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発明の名称 プレス機械のチェンジリテーナー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−244329
公開日 平成10年(1998)9月14日
出願番号 特願平9−47491
出願日 平成9年(1997)3月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】前田 弘 (外2名)
発明者 伊藤 秀明 / 吉岡 直子
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 パンチ又はダイをホルダーに保持し且つパンチ又はダイをプレス加工に使用するときに該パンチ又はダイのホルダーからの突出量が大きくなり使用しないときにその突出量が小さくなるように該突出量を切替えるプレス機械のチェンジリテーナーであって、上記ホルダーに取り付けられ、上記パンチ又はダイをその突出量が変化するように進退自在に支持するガイドと、上記ガイドに取り付けられ、上記パンチ又はダイの突出量を切替えるためのシリンダ装置とを備えていて、上記シリンダ装置のピストンロッドに、上記パンチ又はダイの背面を摺動することによって該パンチ又はダイを上記突出量が大きい使用位置と突出量が小さい非使用位置とに進退させるカムが形成されていることを特徴とするプレス機械のチェンジリテーナー。
【請求項2】 請求項1に記載されているプレス機械のチェンジリテーナーにおいて、上記シリンダ装置は、上記ガイドに対するシリンダの取付面の開口部に、前面が該ガイドのピストンロッド挿入孔まわりに全周にわたって当接し且つ内周面がピストンロッドの外周面に全周にわたって当接するロッドシールが嵌められていることを特徴とするプレス機械のチェンジリテーナー。
【請求項3】 請求項1に記載されているプレス機械のチェンジリテーナーにおいて、当該リテーナーを上記ホルダーに対して位置決めするための位置決めピンが上記パンチ又はダイの加工中心に配置されていることを特徴とするプレス機械のチェンジリテーナー。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械のチェンジリテーナーに関するものであり、より詳しくは、パンチング、ピアシング、バーリング等の板金加工を行なうためのパンチ又はダイをホルダーに保持するリテーナーであって、パンチ又はダイをプレス加工に使用するときに該パンチ又はダイのホルダーからの突出量を大きくし、プレス加工に使用しないときにその突出量を小さくするように該突出量を切替えることができるチェンジリテーナーに関する。
【0002】
【従来の技術】上記プレス機械のチェンジリテーナーは、セレクトリテーナーセット又はピアスパンチ切り替え装置とも呼ばれており、例えば、複数組のパンチ・ダイを1つのプレス機械に取り付けておいて板金加工を行なう場合に、ワークの種類に応じて使用すべきパンチ・ダイの組を選択するためのものである。すなわち、加工に使用するパンチ・ダイの組は各々のホルダーから突出量を大きくしてワークに当るようにし、加工に使用しないパンチ・ダイの組については、そのパンチの、又はパンチ・ダイの双方の突出量を小さくしてワークに当らないようにするものである。
【0003】このようなパンチ又はダイの突出量を切替えるチェンジリテーナーは、パンチ又はダイの突出量を切替える切替え機構部と、該機構部を駆動制御するシリンダ装置とによって構成されている。切替え機構は、例えば、図6に示すように、カム部材(セレクトバー)aをリテーナー本体bのパンチcの背面で横方向に摺動させて該パンチcの突出量を変える、というものであり、このカム部材aがシリンダ装置dのピストンロッドeに連結部材fによって連結されているのが通常である。
【0004】また、図7に示すように、シリンダgにパンチcのガイドhを結合し、ピストンiに形成したカムjによってパンチcの突出量を変えるようにしたものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術の前者の場合、カム部材とピストンロッドとをリテーナー本体の外で連結する必要があり、シリンダ装置をリテーナー本体に直結することができないから、チェンジリテーナー全体の小型化を図ることが難しい。従って、ホルダーに複数のチェンジリテーナーを取り付ける場合、チェンジリテーナー同士の干渉の問題からパンチ・ダイの配置に関する自由度が低くなるという問題がある。
