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発明の名称 マーカー素子を有する仕上げ工具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−34405
公開日 平成10年(1998)2月10日
出願番号 特願平9−80434
出願日 平成9年(1997)3月31日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 暁秀 (外3名)
発明者 ロルフ シュパンゲンベルク
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 予備成形されたドリル孔(5)に仕上げ加工を施すための工具であって、ドリル孔(5)内に導入可能なシャフト部分(2)と、加工方向とは反対側に位置するシャフト部分(2)の後端部に同軸的に接続された装着端部(1)とを具える仕上げ加工工具において、シャフト部分(2)と一体的に回動し得るよう、半径方向に離間した位置にマーカー素子(15)を加工方向に向けて延在させて配置したことを特徴とする仕上げ工具。
【請求項2】 請求項1記載の工具において、マーカー素子(15)を、加工方向とは反対側でばね(14)を介してシャフト部分(2)により支持する構成としたことを特徴とする工具。
【請求項3】 請求項1又は2に記載の工具において、マーカー素子(15)は、シャフト部分(2)を包囲する支持リング(8)に配置したことを特徴とする工具。
【請求項4】 請求項3記載の工具において、マーカー素子(15)を、ばね(14)のばね力に抗して支持リング(8)に対し変位可能としたことを特徴とする工具。
【請求項5】 請求項3又は4に記載の工具において、支持リング(8)は着脱可能にシャフト部分(2)に結合したことを特徴とする工具。
【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の工具において、マーカー素子(15)に略円錐形状のマーキング端(16)を設けたことを特徴とする工具。
【請求項7】 請求項6記載の工具において、少なくともマーキング端(16)を硬質金属製としたことを特徴とする工具。
発明の詳細な説明
【0001】
【技術分野】本発明は、予備成形されたドリル孔に仕上げ加工を施すための工具、特に、ドリル孔内に導入可能なシャフト部分と、加工方向とは反対側に位置するシャフト部分の後端部に同軸的に接続された装着端部とを具える仕上げ工具に関するものである。
【0002】
【背景技術】予備成形されたドリル孔に対する仕上げ加工は、ドリル孔が発現すべき機能的見地からしばしば必要とされるものである。このような仕上げ加工としては、例えば、ドリル孔のクリーニング、粗面処理、平滑化処理又はバックカットの形成等が挙げられる。
【0003】特に、ダイヤモンドを被着してなる中空クラウンドリルにより形成したドリル孔は内部にアンカーを接着剤で固定するため、ドリル孔内面に粗面処理又はバックカットが必要となる。なお、このようなバックカットを形成するための工具は、例えばヨーロッパ特許第0 289 988 号明細書に開示されている。
【0004】この既知の工具は、シャフト部分と、シャフト部分から半径方向に突出するよう、その長手方向に沿って配列された一連のカッターヘッドとを具えている。また、加工方向とは反対側に位置するシャフト部分の後端部には装着端部が同軸的に接続されている。この装着端部は工具をドリル装置に装着するためのものである。
【0005】ドリル孔の仕上がり検査に際して、既知の工具においては、ドリル孔が所期の機能を発現するのに必要とされる仕上げ加工が確実に達成されたか否かを、外部から容易に確認することができない。
【0006】
【発明の課題】したがって、本発明により解決すべき課題は、予備成形されたドリル孔につき、所要の条件を満足する仕上げ加工が達成されたか否かを容易かつ確実に確認することのできる仕上げ工具を提案することである。
【0007】
【課題の解決手段】この課題を解決するため、本発明は、ドリル孔内に導入可能なシャフト部分と、加工方向とは反対側に位置するシャフト部分の後端部に同軸的に接続された装着端部とを具える工具において、シャフト部分と一体的に回動し得るよう、半径方向に離間した位置にマーカー素子を加工方向に向けて延在させて配置したことを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、シャフト部分と一体的に回動し得るマーカー素子を、シャフト部分から半径方向に離間した位置で加工方向に向けて延在させて配置したことにより、加工すべき基材の表面に円形のマーキングを形成することが可能である。
【0009】マーカー素子が基材表面中に適度の深度で押込まれ、それにも拘らず基材表面に所望のマーキングを形成可能とするため、例えば、シャフト部分における加工方向側の端部と、マーカー素子における加工方向側の端部との間の間隔はドリル孔の深さよりも若干小さ目とする。このような設定によれば、例えば仕上げ加工としてバックカットを形成する場合には、シャフト部分がドリル孔の底部に接触したときにマーカー素子は基材表面中に僅かに押込まれることとなる。
【0010】基材表面に形成されたマーキングは、予備成形されたドリル孔についての仕上げ加工が完了したことを表示する標識となるものである。
【0011】1種類の仕上げ加工工具により異なる深さのドリル孔についての仕上げ加工を加工とするため、マーカー素子を、加工方向とは反対側でばねを介してシャフト部分により支持する構成とするのが有利である。
