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発明の名称 装飾シートおよびその製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−95061
公開日 平成10年(1998)4月14日
出願番号 特願平8−273070
出願日 平成8年(1996)9月24日
代理人
発明者 服部 賢朗 / 幸野 良和
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 シート状基材の表面に、接着剤を介して粒状物を固着した装飾シートであって、前記粒状物の少なくとも一部が、表面に消臭剤を付着せしめた粒状物である装飾シート。
【請求項2】 粒状物が任意の模様状に固着されてなる請求項1記載の装飾シート。
【請求項3】 シート状基材の表面に接着剤を塗布した後、塗布した接着剤が硬化する前に、表面に消臭剤を付着せしめた粒状物を含む粒状物を散布して前記粒状物を付着させ、余剰の粒状物を除去してから接着剤を硬化させるとともに、粒状物を固着一体化せしめることを特徴とする装飾シートの製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁材、天井材および床材等の建築物内装材、車輌用の内装材や座席表装材、家具用表装材などとして好適に使用される優れた消臭効果を奏する装飾シートおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、壁材、天井材および床材等の建築物内装材、車輌用の内装材や座席表装材、家具用表装材などとして、合成樹脂や布帛など各種の素材からなる装飾シートが使用されている。
【0003】一方近年では、快適な居住空間の実現に対する要求が高まっており、臭覚上の不快感(不快臭)の除去もその一つである。特に、鉄筋コンクリートやアルミサッシ等を使用した建築物が近年増加しているが、このような建築物は高い気密性を有しているため、不快臭が籠もりやすい。また、車輌においても同様である。そこで、上記のような装飾シートについても、消臭効果を付与することが検討されている。
【0004】装飾シートに消臭効果を付与する方法としては、装飾シートを構成する合成樹脂層中に消臭剤を練り込む方法が知られている。この方法は、消臭剤を添加した合成樹脂組成物を適宜の手段にて成形して装飾シートとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の合成樹脂層中に消臭剤を練り込んだ装飾シートは、ある程度の消臭効果を奏するものであるが、消臭剤が合成樹脂層中に略均一に分散しているため、練り込んだ消臭剤中、不快臭の成分と接触する消臭剤は極僅かであり、消臭効果が十分なものとは言えなかった。また、合成樹脂中に練り込む消臭剤の量を多くすれば、ある程度の消臭効果の向上は見られるが十分とは言えず、むしろ製品のコストが大幅に高くなるといった問題が生じる。
【0006】本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、消臭剤の使用量が少量であっても、優れた消臭効果を奏し得る装飾シートおよびその製造方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本発明の装飾シートは、表面に消臭剤を付着せしめた粒状物を、シート状基材表面に接着剤を介して固着せしめたことを特徴とするものである。すなわち本発明の装飾シートは、消臭剤を練り込まずに、粒状物表面に付着せしめ、かつ表面に消臭剤を付着せしめた粒状物を接着剤を介してシート状基材表面に固着せしめたことにより、該粒状物同志が間隙を有した状態で固着せしめられ、その結果として、空気中の不快臭成分との接触面積が大きくなり、極めて効率的に不快臭を除去することができるのである。
【0008】また、本発明の装飾シートの製造方法は、シート状基材の表面に接着剤を塗布した後、塗布した接着剤が硬化する前に、表面に消臭剤を付着せしめた粒状物を含む粒状物を散布して前記粒状物を付着させ、余剰の粒状物を除去してから接着剤を硬化させるとともに、粒状物を固着一体化せしめることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の装飾シートについて説明する。図1は、本発明の装飾シートの一実施例を示す部分拡大断面図であり、図中の符号1は本発明の装飾シート、符号11はシート状基材、符号2は粒状物、符号3は接着剤を示している。
【0010】本発明の装飾シート1に使用できるシート状基材11としては、従来より装飾シートあるいは装飾シートの基材として使用されているものであれば、いずれのものであっても使用できる。勿論、これらの製造にあたっては、従来と同様の方法が採用できる。
