米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> 三浦工業株式会社

発明の名称 回転ドラム式濾過装置の制御方法および制御装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−225606
公開日 平成10年(1998)8月25日
出願番号 特願平9−47314
出願日 平成9年(1997)2月14日
代理人
発明者 白石 仁士 / 武田 知久
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 外周面に濾布8を張設した回転ドラム9を濾過槽1内に回転自在に設置し、前記回転ドラム9の内側へ原水を導入し、前記回転ドラム9を回転しながら濾過を行う構成とした回転ドラム式濾過装置における制御方法であって、前記原水の供給停止後に前記濾布8の洗浄を所定時間行うことを特徴とする回転ドラム式濾過装置の制御方法。
【請求項2】 外周面に濾布8を張設した回転ドラム9を濾過槽1内に回転自在に設置し、前記回転ドラム9の内側へ原水を導入し、前記回転ドラム9を回転しながら濾過を行う構成とした回転ドラム式濾過装置における制御方法であって、前記原水を貯留する原水貯留部3の水位が所定水位に達したとき、前記原水貯留部3の原水を所定量排水することを特徴とする回転ドラム式濾過装置の制御方法。
【請求項3】 外周面に濾布8を張設した回転ドラム9を濾過槽1内に回転自在に設置し、前記回転ドラム9の内側へ原水を導入し、前記回転ドラム9を回転しながら濾過を行う構成とした回転ドラム式濾過装置における制御装置であって、前記原水を貯留する原水貯留部3に水位制御装置24を設けるとともに、前記原水貯留部3の下部に電動弁26を備えた排水ライン25を接続し、前記水位制御装置24と前記電動弁26とを信号線27を介して接続したことを特徴とする回転ドラム式濾過装置の制御装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外周面に濾布を張設してなる回転ドラムを使用してプールや工業用水等の水を濾過する回転ドラム式濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プールや工業用水等の水を濾過する装置としては、外周面に濾布を張設した回転ドラムを用い、この回転ドラムの内側へ原水を導入し、回転ドラムを回転しながら濾布を通過させることによって原水の濾過を行う回転ドラム式濾過装置が種々提案されている。
【0003】従来、この種の回転ドラム式濾過装置の運転制御方法は、たとえばプールや工業用水等の原水供給部からの原水を前記回転ドラム式濾過装置へ供給する原水供給ラインに設けた供給ポンプを停止すると同時に、前記回転ドラム式濾過装置の運転も停止するように制御されている。しかしながら、前記原水の供給停止と同時に回転ドラム式濾過装置の運転も停止すると、回転ドラム内に残留した原水に混入している懸濁物が濾布に付着し洗浄されないまま残留する。そのため、次回運転時において原水を濾過する上で濾布詰まりとなり問題である。すなわち、前記濾布に付着した懸濁物が次回洗浄時までに濾布に固着し、濾布詰まりとなるため、次回洗浄時に余分な濾布洗浄時間が必要となる。
【0004】また、回転ドラム式濾過装置を長時間運転した場合、濾過槽の原水貯留部の底部に懸濁物が沈澱し原水が徐々に濃縮されて通水量が減少する場合がある。そのため、原水供給量に対し濾過した処理水量の方が少なくなり、前記原水貯留部の水位が上昇するので問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題点に鑑み、回転ドラム式濾過装置の運転効率を向上させるとともに、原水貯留部の原水の濃縮を緩和する制御方法を提供し、またその制御装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、請求項1に記載の発明は、外周面に濾布を張設した回転ドラムを濾過槽内に回転自在に設置し、前記回転ドラムの内側へ原水を導入し、前記回転ドラムを回転しながら濾過を行う構成とした回転ドラム式濾過装置における制御方法であって、前記原水の供給停止後に前記濾布の洗浄を所定時間行うことを特徴としており、また請求項2に記載の発明は、外周面に濾布を張設した回転ドラムを濾過槽内に回転自在に設置し、前記回転ドラムの内側へ原水を導入し、前記回転ドラムを回転しながら濾過を行う構成とした回転ドラム式濾過装置における制御方法であって、前記原水を貯留する原水貯留部の水位が所定水位に達したとき、前記原水貯留部の原水を所定量排水することを特徴としており、さらに請求項3に記載の発明は、外周面に濾布を張設した回転ドラムを濾過槽内に回転自在に設置し、前記回転ドラムの内側へ原水を導入し、前記回転ドラムを回転しながら濾過を行う構成とした回転ドラム式濾過装置における制御装置であって、前記原水を貯留する原水貯留部に水位制御装置を設けるとともに、前記原水貯留部の下部に電動弁を備えた排水ラインを接続し、前記水位制御装置と前記電動弁とを信号線を介して接続したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態について説明すると、この発明は、回転ドラム式濾過装置の運転制御方法に適用されるものとして実現される。まず、この発明の請求項1に記載の制御方法にあっては、前記回転ドラム式濾過装置への原水の供給が停止された後も、回転ドラムの濾布の洗浄を所定時間行うように制御する。すなわち、前記回転ドラム式濾過装置に備えている洗浄装置を駆動して前記濾布を洗浄し、洗浄水は系外に排出するので前記濾布に目詰まりはない。したがって、次回の濾過時には、スムーズに効率よく原水を濾過することができる。
