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発明の名称 粉砕方法及び装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−309482
公開日 平成10年(1998)11月24日
出願番号 特願平9−134392
出願日 平成9年(1997)5月7日
代理人
発明者 佐竹 覺 / 金本 繁晴 / 松本 伸宏 / 榊 秀樹 / 岡本 克己
要約 目的
粉砕粒度のばらつきが少ない粉砕方法及び装置を提供する。

構成
互いに逆方向に且つ異なる速度で回転する少なくとも一対のロール2,3間に穀物を供給して粉砕する粉砕方法において、前記穀物を、該穀物一層の厚みで前記ロール2,3間に供給する。
特許請求の範囲
【請求項1】 互いに逆方向に且つ異なる速度で回転する少なくとも一対のロール間に穀物を供給して粉砕する粉砕方法において、前記穀物を、該穀物一層の厚みで前記ロール間に供給することを特長とする粉砕方法。
【請求項2】 請求項1記載の粉砕方法であって、前記穀物のロール間への供給を、前記一対のロールの各回転中心軸を結ぶ直線と略垂直となるように行うことを特長とする粉砕方法。
【請求項3】 請求項1叉は2記載の粉砕方法であって、前記ロール間への前記穀物の供給速度を、低速回転側のロールの周速度と同一叉はそれ以下としたことを特長とする粉砕方法。
【請求項4】 互いに逆方向に且つ異なる周速度で回転する少なくとも一対の粉砕ロールと、該粉砕ロールに供給タンクからの穀物を供給する供給装置とからなる粉砕装置において、前記供給装置が、前記供給タンクからの穀物を該穀物一層の厚みで搬送する振動フィーダと、該振動フィーダからの穀物を前記ロール間に供給する案内シュートとからなる粉砕装置。
【請求項5】 請求項4記載の粉砕装置であって、前記穀物の前記ロール間への供給速度が調節可能となるように、前記案内シュートの傾斜角度を調節可能に構成してなる粉砕装置。
【請求項6】 請求項4叉は5記載の粉砕装置であって、前記一対のロールの各回転中心軸を異なる高さに設けると共に、該回転中心軸を結ぶ直線と前記案内シュートから投出される穀物の飛行軌跡とが略垂直になるように構成してなる粉砕装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物、特に小麦を粉砕するための粉砕方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の粉砕装置は、間隔を遠近調節可能にした一対の粉砕ロールの略上方に穀物ホッパを設け、該ホッパから穀物をフィードロール、流量調節バルブを介して上記一対の粉砕ロール間に供給し、該一対の粉砕ロールを互いに逆方向で且つ異なる周速度で回転させ粉砕を行うようにしている。上記ホッパから供給される穀物はフィードロール及び流量調節バルブを介して上記一対の粉砕ロール間に送り込まれるだけであることから、穀物は厚い層でしかも不規則な層厚でロール間に供給され、粉砕ロール間を通過する際に粉砕ロールによる圧力、回転により粉砕される。
【0003】また、互いのロールは、金属片等の異物の進入によるロールの破損を防止するためにスプリングを介して連結されており、異物がロール間に供給された場合にはロール間隙が広がる構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、穀物が厚い層でしかも不規則な層厚で粉砕ロール間に供給されることにより、穀物が粉砕ロール間で重なりあって、一方の粉砕ロールにより一部が削り取られる穀物や、粉砕ロールと全く接触せず無傷のままでロール間を通過する穀物や、ロールとロールとの間で挽砕されるのではなく穀物と穀物との間で圧砕される穀物が生じ、不均一な粉砕となり粉品質が低下するとともに、粉砕粒度に大きなばらつきが生じるという問題点があった。
【0005】また、粉砕粒度に大きなばらつきがあるために、粉砕装置の後工程に配置される篩い装置には、異なる目幅を有する複数の篩い網を複数段に載設する必要があり、また、篩い網により複数の粒度に篩い分けられた粉砕物を、各粒度ごとに次工程に搬送する必要があるため、搬送経路が複雑となるという問題点があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し粉砕粒度のばらつきを少なくする粉砕方法及び装置を提供することを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するため、互いに逆方向に且つ異なる速度で回転する少なくとも一対のロール間に穀物を供給して粉砕する粉砕方法において、前記穀物を、該穀物一層の厚みで前記ロール間に供給する、という技術的手段を講じた。
