米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> 株式会社佐竹製作所

発明の名称 粒状物色彩選別機における原料供給装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−263483
公開日 平成10年(1998)10月6日
出願番号 特願平9−91616
出願日 平成9年(1997)3月25日
代理人
発明者 佐竹 覺 / 熊本 勝行 / 大野 千秋 / 伊藤 隆文 / 池田 憲政
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】被選別物である原料を供給する供給部と、該供給部により供給される原料を移送する移送手段と、該移送手段の終端部の周囲に照明手段及び光学検出部を備える光学検出手段と、該光学検出手段の信号により原料を良品粒子と不良品粒子とに選別する選別手段と、前記供給手段、光学検出手段及び選別手段に接続された制御手段とを有する粒状物色彩選別機において、前記光学検出手段と前記選別手段に原料を加速的に供給する加速供給手段を、前記移送手段に接続して設けたことを特徴とする粒状物色彩選別機における原料供給装置。
【請求項2】前記移送手段には曲面部を形成し、前記加速供給手段によって加速された原料は前記曲面部に沿って前記光学検出手段と前記選別手段に供給される請求項1記載の粒状物色彩選別機における原料供給装置。
【請求項3】前記加速供給手段はスロワ−により構成された請求項1又は請求項2記載の粒状物色彩選別機における原料供給装置。
【請求項4】前記移送手段に筒部を設け、該筒部に前記光学検出手段を設けた請求項1〜3項記載の粒状物色彩選別機における原料供給装置。
【請求項5】被選別物である原料を供給する供給部と、該供給部により供給される原料を移送する移送手段と、該移送手段の終端部の周囲に照明手段及び光学検出部を備える光学検出手段と、該光学検出手段の信号により原料を良品粒子と不良品粒子とに選別する選別手段と、前記供給手段、光学検出手段及び選別手段に接続された制御手段とから構成した一次選別部と、これに付設した二次選別部とを備え、前記一次選別部で選別された不良品粒子は、前記二次選別部に供給されて良品粒子が選別され、該良品粒子は前記一次選別部に戻すよう形成して成る粒状物色彩選別機において、原料を前記光学検出手段と前記選別手段に供給する前記一次選別部及び二次選別部の各移送手段には、原料を該各移送手段に加速的に供給する加速供給手段をそれぞれ接続したことを特徴とする粒状物色彩選別機における原料供給装置。
【請求項6】一次選別部の一次選別手段の下方に二次選別部の原料の供給部を配設し、該一次選別手段の不良品粒子側を直接二次選別部の原料の供給部に接続し、二次選別部の二次選別手段の下方に一次選別部の原料の供給部を配設し、前記二次選別手段の良品粒子側を直接一次選別部の原料の供給部に接続したことを特徴とする請求項5記載の粒状物色彩選別機における原料供給装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀粒、樹脂ペレット、コ−ヒ−豆、その他の粒状物の色彩選別機に係り、特に、粒状物色彩選別機における原料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の粒状物色彩選別機は、原料を縦列状に整列させて流下させる傾斜流下樋と、該傾斜流下樋の下端から一定の流下軌跡を描いて流下する原料の周囲に設けられた、照明手段及び光学検出部を有する光学検出手段と、該光学検出手段の下方で前記流下軌跡に沿った位置に配設された噴射ノズル装置を有する選別手段とを有している。一定の流下軌跡を描いて流下する原料粒子は、光学検出手段によって検出され、その検出信号に応じて噴射ノズル装置が作動して不良品粒子(着色粒子、石又はガラス等)が選別(噴選)される。この種の粒状物色彩選別機は、噴選時に不良品粒子と共にその前後、または、重なり合った良品粒子をわずかながら噴き飛ばしてしまうことが避けられないものである。そこで、特開昭63−123482号公報によれば、不良品側粒子に混入する良品粒子の割合を減少させるため、振動フィ−ダ−からの原料粒子を略直立状に落下させる直立管を構成している。これによれば、落下する原料粒子は、該直立管内で重力加速度をつけながら粒間を大きくし、粒子密度を稀薄化する。したがって、不良品粒子とその前後の良品粒子間距離が大きいため、噴射ノズル装置による良品粒子の噴き飛ばしを減少させている。
