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発明の名称 フイルタ用除塵装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−296030
公開日 平成10年(1998)11月10日
出願番号 特願平9−118852
出願日 平成9年(1997)4月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】矢島 正和
発明者 政本 善夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 山と谷が交互に連続する成形フイルタの各ヒダをハタキ棒で叩いて振動させることにより、各ヒダに付着したダストを払い落すように構成したフイルタ用除塵装置であって、上記のハタキ棒によって叩かれる成形フイルタの面に、フイルタ素材よりも硬い材質を用いて連続する各ヒダの凹凸に合せてその断面を略波形に屈曲形成した波形振動板を取付けたことを特徴とするフイルタ用除塵装置。
【請求項2】 成形フイルタの面に取付ける波形振動板を複数枚のブロックに分けて構成し、これ等の各ブロックを隣接する同士の間に若干の間隔をあけた状態で並べて取付けたことを特徴とする請求項1記載のフイルタ用除塵装置。
【請求項3】 成形フイルタの各ヒダを構成する山と谷の折りの深さよりも、波形振動板の波形の深さを小さく造って、各ヒダと波形振動板との間に空間を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のフイルタ用除塵装置。
【請求項4】 波形振動板を、金属又はプラスチックのような比較的硬質の材料を用いて構成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載のフイルタ用除塵装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集塵機や掃除機に用いる成形フイルタに付着したダスト(粉塵類)を払い落すことができるフイルタ用除塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フイルタに付着したダストを払い落す除塵装置には、従来よりパルスドェット式、逆洗式、振動式と云った各種形式のものが存在し、これ等のうち、例えば実開昭59−65720号及び実開昭62−56122号公報に見られるように、フイルタに振動を与えて払い落しを行う振動式除塵装置は、比較的構造が簡単で手軽に使用できる点で、小型集塵機や掃除機に多く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した振動式除塵装置は、いずれもハタキ棒(振動子)を回転することによってフイルタの各ヒダを叩き、この叩いた時の振動で付着したダストを払い落すように構成されているため、フイルタの全体に十分な振動をえられない、フイルタを破損してしまう、と云った各種の問題点があった。
【0004】即ち、フイルタ自身は比較的柔らかな材質で造られているため、ハタキ棒で叩いて個々のヒダに振動を与えた場合に、振動(ショック)は個々のヒダの内にのみ発生し、而かも、発生した振動はフイルタ素材の持つ緩衝作用によってそのヒダの内部に吸収されてしまうので、隣接する他のヒダに振動が伝達される割合は極めて少く、他のヒダが波及的に大きく振動することがないため、十分な振動力、つまり、十分な払い落し力が得られない問題があった。
【0005】更に、各ヒダをハタキ棒で繰返し強く叩いて除塵するため、柔らかなフイルタの表面は直ぐにスリ切れたり摩耗したりして、フイルタ面に穴があいてしまう問題もあった。
【0006】従って本発明の技術的課題は、ハタキ棒を用いてフイルタをより大きく振動させて優れた除塵効果を発揮できると共に、ハタキ棒で繰返し叩いてもフイルタが容易に破損しないようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】山と谷が交互に連続する成形フイルタの各ヒダをハタキ棒で叩いて振動させることにより、各ヒダに付着したダストを払い落すように構成したフイルタ用除塵装置であって、【0009】(1) 上記のハタキ棒によって叩かれる成形フイルタの面に、フイルタ素材よりも硬い材質を用いて連続する各ヒダの凹凸に合せてその断面を略波形に屈曲形成した波形振動板を取付けること。(請求項1)
【0010】(2) 成形フイルタの面に取付ける波形振動板を複数枚のブロックに分けて構成し、これ等の各ブロックを隣接する同士の間に若干の間隔をあけた状態で並べて取付けること。(請求項2)
