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発明の名称 既設管路のクリーニング工法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−118594
公開日 平成10年(1998)5月12日
出願番号 特願平8−283725
出願日 平成8年(1996)10月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小橋 信淳
発明者 結城 勇 / 五十嵐 満 / 久保 幸久
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 既設管路内面に付着する錆、スラグを研磨部材により研磨除去する既設管路のクリーニング工法において、上記管路の一端開口より、該管路の内径よりも若干小さい外径を有する研磨部材を前記管路内に導入し、上記管路の一端開口部に吸引装置を連結し、該吸引装置を稼働させながら前記研磨ピグを前記管路内にて移動させるように施工することを特徴とする既設管路のクリーニング工法。
【請求項2】 上記研磨部材は、略円錐状に形成される端部と、略円筒状に形成される胴体部とを有していることを特徴とする請求項1記載の既設管路のクリーニング工法。
【請求項3】 上記研磨部材の胴体部は、所要幅の円筒研磨材を複数個連結してなることを特徴とする請求項2記載の既設管路のクリーニング工法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設管路のクリーニング工法に関し、さらに詳しくは、管路内面に付着している錆やスラグ等の異物または屈曲部を研磨することにより除去するクリーニング工法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋設されている管路には、ガス管や水道管の他に、通信ケーブルや送電ケーブルを挿通するための通信用管路や電力用管路がある。通信用管路や電力用管路は、敷設区間内で継手を介して管同士が連結され、その内部にチューブで被覆されている通信ケーブルや送電ケーブルが挿通される。
【0003】ところで、既設管路は、埋設期間が長期にわたると腐食等による老朽化現象が進行して管内に漏洩孔等の欠損部が生じ、その欠損部から管路内部に侵入した雨水により管路内面に錆が発生することがある。また、継手を介して連結されている管路の場合、地上からの圧力が作用することにより継手部分を境にして管路に断差が生じたりあるいは屈曲したりすることがあり、管の端縁が管内に突出した状態になり、ケーブルが挿通不能になってしまうことがある。そこで、ケーブルを挿入する前に管路の内面を研磨して錆やスラグを研磨除去するクリーニング工法が採用されている。クリーニング工法の一例としては、研磨材からなる研磨部材を管路内に挿入し、研磨ピグの外表面を管内面に接触させて移動させる方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したクリーニング工法では、研磨ピグによって除去された錆やスラグが研磨材表面に推積し、所謂、目詰りを起こして研磨機能を低下させてしまう虞がある。また、クリーニングした後、ケーブルが挿通可能になったかどうかを確認するために、挿通テストを行わなければならない。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記従来のクリーニング工法における問題に鑑み、研磨材の目詰りを起こさないようにして研磨機能の低下を防止することができ、合わせてケーブルの挿通テストを兼ねる既設管路のクリーニング工法を提供することにある。
【0006】この目的を達成するため、請求項1記載の発明は、既設管路内面に付着する錆、スラグを研磨材により研磨除去する既設管路のクリーニング工法において、上記管路の開口部より、該管路の内径よりも若干小さい外径を有する研磨ピグを前記管路内に導入し、上記管路の一端開口部に吸引装置を連結し、該吸引装置を稼働させながら前記研磨ピグを前記管路内にて移動させるように施工することを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、上記研磨部材は、略円錐状に形成される端部と、略円筒状に形成される胴体部とを有していることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記研磨部材の胴体部は、所要幅の円筒研磨材を複数個連結してなることを特徴とする。
【0009】
【作用】上述した手段により請求項1記載の発明では、まず吸引装置を管路の一端開口部に連結し、該吸引装置を稼働させながら、研磨部材を管路内で移動させる。この際、管路内には吸引装置の吸引作用により空気流が発生する。そのため、管路内面には該空気流による乾燥作用が働き、研磨し易い状態になる。また、研磨部材の移動によって管内面から除去された研磨粉片が、高速空気流により管外へ排出される。さらに、研磨部材の表面付近は管内面との間隔が極狭のため高速空気流になるため、研磨部材の外表面に推積している研磨粉片はこの高速空気流により排除される。
【0010】また請求項2記載の発明では、研磨部材は、略円錐状に形成される端部と、略円筒状に形成される胴体部とを有しているため、例えば管路の継手屈曲部分で管路内径が小さくなっている箇所に研磨部材が差し掛かった場合でも、略円錐状のテーパ面で研磨することができる。また、管路内において胴体部の通過により、ケーブルの挿通可能を確認することができる。