【0011】例えば、壁材や天井材の場合であれば、通常使用されている難燃紙や不燃紙などの紙類や、天然の動物性または植物性繊維、ガラス繊維、ロックウール、パルプ、合成繊維等の無機または有機繊維の一種または二種以上に必要に応じて炭酸カルシウム、クレー、水酸化アルミニウム等の充填剤や樹脂バインダー等を混合してなる織布、編布、不織布などの布帛類、あるいはこれらの表面に発泡または非発泡の合成樹脂層を一層あるいは複数層形成したものなどが使用できる。尚、前記の合成樹脂層は全面に形成したものに限らず、ロータリースクリーンプリンター等を用いて模様状に形成したものであってもよい。また、エンボスロール等を用いてのエンボス加工や、発泡抑制剤および/または発泡促進剤を含むインキを使用したいわゆるケミカルエンボス法にて表面に凹凸を形成したものであってもよいし、通常のインキを用いて印刷模様を形成したものであってもよい。
【0012】床材の場合では、発泡あるいは非発泡の合成樹脂シート、発泡あるいは非発泡の合成樹脂層を複数層積層した合成樹脂積層シート、天然の動物性または植物性繊維、ガラス繊維、ロックウール、パルプ、合成繊維等の無機または有機繊維の一種または二種以上に必要に応じて炭酸カルシウム、クレー、水酸化アルミニウム等の充填剤や樹脂バインダー等を混合してなる織布、編布、不織布、紙等の基材表面および/または裏面に、発泡または非発泡の合成樹脂層を一層あるいは複数層積層したものなどが使用できる。上記の合成樹脂シートあるいは合成樹脂層は、熱可塑性樹脂製チップを加熱圧着して得られるものであってもよい。また、エンボスロール等を用いてのエンボス加工や、発泡抑制剤および/または発泡促進剤を含むインキを使用したいわゆるケミカルエンボス法にて表面に凹凸を形成したものであってもよいし、通常のインキを用いて印刷模様を形成したものであってもよく、これらの表面に、必要に応じて透明および/または不透明の着色チップ、無機粉体などを含有せしめた透明または不透明の耐摩耗層を形成したものや紫外線硬化型塗料等による塗膜を形成したものであってもよい。
【0013】車輌用の内装材や座席表装材あるいは家具用表装材の場合では、発泡あるいは非発泡の合成樹脂シート、発泡あるいは非発泡の合成樹脂層を複数層積層した合成樹脂積層シート、天然の動物性または植物性繊維、ガラス繊維、ロックウール、パルプ、合成繊維等の無機または有機繊維の一種または二種以上に必要に応じて炭酸カルシウム、クレー、水酸化アルミニウム等の充填剤や樹脂バインダー等を混合してなる織布、編布、不織布等に発泡あるいは非発泡の合成樹脂層を一層あるいは複数層積層したもの、上記の布帛類に合成樹脂を含浸させたものなどが使用できる。また、エンボスロール等を用いてのエンボス加工や、発泡抑制剤および/または発泡促進剤を含むインキを使用したいわゆるケミカルエンボス法、絞付離型紙などを使用したいわゆる転写法などの手段にて表面に凹凸を形成したものであってもよいし、通常のインキを用いて印刷模様を形成したものであってもよく、また、艶調整などを目的とした表面処理を施したものであってもよい。
【0014】上記の合成樹脂としては、従来より装飾シートに使用されているものであればいずれのものであっても使用できる。具体的には、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂やこれらの混合物、フェノール系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂などの熱硬化性樹脂が使用できる。
【0015】上記の塩化ビニル系樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−エチレン共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−ビニルエーテル共重合樹脂、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸共重合樹脂、塩化ビニル−メタクリル酸共重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合樹脂、塩化ビニル−メタクリル酸エステル共重合樹脂、塩化ビニル−ウレタン共重合樹脂などから選ばれる一種以上の樹脂が使用でき、上記のオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合樹脂、エチレン−メチルアクリレート共重合樹脂、エチレン−メチルメタクリレート共重合樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂、エチレン−アクリル酸共重合樹脂、エチレン−プロピレン共重合樹脂などが使用できる。
【0016】また、上記の合成樹脂に代えて、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−酢ビゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムなどの天然もしくは合成ゴムや熱可塑性エラストマー(TPE)なども使用することができる。
