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発明の名称 フィルタプレスにおけるろ布の昇降装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−85518
公開日 平成10年(1998)4月7日
出願番号 特願平8−265116
出願日 平成8年(1996)9月12日
代理人
発明者 渋谷 隆一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 並列した多数のろ板3・・・間に一対のろ布4.4を設け、そのろ布4の上縁部を合着してろ布の支持バー5に止着し、この支持バー5をろ板3の上方に設けた転輪6に掛け回した紐状体7の一端に連結し、ろ布4の下部をろ板3の下方に設けた案内ロール8に巻回した後、ろ布4の下縁部を上記紐状体7の他端に連結してろ布を昇降自在としたフィルタプレスにおいて、上記ろ布4の支持バー5をろ板3の上方に垂下させた係止杆12に係脱自在に支架させると共に、多数のろ板3・・・に沿って移動自在に配設した台車15に、その走行方向に沿って、摺動するスライドプレート17を設け、このスライドプレート17にろ布4の昇降装置18と、昇降装置18に配設した支持バー5の保持解離装置21とを搭載したことを特長とするフィルタプレスにおけるろ布の昇降装置。
【請求項2】 請求項1記載のろ布の支持バー5の昇降仮想圏内に臨ませて昇降位置検知装置22.24を設け、この昇降位置検知装置22.24とろ布の昇降装置18及びスライドプレート17の摺動装置23とを連動させ、ろ布4を昇降させながらろ布の支持バー5を係止杆12から離脱または係止させることを特長とするフィルタプレスにおけるろ布の昇降装置。
【請求項3】 請求項1記載のろ布の昇降装置18が、複動形2段シリンダーであることを特長とするフィルタプレスにおけるろ布の昇降装置。
【請求項4】 請求項1記載のろ布の支持バー5の係止杆12は鈎形状の保持部12aと保持部12aの開放側に昇り勾配とした先端部12bを設け、この係止杆12の後端部をろ板3に立設したブラケット10に弾装して垂下させたことを特長とするフィルタプレスにおけるろ布の昇降装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、開閉自在に並列した多数のろ板を一枚あるいは数枚ごとに開板し、開板したろ板間でろ布を順次昇降させ、ろ布間に形成させたケーキを剥離するフィルタプレスにおけるろ布の昇降装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数のろ板を一枚あるいは数枚ごとに開板し、ろ布を加振してケーキを剥離する装置は、例えば、特公平5−55166号公報に記載してあるように公知である。また、出願人が提案した特公平2−12603号公報においては、ろ布駆動装置を走行自在な台車に搭載し、シリンダーに配設した爪でろ布の上部支持バーを把持し、シリンダーを作動させながらろ布を下降させてケーキを剥離し、再び停止位置に復帰したろ布をろ板上部のマストから垂下させた爪で保持させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のろ布を加振する装置にあっては、長時間かけて分離した難ろ過性のケーキは粘着性があり、ろ布から剥離することが困難であった。そして、上記のろ布を昇降させる装置にあっては、剥離性の悪いケーキをろ布間から排出するためには有効であるが、摺動するろ布の支持バーをろ板上部のマストから垂下させた爪で保持させることが困難であり、しかも、水分を含んで重くなったろ布は保持させた爪から脱落する恐れがあった。また、ろ布を昇降させるためのシリンダーが長くなり、フィルタプレスの上方に大きい空間が必要であった。そこで、この発明は、上記の装置を改良し、難ろ過性原液の処理に適したフィルタプレスの昇降装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨とするところは、並列した多数のろ板間に一対のろ布を設け、そのろ布の上縁部を合着してろ布の支持バーに止着し、この支持バーをろ板の上方に設けた転輪に掛け回した紐状体の一端に連結し、ろ布の下部をろ板の下方に設けた案内ロールに巻き回した後、上記紐状体の他端に連結してろ布を昇降自在としたフィルタプレスにおいて、上記ろ布の支持バーをろ板の上方に垂下させた係止具に係脱自在に支架させると共に、多数のろ板に沿って移動自在に配設した台車に、その走行方向に沿って摺動するスライドプレートを設け、このスライドプレートにろ布の昇降装置と、昇降装置に配設したろ布の支持バーの保持解離装置とを搭載したものである。
