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発明の名称 エレベータかご内手すりの脱着工具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−15754
公開日 平成10年(1998)1月20日
出願番号 特願平8−174900
出願日 平成8年(1996)7月4日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】武 顕次郎 (外1名)
発明者 大村 賢一 / 中村 一幸
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 エレベータの乗かごの側板に固定金具により固定されて該乗かご内に装備される手すりの取外し時や取付け時に、昇降路内で前記固定金具を脱着させるために用いられる工具であって、前記固定金具に係合可能な第1のラチェットと、この第1のラチェットを保持する長尺保持体と、この長尺保持体の前記第1のラチェット側とは逆側の端部に螺着されて螺進量が変更可能な調整手段と、この調整手段を介して前記長尺保持体を保持する第2のラチェットと、この第2のラチェットのスプロケットの回転を前記第1のラチェットのスプロケットに伝達する伝達手段とを備えたことを特徴とするエレベータかご内手すりの脱着工具。
【請求項2】 請求項1の記載において、前記第1のラチェットが係合可能な前記固定金具がナットもしくはボルトであることを特徴とするエレベータかご内手すりの脱着工具。
【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記調整手段が、前記長尺保持体の端部に螺着されるボルト部と、このボルト部に螺合するナット部と、前記ボルト部を保持して前記第2のラチェットに装着される保持金具とを備えていることを特徴とするエレベータかご内手すりの脱着工具。
【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの記載において、前記伝達手段が、前記第1および第2のラチェットの各スプロケットに巻き掛けられたチェーンであることを特徴とするエレベータかご内手すりの脱着工具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗かごの側板に固定金具により固定されて該乗かご内に装備される手すりの取外し時や取付け時に、昇降路内で前記固定金具を脱着させるために用いられるエレベータかご内手すりの脱着工具に関する。
【0002】
【従来の技術】老人や身体障害者などの便宜を図るため、乗かご内に手すりを備えたエレベータが知られている。図3,4は、この種の手すりの取付状態を示す平面図および正面図で、特開昭50−58735号公報に記載されているものである。
【0003】これらの図に示すエレベータは、昇降路壁1に包囲されて建屋の上下方向に延びる昇降路2内を、乗かご3が昇降するというもので、この乗かご3内の例えば床面から80センチメートルほどの高さのところに、かごドア4側を除いて、手すり5が設置されている。
【0004】ところで、手すり5は、図示せぬボルトやナット等の固定金具によって乗かご3の側板に固定されているので、この手すり5を乗かご3から取り外す際や、新規に手すり5を乗かご3に取り付ける際には、昇降路2内において該固定金具を脱着させる作業が必要となる。そこで従来は、まず昇降路2の底部のピット内に脚立などの足場を設け、乗かご3を最下端位置まで下降させてから、この足場上において作業者が、手に持ったラチェットを昇降路壁1と乗かご3の側板との間のすき間に差し込むことにより、昇降路2内に露出している前記固定金具の脱着を該ラチェットにて行っていた。例えば、乗かご3から手すり5を取り外す際には、作業者はラチェットの作動部を前記固定金具であるナットやボルト頭部に係合させた後、このラチェットの操作部を回転させながら該固定金具の締結を緩めていき、手すり5を固定しているすべての該固定金具を締結解除して乗かご3から外すことにより、該手すり5を側板から取り外せる状態となしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した従来技術は、手すり5用の固定金具(ナットやボルト)の脱着作業を、昇降路2のピット内に設けた足場の上で行わなければならないので、作業者は不安定な姿勢を余儀なくされ、しかもその不安定な姿勢のまま、ラチェットの操作部を把持している手を昇降路壁1と乗かご3の側板との間の狭いすき間に差し込まなければならないので、手を自由に動かすことが困難でラチェットが操作しにくかった。つまり、前記固定金具の脱着作業において、ラチェットを機能させるためにはその操作部を繰り返し回転させるという動作が要求されるが、かかる動作を従来は、姿勢が不安定で手の自由度も乏しい作業者が行っていたので、作業効率が極めて悪く、それゆえ該固定金具の脱着作業に多くの時間と労力を要するという問題点があった。
