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発明の名称 ごみ処理装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−272445
公開日 平成10年(1998)10月13日
出願番号 特願平9−81405
出願日 平成9年(1997)3月31日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】山口 邦夫 (外1名)
発明者 橋本 信幸
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ごみを撹拌して処理するごみ処理装置であって、上記ごみを積載して搬送可能な帯状搬送手段と、該帯状搬送手段が上方向に所定高さまで移動するように案内するガイド手段と、上記帯状搬送手段を駆動可能な駆動手段とを備えたことを特徴とするごみ処理装置。
【請求項2】 上記ガイド手段は、上記帯状搬送手段を上方向に移動させる際に、ほぼ円弧状に上記帯状搬送手段を案内することを特徴とする請求項1記載のごみ処理装置。
【請求項3】 投入されたごみ若しくは投入されたごみ及びごみ処理剤を適宜排出するごみ処理装置であって、筐体内に配置され、上記ごみ及び上記ごみ処理剤を積載して搬送可能な帯状搬送手段と、該帯状搬送手段を案内するガイド手段と、上記帯状搬送手段を駆動可能な駆動手段とを備えたことを特徴とするごみ処理装置。
【請求項4】 上記ガイド手段は、上記ごみ若しくは上記ごみ及び上記ごみ処理剤を排出する際に、上記帯状搬送手段の一部を上記排出口を介して上記筐体の外部に突出させることを特徴とする請求項3記載のごみ処理装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生ごみなどを処理するごみ処理装置に関する。詳しくは、生ごみなどを搬送する搬送手段を設けることによって、生ごみなどが投入される処理槽内に生ごみなどを撹拌すべき撹拌軸や撹拌羽根を設けなくても、生ごみなどを適切に撹拌できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】家庭で生じる生ごみを、家庭でも簡単に処理するためのごみ処理装置が近年提案され、市販されている。かかるごみ処理装置のごみ処理方式としては、大別して乾燥式とバイオ式が知られている。このうちバイオ式のごみ処理装置は、バイオチップであるごみ処理剤と、生ごみとを、適切な温度と酸素供給の下で撹拌して、生ごみを分解させることにより、生ごみの処理を行っている。なお、バイオチップとしては、生ごみを分解する微生物をチップ(おがくず状のもの)に混入したものを用いている。
【0003】従来のごみ処理装置の一例の側面断面図を図5に示す。箱状の筐体10の内部には、底部が円弧状のごみ処理槽12を配置し、その上部は、ピン16を中心に回転開閉可能な蓋14有する。なお、点線で示した蓋14が開いた状態を示し、実線で示した蓋14が閉じた状態を示す。外気は、酸素吸入口18からフィルタ20を介して、処理槽12内に送り込まれる。また、処理槽12内のガスは、活性炭及び触媒から成る脱臭フィルタ22を介して、排気ファン24により排気口26から筐体10の外部に排気される。よって、排気ファン24の作用によって処理槽12内のガスが廃棄されることにより、処理槽12内の気圧が下がり、外気の新鮮な空気(酸素)をフィルタ20を介して処理槽12内に吸入することになる。また、脱臭フィルタ22の脱臭作用により、排気は脱臭されている。
【0004】処理槽12の円弧状底部に沿って撹拌羽根28を回転できるように、この撹拌羽根28のシャフト30が処理槽12の底部に沿って配置される。この撹拌羽根28は、処理槽12内に入れられたごみ及びバイオチップを混ぜ合わせて撹拌するものである。なお、点線で示す撹拌羽根28は、回転途中の状態を示す。
【0005】シャフト30の端部は、一点鎖線で示すローラ32に固定される。駆動モータ36は、駆動ベルト34及びローラ32を介してシャフト30に固定された撹拌バネ28を回転させる。処理槽12の底部付近の筐体12には、開閉可能な取り出し口38を設ける。
