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発明の名称 ベアリング交換装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−80875
公開日 平成10年(1998)3月31日
出願番号 特願平8−237945
出願日 平成8年(1996)9月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】武 顕次郎 (外1名)
発明者 竹内 幸男
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 ベアリングが外周に圧入固定してなる軸体を嵌合させ、かつ、前記ベアリングを載上させてなる第1支持板と、この第1支持板の上方に位置し、かつ、油圧ラムを支持してなる第2支持板と、この第2支持板と前記第1支持板の両者を所定間隔保持した状態で一体化させる複数個の通しボルトとを有した抜き雇であり、この抜き雇を円筒状の作業台上に載置して前記油圧ラムで前記軸体を下方に押圧することで前記ベアリングを前記軸体から抜き取る構成にしたベアリング交換装置において、前記抜き雇を前記作業台上に、少なくとも複数個のリング状台座を介して載置するとともに、前記複数個のリング状台座は、前記作業台の上端に嵌合するリング溝を設けた鋼板製の第1リング部材と、この第1リング部材上に固定された木製の第2リング部材とからなることを特徴とするベアリング交換装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばエスカレータの減速機などに用いられる軸体からベアリングを取り外すのに好適なベアリング交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、出力軸や入力軸などの軸体に固定されているベアリングの交換作業を行う場合には、減速機などの機器から取り外した軸体を、木枠で軸方向が垂直となるように支持するとともに、木枠上に油圧ラムを設けた抜き雇を設置して、その油圧ラムによって押圧力を加えることで、ベアリングを軸体から抜き取ることが検討されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の検討構造では、軸体を垂直に支持するための木枠を作る作業がきわめて困難である。そこで、作業性及び製作性に優れた鋼板からなる円筒状の作業台が新しく検討されている。しかしながら、この円筒状の作業台は、鋼板製であるため、その作業台状に直かに抜き雇を載置して軸体外周に固定したベアリングの抜き取り作業を油圧ラムで行うと、抜き雇が飛びはねて大きな衝撃音が発生するという問題点を有している。
【0004】本発明の目的は、上記問題点にかんがみ、ベアリング抜き取り作業中における抜き雇の飛びはねなどによって衝撃音が発生してもその衝撃音を吸収しえるとともに、衝撃音を収集するために作業台に載置したリング状台座が滑り落ちないようにしたベアリング交換装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ベアリングが外周に圧入固定してなる軸体を嵌合させ、かつ、前記ベアリングを載上させてなる第1支持板と、この第1支持板の上方に位置し、かつ、油圧ラムを支持してなる第2支持板と、この第2支持板と前記第1支持板の両者を所定間隔保持した状態で一体化させる複数個の通しボルトとを有した抜き雇であり、この抜き雇を円筒状の作業台上に載置して前記油圧ラムで前記軸体を下方に押圧することで前記ベアリングを前記軸体から抜き取る構成にしたベアリング交換装置において、前記抜き雇を前記作業台上に、少なくとも複数個のリング状台座を介して載置するとともに、前記複数個のリング状台座は、前記作業台の上端に嵌合するリング溝を設けた鋼板製の第1リング部材と、この第1リング部材上に固定された木製の第2リング部材とからなる構成することにより、達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。
