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表皮一体発泡成形品 - 高島屋日発工業株式会社
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発明の名称 表皮一体発泡成形品
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−323844
公開日 平成10年(1998)12月8日
出願番号 特願平9−133457
出願日 平成9年(1997)5月23日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】名嶋 明郎 (外2名)
発明者 岩井 敏逸 / 成田 金秀
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 発泡樹脂基材(1) の表面に、表面層(3) とフォーム層(4) とフィルム層(5) を順次積層した表皮材(2) が、前記フィルム層(5) を発泡樹脂基材(1) の表面に融着させた状態で接着一体化されていることを特徴とする表皮一体発泡成形品。
【請求項2】 フィルム層(5) は、発泡樹脂基材(1) と相溶性のある合成樹脂フィルムからなるものである請求項1に記載の表皮一体発泡成形品。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、製品の変形や反り等の発生、フォーム層のつぶれや表皮材の毛倒れ等がなく、また耐荷重強度にも優れている表皮一体発泡成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ドアトリム等の自動車内装品に用いられる表皮一体発泡成形品としては、発泡樹脂基材の表面に裏面にフォーム層が積層された表皮材を接着一体化したものが知られている。
【0003】ところが、上記のような従来の表皮一体発泡成形品においては、成形後において発泡樹脂基材の収縮による変形や反りが発生して不良品となるという問題点があり、また発泡成形時において加熱用蒸気がフォーム層内に侵入してフォーム層がつぶれてしまい感触を悪くしたり意匠面に凹凸が出て外観不良を生じるという問題点があった。更には、表皮材の表面層がファブリック等の場合には、加熱用蒸気の侵入による毛倒れが発生するという問題点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような従来の問題点を解決して、発泡成形時における加熱用蒸気の表皮材への侵入を防止して、製品の変形や反り等の発生、フォーム層のつぶれや表皮材の毛倒れ等がなく、また耐荷重強度にも優れている高品質な表皮一体発泡成形品を提供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するためになされた本発明は、発泡樹脂基材の表面に、表面層とフォーム層とフィルム層を順次積層した表皮材が、前記フィルム層を発泡樹脂基材の表面に融着させた状態で接着一体化されていることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。図面は表皮が一体に成形された自動車用ドアトリム製品を発泡成形する表皮一体発泡成形品の一例を示すものであって、図中1はポリスチレンやポリプロピレン等の発泡倍率が5〜60倍程度の発泡ビーズ原料を発泡成形した発泡樹脂基材、2はこの発泡樹脂基材1の表面に接着一体化された表皮材である。
【0007】前記表皮材2は、表面層3とフォーム層4とフィルム層5を順次積層したものであり、表面層3としてはファブリックや不織布や塩化ビニル等が使用目的に応じて任意に選択され、またフォーム層4としては発泡倍率が10〜30倍で厚み1.0〜3.0mmの塩化ビニルフォームやポリプロピレンフォーム等が用いられる。また、フィルム層5としては前記フォーム層4と相溶性のある塩化ビニルやポリプロピレン等の合成樹脂フィルム(厚み:50〜200μm )が用いられる。そして該フィルム層5は、後述するように発泡成形する時の加熱で溶融することにより、発泡樹脂基材1の表面に融着された状態となっており、この結果、発泡樹脂基材1の表面に表皮材2が確実かつ強固に接着一体化したものとなっている。
【0008】前記のような表皮一体発泡成形品は、例えば図2に示されるような、雄型である固定型10とこの固定型10に接離自在な雌型である移動型11からなる一般的な発泡成形機により生産することができる。なお図2において、12a、12bは前記固定型10と移動型11を保持するためのマスターフレーム、13a、13bはチャンバであり、また10aはこの固定型10の背面に複数個設けられた蒸気流通用のコアベント、14はチャンバ13aの上部に設けられた加熱用蒸気の供給管、15は発泡ビーズ原料の充填機である。
【0009】次に、上記の発泡成形機により本発明に係る表皮一体発泡成形品を成形する工程について説明すると、先ず、予め成形しておいた表皮材2を雌側の移動型11にセット後、型締めを行い充填機15よりキャビティ内に発泡倍率が5〜60倍程度のポリプロピレン発泡ビーズ原料を充填する。次いで、常法に従って供給管14より1〜4kg/cm2の蒸気を固定側チャンバ13a内に導入し、コアベント10aを通じてキャビティ内に蒸気を導入し発泡ビーズ原料を一方加熱して発泡・融着させるが、以上の工程は従来のこの種の発泡成形と基本的に同じである。
【0010】この時、本発明においては表皮材2の最下層に通気性のないフィルム層5を設けたものとしてあるので、キャビティ内に導入された蒸気が表面層3とフォーム層4まで侵入することがなく、蒸気の侵入によるフォーム層4のつぶれの発生が防止されて優れた感触を発揮するとともに、凹凸のない意匠面となって優れた外観を呈することとなり、またファブリック等からなる表面層の毛倒れもなくすることができる。更には、前記フィルム層5は蒸気の加熱により溶融して接着剤としての機能を奏することとなり、表皮材2を発泡樹脂基材1の表面に強固に接着一体化したものとすることができるうえに、成形後における発泡樹脂基材1の収縮を抑制して変形や反りの発生を的確に防止することができる。また、発泡樹脂基材1と溶融したフィルム層5の複合化により、曲げ強度の大幅な向上が図れるという効果もある。以上のようにして発泡成形を行った後は、常法に従って固定型10を冷却し、次いで型開きして製品を取り出せば高品質な表皮一体成形品が効率良く得られることとなる。
【0011】なお、前記フィルム層5として厚み150μm のポリプロピレンフィルムを積層した表皮材2を用いて成形した表皮一体発泡成形品(発泡樹脂基材1の厚みは7.5mm)の曲げ強度を測定した結果、表皮材側からの荷重に対しては40Nであり、フィルム層5のないものの曲げ強度が25Nであるのに比べて大幅に強度アップしていることが認められ、表皮材側からの荷重に対する強度が要求されるドアトリム等の自動車用内装品に適したものであることが確認できた。
【0012】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発明は発泡成形時における加熱用蒸気の表皮材への侵入を防止して、製品の変形や反り等の発生、フォーム層のつぶれや表皮材の毛倒れ等がなく、また耐荷重強度にも優れた高品質なものであり、特に自動車用内装材に最適なものである。よって本発明は従来の問題点を一掃した表皮一体発泡成形品として、産業の発展に寄与するところは極めて大である。




 

 


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