【0005】そして、上記ろ布の支持バーの昇降仮想圏内に臨ませて昇降位置検知装置を設け、この昇降位置検知装置とろ布の昇降装置及びスライドプレートの摺動装置とを連動させ、ろ布を昇降させながら、支持バーを係止杆から解離または係止させるようにしたものである。また、ろ布の昇降装置は、好ましくは複動形2段シリンダーとすれば、フィルタプレスの上方に大きい空間を必要としないものである。上記ろ布の支持バーの係止杆は、具体的には、鈎形状の保持部と、保持部の開放側に昇り勾配とした先端部を設け、この係止杆の後端部をろ板に立設したブラケットに弾装して垂下させ、上昇してきたろ布の支持バーを係止杆に係合しやすくしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明は上記のように構成してあり、ろ布間に形成されたケーキを排出するに当り、ろ板を一枚または数枚ごとに開板し、ろ布の昇降装置を搭載した台車を開板したろ板の所定位置に移動させる。そして、昇降装置をろ布の支持バーの近傍まで降下させ、昇降位置に配設した保持解離装置で支持バーを挾持して係止杆から支持バーを離脱させる。次に、台車に設けたスライドプレートを摺動させ、支持バーを係止杆から遠ざけた後、昇降装置によりろ布を下降させ、ろ布がろ板下方の案内ロールに沿って方向転換する時にろ布間のケーキは排出される。同時に支持バーが係止杆の下方に移動した時に、スライドプレートを復帰させる。ケーキ排出後、ろ布を上昇させ、支持バーを係止杆に支架させた後、次のろ板間に台車を移動させ、ろ布間のケーキを排出させる。
【0007】また ろ布の支持バーの昇降仮想圏内に臨ませて、昇降位置検知装置が設けてあり、この昇降位置検知装置とろ布の昇降装置及びスライドプレートの摺動装置とを連動させ、ろ布を走行させながら支持バーを係止杆から離脱及び係止させるようにしてある。そして、ろ布の昇降装置は、複動形2段シリンダーを使用し、シリンダーのストロークを長くできるようにしてある。即ち、ピストンの長さに比較してシリンダーの長さを短くすることができる。また、支持バーの係止杆はその側面に鈎形状の係止部と係止部の開放側に昇り勾配とした先端部を設け、上昇してきた支持バーが係止杆の先端部に案内されて係止部に係止するようにしてある。
【0008】
【実施例】この発明を実施例に基づき詳述すると、先ず、図1において、符号1はガイドレールであって、その前後のフレーム2.2で支架されて、このガイドレール1上には多数のろ板3・・・が開閉自在に並列されている。これらのろ板3.3間には、図2に示すように一対のろ布4.4が設けられ、そのろ布4.4の上縁部を合着してろ布の支持バー5に止着してある。この支持バー5は、ろ板3の上部に設けた滑車6に掛け回したワイヤーロープ7の一端に連結し、ろ布4の下部をろ板3の下方に設けた案内ロール8に巻回した後、上記ワイヤーロープ7の他端に連結してある。符号9はろ布3.3の間に原液を供給するための給液板である。ろ布4の吊設装置について図3に基づき詳述すると、符号10はろ板3の両背部に立設したブラケットであって、ブラケット10の上部に水平状にシャフト11が配設され、このシャフト11に2個の滑車6.6が回動自在に軸支されている。そして、ろ布の支持バー5の両端部にそれぞれ連結した2本のワイヤーロープ7.7が上方の2個の滑車6.6に逆向きに掛け回され、一対のろ布4.4の下縁部にそれぞれ連結されて、ろ布4.4がシーソー状に昇降できるようにしてある。符号12はシャフト11から垂下させた係止杆であって、図4に示すように、その側面に鈎形状の保持部12aと、保持部12aの開放側に昇り勾配とした先端部12bが設けてあり、係止杆12の後端部が上記シャフト11に軸支され、係止杆12の係止部の開放側に付勢するスプリング13と回動を規制するストッパー14とで常に鉛直方向に垂下させ、支持バー5を保持した係止杆12が揺動しないようにしてある。そして、ろ布4を上昇させた時、支持バー5が支持杆12の先端部12bを押圧し、スプリング13に逆らって支持杆12を後方に回動させ、支持バー5を支持杆12の係止部12aに案内するようにしてある。
【0009】符号15は、ガイドレール1に沿って走行自在に配設した台車であって、図5に示すように、ろ板3の上方をおおうように門型状に構成してある。台車15の上部には、台車15の走行方向と平行に設けたレール16上にスライドプレート15が配設されている。ろ板3の中央部上方のスライドプレート15に、ろ布昇降用の複動形2段シリンダー18がその基端部を載置して立設してあり、ろ板3の背部上方のスライドプレート15に、伸縮自在なガイドバー19.19がその基端部を載着して立設してある。そして、複動形2段シリンダー18のピストン18aとガイドバー19の先端部19aが台車15の下方の連結杆20にそれぞれ止着してあり、複動形2段シリンダー18のピストン18aを伸長させると、連結杆20が伸縮自在なガイドバー19に案内されながらろ布の支持バー5の上方に降下するようにしてある。連結杆20の両端部には、図6に示すようにミニハンド21がそれぞれ配設してあり、複動形2段シリンダー18のピストン18aを伸長して降下させたミニハンド21で支持バー5の両端部を把握させ、ろ布を昇降させるようにしてある。