【0011】(3) 成形フイルタの各ヒダを構成する山と谷の折りの深さよりも、波形振動板の波形の深さを小さく造って、各ヒダと波形振動板との間に空間を設けること。(請求項3)
【0012】(4) 波形振動板を、金属又はプラスチックのような比較的硬質の材料を用いて構成すること。(請求項4)
【0013】上記(1)で述べた請求項1に係る手段によれば、振動板は成形フイルタに比べて固い材料を用いて造られているため、ハタキ棒が波形振動板に対してより衝撃的に作用して大きな振動を発生することができ、また、成形フイルタの個々のヒダに振動を与えていた場合に比較して、波形振動板は複数の波形部が連なって構成されているため、波形振動板の1つの波形部をハタキ棒が叩くと、同時に他の波形部にもその振動が波及して、成形フイルタを広範囲に渡って振動させることができ、且つ、1波形毎に広い範囲に渡ってフイルタを振動できるものであって、その相剰効果を増して優れた除塵作用を発揮することを可能にする。
【0014】上記(2)で述べた請求項2に係る手段によれば、波形振動板の面積を広く造って波形を多くすると、振動が途中で減衰して振動板(フイルタ)の隅々まで十分に振動を伝達できない場合があるが、波形振動板を複数のブロックに分け、而かも、隣接する振動板同士が共振しないようにある程度の間隔をあけて取付けられているため、ハタキ棒を用いて波形振動板を各ブロック単位で確実に振動させ、これを取付けたフイルタをより強力に振動させて、優れた除塵効果を発揮することを可能にする。
【0015】上記(3)で述べた請求項3に係る手段によれば、成形フイルタの各ヒダと波形振動板との間に空間(間隔)が設けられているため、成形フイルタの各ヒダを通過することによって濾過された浄化気流を、この空間を通してブロアー側にスムーズに吸引させることができると共に、波形振動板が支えになって流入気流の圧力で成形フイルタの各ヒダ同士が圧接することを防止するため、浄化気流の通路を確保することを可能にする。
【0016】上記(4)で述べた請求項4に係る手段によれば、波形振動板を金属又はプラスチックのような比較的硬質の材料を用いて構成しているため、ハタキ棒による叩きの衝撃から柔軟なフイルタを保護できると共に、ハタキ棒による振動をフイルタ側に確実に伝達して優れた除塵効果を発揮することを可能にする。
【0017】以上の如くであるから、上記(1)〜(4)の手段によって上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るフイルタ用除塵装置の具体例を図面と共に説明すると、図1は本発明を備えた集塵機の一部断面側面図であって、図中、1は集塵機の機体、2は集塵室、3はこの集塵室2にその導入口3aを接続した含塵空気用の集塵ダクト、4は集塵室2の下側部に設けた引出し部、5はこの引出し部4の内側に取付けた集塵バケット、6は本発明に係る除塵装置を備えた成形フイルタ、8は集塵室2とブロアー8Xの間を接続する吸引ダクト、8Fはブロアー8Xのファン、8Mはファン用のモータ、9は排気筒で、ブロアー8Xのファン8Fが回転すると、その吸引力が吸引ダクト8及び集塵室2を通して集塵ダクト3に及んで含塵空気を吸込み、これを成形フイルタ6で濾過して排気筒9から排気するように構成されている。
【0019】図2は本発明に係る除塵装置を備えた成形フイルタ6を分解して示した斜視図、図3は本発明の要部を拡大して示した断面図、図4は本発明を備えた成形フイルタ6の背面図を示したものであって、これ等の図面に於いて6Hは前後を開口した略ボックス状に造ったフイルタ取付枠、6F…はこのフイルタ取付枠6Hの前面開口部の内側にこれを塞ぐように取付けた成形フイルタ(濾材)のヒダで、図2乃至図4に示した成形フイルタ6は、山と谷が交互に連続するように成形した多数のヒダ6F…(濾材)をフイルタ取付枠6H内に横向きに取付けることによって、全体が略矩形状のボックスタイプに構成されている。
【0020】また、6Tはフイルタ取付枠6Hの後面開口部を塞ぐように取付けられる蓋板、10、11、12はこの蓋板6Tの内側に各歯を噛合させた状態で、且つ、連動回転自在に取付けた歯車、10a,11a,12aはこれ等各歯車10、11、12の取付軸であって、これ等取付軸のいずれか一本の先端部11a′を蓋板6Tの背面側に突出し、これに図1の如くモータ11Mを取付けたり、或は、図2に示すようにクランク杆11Rを連設して、自動又は手動にて回転自在に構成することにより、各歯車10、11、12を図4に示した矢印方向に連動回転できるように構成されている。
【0021】10S,11S,12Sは各歯車10、11、12の前面に取付けたハタキ板、10X,11X,12Xはこのハタキ板10S,11S,12Sの各先端前面部に突設したハタキ棒(振動突子)であって、上記の蓋板6Tをフイルタ取付枠6Hに取付けて各歯車10、11、12を連動回転すると、各ハタキ棒10X,11X,12Xが回転しながら成形フイルタ6の各ヒダ6F…側を叩き、その振動で各ヒダ6F…の表面側に付着しているダストを払い落すように構成されている。
