米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> 松下精工株式会社

発明の名称 フィルタの目詰まり検出装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−66815
公開日 平成10年(1998)3月10日
出願番号 特願平8−226311
出願日 平成8年(1996)8月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
発明者 丹羽 和裕
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 フィルタの吸音特性の変化を検知して、フィルタに蓄積された汚れ量を推定することにより目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
【請求項2】 音発生手段と、音検知手段を備え、フィルタによる吸音特性の変化を検知することにより目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
【請求項3】 音発生手段と、複数の音検知手段を備え、フィルタを通過することによる音量の変化を検知することにより目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
【請求項4】 音発生手段と、複数の音検知手段を備え、音発生手段から直接音が伝わる場所とフィルタを通過した音が伝わる場所に音検知手段を設置することにより目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
【請求項5】 2種類以上の異なる周波数の音を発生する音発生手段と、音検知手段を備え、フィルタによる吸音特性の変化を検知することにより目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタの目詰まり状態を知るために使用されるフィルタの目詰まり検出装置とその検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフィルタの目詰まり検出装置は、特開平5−60358号公報に記載されたものが知られている。
【0003】以下、そのフィルタの目詰まり検出装置について図6を参照しながら説明する。図に示すように、空調機器101の上流側に設けたフィルタ102に、これを挟んで斜めに対向させて目詰まり検出手段の発光部103と受光部104を配置している。空調機器101内にはファンモータ105が備えられている。空調機器101を運転するとファンモータ105によりフィルタ102を介して空調機器101内に空気が吸込まれる。空気中に浮遊しているほこり等はフィルタ102上に捕集される。空調機器101内に吸い込む空気の通過方向に交差するように光を透過させ、且つこの透過した光量に基づく受光部104の出力αに対し、これが設定した値αsよりも小さくなったことでフィルタ102が目詰まり状態になったことを検出し、目詰まり状態であることを報知するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフィルタの目詰まり検出装置では、発光部からの光がフィルタを通過して受光部に到達する必要があるので、光が通過できる構造のフィルタ以外には使用できないという課題があり、光の通過しにくいような複雑な構成をしたフィルタに対応することが要求されている。また、発光部からの光が受光部に正確に到達する必要があるので、発光部の光軸と受光部の光軸が同一直線上に並ぶように、発光部と受光部を適切な位置に配置しなければならないというような構造上の課題があり、目詰まり検出装置の構造を簡略化することが要求されている。また、発光部からの光量が基準となるため、発光部の光量の安定度が目詰まり状態の検出精度に大きく影響するという課題があり、目詰まり状態の検出精度を向上させることが要求されている。また、受光部で受ける光量が目詰まり状態の判断基準となるので、フィルタ以外での光量の低下、すなわち発光部の汚れ、受光部の汚れ、光軸上の光を遮る障害物の存在等が目詰まり状態の検出精度に大きく影響するという課題があり、目詰まり状態の検出精度を向上させることが要求されている。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、光が通過できないような構造のフィルタにも使用することができ、また、目詰まり検出装置の構造を簡略化することができ、また、目詰まり状態の検出精度を向上することのできるフィルタの目詰まり検出装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルタの目詰まり検出装置は上記目的を達成するために、フィルタの吸音特性の変化を検知して、フィルタに蓄積された汚れ量を推定することにより目詰まり状態の検知をする構成としたものである。