【0017】上記の合成樹脂、ゴムあるいは熱可塑性エラストマー(以下、「合成樹脂」と記す)には、必要に応じて可塑剤、安定剤、滑剤、発泡剤、膨張剤、帯電防止剤、導電性粉末、導電性短繊維、抗菌剤、防黴剤、各種充填剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、老化防止剤、軟化剤、増粘剤、粘度降下剤、希釈剤、二次可塑剤、各種界面活性剤、撥水剤、撥油剤、架橋剤、硬化剤、着色剤などの通常使用される添加剤を添加することができる。勿論、上記の合成樹脂に消臭剤を添加してもよい。
【0018】上記の合成樹脂および必要に応じて添加される各種添加剤とからなる合成樹脂組成物は、従来と同様の方法、例えば、カレンダー法、押出法などの公知の手段にてシート状に成形し、必要に応じて基材等と積層する方法や、合成樹脂組成物がペーストやエマルジョン等の場合には、ドクターナイフコーター、ロールコーター、グラビアプリンター、ロータリースクリーンプリンター、カーテンフローコーター等の手段にて塗布した後、加熱ゲル化もしくは乾燥固化して合成樹脂層を形成する方法などによって、合成樹脂層あるいは合成樹脂シートとされる。
【0019】シート状基材11の厚さは、特に限定されるものではなく、その用途によって適宜選定される。例えば、壁材や天井材の場合では0.1〜3.0mm程度、床材の場合では0.5〜10mm程度、車輌用の内装材や座席表装材あるいは家具用表装材の場合では0.3〜5.0mm程度である。
【0020】シート状基材11の上に塗布される接着剤3としては、加熱、紫外線照射、電子線照射などによって硬化する性質の、公知の液状接着剤が使用でき、使用するシート状基材および粒状物の種類等に応じて適宜選定される。具体的には、塩化ビニルペースト;塩化ビニル−エチレン共重合樹脂エマルジョン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、塩化ビニル−アクリル共重合樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマルジョン、酢酸ビニル−アクリル共重合樹脂エマルジョン、アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン等の合成樹脂エマルジョン;SBRラテックス、NBRラテックス、CRラテックス、IIRラテックス等のラテックスなどの接着剤が挙げられる。これらは、単独で使用してもよいし、二種以上を併用して使用することもできる。
【0021】上記の接着剤は透明であっても不透明であってもよく、任意の色相に着色することもできる。また、上記の接着剤には、必要に応じて可塑剤、安定剤、各種充填剤、帯電防止剤、導電性粉末、導電性短繊維、抗菌剤、防黴剤、増粘剤、粘度降下剤、希釈剤、各種界面活性剤、撥水剤、撥油剤、発泡剤、膨張剤、架橋剤、硬化剤、着色剤などの添加剤を添加することもできる。勿論、消臭剤を添加してもよい。
【0022】上記の接着剤3は、シート状基材11の表面全面あるいは任意の模様状に塗布される。任意の模様状に塗布した場合は、後で固着する粒状物がそれに沿って固着されることになり、意匠性にも優れた装飾シートを得ることができる。接着剤3を塗布する手段としては、全面に塗布する場合であれば、ドクターナイフコーター、ロールコーター、グラビアプリンター、ロータリースクリーンプリンター、カーテンフローコーターなどが使用でき、任意の模様状に塗布する場合であれば、グラビアプリンター、ロータリースクリーンプリンター、フレキソ印刷機などが使用できる。
【0023】接着剤3を模様状に塗布する場合にあっては、塗布面積が小さすぎると、消臭剤を表面に付着せしめた粒状物の固着量が少なくなりすぎるため、充分な消臭効果を得ることができない。塗布面積の最低限度は、固着せしめる粒状物中に含まれる消臭剤を表面に付着せしめた粒状物の量などによって異なり、一概には決められないが、目安としては、固着せしめる粒状物中の全てが消臭剤を表面に付着せしめた粒状物の場合で、シート状基材表面積の約10%程度とするのが好ましい。すなわち、固着せしめる粒状物中の全てが消臭剤を表面に付着せしめた粒状物の場合では、接着剤3の塗布面積がシート状基材表面積の約10%以上とするのが好ましく、固着せしめる粒状物中の約50%が消臭剤を表面に付着せしめた粒状物である場合には、接着剤3の塗布面積がシート状基材表面積の約20%以上とするのが好ましい。
【0024】接着剤3の塗布厚については、薄すぎると粒状物2の固着力が劣るため、使用中に粒状物2が脱離するなどの問題が生じ、厚すぎて粒状物2が接着剤3中に埋没した場合では、不快臭成分との接触面積が小さくなり、充分な消臭効果を得ることができない。なお、塗布厚が厚くても粒状物2が接着剤3中に埋没せずに、接着剤3の表面部分に止まっている場合であれば、塗布厚が厚すぎても消臭効果を損なうことはない。
【0025】本発明に使用される上記の接着剤3を介してシート状基材に固着される粒状物2は、図2に示すような核となる粒状物21の表面に消臭剤22を付着せしめたものを含むものである。