【0010】符号22はミニハンド21に設けた近接スイッチであって、ミニハンド21が支持バー5を挾持あるいは解離したことを検知した時に、この検知信号をろ布昇降用の複動形2段シリンダー18の電磁弁に伝達し、ピストン18aを上至点まで収縮させるようにしてある。また台車15の上部には図7に示すように伸縮先端部をスライドプレート17に止着したシリンダー23が配設してあり、台車15の走行方向と並列にスライドプレート17が摺動できるようにしてあり、上記ミニハンド21が支持バー5を挾持した時に、近接スイッチ22の検知信号を上記複動形2段シリンダー18のピストン18aの収縮に呼応してスライドプレート15を摺動させ、係止杆12の保持部12aからミニハンド21で挾持した支持バー5を上昇させながら係止杆12から離返させ、ろ布4を走行させるときに、係止杆12の前方を支持バー5が降下するようにしてある。符号24はろ布の支持バー5の挾持位置確認用のリミットスイッチであり、支持バー5の上方に伸長させた複動形2段シリンダー18のピストン18aを挾持位置の確認信号で停止させれば、係止杆12で保持された支持バー5を複動形2段シリンダー18に配設したミニハンド21で挾持できるようにしてある。なお、複動形2段シリンダー18の後端部と先端部に、ろ布走行上限リミットスイッチと下限リミットスイッチ(図示せず)が設けてあり、ろ布走行の開始及び停止と走行方向の切換を行うようにしてある。また、台車15には、図5に示すようにろ板3の送り装置25が配設してあり、開板したろ板3.3間に位置するろ布の支持バー5の上方にろ布昇降用の複動形2段シリンダー18が移動してくるようにしてある。
【0011】この発明は上記のように構成してあり、ろ布の昇降装置の作動について、図8に基づき詳述すると、(イ)先ず、ろ板3の送り装置25でろ板3を開板し、ろ布昇降用の複動形2段シリンダー18を支持バー5の上方に移動させる。(ロ)ろ布下降用の電磁弁をONとし、複動形2段シリンダー18のピストン18aを伸長させ、リミットスイッチ24により、支持バー5の近傍でピストン18aの伸長を停止する。(ハ)複動形2段シリンダー18に配設したミニハンド21の電磁弁を作動させ、ミニハンド21で支持バー5を挾持する。(ニ)この支持バー5の挾持をミニハンド21に設けた近接スイッチ22で確認し、この検知信号により複動形2段シリンダー18のピストン18aを収縮させると同時に、この挾持確認信号により台車15の上部に設けたシリンダー23の電磁弁を作動させ、スライドプレート15を前方に摺動させ、ろ布4を上昇させながら支持バー5を係止杆12から離反させる。(ホ)次に、複動形2段シリンダー18の上昇上限リミットスイッチにより、再びピストン18aを伸長させ、支持バー5を押し下げてろ布を走行させて、ろ布4.4間に形成されたケーキをろ板3の下方に排出すると同時に、上記上昇上限リミットスイッチの検知信号によりシリンダー23の電磁弁を作動させ、スライドプレート15を当初の位置に復帰させる。(ヘ)ケーキを排出した後、複動形2段シリンダー18の下降下限リミットスイッチがピストン18aの伸長下限を検知すると、複動形2段シリンダー18の電磁弁を切り換えて、ピストン18aを収縮させ、ろ布4は上昇を開始する。上昇してきた支持バー5はやがて係止杆12の傾斜した先端部12bに当接し、その傾斜面を押圧して係止杆12をスプリング13に抗して回動させ、支持バー5を係止杆12の前面を摺動させながら支持バー5を上至点まで上昇させる。(ト)上昇上限リミットにより複動形2段シリンダー18のピストン18aを再び伸長させると、支持バー5はスプリング13に付勢された係止杆12の前面を摺接しながら、その保持部12aに到達し、リミットスイッチ24の支持バー5の挾持位置検知により、ピストン18aの伸長は停止される。(チ)このリミットスイッチ24の検知信号をミニハンド21の電磁弁に伝達し、ミニハンド21を支持バー5から解離させ、支持バー5を係止杆12の保持部12aで係合保持される。(リ)この解離をミニハンド21に設けた近接スイッチ22で検知し、ピストン18aを収縮させ、次のろ板3.3間のろ布4を昇降させるために待機する。
【0012】
【発明の効果】この発明に係る装置はろ布の昇降装置を設けることにより、難ろ過性の原液に対処でき、ろ布昇降時のトラブルが解消できるものである。即ち、従来のろ布を加振する装置にあっては、粘着性のあるケーキは、加振するだけではろ布からの剥離が困難であった。またろ板上方にろ布昇降用のシリンダーを設け、ろ布の支持バーを把持して昇降させる従来の装置にあっては、揺動する支持バーを狭持することが困難であったものであるが、この発明にあっては、鈎形状の係止杆をろ板上方に弾装して垂下してあるので、係止杆が揺動することがなく、支持バーの狭持も容易となるものである。そして、係止杆の係止部を鈎形状としてあるので、水分を含んで重くなったろ布でも脱落することがないものである。そして、支持バーの挾持装置と、ろ布挾持位置及び挾持確認検知器とが連動させてあるので、ろ布昇降を確実に行うことができるものである。なお、ろ布昇降用のシリンダーを複動形2段シリンダーとすれば、シリンダーの長さに比較してそのピストンのストロークが長くなり、フィルタプレスの上方の空間を大きく取る必要がないものである。




 

 


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