米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> 池田物産株式会社

発明の名称 合成樹脂フォーム層を有する内装材の成形方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−264188
公開日 平成10年(1998)10月6日
出願番号 特願平9−75904
出願日 平成9年(1997)3月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
発明者 浅野 芳弘
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 不織布の面にラミネートした合成樹脂フォーム層の面に表皮材を重ね、上下の成形型間にて押圧成形すると同時に熱溶着させる内装材の成形方法において、予め表皮材を上下の成形型間にて成形するとともに該表皮材を上型の面に密着固定しておき、その後に前記不織布の面にラミネートした合成樹脂フォーム層を上向きにして下型面に配置するとともに、前記表皮材を固定した上型を下降させて合成樹脂フォーム層の面に表皮材を押圧すると同時に熱溶着させることを特徴とする合成樹脂フォーム層を有する内装材の成形方法。
【請求項2】 予め成形型にて成形した表皮材をベルクロを介して上型面に密接させることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂フォーム層を有する内装材の成形方法。
【請求項3】 予め成形型にて成形した表皮材を吸着により上型の面に密接させることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂フォーム層を有する内装材の成形方法。
【請求項4】 不織布から成る表皮材の裏面を通気性のないポリプロピレン樹脂フィルムにてラミネートして成ることを特徴とする請求項3記載の合成樹脂フォーム層を有する内装材の成形方法。
【請求項5】 トリコットから成る表皮材の裏面をポリプロピレン樹脂フィルムにてラミネートして成ることを特徴とする請求項3記載の合成樹脂フォーム層を有する内装材の成形方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の成形天井やドアトリムなどの凹凸形状を有する内装材の成形に関するもので、特に成形時における凹凸形状のダレ等が生じない成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の成形方法は、例えば図13に示すように、サンバイザー収納用凹部12等の凹凸形状を有する成形天井Aを成形する場合に、図11に示すように、不織布1の一面に合成樹脂発泡体3をコーティングして下型7の所定の位置に配置し、一方、表皮材8を上型6の面に対してピン9を介して四方に張った状態に固定し、この状態で上型6を下降させて、図12に示すように、表皮材8を合成樹脂発泡体3の面に当接させ、中心部から順次全体に押圧成形すると同時に熱溶着させる方法を採っている。尚、成形型6、7は、常温に保たれている。
【0003】類似技術として、特開昭64ー60451号公報或いは実開平5ー78532号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記発泡体3が軟化した状態にあり、一方、表皮材8はピン9を介して四方に張っていることにより表皮材8の8a部分が略直線状態となって上型6の面から離れ、上型6と表皮材8との間に空間10が生じている。
【0005】このような状態で押圧成形すると、下型7によって本来は凸部になるべき発泡体3の部位11が、表皮材8の略直線部8aにて押圧されて、他の部分に比べて薄くだれてしまい、見栄えが悪くなるとともに剛性上においても不具合になるという問題がある。
【0006】よって、本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、成形型間にて押圧成形する際に発泡体の凸部に薄肉部が生じない、合成樹脂フォーム層を有する内装材の成形方法の提供をすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の請求項1は、不織布の面にラミネートした合成樹脂フォーム層の面に表皮材を重ね、上下の成形型間にて押圧成形すると同時に熱溶着させる内装材の成形方法において、予め表皮材を上下の成形型間にて成形するとともに該表皮材を上型の面に密着固定しておき、その後に前記不織布の面にラミネートした合成樹脂フォーム層を上向きにして下型面に配置するとともに、前記表皮材を固定した上型を下降させて合成樹脂フォーム層の面に表皮材を押圧すると同時に熱溶着させることを特徴とするものである。
【0008】本請求項では、上型の面に表皮材を密着させた状態を保たせることにより表皮材が型面から離れた部分がなくなり、発泡体の凸部になるべき部位がだれなくなる。これにより肉厚を均一に成形することが可能となる。
【0009】請求項2は、予め成形型にて成形した表皮材をベルクロを介して上型面に密接させることを特徴とすものである。本請求項では、表皮材をベルクロにて型面の密接することにより、表皮材と型面との間に空間が生じなくなるとともに、表皮材が型面から脱落することを防止することができる。