【0026】核となる粒状物21としては、合成樹脂やゴムなどからなる有機質粒状物であってもよいし、天然鉱物などの無機質粒状物であってもよく、これらの混合物であってもよい。核となる粒状物21の形状は、図1、図2に示すような球状に限られるものではなく、任意の形状のものが使用できるが、車輌用の座席表装材、家具用表装材などのように、人が直接触れるような箇所に使用する場合には、角張ったものは避けるのが望ましい。また、人が直接触れるような箇所に使用する場合には、粒状物21の素材として著しく硬いものは避けるのが望ましい。
【0027】核となる粒状物21の粒径は、小さすぎると表面に消臭剤22を付着させづらいとともに、接着剤3より露出する部分の面積が小さすぎて充分な消臭効果を得ることができず、大きすぎると、装飾シート表面に大きな突起が形成されるために、触感が悪くなるばかりか、使用中に種々のものを引っ掛けたりして、粒状物2が脱離するなどの問題が生じやすい。従って、粒状物21の粒径は、0.1〜5.0mm程度とするのが望ましい。
【0028】核となる粒状物21として好ましくは、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−エチレン共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−ビニルエーテル共重合樹脂、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸共重合樹脂、塩化ビニル−メタクリル酸共重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合樹脂、塩化ビニル−メタクリル酸エステル共重合樹脂、塩化ビニル−ウレタン共重合樹脂等の塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合樹脂、エチレン−メチルアクリレート共重合樹脂、エチレン−メチルメタクリレート共重合樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂、エチレン−アクリル酸共重合樹脂、エチレン−プロピレン共重合樹脂等のオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂;フェノール系樹脂、尿素系樹脂、メラミン系樹脂などの熱硬化性樹脂;天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−酢ビゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムなどの天然もしくは合成ゴム;熱可塑性エラストマーなどから選ばれる一種以上の材料からなる顆粒状物、ペレット、チップ、塊状物等やこれらの顆粒状物等の混合物である。勿論、上記の顆粒状物等に上記以外の材料からなる有機質粒状物や無機質粒状物を混合してもよい。
【0029】上記の核となる粒状物21は、透明であっても不透明であってもよく、任意の色相に着色されたものであってもよい。また、必要に応じて、可塑剤、安定剤、滑剤、発泡剤、膨張剤、帯電防止剤、導電性粉末、導電性短繊維、抗菌剤、防黴剤、各種充填剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、老化防止剤、軟化剤、増粘剤、粘度降下剤、希釈剤、二次可塑剤、各種界面活性剤、撥水剤、撥油剤、架橋剤、硬化剤、着色剤などの通常使用される添加剤を添加したものであってもよい。勿論、消臭剤を添加したものであってもよい。
【0030】本発明に使用される消臭剤としては、従来より使用されているものであれば、いずれのものであっても使用できる。具体的には、活性炭、活性炭素繊維、ゼオライト、ベントナイトなどの吸着剤、ラウリルメタアクリレート、グリオキザール、ジヒドロキシアセトン、ゲラニルクロトネート、3,3,5−トリメチルヘキサトール、β−エトキシプロピオンアルデヒド、グルタロアルデヒド、ジアナミド、トリエチレングリコール等のグリコール類、各種脂肪酸、フマル酸、スルファミン酸、ソルビン酸、アスコルビン酸、ヒドロキシカルボン酸、ポリカルボン酸、アビエチン酸(マツ科植物の樹脂中に含まれる)、木酸液(木材の熱分解によって得られる酸性成分でフェノール成分を含む)、各種脂肪酸アルデヒド、硫酸第一鉄等の各種硫酸塩、各種硝酸塩、無機または有機の塩基性物質、鉄(II)−アスコルビン酸系物質、マンガン(II)−アスコルビン酸系物質、鉄(III)−オクタカルボキシフタロシアニン、緑茶フラボノイド(緑茶抽出成分で、消臭成分であるフラボノイドを主体とし、アミノ酸、タンニン、有機酸、糖類、プリン塩基等を含む)、緑茶乾留エキス、天然鉱物の粉末、氣鳴岩の粉末などが挙げられる。上記の消臭剤は、単独または二種以上を併用して使用できる。また、必要に応じて、活性炭、活性炭素繊維、ゼオライト、ベントナイト、シリカ(天然シリカ、合成シリカ等)などの多孔性物質に吸着させたものであってもよいし、マイクロカプセルに封入したものであってもよい。