【0008】前記穀物のロール間への供給を、前記一対のロールの各回転中心軸を結ぶ直線と略垂直となるように行うとよい。
【0009】前記ロール間への前記穀物の供給速度を、低速回転側のロールの周速度と同一叉はそれ以下とすると更に効果的である。
【0010】また、互いに逆方向に且つ異なる周速度で回転する少なくとも一対の粉砕ロールと、該粉砕ロールに供給タンクからの穀物を供給する供給装置とからなる粉砕装置において、前記供給装置が、前記供給タンクからの穀物を該穀物一層の厚みで搬送する振動フィーダと、該振動フィーダからの穀物を前記ロール間に供給する案内シュートとから構成する、という技術的手段を講じた。
【0011】前記穀物の前記ロール間への供給速度が調節可能となるように、前記案内シュートの傾斜角度を調節可能に構成するとよい。
【0012】前記一対のロールの各回転中心軸を異なる高さに設けると共に、該回転中心軸を結ぶ直線と前記案内シュートから投出される穀物の飛行軌跡とが略垂直になるように構成すると更に効果的である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の粉砕装置1の断面図である。一方を遠近調節可能にした一対の粉砕ロール2,3が機枠4内に回転可能に軸支され、図示しないベルト等により駆動電動機17によって駆動され、該一対の粉砕ロール2,3は互いに逆方向に回転し且つ周速度に差をもって回転駆動されるように構成されている。
【0014】上部機枠5には、その上部に穀物を貯留する供給タンク10が設けられ、該供給タンク10の下部には、供給タンク10からの穀物を受け入れ振動によって穀物を搬送する振動フィーダ11が設けられている。振動フィーダ11は上部機枠5に対してフィーダベース15がスプリング16,16を介して取り付けられ、該フィーダベース15に一端が固着された板ばね13,13の他端に振動搬送枠12が固着されている。また、フィーダベース15には振動レベルを変えることができる振動装置14が取り付けられている。振動装置14を作動させることによって振動搬送枠12を振動させ、供給タンク10から送り込まれた穀物を図中右方に搬送する。この振動フィーダ11は既存の振動搬送装置を使用するものであり、市販されている振動搬送装置と何等変わりがないので詳細は省略する。
【0015】振動フィーダ11の先端下方には振動フィーダ11から送り込まれた穀物を上記一対の粉砕ロール2,3間に送り込むための案内シュート6が所定の傾斜角、例えば60度の傾斜角をもって機枠5に設けられている。この案内シュート6はシュート枠7によって固持され、シュート枠7は支持軸8を中心に回動可能に設けられ、先端がシュート枠7に当接する螺杆9によって案内シュート6の傾斜角が調整されるようになっており、案内シュート6の先端が上記一対の粉砕ロール2,3の間隔方向に向くように上記螺杆9によって調整される。なお、振動フィーダ11の振動搬送枠12及び案内シュート6の幅(図中紙面垂直方向)は、一対の粉砕ロール2,3の幅とほぼ等しいように構成されている。
【0016】電源を入れ、電動機20を駆動すると、一対の粉砕ロール2,3は互いに逆方向に且つ周速度差をもって回転する。そして、振動装置14を駆動させると、振動搬送枠12が振動を開始し、供給タンク10から供給された穀物は上下に重なり合うことなく一層で帯状になって振動搬送枠12を通過した後、振動搬送枠12の先端から案内シュート6に落下する。なお、穀物は挽砕前の完全粒であっても、挽砕後の砕粒であってもよい。案内シュート6上に落下した穀物は案内シュート6を滑り落ち、粉砕ロール2,3の幅とほぼ同等な幅であって穀物どうしが重なり合うことなく帯状に広がった状態で粉砕ロール2,3,間に供給されることとなる。穀物は粉砕ロール2,3間を通過する際にロールによる圧力と回転により粉砕される。
【0017】穀物の供給量は、振動装置14の振動レベルを変化させることにより調整することができ、従来の粉砕装置において必要であった流量調整バルブを必要とせず流量を調整することができる。また、振動によって穀物を案内シュート6に供給することから、穀物は振動フィーダ11の幅全体に均等に分布し帯状になって案内シュート6に供給され、従来流量調節バルブ等の供給部において夾雑物が多い原料の場合発生していたブリッジ現象も生じることなく、安定して穀物を供給することができる。
【0018】案内シュート6は、穀物が案内シュート6上を滑り落ち粉砕ロール2,3間に突入する際には自然落下に近い速度にまで加速されるような長さと傾きに調整されており、穀物のこの供給速度は概略1〜4m/秒となるように調整される。振動フィーダ11からこのフィーダ11の幅方向に対して均等に帯状にしかも穀物どうしが重なり合うことなく分布して供給された穀物は、案内シュート6上を滑り落ち、加速されて穀物一層の厚みの状態で粉砕ロール2,3の幅方向に均等に供給されること となる。その結果、穀物の1粒1粒に粉砕ロール2,3の作用が均等に働き効率よく粉砕が行われる。
