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発明の名称 電線共同溝用コンクリート製管路の接合キー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−119027
公開日 平成10年(1998)5月12日
出願番号 特願平8−274750
出願日 平成8年(1996)10月17日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】尾股 行雄
発明者 松本 光二 / 小林 恵一 / 近藤 二郎 / 谷中 寿行 / 古賀 基之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 地中埋設型コンクリートブロックとなる電線管部とキー接合端を有する縦締め用シース部を備える電線共同溝用コンクリート製管路の端面に配置する接合キーにおいて、基端に投錨用くびれ部を設けるキー本体の管路接合面に臨む突き合わせ端面部の中央に剪断用テーパ凸部を形成した雄型キー体と、基端に投錨用くびれ部を設けるキー本体の管路接合面に臨む突き合わせ端面部の中央に、前記剪断用テーパ凸部が所定間隙を介し緩く嵌入される大径の内テーパ部を形成した雌型キー体とよりなることを特徴とする電線共同溝用コンクリート製管路の接合キー。
【請求項2】 剪断用テーパ凸部が、中央に型枠取付用コッタ穴を設けた剪断用テーパ凸部である請求項1記載の電線共同溝用コンクリート製管路の接合キー。
【請求項3】 内テーパ部が、中央に型枠取付用コッタ穴を設けた請求項1記載の電線共同溝用コンクリート製管路の接合キー。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は据付作業の簡略化を図る所謂コンクリート製C.C.BOXと呼ばれる電線共同溝用コンクリート製管路の接合キーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、隣り合う2個のコンクリートブロック(電線共同溝用コンクリート製管路)を縦方向に連結するための接続具(接合キー)としては、双方のブロック端部に単なるキー受管を配設し、ブロックの突き合わせ時に対向の各キー受管に丸棒キーを挿入介在させる雇いざね的な簡易タイプのものとか、凹部と凸部を形成した一対の接続具を双方のブロック端面部に装着する雌雄嵌合タイプなどが知られている。この場合、コンクリートブロックが橋梁の桁などの如く空間又は地上に構築される構造物の態様においては、ブロックの接続に際し外圧等に耐えるように接合強度(剪断力)を出す必要があり、接続手段としても雌雄嵌合となる凹凸部がきつく嵌まるように精度を持たせた構成とし、剪断を補強する器具としている(例えば、実公平5−9129号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の様な一対の接続具の雌雄嵌合を採る凹凸部の構成は、ほとんど遊びがなく嵌まる構成のため(例えば0.数mm程度の隙間)、必然的にブロック本体に対する装着配置にも精度を要し、且つ据付作業にあっても精巧な取扱い操作が要求されるに至っている。特に、このことは1個単位のブロック重量が数トン以上にも及ぶ重量物のため、ブロックを吊り上げて所定箇所まで搬入し、この状態で接続具を隣接のブロックの接続具に正対向させ正確な位置合わせ(軸位合わせ)を行なってからでないと、双方の接続具を嵌め合わせることが出来ず面倒であり、熟練を要し円滑な据付作業にほど遠い難しい施工を強いられている。