【0008】また、請求項2に記載の制御方法にあっては、原水を貯留する原水貯留部の水位が所定水位に達したとき、前記原水貯留部の原水を所定量排水するように制御する。すなわち、前記原水貯留部に沈澱している懸濁物によって濃縮された原水を所定量排出する。したがって、前記原水貯留部の原水の濃縮度は緩和され、原水は回転ドラム内をスムーズに通水することができる。
【0009】また、請求項3に記載の制御装置にあっては、原水を貯留する原水貯留部に水位を検出する水位制御装置を設けるとともに、前記原水貯留部の下部に電動弁を備えた排水ラインを接続し、前記水位制御装置と前記電動弁とを信号線を介して接続した構成としている。前記構成の制御装置によれば、原水貯留部の水位が予め設定した水位に達すると、水位制御装置が水位を検知し、この検知信号を電動弁に通報する。通報を受けた前記電動弁は、予め設定した時間だけ開弁し、前記原水貯留部内の原水を所定量排出ラインから排出した後閉弁する。
【0010】以上のように、この発明によれば、回転ドラム式濾過装置へ供給する原水の供給停止後における濾布の洗浄運転により、次回の原水の濾過運転効率を向上させることができる。また、原水貯留部の原水中の懸濁物増加による通水量の低下は、前記原水貯留部の水位を検知し、所定水位に達したとき濃縮した原水を所定量排出するようにしたので、回転ドラム内の通水効率を向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明における回転ドラム式濾過装置の全体を概略的に示す説明図である。
【0012】図1において、この発明における回転ドラム式濾過装置は、基本的な構成において、回転ドラムが濾過槽1内に設置されたものとして実現される。この濾過槽1は、隔壁2によって区画された原水貯留部3と濾過処理部4とにより構成されており、原水貯留部3と濾過処理部4とは、隔壁2に形成した円形の連通孔5により連通している。そして、濾過処理部4内には、濾過した処理水を一時的に貯留するバッファータンク部6を画成する堰板7が設けられている。
【0013】前記濾過処理部4内には、外周面に濾布8を張設した回転ドラム9が回転自在に収容設置されている。この濾布8は、その濾過表面が回転ドラム9の内側となり、またその裏面が回転ドラム9の外側となるように張設されている。回転ドラム9は、その軸方向の一端側,すなわち前記隔壁2側が開口しており、また他端側,すなわち前記堰板7側が閉鎖したものとして構成されている。そして、前記隔壁2に形成した連通孔5に対して、この一端側の開口がほぼ同一の直径をもって対応しており、したがって前記原水貯留部3内の原水は、前記連通孔5および開口を介して回転ドラム9の内側へ導入される構成となっており、後述するように、回転ドラム9の回転によって、原水は前記濾布8を介して連続的に濾過される。ここにおいて、前記連通孔5と回転ドラム9の開口とは、原水が開口から漏れて、直接前記濾過処理部4へ流入するのを防止するために、詳細な説明は省略するが、弾性シール部材10等を用いた適宜なシール構造によりシールされている。また、回転ドラム9の他端の閉鎖側には、回転ドラム9がスラスト荷重により軸方向へ移動するのを規制する軸受11が設けられている。
【0014】さて、前記回転ドラム9の外側には、図2に示すように、その頂部上方位置において、前記濾布8を外側から洗浄する逆洗手段12が配置されている。この逆洗手段12は、前記濾布8の外面に対し、前記回転ドラム9の回転方向の下流側へ向かう噴流束として洗浄水を流下供給するもので、洗浄水の前記濾布8に対する衝撃力を増大せしめて、前記濾布8に対する浸透力を高めるように構成されている。そして、この逆洗手段12は、具体的には、多数の流出孔13,13,…を長手方向に穿設した洗浄水供給パイプ14により構成されている。洗浄水は、スプレイ噴射のごとく分流することなく、噴流束となって各流出孔13から前記濾布8の外面へ流下する。この洗浄水供給パイプ14は、前記回転ドラム9の軸方向のほぼ全長に亘って延在した状態で設置されている。また、前記洗浄水供給パイプ14は、前記濾過処理部4内の濾過後の処理水を洗浄水として供給する構成としており、前記濾過処理部4とは、洗浄水供給配管15を介して接続されている。この洗浄水供給配管15には、洗浄水としての処理水を前記洗浄水供給パイプ14へ供給するポンプ16が設けられている。したがって、このポンプ16を作動することにより、前記濾過処理部4内の処理水が前記洗浄水供給パイプ14へ供給され、その作動は、制御器17(図2参照)により、そのON,OFFが制御される。