【0022】図3と図4に於いて、7…は上記のハタキ棒10X,11X,12Xによって叩かれる成形フイルタ6の各ヒダ6F…の内側面に取付けた波形振動板であって、金属板或はプラスチック板等の比較的硬い材料を用いて構成したこれ等の各波形振動板7…は、図4に示すように複数枚のブロックに分割された状態で、且つ、隣接する同士の間に夫々間隔7R…をあけた状態で成形フイルタ6側に取付けられている。
【0023】更に上記の波形振動板7…は、成形フイルタ6の各ヒダ6F…の凹凸に合せてその波形の凹凸が横方向に連続するように形成されていて、図3に示すように各ヒダ6F…の凸部と各波形振動板7の凸部7aを表裏一体に重ねて、これ等凸部同士を接着剤7c…で接着することにより、各ヒダ6F…の凹部と各波形振動板7の凹部7b…の位置を合せた状態で取付けられていて、濾過後の気流が通過する断面略三角形状の各通路空間6′の形態を保持して、流入気流の圧力で各ヒダ6F…同士が圧接することを防止している。
【0024】尚、図4では上記の波形振動板7…を計7枚のブロックに形成し、これ等7枚の波形振動板7…の面を3枚の歯車10、11、12に取付けた計3本のハタキ棒10X,11X,12Xで叩いて振動を与えるように構成しているが、これ等波形振動板7の枚数と歯車及びハタキ棒の数はいずれも実施の一例であって、成形フイルタ6の大きさによってこれ等の数が増減されることは勿論である。また、図2と図4に於いて8aは前記吸引ダクト8の先端口を示す。
【0025】図5は、上記図1乃至図4に示した矩形型の成形フイルタ6に代えて、その全体を多数のヒダ6Z…を連設した濾材を略円筒形に形成した成形フイルタ6Xの内側面に、上述した波形振動板7と同じものを同じ状態に取付け、この波形振動板7の凹凸面を回転軸13aと共に回転するハタキ板13Sの先端に取付けたハタキ棒13Xで叩いて振動を与えることにより、円筒形の成形フイルタ6Xの表面に付着しているダストを払い落すように構成した本発明の他の実施例を説明したものであって、本発明に係る除塵装置は、図1乃至図4に示した矩形状の成形フイルタ6と、図5に示した円筒形の成形フイルタ6Xのいずれのフイルタにも実施可能である。
【0026】本発明に係るフイルタ用除塵装置は以上述べた如き構成であるから、ハタキ棒10X,11X,12X又は13Xを回転して、成形フイルタ6又は6Xの各ヒダ6F…,6Z…を叩いて振動させると、各ヒダ6F…,6Z…の表面に付着しているダストを集塵バケット5に払い落すことができ、更に本発明では、各ヒダ6F…又は6Z…の内側面に波形振動板7…を取付けて、この波形振動板7…の面をハタキ棒10X,11X,12X又は13Xで叩いて振動させるため、柔らかい各ヒダ6F…,6Z…の面が摩耗して穴があくようなことがなく、成形フイルタ6又は6Xの寿命を長くすることができる。
【0027】また、波形振動板7は複数の凹凸(波形)が横方向に連なった形状であり、而かも、この凹凸を成形フイルタ6又は6Xの各ヒダ6F…,6Z…の凹凸に合せた状態で取付けているため、ハタキ棒10X〜13Xで叩いた時にその振動が1波形毎に広い範囲に渡って波及的に伝達して、優れた払い落し効果を発揮することができる。
【0028】例えば、5つの波形(凹凸)を持つ波形振動板7を1つのブロック構成として使用した場合に、1つの波形部に衝撃を与えれば同時に他の4つの波形部にも振動が伝達され、これ等各波形部に取付けた4つのヒダ6F…,6Z…も振動されることになるから、それだけで5倍の振動が与えられることになり、5倍の払い落し効果を発揮することができ、更に、従来のヒダに直接衝撃を与えていた場合に比較して、波形振動板7を使用することによって2倍以上の払い落し効果を得られることと合せて、結果的に5×2=10倍以上の振動増加結果、即ち、10倍以上の払い落し効果を得ることができるのである。
【0029】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係るフイルタ用除塵装置によれば、成形フイルタの各ヒダに付着したダストを短時間で簡単、且つ、確実に払い落すことができるため、除塵作業にあまり時間を取られることなく集塵作業或は清掃作業をスムーズに進めることができると共に、払い落し時に柔らかなフイルタを痛めることもないから、フイルタの製品寿命を長くできる経済性を発揮することができる。




 

 


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