【0004】本発明は上記実情に鑑み、埋設に起因し土圧を受ける地中使用の電線共同溝用コンクリート製管路では、管路自体の動きが少なく本来のシース締めで接合が対処し得、接合キー(接続具)の係止は補助的手段となりうることに着眼し、主目的を据付作業の位置決めの簡略化を図るため、雌雄嵌合を遊び(ガタ)のあるテーパ形状とすることで、上記課題を解決する電線共同溝用コンクリート製管路の接合キーを提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、地中埋設型コンクリートブロックとなる電線管部とキー接合端を有する縦締め用シース部を備える電線共同溝用コンクリート製管路の端面に配置する接合キーにおいて、基端に投錨用くびれ部を設けるキー本体の管路接合面に臨む突き合わせ端面部の中央に剪断用テーパ凸部を形成した雄型キー体と、基端に投錨用くびれ部を設けるキー本体の管路接合面に臨む突き合わせ端面部の中央に、前記剪断用テーパ凸部が所定間隙を介し緩く嵌入される大径の内テーパ部を形成した雌型キー体とよりなるものである。
【0006】この場合、剪断用テーパ凸部は中央に型枠取付用コッタ穴を設けた剪断用テーパ凸部である。
【0007】また、内テーパ部は中央に型枠取付用コッタ穴を設けた内テーパ部である。
【0008】この様に、電線共同溝用コンクリート製管路の接合キーは雄型キー体の先端部に形成の剪断用テーパ凸部に対し雌型キー体の先端部の内テーパ部の形状を、剪断用テーパ凸部が緩く嵌合するように大きめの構成とし、管路端に臨む雌,雄型キー体の雌雄嵌合を遊び(ガタ)のあるテーパ嵌合を取るため、コンクリート製管路の連設に当たり、この管路を吊り上げて所定の据付位置に搬入し該管路端の接合キーとなる雄型キー体(又は雌型キー体)を、先に据付けた管路端の雌型キー体(又は雄型キー体)に対向させるが、この場合、雄型キー体のキー部がテーパ軸構成となるテーパ凸部となっているため、受側となる雌型キー体の内テーパ部に対し、双方を正対向(正確な位置決め)させなくとも、多少ずれがあってもテーパ凸部の先端部が内テーパ部の開口部に挿入し得る位置に来ていれば、その段階で嵌め込め操作が可能となる。ここで、管路を横(長手方向)移動させれば、少なくともテーパ凸部はそのテーパ面が内テーパ部の開口縁に摺接し強制的に位置規制されながら内テーパ部に滑り込み自動的な雌雄嵌合がなされる結果となり、据付作業の能率化につながる。
【0009】据付後の管路群はシース鋼材をもって締め付け、この後溝に対する埋め戻し等を行ない地中埋設状態とすれば土圧を受ける安定した管路敷設となる。このため、地震などによる地盤の変化とか又は管路自体が何等かの事情でシース孔のシース鋼材の張力に抗してずれを生じても、連設管路間に介在した接合キーは、その遊び間隙分(例えば、数mm)はずれ動いても、それ以上は雄型キー体のテーパ凸部が雌型キー体の内テーパ部面に接触し剪断を受ける所謂剪断キー作用が働き不動となり、管路の電線挿通孔部に挿入したケーブルに支障を来さない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電線共同溝用コンクリート製管路の接合キーを実施例の図に基づいて説明すれば、次の通りである。
【0011】図1乃至図3は鋼製の接合キーを示す実施例である。1はコンクリートブロックとなる電線共同溝用コンクリート製管路2の連設端面2aに埋め込み配置する雌雄嵌合タイプの接合キーで、該接合キー1の構成は、基端に投錨用くびれ部3を設ける円柱状キー本体1′の先端側の前記連設端面2aに臨む突き合わせ端面部4の中央に剪断用テーパ凸部5を突出形成した雄型キー体6と、基端に投錨用くびれ部7を設ける円柱状キー本体1′の先端側の管路連設端面2aに臨む突き合わせ端面部8の中央に、前記剪断用テーパ凸部5が所定間隙a(例えば、2mm程度)を介し緩く嵌入される大径の内テーパ部9を形成した雌型キー体10とよりなる分割構成である。この場合、前記テーパ凸部5の中央にはコンクリート用型枠11に仮止めするための型枠取付用コッタ穴12を設け、また前記内テーパ部9の中央にもコンクリート用型枠11に仮止めする型枠取付用コッタ穴13を設けている。