【0015】また、前記回転ドラム9の内側には、その上部位置において、前記逆洗手段12による洗浄排水を回収し、これを排水配管18を介して前記濾過槽1外へ排出する回収ホッパー19が配置されている。この回収ホッパー19も、前記洗浄水供給パイプ14と同様、前記回転ドラム9の軸方向のほぼ全長に亘って延在した状態で設置されている。さらに、前記回転ドラム9の内側には、原水に混入してきた比較的大きな木の葉等の固形物や前記濾布8の内側から剥離した泥等のヘドロ状物を前記回収ホッパー19へ収容するためのバスケット20とブラシ21が設けられている。
【0016】ここにおいて、前記構成における全体的な濾過処理について簡単に説明すると、まずプール等の原水供給源からの原水は、原水供給管22を介して濾過槽1の原水貯留部3へ供給される。原水貯留部3へ供給された原水は、原水貯留部3の連通孔5および回転ドラム9の開口を介して、回転ドラム9の内側へ導入される。回転ドラム9内へ導入された原水は、回転ドラム9の回転に伴って濾布8を介して連続的に濾過され、処理水として濾過処理部4内へ流入する。濾過処理部4内へ流入した処理水は、濾過処理部4内に設けられた堰板7をオーバーフローしてバッファータンク部6へ流入し、ここから処理水供給配管23を介してプール等へ供給される。一方、逆洗手段12である洗浄水供給パイプ14からの噴流束となって流下する洗浄水により洗浄された洗浄排水は、回転ドラム9内に設置された回収ホッパー19により回収され、排水配管18を介して濾過槽1外へ排出される。また前記逆洗手段12による濾布8の洗浄は、予め設定した所定間隔により前記制御器17のON,OFF信号により行う。
【0017】つぎに、この発明に係る制御装置について説明する。この制御装置は、前記原水貯留部3内に水位制御装置24を設けるとともに、この原水貯留部3の下部に排水ライン25を接続し、この排水ライン25に電動弁26を設け、この電動弁26と前記水位制御装置24とを信号線27を介して接続した構成としている。そして、前記水位制御装置24は、上限水位検出用電極棒28と下限水位検出用電極棒29を備えている。
【0018】つぎに、この発明に係る制御方法について説明する。この制御方法は、前記構成の回転ドラム式濾過装置の運転効率を向上させるためになされたものであって、まず第一の制御方法は、プール等の原水供給源からの原水の供給が停止されたときの制御方法であって、図1に示す原水供給管22に設けてある供給ポンプ(図示省略)が停止された後も、前記回転ドラム9の回転駆動を所定時間(たとえば、2〜5分間)継続して行うとともに、洗浄水供給配管15に設けたポンプ16を駆動し、洗浄水を逆洗手段12である洗浄水供給パイプ14へ供給して濾布8を洗浄し、洗浄排水は回収ホッパー19を介して排水配管18から系外に排出する。この所定時間の洗浄により、前記濾布8に付着した懸濁物が洗い落され、懸濁物が付着したままで残留することがなくなる。したがって、次回の濾過時には、前記濾布8に目詰まりはなくスムーズに効率よく原水を濾過することができる。
【0019】また、第二の制御方法は、回転ドラム式濾過装置を長時間運転したときの制御方法であって、この制御方法は長時間運転することにより原水貯留部3の底部に懸濁物が沈澱し、原水が徐々に濃縮されるため前記濾布8の通水量が低下し、前記原水貯留部3の水位が高くなり、原水が濾過槽1から外部に流出するのを防止するとともに、前記濾布8の通水量を正常に復帰させるものである。すなわち、前記原水貯留部3内に設けた水位制御装置24の上限水位検出用電極棒28が水位を検出すると、この検出信号を信号線27を介して排水ライン25に設けた電動弁26に通報する。通報を受けた電動弁26は開弁し、水位が下限水位検出用電極棒29の下端を切れば閉弁する。したがって、前記原水貯留部3内の底部に沈澱している懸濁物を排出するので、原水中の懸濁物の濃度が低下し前記濾布8の通水量は正常に復帰する。
【0020】つぎに、前記制御装置の他の実施例について説明すると、前記水位制御装置24に、たとえば上限水位検出用電極棒28とタイマ(図示省略)とを設ける構成である。この構成によれば、上限水位検出用電極棒28が水位を検出すると、この検出信号を電動弁26へ通報するとともに、電動弁26を開弁する。これと同時に、前記タイマが起動する。そして、所定時間経過後、前記タイマの復帰信号により、前記電動弁26を閉弁させる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の制御方法によれば、回転ドラム式濾過装置への原水供給停止後に濾布の洗浄を所定時間行うように制御したので、次回の原水供給時には濾布に目詰まりがなく、効率よく回転ドラム式濾過装置を運転することができる。また、原水貯留部の水位が所定水位に達したとき、前記原水貯留部の原水を所定量排出するようにしたので、前記原水貯留部から原水が流出するのを防止するとともに、原水の濃縮度を低下させて濾布の通水量を正常にすることができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013