【0003】また、前述のように選別(一次選別)された良品粒子が含まれる不良品側粒子を、横送搬送機によって揚穀機に搬送し、該揚穀機によって揚穀して二次選別手段に供給し、該二次選別で選別された良品粒子を再度、前記とは別の横送搬送機によって同じく前記とは別の揚穀機に搬送し、該揚穀機にて揚穀して一次選別手段に戻すという粒状物色彩選別装置がある(特開昭61−71878号公報参照)。この様な粒状物色彩選別機は、原料粒子からできるだけ不良品粒子のみを選別するため、良品粒子を含む一次選別された不良品側粒子から更に不良品粒子を二次選別するというものである。
【0004】また、従来の粒状物色彩選別機には、前記光学検出手段に、受光素子、バックグランド、及び、透光板が設けられ、前記傾斜流下樋の下端から一定の流下軌跡を描いて流下する原料の周囲に一対の該光学検出手段によって形成される光学検出室が設けられている。受光素子は、原料粒子からの反射光と対向面に設けられたバックグランドからのバックグランド光とを透光板を通して受光している。この様な光学検出室内においては、前記噴射ノズル装置の噴風作用によって生じる粉塵が浮遊するため、前記光学検出手段の透光板に粉塵が付着することになる。この透光板に付着した粉塵は、受光素子が受光する光量を減少させるため、受光感度が低下して選別作用に誤作動を生じさせていた。特開平2−21980号公報によれば、この粉塵による誤作動を生じさせないために、透光板に付着した粉塵を除去するワイパ−装置を設けた粒状物色彩選別機が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、不良品側粒子に混入する良品粒子の割合を減少させるために重要なことは粒間を大きくすることで、その手段としては原料粒子が落下する速度を速くすることである。流量が同じであれば、速度が速くなるとそれだけ粒子密度が稀薄化するため、不良品粒子のみを噴選する精度が高くなる。
【0006】しかしながら、前述の従来の粒状物色彩選別機では原料粒子が落下する速度に限界があるため、粒子密度の稀薄化もこの速度に合わせて限界となる。このように、従来、不良品粒子のみを選別する精度には限界があったため、この業界ではこの選別精度を向上させることが望まれていた。
【0007】一方、従来のような二次選別を行う粒状物色彩選別機においては、2基の揚穀機と横送搬送機が必要になるため、構成が大型化するだけでなく複雑化するという課題があった。
【0008】また、従来のような透光板に付着した粉塵を除去するワイパ−を設けた粒状物色彩選別機においても、構成が複雑化するという課題があった。
【0009】本発明は、上記課題にかんがみ、流下軌跡を流れる原料粒子を、従来よりも広い粒間にして、不良品粒子のみを確実に選別することを可能にし、また、一次選別と二次選別とを行う前述の粒状物色彩選別機においては、構成を簡略化させ、更には、前記透光板に付着する粉塵を除去するワイパ−を設けることのない粒状物色彩選別機における原料供給装置を提供することを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決するため、被選別物である原料を供給する供給部と、該供給部により供給される原料を移送する移送手段と、該移送手段の終端部の周囲に照明手段及び光学検出部を備える光学検出手段と、該光学検出手段の信号により原料を良品粒子と不良品粒子とに選別する選別手段と、前記供給手段、光学検出手段及び選別手段に接続された制御手段とを有する粒状物色彩選別機において、前記光学検出手段と前記選別手段に原料を加速的に供給する加速供給手段を、前記移送手段に接続して設けたという技術的手段を講じた。
【0011】前記移送手段には曲面部を形成し、前記加速供給手段によって加速された原料は前記曲面部に沿って前記光学検出手段と前記選別手段に供給されるという技術的手段を講じた。
【0012】前記加速供給手段はスロワ−により構成したという技術的手段を講じた。
【0013】前記移送手段に筒部を設け、該筒部に前記光学検出手段を設けたという技術的手段を講じた。
【0014】被選別物である原料を供給する供給部と、該供給部により供給される原料を移送する移送手段と、該移送手段の終端部の周囲に照明手段及び光学検出部を備える光学検出手段と、該光学検出手段の信号により原料を良品粒子と不良品粒子とに選別する選別手段と、前記供給手段、光学検出手段及び選別手段に接続された制御手段とから構成した一次選別部と、これに付設した二次選別部とを備え、前記一次選別部で選別された不良品粒子は、前記二次選別部に供給されて良品粒子が選別され、該良品粒子は前記一次選別部に戻すよう形成して成る粒状物色彩選別機において、原料を前記光学検出手段と前記選別手段に供給する前記一次選別部及び二次選別部の各移送手段には、原料を該各移送手段に加速的に供給する加速供給手段をそれぞれ接続したという技術的手段を講じた。
【0015】一次選別部の一次選別手段の下方に二次選別部の原料の供給部を配設し、該一次選別手段の不良品粒子側を直接二次選別部の原料の供給部に接続し、二次選別部の二次選別手段の下方に一次選別部の原料の供給部を配設し、前記二次選別手段の良品粒子側を直接一次選別部の原料の供給部に接続するという技術的手段を講じた。