【0012】いまこの作用を説明すると、先ずこの接合キー1を電線共同溝用コンクリート製管路2に装着するに際し、例えば図4乃至図6に示す様に管路2における電線挿通孔14を3列2段とする6本配列態様の実施例では、この接合キー1の配置を管路2の両連設端面2a,2aに雄型キー体6と雌型キー体10に別けて配置する。この場合、雄型キー体6と雌型キー体10は2段の電線挿通孔14群の中間位置の両側部にあって前後対称に、コンクリートの打設前に型枠11の所定位置に予め仮止めしておく。この取付作業としては、雄型キー体6では型枠11に穿った取付孔11aにこのテーパー凸部5を内側より挿入し、取付孔11aを突出したテーパー凸部5の頂部に、型枠11の外側に二重とした固定枠部11bから螺挿する組立ボルト15を挿通し先端を型枠取付用コッタ穴12に螺合する(図7のA参照)。また、雌型キー体10では型枠11の内側に当接し、該型枠11の外側から螺挿する組立ボルト15の先端を型枠取付用コッタ穴13に螺合し取付ける(図7のB参照)。
【0013】この後、打設したコンクリートが固まってから型枠11を取り外せば電線共同溝用コンクリート製管路2が仕上がる。この管路2の両側端面2a,2aの所定箇所に雄型キー体6と雌型キー体10が配される。なお、この管路2の成形に当たっては長手方向(縦方向)に所定手段をもって複数個(6本)の電線挿通孔14と、該電線挿通孔14の中間位置にシース孔16を形成し、且つ端面2aの周囲に気密保持ゴム17をも取付ける。また、管路2の上面2bの少なくとも2箇所には施工用吊り孔18を設けるものである。
【0014】ここで、コンクリート製管路2群の埋設となる据付作業に当たり、所定の埋設溝(図示せず)における不陸調整の終わった後に該管路2を順次搬入する。この場合、管路2の上面の前後位置の施工用吊り孔18に植設する吊り具(図示せず)にクレーンのワイヤーを掛けて吊り上げ所定箇所に搬入する。
【0015】ここにおいて、コンクリート製管路2の一端面2aを、例えば雄型キー体6が前工程で据え置いた他のコンクリート製管路2の端面2aの雌型キー体10に対向する位置まで吊り下げる。このとき、管路2端より突出の雄型キー体6のテーパ凸部5が対向の管路2端の雌型キー体10の内テーパ部9の中心に合致させる正確な位置決め作業を行なわなくとも、テーパ凸部5自体がテーパ軸構成のため、このテーパ凸部5の先端部分5aが雌型キー体10の内テーパ部9の大口となる開口9cに少なくとも挿入できる位置に達していれば、この吊り下げ状態で管路2を長手方向の横移動するだけでテーパ凸部5の先端部分5aが内テーパー部9の開口9cに挿入される。
【0016】即ち、テーパ凸部5と内テーパ部9を正対向となる正確な位置決めをしなくとも、先端部分5aが開口9cの何処かに臨む位置に導けばよく、多少位置ずれがあってもテーパ面5bは固定側となる開口縁9bに摺接し自動的な挿入規制を受けながら順次奥部まで案内され雌雄嵌合を得る。このとき、雄型キー体6の突き合わせ端面部4と雌型キー体10の突き合わせ端面部8が当接して停止する(図8参照)。
【0017】また、このとき両管路2,2の端面2a,2a同志も気密保持ゴム17を介在した連設となる。また、双方のシース孔16,16の端部には小さな(浅い)凹凸構造(図示せず)を付けて有り、ここでも一種の雌雄嵌合を得る。
【0018】この後、連設のコンクリート製管路2の締付作業としては、複数個単位のコンクリート製管路2にシース鋼材(PC鋼材)19を通して締付ける。この複数個の管路2の連通とったシース孔16に適宜太さをもつシース鋼材19を一端より挿入し他端で止める公知の所謂元締め作業を行なって繋げれば、管路2群が連設管路2′となる(図6参照)。この時、雌雄嵌合となった雄型キー体6と雌型キー体10のテーパー凸部5と内テーパー部9間には予め設定した間隙(ガタ)aが設定される。