【0019】なお、穀物の粉砕ロール2,3への供給を穀物一層の厚みとしても、穀物が案内シュート6により加速されて供給されるため、ロール2,3間を通過する穀物の量を低下させることはない。
【0020】上記図1に示した本発明の第1実施の形態では、穀物の粉砕ロール2,3間への供給は粉砕ロール2,3の間隔が最小となる点にめがけて投入される。しかし、粉砕ロール2,3の軸心がほぼ同じ高さに配置されると共に、案内シュート6が所定の傾きを有していることから、穀物を確実に粉砕ロール2,3の間隔が最小となる点に供給することは難しく、穀物が粉砕ロール2,3に接触してはじき飛ばされる場合があるが、穀物の供給速度を低速側の粉砕ロール3の周速度と同一叉はそれ以下にするか、叉は、案内シュート6から滑り落ちる穀物の落下軌跡と粉砕ロール2,3の各回転軸心を結ぶ直線とが略垂直になるように粉砕ロール2,3を配置することにより、穀物の飛散を防いで良好に穀物を粉砕ロール2,3間に流入させることができる。図2は本発明の第二の実施形態の要部を示しており、案内シュート6から滑り落ちる穀物の落下軌跡と粉砕ロール2,3の各回転軸心を結ぶ直線とが略垂直になるように粉砕ロール2,3を配置しており、他の構成は図1に示す構成と同様である。
【0021】図2では、一対の粉砕ロール2,3のうち高速回転側の粉砕ロール3を下側に、低速回転側の粉砕ロール2を上側に配置している。案内シュート6は、この案内シュート6で加速されて滑り落ちる穀物の軌跡が一対の粉砕ロール2,3の間隔が最小になる位置に向けて且つ粉砕ロール2,3の回転軸中心を結ぶ直線に対して垂直になるように配設されている。なお、この構成においても穀物の供給速度を低速回転側の粉砕ロール3の周速度と同一叉はそれ以下とすることにより、穀物の飛散を防ぎながら良好に穀物を粉砕ロール2,3間に流入させることができ、効率の良い粉砕を行うことができる。
【0022】なお、上記実施の形態においては、振動フィーダ11と案内シュート6とを用い、穀物を進行方向に対して長手方向に整列させ、この穀物一層の厚みで加速させて一対のロール2,3間に供給する構成としているが、回転するブレードにより穀物を跳ね出すいわゆるスロワーにより穀物を一対のロール2,3間に供給してもよい。
【0023】
【発明の効果】互いに逆方向に且つ異なる速度で回転する少なくとも一対のロール間に穀物を供給して粉砕する粉砕方法において、前記穀物を、該穀物一層の厚みで前記ロール間に供給することにより、穀物の1粒1粒にロールの作用が均等に働き、不均一な粉砕となることなく、粉砕粒度に大きなばらつきのない効率の良い粉砕を行うことができる。また、粉砕粒度にばらつきが少ないために、後工程の搬送経路が複雑になることがない。
【0024】穀物のロール間への供給を、前記一対のロールの各回転中心軸を結ぶ直線と略垂直となるように行うことにより、穀物がロールに接触して整列を乱すことなくロール間隔が最小となる点に確実に供給されるため、穀物の粉砕を良好に行うことができる。
【0025】ロール間への前記穀物の供給速度を、低速回転側のロールの周速度と同一叉はそれ以下としたことにより、穀物がロールに接触した場合であっても、穀物は飛び跳ねて整列を乱すことなくロールの回転によりロール間に供給することができ、良好な粉砕を行うことができる。
【0026】互いに逆方向に且つ異なる周速度で回転する少なくとも一対の粉砕ロールと、該粉砕ロールに供給タンクからの穀物を供給する供給装置とからなる粉砕装置において、前記供給装置を、前記供給タンクからの穀物を該穀物一層の厚みで搬送する振動フィーダと、該振動フィーダからの穀物を前記ロール間に供給する案内シュートとから構成したことにより、案内シュートからロール間に供給される穀物には1粒1粒にロールの作用が均等に働き、不均一な粉砕となることなく、粉砕粒度に大きなばらつきのない効率の良い粉砕を行うことができる。
【0027】穀物の前記ロール間への供給速度が調節可能となるように、前記案内シュートの傾斜角度を調節可能に構成したことにより、ロールの周速度叉は穀物の供給量に対応して容易に穀物の供給速度を調整することができる。
【0028】一対のロールの各回転中心軸を異なる高さに設けると共に、該回転中心軸を結ぶ直線と前記案内シュートから投出される穀物の飛行軌跡とが略垂直になるように構成したことにより、穀物がロールに接触して整列を乱すことなくロール間隔が最小となる点に確実に供給されるため、穀物の粉砕を良好に行うことができる。




 

 


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