【0031】上記の消臭剤は、核となる粒状物21の表面に付着させる。このとき、予め粒状物21の表面に、シート状基材11表面に塗布する接着剤と同様の接着剤を塗布しておいてもよい。また、核となる粒状物21の表面に着色剤を付着させた後、消臭剤を付着させてもよい。更に、消臭効果を損なわない程度であれば、消臭剤を付着させた後に着色剤を付着させたり、消臭剤を付着させた後あるいは着色剤を付着させた後に、粒状物21と消臭剤との接着力をより強固にすること等を目的とした表面処理を施すこともできる。なお、消臭剤の種類によっては、合成樹脂中に消臭剤を含有させ、それを核となる粒状物21の表面に付着させ、消臭剤を含有する合成樹脂層を形成することによって、消臭剤を付着せしめることも可能である。
【0032】上記の接着剤や消臭剤を含有させる合成樹脂層は、透明であっても不透明であってもよく、任意の色相に着色されたものであってもよい。
【0033】上記のように、核となる粒状物21の表面に消臭剤22(接着剤、着色剤、表面処理、消臭剤を含有する合成樹脂層等を含む、以下同じ)を付着せしめた粒状物2は、核となる粒状物21、粒状物21に表面に塗布する接着剤、消臭剤を含有させた合成樹脂層等を任意の色相に着色したり、核となる粒状物21の表面に任意の色相の着色剤を付着させたりすることによって、任意の色相に着色することができる。この任意の色相に着色された粒状物2をシート状基材に固着させる場合には、同一の色相に着色された粒状物2のみを固着させるようにしてもよいし、異なる色相に着色された粒状物を適宜混合して固着させるようにしてもよい。このように、任意の色相に着色された粒状物2、特に異なる色相に着色された粒状物を適宜混合してシート状基材11表面に固着させることによって、意匠性にも優れる装飾シートを得ることができる。
【0034】核となる粒状物21の表面に消臭剤22を付着せしめる具体的手段としては、例えば、核となる粒状物21を高速回転翼型ミキサー(ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等)、リボンブレンダー等の混合攪拌機に投入して加熱攪拌を行い、核となる粒状物21が加熱され、表面が粘着性を帯びた状態となった時に消臭剤を表面に付着させる方法が挙げられる。また、核となる粒状物21と消臭剤との接着をより強固にするために、表面処理として、着色剤、撥水剤、その他の各種添加剤を添加した合成樹脂組成物などを、消臭剤による消臭効果を損なわない程度の厚さに塗布してもよい。
【0035】上記の着色剤、撥水剤、その他の各種添加剤を添加した合成樹脂組成物としては、液状であっても粉末等の固体状であってもよいが、固体状である場合には、核となる粒状物21が軟化しない温度で溶融し、消臭剤を付着せしめた粒状物の表面に合成樹脂層を形成し得るものであることが必要である。
【0036】上記の液状の合成樹脂組成物としては、塩化ビニルペースト;塩化ビニル−エチレン共重合樹脂エマルジョン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、塩化ビニル−アクリル共重合樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマルジョン、酢酸ビニル−アクリル共重合樹脂エマルジョン、アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン等の合成樹脂エマルジョンなどが挙げられる。また、SBRラテックス、NBRラテックス、CRラテックス、IIRラテックス等のラテックスなどを使用することもできる。
【0037】これらの合成樹脂組成物あるいはラテックスは、透明であっても不透明であってもよく、任意の色相に着色することもできる。また、これらの合成樹脂組成物あるいはラテックスには、必要に応じて可塑剤、安定剤、各種充填剤、帯電防止剤、導電性粉末、導電性短繊維、抗菌剤、防黴剤、増粘剤、粘度降下剤、希釈剤、各種界面活性剤、撥水剤、撥油剤、発泡剤、膨張剤、架橋剤、硬化剤、着色剤などの添加剤を添加することもできる。勿論、消臭剤を添加してもよい。
【0038】一方、上記の固体状の合成樹脂組成物としては、比較的低分子量のポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−エチレン共重合樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−ビニルエーテル共重合樹脂、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸共重合樹脂、塩化ビニル−メタクリル酸共重合樹脂、塩化ビニル−アクリル酸エステル共重合樹脂、塩化ビニル−メタクリル酸エステル共重合樹脂、塩化ビニル−ウレタン共重合樹脂等の塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合樹脂、エチレン−メチルアクリレート共重合樹脂、エチレン−メチルメタクリレート共重合樹脂、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂、エチレン−アクリル酸共重合樹脂、エチレン−プロピレン共重合樹脂等のオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂の他、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−酢ビゴム、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムなどの天然もしくは合成ゴムや熱可塑性エラストマーから選ばれる一種以上の合成樹脂等に、必要に応じて可塑剤、安定剤、滑剤、発泡剤、膨張剤、帯電防止剤、導電性粉末、導電性短繊維、抗菌剤、防黴剤、各種充填剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、老化防止剤、軟化剤、増粘剤、粘度降下剤、希釈剤、二次可塑剤、各種界面活性剤、撥水剤、撥油剤、架橋剤、硬化剤、着色剤、消臭剤などの通常使用される添加剤を添加してなる粉末状、顆粒状物、ペレット、チップ、塊状物等が使用できる。