【0006】次に、図5の従来のごみ処理装置の動作を説明する。まず、蓋14を点線の位置まで開き、処理槽12内に生ごみとバイオチップとを入れ、蓋14を閉じる。モータ36の電源をオンにして撹拌羽根28を回転させると共に、排気ファン24を回転させる。すると、適切な温度の下に、新鮮な外気(酸素)を処理槽12内に取り入れて、生ごみ及びバイオチップを撹拌羽根28により撹拌する。なお、参照番号40は、生ごみ及びバイオチップの混合物を示す。
【0007】適切な温度で、酸素不足にならないように、生ごみ及びバイオチップをある時間撹拌すると、生ごみとチップ中の微生物が生ごみをガスと反応生成物(かす)とに分解する。バイオチップの処理能力が低下し、バイオチップを交換する場合には、筐体10の側面に設けられた取り出し口38を開いて、古いバイオチップを含む混合物40を筐体10の外側に排出し、蓋14を開いて新たなバイオチップを投入する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のごみ処理装置では、生ごみとバイオチップとを均一に撹拌するために、撹拌羽根の形状や回転数を工夫しなければならなかった。しかし、撹拌羽根の形状を工夫しても、生ごみの中にひも状の長いものや、硬い骨などが混ざっていると、これらが撹拌羽根に絡まったり、撹拌羽根の回転を拘束した。すなわち、撹拌が不十分な場合が生じる。
【0009】これら絡みや拘束により、撹拌羽根や、そのシャフトが破損したりすることがあった。よって、機構部品の耐久性を高めるために、その強度を大幅にあげなければならなかった。また、撹拌羽根の回転させるモータもトルクの大きなものを使用しなければならなかった。これにより、ごみ処理装置のコストが上昇すると共に、構成が大形になった。
【0010】また、ごみ処理剤であるバイオチップが寿命になった場合や、生ごみのかすを除去する場合には、上述の如く、ごみ取り出し口38を開いて、小形のスコップなどにより掻き出さなければならない。また、撹拌羽根に付いたバイオチップは、手やブラシなどで掻き落とす必要があった。
【0011】かかるバイオチップの除去は、たとえ、撹拌羽根が取り外し可能であったとしても、その作業は、上述より多少楽なだけであり、依然、作業が面倒であり、作業者が汚れるという問題があった。
【0012】そこで、この本発明ではこのような従来の課題を解決したものであって、ひも状の長いごみや、固い骨などを投入しても、絡まったり、無理な負荷がかかって故障することがなく、確実に生ごみとごみ処理剤とを撹拌できるごみ処理装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1では、ごみを撹拌して処理するごみ処理装置であって、ごみを積載して搬送可能な帯状搬送手段と、この帯状搬送手段が上方向に所定高さまで移動するように案内するガイド手段と、帯状搬送手段を駆動可能な駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項3に記載した発明では、投入されたごみ若しくは投入されたごみ及びごみ処理剤を適宜排出するごみ処理装置であって、筐体内に配置され、ごみ及びごみ処理剤を積載して搬送可能な帯状搬送手段と、この帯状搬送手段を案内するガイド手段と、帯状搬送手段を駆動可能な駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】本発明では、ごみ及びごみ処理剤は、帯状搬送部材が斜め上方又はほぼ垂直方向に移動するため、帯状搬送部材である程度だけ上方に搬送されると、重力の作用により下方になだれ現象で落下し、再び上方に搬送される。かかる動作を繰り返すことにより、ごみ及びごみ処理剤とが、確実且つ均一に撹拌される。また、撹拌羽根の代わりに帯状搬送部材を用いるために、ひも状の長いごみや硬い骨を投入しても、絡まったり、無理な負荷がかかることがない。
【0016】また、本発明では、駆動手段によって、帯状搬送手段を移動経路に沿って双方向に駆動できる。よって、分解処理済みのごみ(残りかす)及びごみ処理剤を排出する際に、駆動手段はごみ処理時とは逆方向に帯状搬送手段を駆動して、ごみ及びごみ処理剤を筐体の排出口から排出することができる。この際、作業者がスコップなどによりごみやごみ処理剤を掻き出す必要がない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発明の好適な実施例を説明する。図1は、本発明のごみ処理装置の好適実施例の側面断面図であり、図2は、図1の部分的な斜視図である。筐体42内は、処理部44、ごみ投入筒46を設ける。処理部44の上端は、筐体42の上部48で覆われており、この上部48には、操作スイッチ等の操作面(図示せず)を設ける。ごみ投入筒46の上端は、蓋50で覆われている。なお、点線で示す蓋50は、開いた状態を示す。