【0006】また、上記従来技術の後者の場合、チェンジリテーナーの小型化に有利になるものの、シリンダ及びピストンがパンチ突出量の切替え機構を兼ねているから、シリンダあるいはピストンの損傷時には、これらを単独では交換することができず、チェンジリテーナー全体を交換する必要がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課題に対して、パンチ又はダイの突出量を切替えるための機構部とその駆動のためのシリンダ装置とを別体にしながらも、該シリンダ装置のピストンロッドを上記切替えのためのカムとして利用することにより、その解決を図ったものである。
【0008】すなわち、この出願の発明は、パンチ又はダイをホルダーに保持し且つパンチ又はダイをプレス加工に使用するときに該パンチ又はダイのホルダーからの突出量が大きくなり使用しないときにその突出量が小さくなるように該突出量を切替えるプレス機械のチェンジリテーナーであって、上記ホルダーに取り付けられ、上記パンチ又はダイをその突出量が変化するように進退自在に支持するガイドと、上記ガイドに取り付けられ、上記パンチ又はダイの突出量を切替えるためのシリンダ装置とを備えていて、上記シリンダ装置のピストンロッドに、上記パンチ又はダイの背面を摺動することによって該パンチ又はダイを上記突出量が大きい使用位置と突出量が小さい非使用位置とに進退させるカムが形成されていることを特徴とする。
【0009】この発明の場合、シリンダ装置のピストンロッドにカムが形成されているから、従来のようなピストンロッドとカム部材との連結が不要になり、チェンジリテーナーの小型化に有利になる。また、シリンダ装置とガイドとは別体であるから、該シリンダ装置単独でのメンテナンスが可能になる。
【0010】上記シリンダ装置については、上記ガイドに対するシリンダの取付面の開口部に、前面が該ガイドのピストンロッド挿入孔まわりに全周にわたって当接し且つ内周面がピストンロッドの外周面に全周にわたって当接するロッドシールを嵌めた構成とすることが好適である。
【0011】これにより、別途パッキング(ダストシール)を設けることなくシリンダ装置をガイドに直結することができ、チェンジリテーナー全体の小型化に有利になるとともに、シリンダ内への異物の侵入を防止するうえで有利になる。
【0012】また、当該チェンジリテーナーを上記ホルダーに対して位置決めするための位置決めピンについては、これを上記パンチ又はダイの加工中心に配置することが好適である。これにより、チェンジリテーナーを加工中心に対して360度の範囲の任意の方角に配置してホルダーに取り付けることができる。
【0013】
【発明の効果】従って、この出願の発明によれば、シリンダ装置をパンチ又はダイのガイドに取り付けるようにするとともに、そのピストンロッドにカムを形成してパンチ又はダイの突出量の切替えを行なうようにしたから、チェンジリテーナーの小型化が容易になり、従って、パンチ・ダイの配置に関する設計上の自由度も高くなり、しかも、シリンダ装置のメンテナンスが容易になる。
【0014】また、上記シリンダ装置のシリンダの取付面の開口部にロッドシールを嵌めるようにしたものによれば、シリンダ装置をガイドに直結することが可能になり、シリンダ内への異物の侵入防止を図りながらチェンジリテーナー全体を小型にするうえで有利になる。
【0015】また、チェンジリテーナーの位置決めピンをパンチ又はダイの加工中心に配置したものによれば、チェンジリテーナーのホルダー上での配置の自由度が高くなる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1において、1はプレス機械のパンチホルダー、2はダイホルダー、3はワーク4をダイホルダー2側に押えるプレッサー、5はパンチ6をパンチホルダー1に保持するチェンジリテーナー、7はダイホルダー2に設けられたダイである。パンチホルダー1とプレッサー3との間にはプレッサー3をパンチ6よりも下方へ付勢するスプリング(図示省略)が設けられていて、プレッサー3は、パンチホルダー1の下降により、パンチ6の下降に先行して下降してワーク4をダイホルダー2側へ保持し、しかる後にパンチ6がワーク4に当接して打ち抜き加工を施すようになっている。
【0017】チェンジリテーナー5は、図2にも示すようにパンチ6を昇降自在に支持するケーシング(ガイド)8と、パンチ6をパンチホルダー1からの突出量が小さい非使用位置になるようにスプリング受け9を介して付勢するリターンスプリング11と、該リターンスプリング11の付勢力に抗してパンチ6をその突出量が大きい使用位置になるように駆動する横方向に配置したエアシリンダ装置12と、バッキング13とを備えてなる。