これらの合成樹脂組成物は、透明であっても不透明であってもよく、任意の色相に着色されたものであってもよい。
【0039】別の方法としては、核となる粒状物21を高速回転翼型ミキサー、リボンブレンダー等の混合攪拌機に投入して加熱攪拌を行いつつ、所定量の消臭剤、および着色剤、撥水剤、その他の添加剤を必要に応じて添加した合成樹脂組成物を徐々に投入し、核となる粒状物21の表面に消臭剤を含む合成樹脂層を形成する方法が挙げられる。上記の所定量の消臭剤、および着色剤、撥水剤、その他の添加剤を必要に応じて添加した合成樹脂組成物としては、上記の表面処理として使用する合成樹脂組成物と同様のものが使用できる。
【0040】更に別の方法としては、核となる粒状物21を高速回転翼型ミキサー、リボンブレンダー等の混合攪拌機に投入して加熱攪拌を行いつつ、可塑剤に顔料等の着色剤を分散させた液状組成物を徐々に投入し、核となる粒状物21に可塑剤を吸収させるとともに、その表面に着色剤を付着せしめた後、更に消臭剤を表面に付着せしめる方法が挙げられる。また、核となる粒状物21と消臭剤との接着をより強固にするために、上記と同様の表面処理を施すこともできる。
【0041】以上、攪拌方式による方法の例を説明したが、粒状物21の表面に消臭剤22を付着せしめる方法はこれらに限定されるものではなく、上記以外の攪拌方式による方法や、ディッピング、スプレー塗装などの方法を適用することも可能である。
【0042】本発明の装飾シート1を、床材、車輌用の内装材や座席表装材、家具用表装材などの水拭きによるメンテナンスを頻繁に実施するような用途に使用する場合には、水溶性の消臭剤を使用すると、メンテナンスによって消臭剤が溶出して消臭効果が低下してしまうため、粒状物2に撥水剤や撥油剤を含む表面処理を行うなどして、消臭剤を水から保護しておくのが望ましい。上記の撥水剤、撥油剤としては、通常使用されているものであれば、いずれのものでも使用できるが、特にその効果の面で、フッ素系、シリコン系のものが好適である。
【0043】本発明の装飾シートに使用される粒状物2としては、その全てが表面に消臭剤を付着させたものである必要はなく、表面に消臭剤を付着せしめていない粒状物を混合して用いることもできる。消臭剤22を付着せしめていない粒状物としては、上記の核となる粒状物21をそのまま使用してもよいし、それに着色剤を付着させたものや表面処理を施したものなどを使用してもよい。
【0044】全粒状物中に含まれる表面に消臭剤を付着させた粒状物が占める割合の最低限度は、使用する消臭剤の種類や核となる粒状物21表面に対する付着量、シート状基材11表面に塗布する接着剤3の塗布面積などによって異なり一概には決められないが、目安としては、シート状基材11の表面全面に接着剤3を塗布する場合で約10%とするのが好ましい。すなわち、シート状基材11の表面全面に接着剤3を塗布する場合では、全粒状物中に含まれる表面に消臭剤を付着させた粒状物が占める割合を10%以上とするのが好ましく、シート状基材11の表面積の約50%に接着剤3を塗布する場合では、全粒状物中に含まれる表面に消臭剤を付着させた粒状物が占める割合を20%以上とするのが好ましい。
【0045】上記の消臭剤を付着させた粒状物を含む粒状物2(以下「粒状物2」と記す)は、シート状基材11の表面に接着剤3を塗布した後、塗布した接着剤3が硬化する前にシート状基材11の表面に散布され、余剰の粒状物2を除去してから接着剤3を硬化させてシート状基材11表面に固着せしめられる。
【0046】粒状物2を散布する手段としては、通常使用される方法であればいずれの方法であっても適用し得る。具体的には、振動フィーダー、スキャッタリングマシーン、パウダースレー等の散布機で散布する方法が挙げられる。また、余剰の粒状物2を除去する手段についても、通常使用される方法であればいずれの方法であっても適用し得る。具体的には、接着剤に付着していない粒状物2をそのまま吸引除去する方法、シート状基材11の裏面側(すなわち、接着剤3を塗布していない側)から振動ローラー、バッティングローラー、その他適宜の振動機などでシート状基材11に対し略垂直方向の振動を与えつつ接着剤に付着していない粒状物2を吸引除去する方法、シート状基材11を裏返してから裏面側より振動を与え、接着剤に付着していない粒状物2を振り落とす方法などが挙げられる。