【0007】図において、エスカレータの駆動機における減速機1は、本体ケース2と、この本体ケース2の上面をおおう本体ケースカバー3と、本体ケース2の一側面部2に取り付けられるスプロケット側カバー4と、本体ケース2の他側面部2bに取り付けられるブレーキドラム側カバー5と、入力軸6と、中間軸7と、出力軸8とを有している。本体ケース2には、出力軸8、中間軸7および入力軸6の軸体を組み込んだ後、それら軸体をおおうように本体ケースカバー3がボルト9によって固定される。出力軸8は、スプロケット側ベアリング8aと、焼きばめカラー8bと、出力歯車8cと、ブレーキドラム側ベアリング8dとを有している。中間軸7は、スプロケット側ベアリング7a、中間大歯7bと、中間小歯車7cと、ブレーキドラム側ベアリング7aとを有している。入力軸6は、焼きばめカラー6aと、スプロケット側ベアリング6bと、入力歯車6cと、ブレーキドラム側ベアリング6dと、焼きばめカラー6eとを有している。図2において、出力軸用ベアリング交換装置10は、抜き雇11と、作業台12と、油圧ポンプ13とを有している。抜き雇11は、スプロケット側ベアリング8a若しくはブレーキドラム側ベアリング8dを載上させてなる鋼板製の第1支持板14と、この第1支持板14の上方に位置し、かつ、油圧ラム15を支持してなる鋼板製の第2支持板16と、この第2支持板16と第1支持板14の両者を所定間隔を保持した状態で一体化させる4本の通しボルト17、17a、17b、17cとを有している。
【0008】作業台12は、鋼板製の基板18とこの基板18上の中央部分に溶接された鋼板製の円筒体19とからなる。円筒体19には、複数個の間口19a、19bが形成されている。
【0009】円筒体19の上端19cには、リング状台座20が載置されている。リング状台座20は、円筒体19の上端19cに嵌合するリング溝21aを設けた鋼板製の第1リング部材21と、この第1リング部材21上に固定された木製の第2リング部材22とからなっている。第1リング部材21と第2リング部材22は、4個のねじ23によって一体化される。第1リング部材21には、図7及び図8に示すように、4個のねじ穴21b、21c、21d、21eが設けられている。第2リング部材22には、図9及び図10に示すように、4個の取付穴22a、22b、22c、22dが設けられている。第1リング部材21の円状開口21fの径と第2リング部材の円状開口22eの径とは、同一寸法にしてある。第1支持板14は、鋼板製の馬蹄形部材24に組み合わされて出力軸8が嵌合する嵌合穴25を形成する鋼板製の組部材26とからなっている。馬蹄形部材24は、図12及び図13に示すように、4個の取付穴24a、24b、24c、24dが設けられている。穴24aから穴24bまでの距離L1、穴24bから穴24cまでの距離L2及び穴24cから穴24dまでの距離L3は、穴24a、24bに取り付けた通しボルト17と通しボルト17aとの間寸法、穴24b、24cに取り付けた通しボルト17aと通しボルト17bとの間寸法及び穴24c、24dに取り付けた通しボルト17bと通しボルト17cとの間寸法の、いずれの間寸法が、スプロケット側ベアリング8aあるいはブレーキドラム側ベアリング8dの外径よりも小さく設定されている。
【0010】出力軸8は、馬蹄形部材24に設けた切欠開口24e側、すなわち、穴24aと穴24dの間からのみ馬蹄形部材24に嵌合可能にしてある。
【0011】組部材26には、通しボルト17に嵌合する嵌合切欠26aと、通しボルト17cに嵌合する嵌合切欠26bと、馬蹄形部材24の切欠開口24eに嵌合する嵌合突出部26cと、この嵌合突出部26cに沿って段差部26dとが形成されている。嵌合突出部26cと馬蹄形部材24は、両面とも面一となる構成にしてある。出力軸8が嵌合する嵌合穴25は、馬蹄形部材24の切欠開口24eと組部材26の嵌合突出部26cによって形成される。
【0012】第2支持板16と通しボルト17、17a、17b、17cとの固定は図17に示すように、第1ナット27及び第2ナット28によって固定される。第1支持板14の馬蹄形部材24と通しボルト17a、17bとの固定は、第3ナット29によって固定される。
【0013】馬蹄形部材24と組部材26と通しボルト17、17cとの固定は、図2及び図17に示すように、第3ナット29によって固定される。第1支持板14から組部材26のみを取り外すには、第3ナット29を緩めて、組部材26を外方に引っ張ればよい。逆に、取り外した組部材26を再度、馬蹄形部材24に組み込み第1支持板14とするには、組部材26の嵌合突出部26cを馬蹄形部材42の切欠開口24eに嵌合させるとともに、嵌合切欠26a、26bを通しボルト17、17cに嵌合させた後、第3ナット29で組部材26を馬蹄形部材24に締め付ければよい。