【0007】本発明によれば、光が通過できないような構造のフィルタにも使用することができるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。
【0008】また他の手段は、音発生手段と、音検知手段を備え、フィルタによる吸音特性の変化を検知することにより目詰まり状態の検知をする構成としたものである。
【0009】そして本発明によれば、目詰まり検出装置の構造を簡略化することができるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。
【0010】また他の手段は、音発生手段と、複数の音検知手段を備え、フィルタを通過することによる音量の変化を検知することにより目詰まり状態の検知をする構成としたものである。
【0011】そして本発明によれば、目詰まり状態の検出精度を向上することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。
【0012】また他の手段は、音発生手段と、複数の音検知手段を備え、音発生手段から直接音が伝わる場所とフィルタを通過した音が伝わる場所に音検知手段を設置することにより目詰まり状態の検知をする構成としたものである。
【0013】そして本発明によれば、目詰まり状態の検出精度を向上することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。
【0014】また他の手段は、2種類以上の異なる周波数の音を発生する音発生手段と、音検知手段を備え、フィルタによる吸音特性の変化を検知することにより目詰まり状態の検知をする構成としたものである。
【0015】そして本発明によれば、目詰まり状態の検出精度を向上することのできるフィルタの目詰まり検出装置が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】また、音発生手段と、音検知手段を備え、フィルタによる吸音特性の変化を検知することにより目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置としたものであり、音発生手段から発した音がフィルタを通過して音検知手段に達する際の音量の変化の割合からフィルタの目詰まり状態を知ることができるという作用を有する。
【0017】また、音発生手段と、複数の音検知手段を備え、フィルタを通過することによる音量の変化を検知することにより目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置としたものであり、音発生手段から発した音がフィルタを通過して複数の音検知手段に達する際の音量の変化の割合からフィルタの目詰まり状態を知ることができるので音検知手段の汚れ等が原因で音検知手段の一方の特性が変化しても、もう一方の音検知手段を使用して目詰まり検出ができるという作用を有する。
【0018】また、音発生手段と、複数の音検知手段を備え、音発生手段から直接音が伝わる場所とフィルタを通過した音が伝わる場所に音検知手段を設置することにより目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置としたものであり、音発生手段から直接音が伝わる場所の音検知手段で検知した音の音量と、音発生手段から発した音がフィルタを通過して音検知手段に達する際の音量との変化の割合からフィルタの目詰まり状態を知ることができるので音発生手段の汚れ等が原因で音発生手段から発生される音量が変化しても精度良く目詰まり検出ができるという作用を有する。
【0019】また、2種類以上の異なる周波数の音を発生する音発生手段と、音検知手段を備え、フィルタによる吸音特性の変化を検知することにより目詰まり状態の検知をすることができるフィルタの目詰まり検出装置としたものであり、音発生手段から発した2種類以上の異なる周波数の音のうち、高い周波数の音は目詰まりしたフィルタを通過しにくいが、低い周波数の音は目詰まりしたフィルタでも通過しやすい。音検知手段では異なる周波数の音量を比較することによって目詰まり検出ができるという作用を有する。
【0020】以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0021】
【実施例】
(実施例1)図1に示すように、音発生手段1と音検知手段2と制御手段3からなるフィルタの目詰まり検出装置4は、フィルタ102を挟んで空調機器101内の空気の流れの上流側に音発生手段1を配置し下流側に音検知手段2を配置している。空調機器101内にはフィルタ102に加えてファンモータ105が備えられフィルタ102を介して空気を吸込んでいる。