【0047】上記のようにして、塗布した接着剤3が硬化する前にシート状基材11の表面に散布し、余剰の粒状物2を除去した後に、接着剤3を硬化させる。接着剤3を硬化させる手段としては、使用する接着剤の種類によって適宜の手段が採用される。具体的には、加熱、紫外線照射、電子線照射あるいはこれらの手段の併用などである。
【0048】本発明の装飾シート1は必要に応じて、シート状基材11表面に接着剤3を介して粒状物2を固着した後、加熱したエンボスロールあるいは加熱したフラットロール等により挟圧してもよい。但し、粒状物2が圧潰されて粒状物2同志の間隙がなくなってしまうと、結果として空気中の不快臭成分との接触面積が小さくなってしまい、従来の合成樹脂層中に消臭剤を練り込んだものと同様に消臭効果が充分に発揮されない。従って、挟圧する場合にあっても、粒状物2同志の間隙を維持させることが肝要である。
【0049】また、本発明の装飾シート1は必要に応じて、シート状基材11表面に接着剤3を介して粒状物2を固着した後、あるいは更に加熱したエンボスロールあるいは加熱したフラットロール等により挟圧した後、従来の装飾シートに施されているのと同様の表面処理を施すこともできる。この表面処理は、例えば、塩化ビニルペースト;塩化ビニル−エチレン共重合樹脂エマルジョン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、塩化ビニル−アクリル共重合樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマルジョン、酢酸ビニル−アクリル共重合樹脂エマルジョン、アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン等の合成樹脂エマルジョン;SBRラテックス、NBRラテックス、CRラテックス、IIRラテックス等のラテックスなどに、着色剤、撥水剤、その他の各種添加剤を添加した合成樹脂組成物などをロールコーター、グラビアプリンター、ロータリースクリーンプリンター、エアナイフコーター、ドクターナイフコーター、カーテンフローコーターなどを用いて、塗布することによって行われる。但し、この表面処理によって形成される被膜が、連続する厚い被膜であると、消臭効果が著しく阻害されることになる。従って、この表面処理によって形成される被膜は、できる限り薄くするか、不連続な被膜とするのが望ましい。
【0050】
【実施例】以下に、床材を例にとり、本発明の装飾シートの実施例を挙げるが、本発明の装飾シートは、以下に示す実施例に限定されるものではない。
【0051】<粒状物の調製>・粒状物(1)
顆粒状塩化ビニル樹脂(粒径約0.2〜0.7mm)500gを、10リットルのヘンシェルミキサーに投入し、攪拌しつつ表1に示す配合1からなる消臭剤含有液状物280gを徐々に添加した。消臭剤含有液状物を添加し終わってからヘンシェルミキサーの加熱を開始し、約120℃で5分間加熱攪拌を行い、消臭剤含有液状物を顆粒状塩化ビニル樹脂に吸収させるとともに、消臭剤をその表面に付着せしめた後、ヘンシェルミキサーより排出し、室温にて冷却して粒状物(1)を得た。
・粒状物(2)
消臭剤含有液状物として、表1に示す配合2のものを使用する以外は、粒状物(1)と同様にして粒状物(2)を得た。
・粒状物(3)
消臭剤含有液状物として、表1に示す配合3のものを使用する以外は、粒状物(1)と同様にして粒状物(3)を得た。
・粒状物(4)
消臭剤含有液状物として、表1に示す配合4のものを使用し、消臭剤含有液状物のヘンシェルミキサー中への添加量を250gとする以外は、粒状物(1)と同様にして粒状物(3)を得た。
・粒状物(5)
上記のようにして得た粒状物(1)500gを、10リットルのヘンシェルミキサーに投入し、攪拌しつつ表1に示す配合5からなる塩化ビニルペースト65gを徐々に添加した。塩化ビニルペーストを添加し終わってからヘンシェルミキサーの加熱を開始し、約120℃で5分間加熱攪拌を行い、粒状物(1)の表面に塩化ビニルの薄膜を形成した後、ヘンシェルミキサーより排出し、室温にて冷却して粒状物(5)を得た。
・粒状物(6)
上記のようにして得た粒状物(1)500gを、10リットルのヘンシェルミキサーに投入し、攪拌しつつ表2に示す配合6からなるアクリルエマルジョン33gを徐々に添加した。アクリルエマルジョンを添加し終わってからヘンシェルミキサーの加熱を開始し、約120℃で20分間加熱攪拌を行い、粒状物(1)の表面にアクリル系樹脂の薄膜を形成した後、ヘンシェルミキサーより排出して、室温にて冷却して粒状物(6)を得た。
・粒状物(7)
上記のようにして得た粒状物(3)500gを、10リットルのヘンシェルミキサーに投入し、攪拌しつつ表2に示す配合7からなるアクリルエマルジョン33gを徐々に添加した。アクリルエマルジョンを添加し終わってからヘンシェルミキサーの加熱を開始し、約120℃で20分間加熱攪拌を行い、粒状物(3)の表面にアクリル系樹脂の薄膜を形成した後、ヘンシェルミキサーより排出して、室温にて冷却して粒状物(7)を得た。
【0052】
【表1】

【0053】
【表2】

