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発明の名称 汚泥の濃縮装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−5506
公開日 平成10年(1998)1月13日
出願番号 特願平8−188263
出願日 平成8年(1996)6月27日
代理人
発明者 香川 征二郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 上部に分離水の溢流部を、下部に濃縮汚泥の抜取口4を設けた濃縮槽1をメッシュ等の通水性を有する抵抗板2で上下に仕切るとともに、その仕切った下室1bには、凝集剤を添加した原液の供給口5を、上室1aには分離水の取出口3を設けてなる汚泥の濃縮装置。
【請求項2】 上記凝集剤を添加した原液の混和槽7が濃縮槽1よりも上位に設置され、原液をその水頭差で濃縮槽1に供給することを特長とする請求項1記載の汚泥の濃縮装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高分子凝集剤を用いた汚泥の濃縮装置の改良に関し、従来、沈降濃縮では濃縮困難とされていた凝集剤を添加した汚泥を高濃度に濃縮できる装置を提供せんとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリマー等の凝集剤を添加して凝集した汚泥を濃縮するには、沈降濃縮は困難で一般には高圧空気等によって凝集フロックを浮上させている。また、起泡剤および空気を加えて浮上させる方法も知られている。特公昭63−33435はその例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、ポリマー等の凝集剤を添加して凝集させた下水汚泥は圧密状態が悪く沈降濃縮では、高濃度に濃縮することは困難である。このため、浮上濃縮法でも常圧浮上濃縮法でも高圧空気や起泡剤を用いてフロックを浮上させているがこれらの方法では、凝集剤の外に、コンプレッサー等の機器や起泡剤等の添加剤が必要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上述のような課題を解決し得るものであって、この発明は、凝集剤を添加して凝集した汚泥を若干の抵抗下において押し出すとフロックが塊状となって沈降する点に着目してなされたものである。
【0005】すなわち、この発明の要旨とするところは、上部に分離水の溢流部を下部に濃縮汚泥の抜取口を設けた濃縮槽をメッシュ等の通水性を有する抵抗板で上下に仕切るとともに、その仕切った下室には、凝集剤を添加した原液の供給口を、上室には、分離水の取出口を設けたものである。
【0006】上記凝集剤を添加した原液を濃縮槽に供給するには、ポンプを用いてもよいが、凝集剤を添加するための混和槽を濃縮槽よりも上位に設けて、その水頭差で供給してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明は、凝集剤が添加された汚泥が圧密状態となったときには、沈降する点に着目してなされたもので凝集混和槽から送られる原液中のフロックは、輸送管中の抵抗によって圧密状となり、濃縮槽に吐出するときには塊状となって濃縮槽中では沈降する。
【0008】したがって、このようにして供給される原液中のフロックが濃縮槽の下室に充満して、抵抗板による抵抗によって圧密度が増して高濃縮される。そして、原液中の水分は、抵抗板を通って上澄液として取出される。
【0009】すなわち、濃縮槽内では、圧密状となったフロック層がろ過層となって、水分が分離され、下室に濃縮汚泥を得ることができるものである。この濃縮汚泥は、濃縮具合を見計らって、回分式に取出しても、また、連続的に取出してもよいものである。
【0010】以上の説明でも明らかなように、この発明に係る装置は、濃縮槽に通水性の抵抗板を設けるのみの簡単な構成で従来困難とされていた凝集剤による凝集汚泥を沈降分離可能にしたものであり、特に、圧密にするための加圧エネルギーが自然の水頭差で充分でフロックをこわすことがなく、事後の脱水操作にも好適な濃縮汚泥を得ることができる。以下、図面に基づいてこの発明を具体的に説明する。
【0011】
【実施例】図1は、この発明に係る濃縮装置を備えた汚泥の濃縮フローシート図であり、図2は、その要部の拡大断面図である。図1において、符号1は濃縮槽、2は、濃縮槽2を上下に区分するように設けた抵抗板で、通水性を有するメッシュで構成してあり、凝集フロックを捕捉できる程度の粗いメッシュ(略5mm)で構成してある。
【0012】上下に区分された濃縮槽1の上室1aには、分離水の溢流管3が設けてあり、下室1bには、濃縮汚泥の引抜管4が設けてある。また、下室1bには、凝集剤が添加混和された原水の供給管5が開設してある。符号6は、凝集汚泥の掻寄機である。
【0013】次に、符号7は、凝集剤の混和槽であり、図示では濃縮槽1よりも高所に設けてそのヘッド差で凝集剤の添加汚泥を濃縮槽1に供給するようにしている。符号8は撹拌機、符号9は、高分子凝集剤のタンク、10は汚泥槽、11は汚泥供給ポンプ、12は濃縮汚泥の引抜ポンプである。
【0014】この発明に係る濃縮装置は、上述のように構成してあり、混和槽7で凝集剤を添加混和された凝集汚泥は、その水頭差によって供給管5内を流下し、その供給管5の管内抵抗によって圧密され、塊状となって濃縮槽1に供給される。この状態を図2に示す。
【0015】このように塊状となった凝集汚泥は、濃縮槽1内では沈降する。このようにして、下室1bに濃縮汚泥が充満するが、抵抗板2によって浮上が阻止されるので、その水分のみが抵抗板を通過して上室1aに溜り、溢流管3から系外に取出される。
【0016】すなわち、下室1b内では、抵抗板2の下方に溜った濃縮汚泥によってろ過層が形成され、水分のみが上室1a内に溜るもので、凝集汚泥からさらに水分を抜き取った状態となり、下室1bに高濃縮汚泥を得ることができるものである。
【0017】このようにして形成された下室1bの濃縮汚泥は、掻寄機6で掻き寄せた上で、引抜管4から系外に取り出される。この濃縮汚泥の引き抜き時期は、分離水の出具合をみて、回分式に引き抜いても、また、連続的に引き抜いてもよい。何れにしても、この発明に係る装置では、凝集剤を添加した凝集汚泥をさらに凝集汚泥をろ材としてろ過することになるので、高濃縮汚泥を得ることができるものである。
【0018】
【発明の効果】このように、この発明は、従来沈降濃縮は不可能とされた凝集剤添加の汚泥の沈降濃縮を可能にするとともに、特に、濃縮汚泥自体をろ材としてろ過して水分を切るもので、高濃縮を可能にしたものである。然も、従来の浮上濃縮に比較して、コンプレッサー等の浮上手段を必要とせず、また、凝集フロックを掻きまぜることがないので、事後の脱水処理等に好適な濃縮汚泥を得ることができるものである。




 

 


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