【0006】本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、手すりを乗かごに固定せしめる固定金具の脱着作業を、ピット内の作業者が安定した姿勢で効率よく行える、エレベータかご内手すりの脱着工具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成するため、本発明は、エレベータの乗かごの側板に固定金具(ナットやボルト)により固定されて該乗かご内に装備される手すりの取外し時や取付け時に、昇降路内で前記固定金具を脱着させるために用いられる脱着工具として、前記固定金具に係合可能な第1のラチェットと、この第1のラチェットを保持する長尺保持体と、この長尺保持体の前記第1のラチェット側とは逆側の端部に螺着されて螺進量が変更可能な調整手段と、この調整手段を介して前記長尺保持体を保持する第2のラチェットと、この第2のラチェットのスプロケットの回転を前記第1のラチェットのスプロケットに伝達するチェーン等の伝達手段とを備える構成とした。また、前記調整手段が、前記長尺保持体の端部に螺着されるボルト部と、このボルト部に螺合するナット部と、前記ボルト部を保持して前記第2のラチェットに装着される保持金具とを備えていれば好ましい。
【0008】このように構成される脱着工具は、第1のラチェットと長尺保持体と調整手段と第2のラチェットとを連結してなる長尺体であって、且つ、調整手段によって張力の調整が可能なチェーン等の伝達手段を介して第2のラチェットのスプロケットの回転を第1のラチェットのスプロケットに伝達することができるので、昇降路のピット内の作業者は、脚立等の足場を設けなくとも、最下端位置まで下降させた乗かごの側板と昇降路壁との間のすき間に該脱着工具を差し込み、その上端側の第1のラチェットの作動部を前記固定金具に係合させた状態で、第2のラチェットの操作部を操作することにより、該固定金具の締結や締結解除を行うことができる。このとき、作業者は脚立等に乗っているわけではないので足元を気にすることなく安定した姿勢で作業が行え、また、前記すき間に手を差し込む必要がなく広いピット内で自由に手が動かせることから、第2のラチェットの操作部を繰り返し回転させるという動作が素速く行える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1および図2に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る脱着工具の側面図、図2は図1の脱着工具を分解して示す説明図である。
【0010】これらの図に示す脱着工具は、エレベータの乗かごの側板に手すりを固定せしめるボルトやナット等の固定金具に対して係合可能な第1のラチェット10と、この第1のラチェット10を上方より挿入して保持する長尺保持体15と、ボルト16やナット17や保持金具18からなる調整手段と、この調整手段を介して長尺保持体15を保持する第2のラチェット19と、この第2のラチェット19のスプロケット21の回転を第1のラチェット10のスプロケット12に伝達するチェーン24とによって概略構成されている。
【0011】ただし、第1のラチェット10と第2のラチェット19は通常市販されているラチェットであって、それぞれ、駆動軸14,23により回転駆動される作動部11,20や、各作動部11,20と一体的に回転する前記スプロケット12,21や、各駆動軸14,23を回動させる操作部13,22等を備えている。
【0012】また、前記調整手段の構成要素うち、ボルト16は長尺保持体15の下端部のねじ穴15aに螺着され、ナット17はボルト16の二個所に螺合され、保持金具18はボルト16を保持して第2のラチェット19に装着されるので、ねじ穴15a内へのボルト16の螺進量を変更することにより、第1および第2のラチェット10,19のスプロケット12,21間の距離を調整することができる。なお、保持金具18は、第2のラチェット19の駆動軸23に遊嵌される分割体18aと、第2のラチェット19の作動部20に遊嵌されてボルト16を直接保持する分割体18bとを組み合わせたものである。