【0054】〔実施例1〕ガラス繊維、パルプ、有機繊維および合成樹脂バインダーを含む繊維組織の緻密な厚さ0.22mmのガラス混抄紙の表面に、表3に示す配合Aの発泡性塩化ビニルペーストを、ドクターナイフコーターにて厚さが0.40mmとなるように塗布し、加熱オーブン中にて180℃で40秒間加熱してゲル化させ、その表面にグラビア印刷機にて複数のプリントインク(内1つは、発泡抑制剤を含むプリントインクを使用)による模様を印刷した後、表3に示す配合Bの透明塩化ビニルペーストを、ドクターナイフコーターにて厚さが0.20mmとなるように塗布し、加熱オーブン中にて180℃で60秒間加熱してゲル化させ、シート状基材を得た。得られたシート状基材の表面にロータリースクリーンプリンターを用いて、接着剤として表3に示す配合Cの塩化ビニルペーストを所定の模様に塗布(塗布面積/シート状基材表面積=約0.5)し、接着剤が硬化する前に、粒状物(1)を所定量散布した後、シート状基材の裏面より垂直方向の振動を与えつつ接着剤に付着していない粒状物(1)を吸引除去してから加熱オーブン中にて210℃で110秒間加熱して、接着剤を硬化させるとともに、発泡性塩化ビニルペーストを発泡させ、次いで1.3mmのクリアランスをとった加熱フラットロールにて挟圧して、厚さ1.8mmの床材を得た。得られた床材について、下記の方法にて消臭試験を行なった。結果を表4に示す。
【0055】〔消臭試験方法〕得られた床材を5cm×5cmの大きさに裁断した試料(粒状物固着面積/試料の表面積=約0.5)および所定量の表4に示す不快臭成分を容積が2リットルのガラス容器中に入れて密閉し、室温にて3時間放置後および24時間放置後の不快臭成分の残留ガス濃度をガス検知管を用いて測定した。
【0056】〔実施例2〕粒状物(1)に代えて、粒状物(2)を使用する以外は実施例1と同様にして床材を得た。得られた床材について、実施例1と同様の方法にて消臭試験を行なった。結果を表4に示す。
【0057】〔実施例3〕粒状物(1)に代えて、粒状物(3)を使用する以外は実施例1と同様にして床材を得た。得られた床材について、実施例1と同様の方法にて消臭試験を行なった。結果を表4に示す。
【0058】〔実施例4〕粒状物(1)に代えて、粒状物(4)を使用する以外は実施例1と同様にして床材を得た。得られた床材について、実施例1と同様の方法にて消臭試験を行なった。結果を表4に示す。
【0059】〔実施例5〕粒状物(1)に代えて、粒状物(5)を使用する以外は実施例1と同様にして床材を得た。得られた床材について、実施例1と同様の方法にて消臭試験を行なった。結果を表4に示す。
【0060】〔実施例6〕粒状物(1)に代えて、粒状物(6)を使用する以外は実施例1と同様にして床材を得た。得られた床材について、実施例1と同様の方法にて消臭試験を行なった。結果を表4に示す。
【0061】〔実施例7〕粒状物(1)に代えて、粒状物(7)を使用する以外は実施例1と同様にして床材を得た。得られた床材について、実施例1と同様の方法にて消臭試験を行なった。結果を表4に示す。
【0062】〔比較例〕ガラス繊維、パルプ、有機繊維および合成樹脂バインダーを含む繊維組織の緻密な厚さ0.22mmのガラス混抄紙の表面に、表3に示す配合Aの発泡性塩化ビニルペーストを、ドクターナイフコーターにて厚さが0.40mmとなるように塗布し、加熱オーブン中にて180℃で40秒間加熱してゲル化させ、その表面にグラビア印刷機にて複数のプリントインク(内1つは、発泡抑制剤を含むプリントインクを使用)による模様を印刷した後、表3に示す配合Dの透明塩化ビニルペーストを、ドクターナイフコーターにて厚さが0.20mmとなるように塗布し、加熱オーブン中にて180℃で60秒間加熱してゲル化させ、シート状基材を得た。得られたシート状基材の表面にロータリースクリーンプリンターを用いて、表3に示す配合Eの塩化ビニルペーストを所定の模様に塗布(塗布面積/シート状基材表面積=約0.5)し、加熱オーブン中にて210℃で90秒間加熱して、接着剤を硬化させるとともに、発泡性塩化ビニルペーストを発泡させ、次いで1.3mmのクリアランスをとった加熱フラットロールにて挟圧して、厚さ1.8mmの床材を得た。得られた床材について、実施例1と同様の方法(但し、塗布面積/試料の表面積=約0.5)にて消臭試験を行なった。結果を表4に示す。
【0063】
【表3】

【0064】
【表4】

【0065】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の装飾シートは、消臭剤を表面に付着せしめた粒状物を、シート状基材の表面に接着剤を介して固着させたものであり、消臭剤を表面に付着せしめた粒状物が、間隙をもった状態で固着されているため、不快臭成分を含む空気との接触面積が大きく、極めて効率的に不快臭を除去することができる。また、シート状基材、粒状物、接着剤等を任意の色相に着色したり、シート状基材の表面に模様状に接着剤を塗布するなど意匠性にも優れた装飾シート得ることも可能である。




 

 


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