【0019】次に、コンクリート製管路2群が繋がり連設管路2′と成った後、所定の溝埋め戻しを行ない地中埋設状態とすれば、管路2群に土圧を受けるため、前記シース鋼材19の締付力と相俟って連設管路2′にずれを招かない安定した埋設管路となる。勿論、雄型キー体6と雌型キー体10自体はそれぞれ基端にくびれ部3、7を有し管路本体となるコンクリートブロックに対し投錨作用を発揮するため、抜け出る虞れはない。
【0020】ここで、仮に地震等にて地盤にずれ現象が生じて、シース鋼材19の締付力に抗してコンクリート製管路2群にずれが起こっても、各管路2の接合部には接合キー1が介在されているため、該接合キー1の雌雄嵌合する雄型キー体6の剪断用テーパ凸部5と雌型キー体10の内テーパ部9の間隙a(ガタ)分だけはずれも(この間隙aは、2mm程度の少ない幅である)、一方の剪断用テーパ凸部5のテーパ面5aが他方の内テーパ部9のテーパー面9aに接衝し剪断荷重を受ける結果となるため、必要以上に管路のずれを招かない。即ち、この剪断用テーパ凸部5の形状は鋼製テーパ軸構造で剪断キーとなるため、堅牢で十分剪断に耐え得るものである。また、この接合キー1は管路2の端面2aにあって少なくとも左右2箇所に配設し、管路2自体に回動も生じない。
【0021】図9と図10は電線挿通孔を4個配設するコンクリート製管路の他の実施例を示す。この場合は、コンクリート製管路2の構成は四方位置に電線挿通孔14を配設しその中央に1個のシース孔16を設け、且つ該シース孔16の両側となる2箇所に接合キー1を配設する。このとき、接合キー1は管路2の一端面2aに雄型キー体61を他端面2aに雌型キー体10を配設するものである。この管路2,2同志の連設も前記同様で、吊り下げた管路2を被接合となる他の管路2の端面2aに導きこの雄型キー体6の剪断用テーパ凸部5を雌型キー体10の内テーパ部9に挿入し雌雄嵌合をする。
【0022】また、図11と図12は電線挿通孔を9個配設するコンクリート製管路の他の実施例を示す。この場合は、電線挿通孔14を3列3段に配設したものであり、このときの接合キー1は電線挿通孔14の配列中、上段と中段、中段と下段との中間の左右位置となる2箇所に配設する。また、このときのシース孔16は2箇所に設ける。この管路2,2同志の連設も前記同様で、吊り下げた管路2を被接合となる他の管路2の端面2aに導きこの雄型キー体6の剪断用テーパ凸部5を雌型キー体10の内テーパ部9に挿入し雌雄嵌合をする。
【0023】
【発明の効果】上述の様に、本発明の電線共同溝用コンクリート製管路の雄型キー体と雌型キー体よりなる接合キーは、管路自体が地中埋設に起因して土圧を受ける態様で絶えず大なる剪断を受けないため、雄型キー体の剪断用テーパ凸部と雌型キー体の内テーパ部を所定間隙(ガタ)のある雌雄嵌合を得る構成としたことにより、据付作業の簡略化につながる。即ち、管路端面に突設の雄型キー体側のテーパ凸部を、他方の管路端面の雌型キー体の内テーパ部に対し正確な位置決めを行なわなくとも、少なくともテーパ凸部の先端部が内テーパ部の大口開口に案内された段階で管路を移動すればよく、テーパ凸部のテーパー面の摺動で自動的に雌雄嵌合がなされ。また、このテーパ凸部はあくまでテーパ軸構造を取るため、堅牢であり、敷設後に地震等にあって地盤の変化に応じ連設管路が別途挿通のシース鋼材の締付けに抗してずれたとき、直ちにテーパ凸部面が内テーパ部面に当接し剪断荷重を受けため、接合キー本来のキー作用を発揮するものである。また、本発明の接合キーは簡略構成となっているため製作が容易であり、且つコンクリートブロック(管路)を形成するための型枠に対し厳密な取付け精度も要せず、この点からも作業性の良い接合キーとなる。なお、上記接合キーは鋼製使用に基づき説明したが、剪断強度が出れば合成樹脂部材で製作することも自在である。




 

 


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