしたが、この方法に限ったものではなく、回転数N1の値から計算によってN0を求めてもその作用効果に差異を生じない。
【0031】また、本実施例ではファン105の構造を詳しく説明しなかったが、図2ではシロッコファンを示している。しかし、これに限ったものでなく、フィルタの目詰まりにともない、モータの回転数が変化する特性を有するのであれば、クロスフローファン等を使用してもその作用効果に差異を生じない。ただし、その場合に図3に相当するモータ回転数と経過時間の関係は異なる形状を示すことがある。またフィルタの交換の必要性の判断基準がN0>N2となる場合もある。
【0032】(実施例2)図4に示すように、フィルタの目詰まり検出装置1は回転数検知手段2と回転数記憶手段3と回転数差演算手段7と回転数差記憶手段8と回転数差比較手段9から構成されている。実施例1と同様に回転数検知手段2はフォトインタラプタ5とチョッパ6から構成されている。図2に示すようにチョッパ6はモータ106のシャフトに固定され、ファン105と同一に回転する。空気調和機101内にはフィルタ102とファン105とモータ106が備えられフィルタ102を介して空気を吸込んでいる。
【0033】上記構成において、フィルタ102は空気調和機101の運転に伴い空気中に浮遊する粉塵等を捕集する。空気調和機101は複数段階の風量設定が可能な場合、風量を最大に設定するとモータ106の回転数はNH1で安定する。風量を最小に設定するとモータ106の回転数はNL1で安定する。回転数NH1と回転数NL1の値は回転数記憶手段3により記憶され、回転数差演算手段7によりND1=NH1−NL1が演算されて回転数差記憶手段8によりND1が記憶される。空気調和機101の運転を継続すると、フィルタ102上にはさらに粉塵等が捕集されていく。フィルタ102上に粉塵等が蓄積され空気に対する流通抵抗が増えていき、いわゆるフィルタが目詰まりした状態となる。その場合のモータ106の回転数は風量を最大に設定するとNH2で安定し、風量を最小に設定するとNL2で安定する。モータ回転数と運転経過時間の関係を図5に示す。回転数NH2と回転数NL2の値は回転数記憶手段3により記憶され、回転数差演算手段7によりND2=NH2−NL2が演算されて回転数差記憶手段8によりND2が記憶される。フィルタの交換の目安となる回転数差ND0は、あらかじめ回転数差記憶手段8により記憶されている。回転数差比較手段9によりフィルタの交換の目安となる回転数差ND0とND2の比較が行われる。ND2>ND0の場合にはフィルタの交換が必要であるという意味の表示をする。表示手段、方法については特に説明を行わない。
【0034】本実施例では回転数検知手段2をフォトインタラプタ5とチョッパ6により構成されているものとしたが、この方法に限ったものではなく、回転数を検出できる構成のものであれば、フォトリフレクタと反射板の組合せまたはホール素子と磁石の組合せなどを使用してもその作用効果に差異を生じない。
【0035】また、本実施例では目詰まり検知の判定に用いる回転数の値を、最大風量時の回転数と最小風量時の回転数の差としたが、この方法に限ったものではなく、中間風量時の回転数と最小風量時の回転数の差、また最大風量時の回転数と中間風量時の回転数の差を判定基準としてもその作用効果に差異を生じない。ただし目詰まりした場合とそうでない場合との違いが大きくなる風量の組合せで判定をしたほうが目詰まり状態の検出精度を向上することができる。
【0036】また、本実施例では目詰まり検知の判定に用いる回転数の値を、最大風量時の回転数と最小風量時の回転数の差としたが、この方法に限ったものではなく、最大風量時の回転数と最小風量時の回転数の比を目詰まり検知の判断基準としてもその作用効果に差異は生じない。風量の組合せについては先に述べたように、目詰まりした場合とそうでない場合との違いが大きくなる風量の組合せで判定をしたほうが目詰まり状態の検出精度を向上することができる。
【0037】また、本実施例では目詰まり検知のタイミングについては詳しく説明しなかったが、一定時間ごとに最大風量時の回転数と最小風量時の回転数を検知してもよい。空気調和機の運転を開始するその都度ごとに、風量を切り替えて最大風量時の回転数と最小風量時の回転数を検知してもよい。空気調和機を自動運転している場合は一定時間ごとに自動的に目詰まり検知のために風量を切り替えることも可能である。空調機器の使用者が一定風量での運転の継続を希望している場合は、自動的に目詰まり検知のために風量を切り替えることはせず、目詰まり検知のために風量を切り替える必要がある旨の表示を行い、使用者が確認スイッチ等の手段を押すことにより目詰まり検知の必要性を認めた場合にはじめて風量を切り替えるようにしてもよい。目詰まり検知を行う目的で頻繁に風量を切り替えて回転数を検知すれば、目詰まり検知精度を向上することができるが、フィルタの目詰まりは急激に進行する性質の現象ではないので、目詰まり検知を頻繁に実施する必要性は少ない。