【0013】このように構成される脱着工具は、エレベータの乗かご内に装備される手すりの取外し時や取付け時に、昇降路内で前記固定金具(ナットやボルト)を脱着させるために用いられる工具であって、第1のラチェット10と長尺保持体15と第2のラチェット19等を連結してなる長尺体の上端部を、乗かごの側板と昇降路壁との間のすき間に差し込み、第1のラチェット10の作動部11を前記固定金具に係合させた状態で、第2のラチェット19の操作部22を操作することにより、該固定金具の締結や締結解除が行えるようになっている。
【0014】例えば、いま、乗かご内に装備されている手すりを取り外すため、昇降路内に露出して該手すりを乗かごの側板に固定しているナットの締結を緩める作業を行うものとすると、作業者は上述した脱着工具を持参して昇降路の底部のピット内へ入った後、まず、最下端位置まで下降させた乗かごの側板と昇降路壁との間のすき間に該脱着工具の上端部を差し込んで、第1のラチェット10の作動部11を該ナットに係合させる。そして、前記調整手段のナット17を回転させて長尺保持体15と第2のラチェット19との間隔を広げることにより、第1および第2のラチェット10,19のスプロケット12,21に巻き掛けられたチェーン24に十分な張力を付与した後、第2のラチェット19の操作部22を回転させることにより、この第2のラチェット19のスプロケット21の回転をチェーン24を介して第1のラチェット10のスプロケット12に伝達させる。つまり、ピット内の作業者が第2のラチェット19の操作部22を回転させれば、第1のラチェット10の作動部11が回転するので、この作動部11と係合状態にある手すり固定用の前記ナットの締結を緩めることができ、それゆえ、作業者が操作部22を繰り返し回転させれば、該ナットの締結を解除することができる。したがって、乗かご内の手すりを固定しているすべてのナットを、このように作動部11により締結解除して乗かごから外せば、該手すりは側板から取り外せる状態となる。
【0015】上述したように本実施形態における脱着工具は、第1のラチェット10と、長尺保持体15と、ボルト16や保持金具18等からなる調整手段と、第2のラチェット19とを連結してなる長尺体であり、且つ、第2のラチェット19のスプロケット21の回転がチェーン24を介して第1のラチェット10のスプロケット12に伝達できるというものなので、昇降路のピット内の作業者は、脚立等の足場を設けなくとも、最下端位置まで下降させた乗かごの側板と昇降路壁との間のすき間に該脱着工具を差し込み、その上端側の第1のラチェット10の作動部11を、乗かごの側板に手すりを固定しているナット(固定金具)に係合させた状態で、第2のラチェット19の操作部22を回転操作することにより、該ナットの締結を解除することができる。このとき、ピット内の作業者は脚立等に乗っているわけではないので、足元を気にすることなく安定した姿勢で作業が行え、また、前記すき間に手を差し込む必要がなく広いピット内で自由に手が動かせることから、第2のラチェット19の操作部22を繰り返し回転させるという動作が素速く行える。したがって、かご内手すりを固定している前記ナットの離脱作業が安定した姿勢で効率よく行えることとなり、作業時間の短縮化や労力の大幅な軽減が図れる。
【0016】なお、かご内手すり用の固定金具のうち昇降路内に露出しているのがナットではなくボルトの頭部である場合は、このボルトの頭部に上述した脱着工具の作動部11を係合させることにより、本実施形態と同様の手順で該ボルトの締結解除が行えることは言うまでもない。
【0017】また、本実施形態では乗かご内の手すりを取り外す際に必要な固定金具(ナットやボルト)の離脱作業について詳しく説明しているが、乗かご内に手すりを取り付ける際に必要な該固定金具の装着作業においても、ピット内の作業者が上述した脱着工具を用いることにより、安定した姿勢で効率よく作業が行える。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0019】昇降路のピット内に脚立等の足場を設けなくとも、最下端位置まで下降させた乗かごの側板と昇降路壁との間のすき間に長尺の脱着工具を差し込み、その上端側の第1のラチェットの作動部をかご内手すり用の固定金具(ナットやボルト)に係合させた状態で、下端側の第2のラチェットの操作部をピット内で自由に手を動かしながら素速く回転操作することができるので、ピット内の作業者は安定した姿勢で効率よく該固定金具の脱着作業が行え、それゆえ作業時間の短縮化や労力の大幅な軽減が図れる。




 

 


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