【0022】上記構成において、フィルタ102は空調機器101の運転に伴い空気中に浮遊するほこり等を捕集する。空調機器101の運転を継続するとフィルタ102上にはほこり等が蓄積され空気に対する流通抵抗が増えていき、いわゆるフィルタが目詰まりした状態となる。図2に示すように制御手段3からの命令により音発生手段1は一定の音量で音を発生する。フィルタ102が目詰まりする前の初期段階、すなわち空調機器を初めて運転する場合、またはフィルタを交換した場合においては音発生手段1からの音はフィルタ102を通過して音検知手段2に到達する。音検知手段2で検知した音発生手段1からの音の音量から目詰まりの判定基準となる音量を算定し制御手段3内でLsとして記憶される。空調機器101の運転時間が所定の時間に達すると、初期段階の時と同様に制御手段3からの命令により音発生手段1から一定の音量で音を発生する。フィルタ102が目詰まりしている場合は音検知手段2で検知した音量LをLsと比較してLsよりも小さい場合は、フィルタ102が目詰まりしているとして表示手段により表示される。また、LがLsと同等かそれ以上の場合は正常運転が継続される。
【0023】ここで音発生手段1としてはスピーカ等が考えられるが、これに限ったものではなく一定の音量で音を発生できる手段であれば圧電ブザー等を使用してもよく、その作用効果に差異を生じない。また音検知手段2としてはマイクロフォン等が考えられるが、これに限ったものではなく音量を検知できる手段であればその作用効果に差異を生じない。
【0024】また、本実施例では音発生手段1からの音の種類については詳しく示さなかったが、フィルタ102が目詰まりすることにより音検知手段2に到達する音量が変化するような音質であればどのような周波数の音を発しても、その作用効果には差異を生じない。
【0025】また、本実施例では音発生手段1からの音量レベルについては詳しく示さなかったが、フィルタ102を透過して音検知手段2に到達可能な音量であれば、その作用効果には差異を生じない。
【0026】また対象となるフィルタも音発生手段1からの音が透過する構造であれば、光を透過しないような複雑な構成をしたフィルタや、厚さのあるフィルタでも対応可能である。
【0027】また、本実施例では音検知手段2の特性については詳しく示さなかったが、空調機器周辺の雑音や空調機器内部の雑音の影響を防ぐ目的で、音発生手段1から発せられる音と同じ周波数に対して感度を持たせるためにバンドパスフィルタを内蔵しても、その作用効果には差異を生じない。
【0028】また、本実施例では空調機器101の運転時間が所定の時間に達すると音発生手段1から音を発生するとしたが、このタイミングに限ったものでなく、空調機器が一旦停止して再度運転を開始する場合は、その都度音発生手段1から音を発してフィルタ102の目詰まり状態を確認するようにしてもよい。また、使用者の必要に応じて音発生手段1から音を発してフィルタ102の目詰まり状態を確認するようにしてもよい。このような方法に限ったものでなく、フィルタ102の目詰まり状態を確認する必要がある場合に動作させるのであれば、その作用効果には差異を生じない。
【0029】また、本実施例では音発生手段1と音検知手段2をフィルタ102を挟んで対向するような位置に配置したが、これに限ったものではなく、音発生手段1からの音がフィルタ102を透過して音検知手段2に到達可能な配置であれば、フィルタ102の上流下流を問わず、どのような配置をしてもその作用効果には差異を生じない。
【0030】(実施例2)図3に示すように、音発生手段1と音検知手段2aと音検知手段2bと制御手段3からなるフィルタの目詰まり検出装置4は、フィルタ102を挟んで空調機器101内の空気の流れの上流側に音発生手段1を配置し下流側に音検知手段2aと音検知手段2bを配置している。制御手段3からの命令により音発生手段1は一定の音量で音を発生する。フィルタ102が目詰まりする前の初期段階、すなわち空調機器を初めて運転する場合、またはフィルタを交換した場合においては音発生手段1からの音はフィルタ102を通過して音検知手段2aと音検知手段2bに到達する。音検知手段2aで検知した音量Laと音検知手段2bで検知した音量Lbのうち、大きい方の音量から目詰まりの判定基準となる音量を算定し制御手段3内でLsとして記憶される。空調機器101が所定の時間に達すると、初期段階の時と同様に制御手段3からの命令により音発生手段1から一定の音量で音を発生する。フィルタ102が目詰まりしている場合は音検知手段2aで検知した音量Laと音検知手段2bで検知した音量Lbのうち、大きい方の音量をLとする。音量LとLsと比較してLsよりも小さい場合は、フィルタ102が目詰まりしているとして表示手段により表示される。また、LがLsと同等かそれ以上の場合は正常運転が継続される。音検知手段2aおよび、音検知手段2bが汚れ等により、音検知性能が低下した場合は検知した音量が実際の音量よりも小さくなる傾向があるので、2つの音検知手段で検知した音量LaとLbのうち大きい方が実際の音量に近いものとして採用することとする。したがって音検知手段を複数使用することにより精度良く目詰まり状態を検知することが可能になる。
