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発明の名称 車両用内装品の製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−128779
公開日 平成10年(1998)5月19日
出願番号 特願平8−289555
出願日 平成8年(1996)10月31日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】名嶋 明郎 (外2名)
発明者 田中 基夫 / 滝田 稔
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 表皮材と基材材料とを一対の成形型間で熱圧成形して基材の賦形成形と表皮材の貼り付けとを同時に行うようにした車両用内装品の製造方法において、熱昇華性着色料で絵付けされた絵付用転写シートを成形型の意匠面成形用型面と表皮材との間に介在させた状態で熱圧成形して絵付用転写シートの絵を表皮材に転写することを特徴とする車両用内装品の製造方法。
【請求項2】 絵付用転写シートを成形型の意匠面成形用型面にセットピンにより位置決めする請求項1に記載の車両用内装品の製造方法。
【請求項3】 一対の成形型のうち意匠面成形用型面を備えた一方を吸引用細孔が配設されている減圧型として絵付用転写シートを成形型の意匠面成形用型面に吸着して位置決めする請求項1に記載の車両用内装品の製造方法。
【請求項4】 基材がウレタンフォームよりなる車両シート用のパッド材である請求項1または2または3に記載の車両用内装品の製造方法。
【請求項5】 基材が木質繊維や熱可塑性繊維や熱可塑性樹脂よりなるドアトリム用の積層材である請求項1または2または3に記載の車両用内装品の製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表皮材の任意の位置に任意の色や柄模様などの絵付けを施した表皮一体成形品を効率よく生産することができる車両用内装品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両用内装品である車両シートやドアトリム等の表皮一体成形品の表面に各種の色や柄模様などの絵付けをする方法としては、予め所望の模様をプリントした布地などの生地を所定形状に裁断して表皮材とし、この表皮材を基材材料に重ねて一対の成形型間で熱圧成形することにより基材の賦形成形と表皮材の貼り付けとを同時に行って表皮一体成形品とするのが普通である。
【0003】ところが、従来法による場合には、表皮材用の生地全体に模様が施されたものであるため裁断加工後に生じる端材にも模様が入っており歩留りが悪くなるという問題点があり、また、生地全体に模様を施すためデザインパターンが単調になるという問題点があった。更に、マーク等を設定する場合には任意の位置に設定することができないうえ位置合せも困難であるという問題点があり、一方、刺繍等の後加工によりマーク等を設定すると、加工数が増えるとともに高価な設備も必要になり生産コストが高くなるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような従来の問題点を解決して、加工工程数を増やすことなく基材の熱圧成形と、その表面への表皮材の貼着と、表皮材表面への絵付けとを同時にできるようにして優れた生産性を発揮できるようにするとともに、必要な箇所および任意の位置に所望の色柄の模様が付けられた意匠性に優れた車両用内装品を無駄のなく高い歩留り性を確保して量産できる車両用内装品の製造方法を提供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するためになされた本発明の車両用内装品の製造方法は、表皮材と基材材料とを一対の成形型間で熱圧成形して基材の賦形成形と表皮材の貼り付けとを同時に行うようにした車両用内装品の製造方法において、熱昇華性着色料で絵付けされた絵付用転写シートを成形型の意匠面成形用型面と表皮材との間に介在させた状態で熱圧成形して絵付用転写シートの絵を表皮材に転写することを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施の形態を図1〜図4示す車両シートを成形する場合について詳細に説明する。図中1は熱圧成形用の上型、2は上型1と対の関係にある意匠面成形用型面を有する下型、3は下型2を加熱するため下型2に埋設されている調温配管であり、10は本発明の車両用内装品の基材材料、11はこの基材材料10により成形された基材表面に貼着される表皮材で、この基材材料10であるウレタンフォームなどのパッド材は上型1にセットする一方、この基材に貼着される表皮材11であるポリエステル繊維よりなる縫製表皮材は下型2にセットし、この上型1と下型2とを型締めして下型2からの熱供給によって基材10の表面に塗布されている接着剤の架橋を促進して両者を接着一体化することにより表皮一体成形品とする点は従来の熱圧成形型を用いた車両用内装品の製造方法と基本的に同じであるが、本願発明においては、下型2の意匠面成形用型面と表皮材11との間に熱昇華性着色料で絵付けされた絵付用転写シート12を介在させておき、基材10であるパッド材の賦形成形と同時にその成形熱によって絵付用転写シート12に形成してある熱昇華性着色料よりなる絵を表皮材11に転写する点に特徴を有する。
【0007】この絵付用転写シート12は、転写用箔12aに加熱により昇華する分散染料などの熱昇華性着色料で絵付けしたもので、この絵付用転写シート12に絵付けされた絵を表皮材11の表面にあてがって加熱すると、絵を構成する熱昇華性着色料が昇華して表皮材11の内部に浸透し、表皮材11の表面には絵が転写形成されることとなるから、所望の色、柄、マーク等を絵付けした絵付用転写シート12は、図2に示されるように、下型2の意匠面成形用型面の絵付けすべき任意の位置にセットし、その上に表皮材11をセット後、基材材料10をセットした上型1を下降し、所定圧力で型締めを行えば、基材材料10は所定形状の基材に賦形成形されると同時に表皮材11が成形された基材表面に接着一体化され、これと同時に表皮材11への絵付けが行われて表皮一体成形品が両型間に成形されるから、その後は図3に示されるように、型開きして脱型したのち転写用箔12aを剥がして完成品とする。
【0008】このように本願発明においては、この熱圧成形の際に前記した絵付用転写シート12も同時に加熱されることによりこの絵付用転写シート12に絵付けしてある熱昇華性着色料が昇華されて表皮材11への転写が行われることとなり、絵付けのための特別な処理工程を経ることなく表皮材11に所望の色、柄、マーク等を形成できることとなり、また、転写シートを用いるため任意の位置に正確に絵付けができることとなるのである。
【0009】なお、絵付用転写シート12はセットピン等の固定治具により下型2に位置決めしておけば、より正確な位置合せができるので好ましい。また、図4に示されるように、意匠面成形用型面を有する下型2を多数の吸引用細孔が配設されている減圧型としておけば、絵付用転写シート12を減圧により意匠面成形用型面に吸着して位置決めしたうえ前記のように熱圧成形することができ、このようにしておけば、深溝部を有する意匠面であっても溝部内にも皺等のない均一な模様が形成された表皮一体成形品が得られることとなる。
【0010】以上は車両シートを成形する場合について説明したが、本発明は図5〜図6に示されるように、ドアトリム13のような車両用内装品の成形にも適用することができる。即ち、下型2に前記した絵付用転写シート12と表皮材11をセットした後、基材となる所定量の熱硬化性樹脂がブレンドされた木質繊維またはポリエステルやポリプロピレン等の熱可塑性繊維や熱可塑性樹脂などの基材材料を図5に示すように充填し、次いで、上型1を下降させて図6に示すような表皮一体成形された所定形状のドアトリム13に賦形成形するのであるが、この場合にも前記の熱圧成形と同様に絵付用転写シート12の熱昇華性着色料よりなる絵が表皮材11に正確に転写されることは前記したとおりである。
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発明は加工工程数を増やすことなく基材の熱圧成形とその表面への表皮材の貼着一体化と同時に表皮材に対する絵付けを行うことができ優れた生産性を発揮することができ、しかも、表皮材の表面の必要な箇所および任意の位置に所望の色柄の模様を付することができて意匠性に優れているとともに無駄がなく高い歩留り性を確保することができるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃した車両用内装品の製造方法として、産業の発展に寄与するところは極めて大である。




 

 


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