【0011】さらに請求項3記載の発明では、研磨部材の胴体部は、所要幅の円筒研磨材を複数個連結して構成していることから、円筒研磨材の配列を組み替えることで、局部的な研磨磨耗を防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、図示実施例により、本発明の詳細を説明する。図1は、本発明によるクリーニング工法を説明するための模式図であり、図2および図3は、図1に示したクリーニング工法に用いられる研磨部材と管路との関係を示す断面図である。図1において、本発明によるクリーニング工法は、研磨対象となる管路1の延長方向両端にマンホール2、3が設けられている。管路1の延長方向一端開口が位置する一方のマンホール2には、地上に設置されたコンプレッサーあるいは発電機等の駆動装置4によりエアーあるいは電力を用いて駆動され、スライド機構を有したドリル5が設置されており、該ドリル5の回転部には9mm径を有したピアノ線あるいはこれと同等なロッド部材からなる押込み部材6が連結されている。該押込み部材6は、ドリル5によって回転およびスライド機構により前進・進退できるような剛性を有している。また、押込み部材6は、管路1の長さに応じて継ぎ足すことができるように構成されている。
【0013】押込み部材6の先端には、研磨部材7が固定されている。研磨部材7は、図2および図3に示すように、牽引方向に沿って複数個連結された円筒状の砥石7a、7b、7cを備えており、それら砥石のうち、牽引方向の最先端および最後端に位置する砥石7b、7cは、牽引方向上流側および下流側の端縁がテーパ面とされた円錐形状とされ、残りの砥石7aが円柱形状とされている。また、各砥石7a、7b、7cは、その外径寸法が、管路1に挿通されるケーブルの外径寸法よりも僅かに大きく、かつ、管路1の内径に対して若干小さくなる関係で設定されている。本実施例では、管路1内に挿通されるケーブル(図示されず)の外径が70mmである場合、その外径に対して3〜5mm程度大きくした外径とされ、さらに、管路1の内径に対しては、その内面との間に若干の隙間が形成できる外径寸法とされている。さらに、各砥石が連結されることにより得られる研磨部材7の牽引方向での長さは、管路1に挿通されるケーブルの外径に応じて決定され、本実施例では、ケーブルの外径が70mmである場合、研磨部材7の牽引方向での長さが30cmとされている。これは、図2および図3に示す継手部8、8’を境にして管路同士が段差や屈曲変形を生じている場合でも研磨部材7が段差あるいは屈曲変形部を通過できることを考慮したものである。さらに砥石7aの配列は組替え可能になっており、特に先端部の砥石7aの磨耗が激しいため、配列を組み替えることで、局部的な磨耗を防止できる機構になっている。
【0014】管路1の延長方向他端開口が位置する他方のマンホール3には、管路1の延長方向他端開口に吸引装置9から延長されたダクト10が連結されている。吸引装置9は、管路1内に位置する研磨部材7を境にして、研磨部材7の移動時、その移動方向(図1において矢印で示す方向)の上流側を負圧化するためのものであり、これにより、管路1内では管内空気流が生成される。
【0015】本実施例は以上のような構成を用いることにより、次の手順が実行される。まず、一方のマンホール2にドリル5を設置し、このドリル5を駆動装置4に接続して回転駆動可能な状態とする。研磨部材7は、予め押込み部材6と一体化されてマンホール2に位置する管路1の開口端から挿入する。次いで、吸引装置9が始動されると吸引装置9側に向け、管内空気が生成される。この際、該空気流により管路1内面には乾燥作用が施され、研磨部材7の研磨効果が向上する。一方、ドリル5により研磨部材7が回転させられるとともに押込み部材6を介して管路1内を移動し始めると、管路1の内面が研磨部材7の砥石7a、7b、7cによって研削され、研削によって生じた錆やスラグ等の研磨粉が吸引装置9によって排除される。また、研磨部材7の外表面に蓄積する研磨粉は、研磨部材7の外表面と管路1内面との間に形成されている極狭の隙間を通過する高速空気流により、研磨部材の外表面より離脱し吸引装置9に流入することになる。そのため、研磨粉の目詰まりによる研磨性能の低下を防止することができる。ここで図示しないが、吸引装置9には、研磨粉を収容する収容ダクトを備えているものとする。
【0016】研磨部材7が図2および図3に示すように、継手部8、8’の屈曲部を通過する際には、まず円錐状に形成される砥石7cのテーパ面で管路内に突出している管端縁を研磨する。そして研磨部材7を回転させながら押込むことで、砥石7aが通過し、管路1内にケーブルが挿通可能なことを確認する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発明では、管路内には吸引装置の吸引作用により空気流が発生するため、管路内面には該空気流による乾燥作用が働き、研磨し易い状態になる。また、研磨部材の移動によって管内面から除去された研磨粉片が、高速空気流により管外へ排出される。さらに、研磨部材の表面付近は管内面との間隔が極狭のため高速空気流になるため、研磨部材の外表面に推積している研磨粉片はこの高速空気流により排除される。その結果、研磨後の研磨粉片の排除作業を行う必要がなく、作業労力を低減させることができる。
【0018】また請求項2記載の発明では、研磨部材は、略円錐状に形成される端部と、略円筒状に形成される胴体部とを有しているため、例えば管路の継手屈曲部分で管路内径が小さくなっている箇所に研磨部材が差し掛かった場合でも、略円錐状のテーパ面で研磨することができる。また、管路内において胴体部の通過により、ケーブルの挿通可能を確認することができる。
【0019】さらに請求項3記載の発明では、研磨部材の胴体部は、所要幅の円筒研磨材を複数個連結して構成していることから、円筒研磨材の配列を組み替えることで、局部的な研磨磨耗を防止することができる。




 

 


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