【0018】ケーシング8は、その前部の中間の高さの部位に、上記スプリング受け9が昇降する前方に開口したあご状開口部15を備えている。そして、図3にも示すように、この前部の下あご部に上記パンチ6の昇降をガイドする上下に貫通した円形のガイド孔16が形成され、上あご部に上記バッキング13が嵌まるバッキング孔17が形成されている。ガイド孔16とバッキング孔17とは、上下に対向するように互いに同心にして形成されている。
【0019】また、ケーシング8は、図4に示すように、後部の左右にケーシング8をパンチホルダー1に取り付けるための上下方向に貫通したボルト挿入孔18,18を備え、後端部の上面には該取付のための位置決めピン19が突出している。あご状開口部15の奥は上記シリンダ装置12のピストンロッドが進退する前後方向のロッド孔20に続いている。
【0020】図3に示すように、上記リターンスプリング11は2つ設けられていて、各々は下あご部の後端部の左右にスプリング挿入穴を設けて配置されている。スプリング受け9は、水平板状のものであって、その中央部にパンチ孔を備えており、上記パンチ6は該パンチ孔に嵌められて上縁のフランジが該スプリング受け9の上面に支持されている。また、スプリング受け9の周縁にはパンチ孔に嵌められたパンチ6の上面と同じ高さになるように突出した突出部9aを有し、該突出部9aの上端後部に後述するカムが摺動する傾斜面が形成されている。
【0021】バッキング13は、円柱状のものであって、その上面の中心に上方へ突出した位置決めピン21を備えている。この位置決めピン21と先に説明した位置決めピン19とは、チェンジリテーナー5をパンチホルダー1に取り付ける際に該ホルダー1のピン穴に嵌入してその位置決めをなすものであり、バッキング13の位置決めピン21は、上記パンチ6の軸心上に、つまり加工中心に配置されている。
【0022】シリンダ装置12は、シリンダ23とピストンロッド24とロッドシール25とを備えてなる。シリンダ23は、上記ケーシング8の背面にボルトによって直結されている。ピストンロッド24の前部には、上下の面が平坦に切削されてなり且つ前端面が上方へいくに従って前方へ向かうように傾斜したカム24aが形成されている。ロッドシール25は、上記ケーシング8に対するシリンダ23の取付面の開口部に嵌められた環状のものであって、その前面が該ケーシング8のロッド孔20のまわりに全周にわたって当接し、且つ内周面がピストンロッド24の後部の外周面に全周にわたって当接している。
【0023】従って、図1に示すように、ピストンロッド24を後退させている状態では、パンチ6はスプリング受け9と共にリターンスプリング11の付勢力によって上昇した突出量小の状態にあり、パンチホルダー1を下降させてもワーク4に対する加工は行なわれない。そこで、図5に示すようにピストンロッド24を突出させると、その前部のカム24aが前端の傾斜面によってスプリング受け9の突出部9aを横方向に摺動しさらにパンチ6の上端後縁部を摺動することによってスプリング受け9及びパンチ6をリターンスプリング11の付勢力に抗して押し下げる。これにより、パンチ6は突出量大の状態になる。よって、パンチホルダー1を下降させると、パンチ6はワーク4に当たってこれを打ち抜くことになる。
【0024】この実施形態の場合、ピストンロッド24にカム24aが形成されているから、ピストンロッドとカム部材との連結の必要がなくなってその全長が短くなるものであり、また、シリンダ23をケーシング8に直結することができるから、チェンジリテーナー5は全体的に小型のものになる。ロッドシール25は、埃がケーシング8とシリンダ23との間からシリンダ内に侵入することを防止するパッキングの役割を果たし、パッキングを別途設ける必要がないから、ケーシング8の背面からシリンダ装置12の突出量を少なくする。
【0025】また、位置決めピン21が加工中心に配置されているから、チェンジリテーナー5を加工中心に対して任意の角度に配向させてパンチホルダー1に取り付けることができ、他のチェンジリテーナーとの干渉を避け易くなる。
【0026】なお、上記実施形態はパンチ用のチェンジリテーナーに関するが、本発明がダイ用のチェンジリテーナーにも適用できることはもちろんである。




 

 


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