【0018】処理部44及びごみ投入筒46の下部には、ループ状の帯状搬送部材である撹拌ベルト52が、経路に沿って移動するように設けられる。図示の実施例では、案内ドラム56、案内ローラ58及び60、案内ドラム62、駆動ドラム64、案内ローラ66、68及び70、案内輪72とにより、撹拌ベルト52が、水平方向から、案内輪72に沿って円弧状にほぼ垂直の上昇方向となり、次に下降方向となり、再び水平方向となるループ状になっている。
【0019】撹拌ベルト52は、幅広の可撓性ベルトである。案内輪72は、薄い円盤であり、軸74により筐体42の対向する両側の側壁77に回転可能又は固定的に取り付けられる。一方、5個の円筒状案内ローラ60の長さは、撹拌ベルト52の幅の長さであるがこれに限られず、攪拌ベルト52をガイド可能であればよい。これら案内ローラ60は、撹拌ベルト52が案内輪72の円弧状に沿って移動できるようにすると共に、撹拌ベルト52上に積載された生ごみ及びごみ処理剤の重さを支える役目も果たす。
【0020】案内ドラム62は、撹拌ベルト52の移動向きを変える。駆動ドラム64は、駆動モータ76により回転駆動され、撹拌ベルト52を時計回転方向又は反時計回転方向に駆動する。これら駆動ドラム64及び駆動モータ76は、撹拌ベルトの駆動手段である。
【0021】案内ローラ66及び68は、アーム78の両端に回転可能に取り付けられ、アーム78は、案内ローラ66の回転軸を中心にして回転可能に側壁77に取り付けられる。また、案内ローラ70は、アーム80の右端に回転可能に取り付けられ、アーム80の左端は、回転可能に側壁77に取り付けられる。アーム78は時計回転方向に偏倚され、アーム80は反時計回転方向に偏倚されて、撹拌ベルト52がたるむのを防止する。これら案内ローラ66〜70及びアーム78及び80は、反対の側壁にも同様な構造で設けられている。
【0022】案内ドラム56は、水平移動板82の左端に回転可能に取り付けられている。この移動板82には、水平方向に細長い開口84(図2)が設けられ、側壁77に設けたピン86(図2)がこの開口84内に挿入されている。同様の移動板が反対の側壁にも設けられている。よって、水平移動板82を引き出すことにより、移動板82が水平方向に移動して、案内ドラム56の位置を変更できる。これら部品56〜74、78〜82は、ガイド手段を構成する。図3は、案内ドラム62、駆動ドラム64、案内輪72及び側壁77の関係を示した部分的正面図である。
【0023】案内ドラム62に対向して掻き落とし用つめ82を設ける。このつめ82は、撹拌ベルト52に付着した生ごみ及びごみ処理剤(バイオチップ)を掻き落とし、これら生ごみ及びバイオチップが、案内ドラム62を越えて処理部44から出るのを防ぐ。
【0024】ごみ投入筒46の下端部には、例えばゴムへらである弾性材の扉部84及び86を設ける。これら扉部84及び86の下端は、撹拌ベルト52の表面に当接し、通常状態では、重力により下方に垂れて、閉じた状態にある。案内ドラム56近傍の筐体42には、ごみ取り出し口(ごみ排出部)88が設けられている。なお、このごみ取り出し口88には、開閉可能な蓋90が設けられており、図示の状態では、蓋90が閉じている。
【0025】ごみ投入筒46の左側には、酸素を取り入れるための吸入口92を設ける。酸素(空気)は、フィルタ94を介して、ごみ投入筒46の後ろ側を回って、処理部44に供給される。筐体42内部の空気は、温風供給ファン96及びヒータ98により、温風となって処理部44に供給される。一方、処理部44内のガスは、活性炭などの脱臭フィルタ100を介して、排気ファン102により筐体42の外に排気される。
【0026】次に、本発明の好適実施例の動作を説明する。蓋50を開き、生ごみ及びバイオチップをごみ投入口104から投入する。なお、既にバイオチップが処理部44にある場合は、バイオチップの投入は不要である。これら生ごみ及びバイオチップは、ごみ投入筒46に沿って落下し、撹拌ベルト52の上に搭載される。この際、扉部84は閉じているので、たとえ、処理部44に以前の処理中の生ごみがあっても、その臭気は、ごみ投入口104に届かない。操作面を操作して、駆動モータ76を回転させ、撹拌ベルト52を時計回転方向に移動させる一方、ファン96及び102を回転させ、ヒータ98を加熱させる。