【0014】油圧ラム15と油圧ポンプ13との間には、図2に示すように、油圧ホース30で接続されている。油圧ラム15には、油圧ホースの一端を水密的に固定するためのホース接続部15aが形成されている。油圧ラム15の先端部をおおうラムカバー31の下面には、1個以上のつなぎ部材32が着脱可能に取り付けられる。
【0015】スプロケット側ベアリング8aを出力軸8から取り外す場合には、図2及び図4に示すように、つなぎ部材32を用いることなく、ラムカバー31で出力軸8を直接押圧している。ブレーキドラム側ベアリング8dを出力軸8から取り外す場合には、図5及び図6に示すように、3個のつなぎ部材32をラムカバー31に取り付けて、このつなぎ部材32を介して出力軸8を押圧するようにしている。ラムカバー31と出力軸8などの軸体端面との間の間隙寸法が、スプロケット側ベアリング8aとブレーキドラム側ベアリング8dとでは異なるが、第1ナット27及び第2ナット28を緩めて第2支持板16を移動させたり分解させたりすることなくつなぎ部材32の数を調整することで対応できる。
【0016】図18から図21は、中間軸7のスプロケット側ベアリング7aとブレーキドラム側ベアリング7dを交換するための、ベアリング交換装置を示す。図22から図27は、入力軸6のスプロケット側ベアリング6bとブレーキドラム側ベアリング6dを交換するための、ベアリング交換装置を示す。図18から図27において、図1から図17と同一符号は同一内容を表す。図22から図27において、図18から図21と同一符号は同一内容を表す。中間軸7用のベアリング交換装置は、抜き雇11と作業台33とからなっている。作業台33は、出力軸8のベアリング交換装置用の作業台12とは大きさが異なり、中間軸7が設置しやすい大きさに設定してある。作業台33は、図18から図20に示すように、鋼板製の基板34とこの基板34上に溶接等で一体化した鋼板製の円筒体35と、この円筒体35の上端に着脱可能に嵌合した鋼板製の第1リング体36と、この第1リング体36にねじ37等によって固定した木製の第2リング体38とからなっている。円筒体35には、複数個の開口35a、35b、35c、35d、35e、35fが上下方向に位置をずらして設けてある。
【0017】入力軸6用のベアリング交換装置としては、中間軸7用の抜き雇11及び作業台33とが用いられる。入力軸6のスプロケット側ベアリング6bを交換する場合には、図22から図24に示すように、円筒体25内に挿入される挿入台39及び挿入筒体40並びに第1リング体36及び第2リング体38に挿入される分割リング体41が用いられる。入力軸6のブレーキドラム側ベアリング6dを交換する場合には、図25から図27に示すように、円筒体35内に挿入されるところの2個の挿入台42、43及び挿入筒体44並びに第1リング体36及び第2リング体38に挿入される分割リング体41が用いられる。
【0018】以上の構成において、スプロケット側ベアリング8aを出力軸8から取り外すには、図2に示すように、抜き雇11に出力軸8を装着した後、その抜き雇11を作業台12に載置する。この場合、油圧ホース30を油圧ラム15のホース接続部15aに接続した後に抜き雇11を作業台12に載置してもよいし、あるいは抜き雇11を作業台12に載置してから油圧ホース30を油圧ラム15のホース接続部15aに接続してもよい。
【0019】抜き雇11を作業台12に載置したならば、油圧ポンプ13を作動させて油圧ラム15に圧力をかけると、ラムカバー31を介して出力軸8の一端面が押圧され、焼きばめカラー8b及びスプロケット側ベアリング8aが抜き雇11の第1支持板14により出力軸8の軸体から抜き取られる。
【0020】次に、出力軸8のブレーキドラム側ベアリング8dを抜き取るには、抜き雇11を作業台12から床面に移動した後、第3ナット29を緩めて組部材26のみを抜き雇11から取り外し、出力軸8を抜き雇11から取り外す。その後、出力軸8を反転させてブレーキドラム側ベアリング8dを上方に位置させた状態とし、再び、その出力軸8を抜き雇11の馬蹄形部材24の切欠開口24eに嵌合させ、かつ、組部材26の嵌合突出部26cを馬蹄形部材24の切欠開口24eに嵌合させる。その後、第3ナット29を締め付けることで組部材26が馬蹄形部材24に一体化される。この状態の抜き雇11を、図5に示すように再び作業台12に載置した後、油圧ポンプ13を作動させると、出力軸8の他端面が油圧ラム15によって押圧され、ブレーキドラム側ベアリング8dが出力軸8の軸体から抜き取られる。