【0031】(実施例3)図4に示すように、音発生手段1と音検知手段2cと音検知手段2dと制御手段3からなるフィルタの目詰まり検出装置4は、フィルタ102を挟んで空調機器101内の空気の流れの上流側に音発生手段1と音検知手段2cを配置し下流側に音検知手段2dを配置している。制御手段3からの命令により音発生手段1は一定の音量で音を発生する。フィルタ102が目詰まりする前の初期段階、すなわち空調機器を初めて運転する場合、またはフィルタを交換した場合においては音発生手段1からの音は直接音検知手段2cへ到達する一方、フィルタ102を通過して音検知手段2dに到達する。音検知手段2cで検知した音量Lcと音検知手段2dで検知した音量LdからLcとLdの比(P=Lc/Ld)を計算し、さらに目詰まりの判定基準となる値を算定し制御手段3内でPsとして記憶される。空調機器101が所定の時間に達すると、初期段階の時と同様に制御手段3からの命令により音発生手段1から一定の音量で音を発生する。フィルタ102が目詰まりしている場合は音検知手段2cで検知した音量Lcと音検知手段2dで検知した音量LdからLcとLdの比(P=Lc/Ld)を計算し、さらに目詰まりの判定基準となる値Psとの比較を行う。判定基準Psと比較してPsよりも大きい場合は、フィルタ102が目詰まりしているとして表示手段により表示される。また、PがPsと同等かそれ以下の場合は正常運転が継続される。音発生手段1が汚れ等により、音発生能力が低下した場合はフィルタを透過する以前に音量が低下しているので、音検知手段2d一つだけでは精度良い目詰まり状態の検知ができなくなる。フィルタを透過する以前の音量を音検知手段2cで監視してP=Lc/Ldの変化の度合いを確認することにより精度良く目詰まり状態を検知することが可能になる。
【0032】(実施例4)図5に示すように、音発生手段1と音検知手段2eと制御手段3からなるフィルタの目詰まり検出装置4は、フィルタ102を挟んで空調機器101内の空気の流れの上流側に音発生手段1を配置し下流側に音検知手段2eを配置している。制御手段3からの命令により音発生手段1は異なる2種類以上の周波数の音を発生する。ここで仮に高音Thと低音Tlの2種類の音を発生したとする。フィルタ102が目詰まりする前の初期段階、すなわち空調機器を初めて運転する場合、またはフィルタを交換した場合においては音発生手段1から最初に音Thが発せられ、続いて音Tlが発せられる。音発生手段1からの音ThとTlはフィルタ102を通過して音検知手段2eに到達する。音検知手段2eで検知した音Thに対する音量Lhと音Tlに対する音量LlからLhとLlの比(R=Lh/Ll)を計算し、さらに目詰まりの判定基準となる値を算定し制御手段3内でRsとして記憶される。空調機器101が所定の時間に達すると、初期段階の時と同様に制御手段3からの命令により音発生手段1から高音Thと低音Tlの2種類の音を発生する。音検知手段2eで検知した音Thに対する音量Lhと音Tlに対する音量LlからLhとLlの比(R=Lh/Ll)を計算し、さらに目詰まりの判定基準となる値Rsとの比較を行う。Rが判定基準Rsと比較してRsよりも小さい場合は、フィルタ102が目詰まりしているとして表示手段により表示される。また、RがRsと同等かそれ以上の場合は正常運転が継続される。音発生手段1からの音が電源電圧の変動等により、大きくなったり小さくなったりした場合はフィルタを透過する以前に音量が変動しているので、音量の監視では精度良い目詰まり状態の検知ができなくなる。2種類以上の異なる周波数の音のフィルタでの透過割合を確認することにより精度良く目詰まり状態を検知することが可能になる。
【0033】本実施例では2種類以上の周波数の音を高音Thと低音Tlとしたがこの組合わせに限ったものではなくフィルタの目詰まり度合いに影響されやすい音と、比較的目詰まり度合いに影響されにくい音の組合わせであればどのような周波数の音の組合わせでも、その作用効果には差異を生じない。
【0034】また本実施例では音Thを発した後に音Tlを発しているが、この順番に限ったものではなくこの逆の順序でも同時に2種類の音を発して、音検知手段の出力を制御手段3により分離した後にLhとLlの比(R=Lh/Ll)を計算しても、その作用効果に差異は生じない。
【0035】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発明によれば光が通過できないような構造のフィルタにも使用することができるという効果のあるフィルタの目詰まり検出装置を提供できる。
【0036】また、目詰まり検出装置の構造を簡略化することができる効果のあるフィルタの目詰まり検出装置を提供できる。
【0037】また、目詰まり状態の検出精度を向上することのできる効果のあるフィルタの目詰まり検出装置を提供できる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013