【0038】また、本実施例ではフィルタ交換の目安となる回転数差ND0をあらかじめ回転数差記憶手段8に記憶させるものとしたが、この方法に限ったものではなく、回転数差ND1の値から計算によってND0=α×ND1のようにND0を求めてもその作用効果に差異を生じない。この場合のαは任意の係数とする。
【0039】(実施例3)図4に示すように、フィルタの目詰まり検出装置1は回転数検知手段2と回転数記憶手段3と回転数差演算手段7と回転数差記憶手段8と回転数差比較手段9から構成されている。実施例1と同様に回転数検知手段2はフォトインタラプタ5とチョッパ6から構成されている。図6に示すようにチョッパ6はモータ106のシャフトに固定され、ファン105と同一に回転する。空気調和機101内にはフィルタ102とファン105とモータ106が備えられフィルタ102を介して空気を吸込んでいる。また、バイパス路10とバイパス路開閉手段11が備えられている。
【0040】上記構成において、フィルタ102は空気調和機101の運転に伴い空気中に浮遊する粉塵等を捕集する。空気調和機101は複数段階の風量設定が可能な場合、風量を最大に設定するとモータ106の回転数はN1で安定する。そこでバイパス路開閉手段11を開くことによってバイパス路10を空気が通過するようにすると、モータの回転数はNB1で安定する。回転数N1と回転数NB1の値は回転数記憶手段3により記憶され、回転数差演算手段7によりNP1=N1−NB1が演算されて回転数差記憶手段8によりNP1が記憶される。空気調和機101の運転を継続すると、フィルタ102上にはさらに粉塵等が捕集されていく。フィルタ102上に粉塵等が蓄積され空気に対する流通抵抗が増えていき、いわゆるフィルタが目詰まりした状態となる。その場合のモータ106の回転数は風量を最大に設定するとN2で安定する。そこでバイパス路開閉手段11を開くことによってバイパス路10を空気が通過するようにすると、モータの回転数はNB2で安定する。回転数N2と回転数NB2の値は回転数記憶手段3により記憶され、回転数差演算手段7によりNP2=N2−NB2が演算されて回転数差記憶手段8によりNP2が記憶される。モータ回転数と運転経過時間の関係を図7に示す。フィルタの交換の目安となる回転数差NP0は、あらかじめ回転数差記憶手段8により記憶されている。回転数差比較手段9によりフィルタの交換の目安となる回転数差NP0とNP2の比較が行われる。NP2>NP0の場合にはフィルタの交換が必要であるという意味の表示をする。表示手段、方法については特に説明を行わない。
【0041】本実施例では回転数検知手段2をフォトインタラプタ5とチョッパ6により構成されているものとしたが、この方法に限ったものではなく、回転数を検出できる構成のものであれば、フォトリフレクタと反射板の組合せまたはホール素子と磁石の組合せなどを使用してもその作用効果に差異を生じない。
【0042】また、本実施例では目詰まり検知の判定に用いる回転数の値を、最大風量時の回転数とバイパス路通過時の回転数の差としたが、この方法に限ったものではなく、最大風量時の回転数とバイパス路通過時の回転数の比を目詰まり検知の判断基準としてもその作用効果に差異は生じない。また、最大風量時の回転数の代わりに中間風量時または最小風量時の回転数とバイパス路通過時の回転数の差または比を目詰まり検知の判断基準としてもその作用効果に差異は生じない。風量の組合せについては先に述べたように、目詰まりした場合とそうでない場合との違いが大きくなる風量の組合せで判定をしたほうが目詰まり状態の検出精度を向上することができる。
【0043】また、本実施例では目詰まり検知のタイミングについては詳しく説明しなかったが、一定時間ごとに最大風量時の回転数とバイパス路通過時の回転数を検知してもよい。空気調和機の運転を開始するその都度ごとに、風量を切り替えて最大風量時の回転数とバイパス路通過時の回転数を検知してもよい。空気調和機を自動運転している場合は一定時間ごとに自動的に目詰まり検知のためにバイパス路を開放することも可能である。空調機器の使用者が一定風量での運転の継続を希望している場合は、自動的に目詰まり検知のためにバイパス路を開放することはせず、目詰まり検知のためにバイパス路を開放する必要がある旨の表示を行い、使用者が確認スイッチ等の手段を押すことにより目詰まり検知の必要性を認めた場合にはじめてバイパス路を開放するようにしてもよい。目詰まり検知を行う目的で頻繁にバイパス路を開放すれば、目詰まり検知精度を向上することができるが、フィルタの目詰まりは急激に進行する性質の現象ではないので、目詰まり検知を頻繁に実施する必要性は少ない。
【0044】また、本実施例ではフィルタ交換の目安となる回転数差NP0をあらかじめ回転数差記憶手段8に記憶させるものとしたが、この方法に限ったものではなく、回転数差NP1の値から計算によってNP0=α×NP1のようにNP0を求めてもその作用効果に差異を生じない。この場合のαは任意の係数とする。