【0027】撹拌ベルト52に積載された生ごみ及びバイオチップは、撹拌ベルト52と共に右方向に移動する。すると、生ごみ及びバイオチップが扉部84に当接し、扉部84の弾性力に抗して扉部84が開き、処理部44に搬送される。
【0028】処理部44に搬送された生ごみ及びバイオチップは、撹拌ベルト52の移動により円弧状に且つほぼ垂直方向に移動しようとするが、これら自身の重さによりなだれ現象を起こし、落下する。これら落下した生ごみ及びバイオチップは、再び、撹拌ベルト52の移動によりほぼ垂直方向に移動しようとして、再びなだれ現象を起こす。この動作を繰り返し、生ごみとバイオチップとが均一に撹拌される。この時、適度に加熱された空気を巻き込み、バイオチップに酸素を供給する。なお、図1で、撹拌ベルト52の上の斜線で示す部分が、生ごみとバイオチップとの混合物を示す。
【0029】撹拌羽根を用いないので、長いひも状のごみや固い骨などが混じっていても、確実に一様な撹拌ができる。また、これら長いひも状のごみや固い骨などにより撹拌ベルト52が拘束されないので、駆動モータ76のトルクを大きくする必要がない。よって、各部品の強度を強める必要もない。よって、本発明のごみ処理装置は安価に製造できる。
【0030】バイオチップを交換する際は、図4に示すように、蓋90を上方にスライドさせ、ごみ取り出し口88を開く。また、移動板82を左方向に移動させ、撹拌ベルト52を筐体42の外部に突出させる。この移動は、開口84とピン86との関係で規制される。なお、これら移動板82及び蓋90の移動は、手動でも良いし、操作ボタンに応じて、自動的に行っても良い。
【0031】駆動モータ76を逆回転させて、撹拌ベルト52を反時計回転方向に移動させる。すると、撹拌ベルト52上のバイオチップが、扉部84及び86の弾性に抗してこれら扉部を開き、案内ドラム56付近から外部に落下する。この際、ごみ取り出し口88付近にトレイを設けておけば、分解処理済みのごみ(残りかす)や古いバイオチップは、操作者の手を煩わすことなく自動的にトレイに排出される。なお、案内ドラム56が筐体42の外部に移動したことにより、撹拌ベルト52が延びなければならないが、これは、アーム78及び80の回転により補償される。なお、図4で、撹拌ベルト52の上の斜線で示す部分が、分解処理後のごみとバイオチップとの混合物を示す。
【0032】上述は、本発明の好適実施例について説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変更変形が可能である。例えば、案内輪72は、撹拌ベルト52との滑りが良好ならば、回転不能に側壁77に固定しても良い。また、撹拌ベルト52は、生ごみ及びごみ処理剤との摩擦が大きいものが好ましいが、撹拌ベルトの表面に摩擦を大きくするために小さな突起を多数設けても良い。さらに、実施例では、撹拌ベルトは、ごみ及びごみ処理剤のなだれ現象を起こすために、円弧状に移動したが、なだれ現象が起きる角度で、斜め上方に移動しても良い。
【0033】扉部84及び86は、弾性部材ではなく、シャッタを用いても良い。この場合、ごみ投入口の蓋50の開閉に連動するか、バイオチップの除去に連動して、シャッタの開閉を制御すればよい。また、実施例では、案内輪72を側壁77の内側に設けたが、撹拌ベルトの幅との関係で、側壁の外側に設けても良い。さらに、ごみ取り出し口88の蓋90は、移動板82の移動に連動して、蝶番により開閉する構造でも良い。また、本発明を乾燥式(温風式)生ごみ処理装置の撹拌乾燥部分にも応用できる。
【0034】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、、帯状搬送手段を用いているので、ひも状の長いごみや、固い骨などを投入しても、絡まったり、無理な負荷がかかって故障することがなく、確実に生ごみとごみ処理剤とを撹拌できる。また、帯状搬送手段を筐体から突出させることができるので、帯状搬送手段を逆方向に移動させることにより、古いごみ処理剤などを簡単に除去できるなどの特徴を有する。




 

 


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