【0012】仕上げ加工を行うに際しては、本発明による工具におけるシャフト部分をドリル孔底部に到達するまでドリル孔内に導入する。そして、シャフト部分のドリル孔内への導入時にマーカー素子が基材表面に当接すると、マーカー素子はシャフト部分に対して相対変位する。その際に、マーカー素子とシャフト部分との間に配置されているばねが圧縮される。そのばねの圧縮力がマーカー素子を基材表面に対して押圧するので、引続く仕上げ加工の間にマーカー素子が基材中に押込まれ、これによりマーキングを形成するものである。
【0013】シャフト部分から半径方向により離間した位置にマーカー素子を配置可能とするため、マーカー素子は、シャフト部分を包囲する支持リングに配置するのが望ましい。
【0014】本発明による仕上げ工具を容易かつ経済的に製造可能とするため、例えば、マーカー素子を、ばねのばね力に抗して支持リングに対し変位可能とすることができる。
【0015】マーカー素子は使用により摩耗するものであるため、迅速に交換可能な構成とするのが望ましい。そのためには、マーカー素子を配置した支持リング全体を着脱可能にシャフト部分に結合する構成とするのが有利である。
【0016】基材表面にマーキングを容易に形成可能とするため、マーカー素子には略円錐形状のマーキング端を設けるのが有利である。このマーキング端には、例えば段付きの円筒領域を接続することができる。その円筒領域は、支持リングにおける対応する形状の受孔内に収めて軸線方向に変位可能に案内することができる。
【0017】コンクリート、岩石等の硬質基材中に予備成形されたドリル孔の仕上げ加工を可能とするため、マーカー素子の全体又は少なくともマーキング端を硬質金属製とするのが望ましい。
【0018】
【実施の形態】以下、本発明を図示の好適な実施形態について詳述する。
【0019】図示の仕上げ工具は、基材U中に予備成形されたドリル孔5内にバックカット7を形成するためのものである。この仕上げ工具は、ドリル孔5内に導入可能なシャフト部分2と、加工方向とは反対側に位置する後端部でシャフト部分2に同軸的に接続する装着端部1とを具えている。この装着端部1は、工具をドリル装置(図示せず)に装着するためのものである。
【0020】シャフト部分2の加工方向側領域には、その半径方向外方に向けて突出する一連のカッター素子4を、シャフト部分2の長手方向軸線に沿って配列する。これらのカッター素子4はそれぞれ切削エッジを有するものである。
【0021】前述したように、装着端部1は工具をドリル装置(図示せず)に装着するためのものである。工具をドリル装置に対して軸線方向に係止すると共に一体的に回動可能とするため、装着端部1の装着領域には両端が閉鎖した長溝3を形成する。
【0022】ドリル孔5の内径はシャフト部分2の外径と、カッター素子4のシャフト部分2からの半径方向への突出量に対応するものである。
【0023】装着端部1に隣接するシャフト部分2の領域には、支持リング8を軸線方向および回転方向に固定して配置する。支持リング8には内径がシャフト部分2の外径に対応する中心貫通孔9を形成する。支持リング8は、止めねじ等の固定素子10によりシャフト部分2に対して軸線方向および回転方向に確実に固定する。
【0024】シャフト部分2を包囲する領域で支持リング8に段付きの受孔11を設け、その内径が加工方向に向けて減少する配置とする。例えば、受孔11を内径の異なる3部分から構成する。
【0025】受孔11における各内径部分のうち、最も加工方向側に位置する第1内径部分を最小内径部分とする。第1内径部分により、支持リング8から加工方向に向けて突出するマーカー素子15の突出領域を案内する。
【0026】加工方向とは反対側で第1内径部分に隣接する第2内径部分の内径は、第1内径部分の内径よりも大き目に設定する。第2内径部分により、マーカー素子15の円筒領域に一体的に結合されたフランジを案内する。このフランジの外径は、第2内径部分の内径に対応させる。さらに、第2内径部分内にばね14を収め、このばね14はマーカー素子15が支持リング8に対して加工方向とは反対方向に変位したときに圧縮される配置とする。ばね14は、ドリル孔5の深さが異なる場合でもマーカー素子15を基材Uの表面Oに対して接触可能とする機能を発揮するものである。
【0027】加工方向とは反対側で第2内径部分に隣接する第3内径部分を最大内径部分とし、その内面に内ねじ12を形成する。この内ねじ12は、封鎖素子13における外ねじと協動させる。内ねじ12のねじ山に相当する内径は、第2内径部分の内径よりも大とする。
【0028】支持リング8内に配置されて軸線方向に変位可能とされたマーカー素子15には、略円錐形状のマーキング端16を設ける。このマーキング端16は、ドリル孔5の開口領域で基材Uの表面Oにマーキングを形成するものである。
【0029】バックカット7を形成するに際しては、予備成形されたドリル孔5内に本発明の工具を、シャフト部分2の加工方向側端部がドリル孔5の底部に当接するまで導入する。これと同時に、ばね負荷されたマーカー素子15が基材Uの表面Oに当接する。その際に、支持リング8内に配置されているばね14は、ドリル孔6の深さとは無関係に圧縮される。次に、工具を装着端部1において装着したドリル装置(図示せず)を作動させる。その結果、カッター素子4がシャフト部分2の片側だけに配置されているために、工具の偏心回転運動が生じる。したがって、カッター素子4はドリル孔5の内壁6に接触してバックカット7を形成する。
【0030】マーキング端16は工具と一体的に回動するため、略円形の細溝を基材Uの表面Oに形成する。この細溝は、予備成形されたドリル孔5についてバックカットを形成するための仕上げ加工が完了したことを表示する標識となるものである。




 

 


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