【0045】また、本実施例ではバイパス路10の構造について詳しく説明しなかったが、バイパス路10を通過させることによりフィルタのみを通過する場合に比較して圧力損失が大きく変化して低圧力損失になる構造であればどのような構造にしてもその作用効果には、差異を生じない。
【0046】また、本実施例ではバイパス路開閉手段11の構造について詳しく説明しなかったが、バイパス路の開閉の設定ができる構造であれば、磁気を用いた開閉手段やギヤモータを用いた開閉手段や手動の開閉手段を使用する構造にしてもその作用効果には差異を生じない。
【0047】(実施例4)図1に示すように、フィルタの目詰まり検出装置1は回転数検知手段2と回転数記憶手段3と回転数比較手段4から構成されている。さらに回転数検知手段2はフォトインタラプタ5とチョッパ6から構成されている。図2に示すようにチョッパ6はモータ106のシャフトに固定され、ファン105と同一に回転する。空気調和機101内にはフィルタ102とファン105とモータ106が備えられフィルタ102を介して空気を吸込んでいる。
【0048】上記構成において、フィルタ102は空気調和機101の運転に伴い空気中に浮遊する粉塵等を捕集する。空気調和機101の運転を開始してからモータ回転数が上昇して回転数N1で安定するまでにT1秒間を要する。N1とT1の値は回転数記憶手段3にて記憶しておく。空気調和機101の運転を継続すると、フィルタ102上にはさらに粉塵等が捕集されていく。フィルタ102上に粉塵等が蓄積され空気に対する流通抵抗が増えていき、いわゆるフィルタが目詰まりした状態となる。フィルタ102が目詰まりしている場合は空気調和機101の運転を開始してからモータ回転数が上昇して初期の目詰まりしていない状態に比較して高い回転数N2で安定するまでにT2秒間を要する。モータ回転数と運転経過時間の関係を図8に示す。あらかじめ目詰まり検出装置1の回転数記憶手段3に記憶させておいた、フィルタの交換の目安となる回転数N0と回転数が上昇して安定するまでに要する時間T0とN2とT2との比較を回転数比較手段4にて行い、回転数と回転数が上昇して安定するまでに要する時間との組合せによる判断をする。たとえばN2=N0であってもT2>T0の場合はまだ目詰まりしていないとする。N2=N0であり、T2<T0の場合は目詰まりしていることとなるのでフィルタの交換が必要であるという意味の表示をする。表示手段、方法については特に説明を行わない。
【0049】(実施例5)図1に示すように、フィルタの目詰まり検出装置1は回転数検知手段2と回転数記憶手段3と回転数比較手段4から構成されている。さらに回転数検知手段2はフォトインタラプタ5とチョッパ6から構成されている。図2に示すようにチョッパ6はモータ106のシャフトに固定され、ファン105と同一に回転する。空気調和機101内にはフィルタ102とファン105とモータ106が備えられフィルタ102を介して空気を吸込んでいる。
【0050】上記構成において、フィルタ102は空気調和機101の運転に伴い空気中に浮遊する粉塵等を捕集する。空気調和機101は複数段階の風量設定が可能な場合、風量を最大に設定すると回転数はN1で安定する。そこで空気調和機101の運転を停止するとモータ106の回転数は徐々に低下していき、T1秒後に停止する。N1とT1の値は回転数記憶手段3にて記憶しておく。空気調和機101の運転を継続すると、フィルタ102上にはさらに粉塵等が捕集されていく。フィルタ102上に粉塵等が蓄積され空気に対する流通抵抗が増えていき、いわゆるフィルタが目詰まりした状態となる。フィルタ102が目詰まりしている場合は初期の目詰まりしていない状態に比較して高い回転数N2となる。そこで空気調和機101の運転を停止するとモータ106の回転数は徐々に低下していき、T2秒後に停止する。モータ回転数と運転経過時間の関係を図9に示す。あらかじめ目詰まり検出装置1の回転数記憶手段3に記憶させておいた、フィルタの交換の目安となる回転数N0と停止に要した時間T0とN2とT2との比較を回転数比較手段4にて行い、回転数と停止に要した時間との組合せによる判断をする。たとえばN2=N0であってもT2>T0の場合はまだ目詰まりしていないとする。N2=N0であり、T2<T0の場合は目詰まりしていることとなるのでフィルタの交換が必要であるという意味の表示をする。表示手段、方法については特に説明を行わない。
【0051】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発明によれば清浄な状態で光が通過できない構造をしたフィルタの目詰まり状態を検知することができるという効果のあるフィルタの目詰まり検出装置を提供できる。
【0052】また、目詰まり検出装置の構造を簡略化することができる効果のあるフィルタの目詰まり検出装置を提供できる。
【0053】また、目詰まり状態の検出精度を向上することのできる効果のあるフィルタの目詰まり検出装置を提供できる。




 

 


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