【0021】ブレーキドラム側ベアリング8dの抜き取り作業を行う場合、スプロケット側ベアリング8aの抜き取り作業を行うために組み立てた抜き雇11から組部材26のみを取り外すだけで、出力軸8の装着しなおし作業を行うことができ、抜き雇11全体を新ためて分解し、組み立てることが不要となるで作業性がよい。
【0022】次に、中間軸7のスプロケット側ベアリング7aを抜き取るには、図19に示すように、抜き雇11に中間軸7を装着した後、その抜き雇11を作業台33に載置する。
【0023】その後、油圧ポンプ13を作動させ、油圧ラム15によってラムカバー31及び4bのつなぎ部材32を介して、中間軸7の一端面を押圧すればスプロケット側ベアリング7aが中間軸7の軸体から抜き取られる。ブレーキドラム側ベアリング7dの抜取り作業は、出力軸8のブレーキドラム側ベアリング8dの抜取り作業と同様に、抜き雇11を作業台33から取り外した後、組部材26のみを抜き雇11から取り外し、中間軸7のブレーキドラム側ベアリング7dが上方に位置するように、中間軸7を設置しなおしてから、再び抜き雇11を作業台33に取り付け、油圧ポンプ13を作業させればよい。
【0024】次に、入力軸6のスプロケット側ベアリング6bを、その入力軸6の軸体から抜き取るには、図23示すように、あらかじめ入力軸6が装着された抜き雇11を、作業台33に載置して油圧ポンプ13を作動させる。すると、入力軸6一端面が油圧ラム15によって押圧されスプロケット側ベアリング6bが入力軸6から抜き取られる。この場合、中間軸7のスプロケット側ベアリング7aの抜取り作業に用いられる作業台33を利用できるようにするには、図24に示すように、円筒体35内に挿入台39及び挿入筒体40を入れるとともに、分割リング体41を第1リング体36及び第2リング体38に嵌合させればよい。さらに、ブレーキドラム側ベアリング6dを入力軸6の軸体から抜き取るには、図26に示すようにあらかじめ入力軸6が装着された抜き雇11を、作業台33に載置して油圧ポンプ13を作動させる。すると、入力軸6の他端面が油圧ラム15によって押圧され、ブレーキドラム側ベアリング6dが入力軸6から抜き取られる。この場合、中間軸7のスプロケット側ベアリング7aの抜き取り作業に用いられる作業台33を利用できるようにするには、図27に示すように、挿入台42、43及び挿入筒体44を円筒体35内に入れるとともに、分割リング体41を第1リング体36及び第2リング体38に嵌合させればよい。
【0025】本実施形態によれば、(1)リング状台座20は、単に、円筒体19の上端19cに載置されているだけであって、使用後は、リンク状台座20と作業台12とは分離し、保管できるので、便利である。
【0026】(2)中間軸7のスプロケット側ベアリング7aとブレーキドラム側ベアリング7bとを抜き取るために利用した作業台33を挿入台39、42、43と挿入筒体40、44と分割リング体41とを用いることで、入力軸6のスプロケット側ベアリング6bとブレーキドラム側ベアリング6dを抜き取るために利用でき、便利である。
【0027】(3)中間軸7のスプロケット側ベアリング7aとブレーキドラム側ベアリング7dとを抜き取るために利用した抜き雇11は、組部材26を馬蹄形部材24を脱着させて入力軸6を第1支持板14に装着することで、入力軸6のスプロケット側ベアリング6dとブレーキドラム側ベアリング6dとを抜き取るために利用でき、便利である。
【0028】(4)リング状台座20は、円筒体19の上端19cに嵌合するリング溝21aを設けた第1リング部材21によって、抜き雇11振動しても、作業台12の円筒体19から滑り落ちることがない。また、リング状台座20は、木製の第2リング部材20を有しており、抜き雇11の飛びはねによる衝撃音を吸収する機能を有している。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、作業台上に抜き雇を載置してベアリングの抜抜き取り作業を行った場合、その作業時に抜き雇の飛びはねなどによって発生する衝撃音が木製の第2リング部材で吸収されるとともに、第1リングのリング溝によって、リング状台座が作業台から滑り落ちることがないベアリング交換装置がえられた。




 

 


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