【0010】請求項3は、予め成形型にて成形した表皮材を吸着により上型の面に密接させることを特徴とするものである。本請求項では、表皮材を吸引することにより型面の密接するものであり、前記請求項2と同様な作用効果をうることができる。
【0011】請求項4は、不織布から成る表皮材の裏面を通気性のないポリプロピレン樹脂フィルムにてラミネートして成ることを特徴とするものである。本請求項では、通気性を有する不織布の裏面を通気性のないポリプロピレン樹脂フィルムにてラミネートすることにより通気性が無くなり、吸引が可能となる。
【0012】請求項5は、トリコットから成る表皮材の裏面をポリプロピレン樹脂フィルムにてラミネートして成ることを特徴とするものである。本請求項では、前記請求項4と同様な作用効果を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお各実施の形態において共通の要旨は共通の符号を付して対応させることにより重複する説明を省略する。
【0014】(実施の形態1)図1から図9は本発明の実施の形態1に係り、図1は内装材の押圧成形を示す断面図、図2は内装材の断面図、図3は上型におけるベルクロによる表皮材の固定を示す断面図、図4から図9は内装材の成形工程の説明図である。
【0015】本発明の、合成樹脂フォーム層を有する内装材の成形方法にて成形する成形天井やドアトリムなどの内装材15は、図2に示すように、不織布1と表皮材8との間に合成樹脂フォーム層(発泡体)3を均等な厚さにプレスにて積層成形するものである。この内装材15を成形するプレスは、図1に示すように上型6と下型7とから成り、上型6は図1及び図3に示すように、内装材15の凸部11に対応する成形面に、凹部17を形成してベルクロ16を凹設している。
【0016】なお、このベルクロ16は、その一方を上型6側に固定し、他方を表皮材8側に固定して、表皮材8を上型6の面にベルクロ16を介して密着固定させるものである。
【0017】次に、この構成の成形型にて内装材15を成形する方法について説明する。
【0018】予め、図3に示すように、上型6の型面に形成した凹部17内にベルクロ16の一方を接着剤にて固定しておき、図4に示すように、従来の方法と同様の方法により表皮材8を上型6の下面に対してピン9を介して四方にテンションをかけた状態にて保持しつつ、図5に示すように上下型6,7間にて押圧成形する。このとき、成形された表皮材8は、ベルクロ16の面に係合され、図6に示すように型面に密接された状態となる。
【0019】一方、図7に示すように、不織布1の面に合成樹脂フォーム層3(本実施の形態ではポリプロピレン樹脂から成る発泡体)を形成するべき発泡基材原反2を重ね合わせ、上下のローラ19にて700〜900g/cm2になるように圧延するとともに、不織布1の面のアンカー効果にてその面に付着固定させる。
【0020】不織布1の面に固定した発泡基材原反2は、図8で示す加熱炉4の加熱源5からの放熱により230℃/60secの加熱をし発泡させ、引き続いて上下型6,7間に搬送し、図9に示すように予め表皮材8を密着固定した上型6を下降させて押圧成形することにより、表皮材8は発泡体3の面に溶着して内装材15の成形が完了する。
【0021】この場合、成形する厚さは、上下のガイドポスト20間に配置したスペーサ21にて調整する。
【0022】本実施の形態によれば、表皮材8を予め上型6の面に密接させた状態で押圧成形することにより、発泡体3の厚さを均等に成形することが可能となり、内装材15の凸部がだれない。
【0023】(実施の形態2)図10は本発明の実施の形態2に係る、上型6成形面に対する表皮材8の密着固定部を示す図である。
【0024】本実施の形態では、前記実施の形態1において、上型6の成形面に対してベルクロ16を介して表皮材8を密接したことに替えて、表皮材8を吸着して密接するものである。この場合は、上型6における内装材15の凸部を形成する型面に空気を吸引する複数の穴18を開口させる。
【0025】一方、表皮材8を前記吸引穴18にて上型面に吸着させるためには、表皮材8の通気性を無くする必要があり、このために、表皮材8が通気性を有する不織布である場合には、その裏面に通気性のないポリプロピレン樹脂フィルムをラミネートして通気性を無くする。
【0026】また、この表皮材8は、不織布に限らずトリコットなどの通気性を有する材料に対しても、前記と同様にその裏面を通気性のないフィルムにてラミネートして用いることができる。
【0027】本実施の形態によれば、表皮材8を吸引により上型6の面に密接させて、前記と同様に押圧成形することにより、前記実施の形態1と同様な作用効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】請求項1の効果は、表皮材と不織布との間に形成する合成樹脂フォーム層を均一な厚さに形成することが可能となる。従って、内装材の凸部の形状がだれないので見栄えのよい製品が得られる。請求項2及び3の効果は、表皮材を型面に密接するとともに、表皮材が脱落することを防止することが可能となる。請求項4及び5の効果は、通気性を有する表皮材であっても、通気性のないフィルムをラミネートすることにより吸引による密接が可能となる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013