【0016】
【発明の実施の形態】
【0017】
【実施例】本発明の好適な実施例を図1〜図7に基づいて説明する。
【0018】まず、実施例1を図1及び図2によって説明する。
【0019】本発明の粒状物色彩選別機1には、原料を供給する原料供給部2、該供給手段2から供給される原料Gを移送する移送手段3、該原料Gを光学検出する光学検出手段4、不良品粒子を噴選する噴射ノズル5装置(選別手段)、良品粒子集穀筒6、不良品粒子集穀筒7、及び、原料供給部2と光学検出手段4と噴射ノズル5に接続された制御装置(図示せず)が構成されている。
【0020】前記原料供給部2は、原料タンク2aと、該原料Gを送穀する送穀部2cと、該原料タンク2aと送穀部2cとの間に設けられたロ−タリ−バルブ2bとにより構成されている。前記送穀部2c内部には送穀スクリュ−2dが設けられており、また、該送穀スクリュ−2dの軸2eは、プ−リ−8a、ベルト9、プ−リ−8bを介してモ−タ−10に接続されている。
【0021】前記送穀部2cには、前記制御装置に接続され、且つ、原料Gを前記移送手段3に加速的に供給する加速供給装置11が接続されている。該加速供給装置11には、両側端の円板11b、11cに板状のブレ−ド11a(複数枚)が固定されたスロワ−12(ブレ−ド体)が設けてある。前記円板11cには中心部分に円形の穴11dが設けられ、また、前記送穀スクリュ−2dの軸2eは、前記穴11dを通ってもう一方の前記円板11bの中心部分に固定されている。よって、前記スロワ−12は前記軸2eと一体的に固定されている。
【0022】前記加速供給装置11には前記移送手段3が接続されており、該移送手段3は、断面が筒状で長手方向に向かって湾曲形状に形成されている。該移送手段3は、原料Gが滑走する滑走面3aを構成し、該滑走面3aは、原料を整列させる整列板3bを複数枚構成し、かつ、下方に向かって湾曲した形状(曲面部3c)に構成されている。
【0023】次に、前記移送手段3の長手方向に向かった形状について説明する。本実施例において、スロワ−12(加速供給装置11)から原料Gが割れない周速度で投げ出され、該スロワ−12から放出された以降の前記移送手段3の湾曲形状(曲面部3c)については、原料Gが該移送手段3から放出される時に必要な速度(V)となるように湾曲形状の半径(R)が決定せれている。また、周速度はスロワ−12の半径(r)と回転数(rpm)により決まる。同じ周速度のとき、原料Gの放出(排出)される時の速度(V)は、湾曲形状の半径(R)値が小さくなる程遅くなる。前記移送手段3の湾曲形状については、原料Gが放出される時の速度(V)が必要な速度(R)となるように適宜決定すればよく、半径(R)の値を部分的に変えたり、部分的に直線形状にしたりしてもよい。
【0024】次に、前記移送手段3の終端部には、光源4a、バックグランド4b及び受光素子4cを設けた光学検出手段4が配設されており、また、該光学検出手段4は原料Gを光学検出する。
【0025】次に、前記移送手段3の終端部から放出された原料Gは、流下軌跡Aを描きながら流下し、該流下軌跡Aに沿って噴射ノズル装置5が配設されている。該流下軌跡Aに沿って、良品粒子が集穀される良品粒子集穀筒7が配設されている。また、前記噴射ノズル装置5の噴射方向には、噴選による不良品粒子が集穀される不良品粒子集穀筒7が配設されている。
【0026】次に、実施例2を図3に基づいて説明する。実施例2の粒状物色彩選別機1は、一次選別された不良品粒子(良品粒子が混入されている)から良品粒子を再選別(二次選別)を行うものであり、一次選別を行う一次選別部13と二次選別を行う二次選別部14とから構成されている。前記一次選別部13は、原料供給部13a、加速供給装置13b、移送手段13c、光学検出手段13d、噴射ノズル装置13e(第一選別手段)、良品粒子集穀筒13f、不良品粒子集穀筒13g、及び、制御装置(図示せず)を構成し、また、二次選別部14も同じく原料供給部14a、加速供給装置14b、移送手段14c、光学検出手段14d、噴射ノズル装置14e(第二選別手段)、不良品粒子集穀筒14f、良品粒子集穀筒14g、及び、制御装置(図示せず)を構成している。
【0027】前記原料供給部13aは前述の原料供給部2と同じく構成され上で、原料タンク130bには、前工程から被選別物である原料を供給する原料通路130aと、上方から降りてくる前記良品粒子集穀筒14gとが接続されている。また、前記原料供給部14aも原料供給手段2と同じく構成された上で、原料タンク140bは同じく上方から降りてくる前記不良品粒子集穀筒13gが接続されている。 前記加速供給装置13bには前記移送手段13cが上方に向かって接続されており、該移送手段13cは、断面が筒状に形成され、接続部から長手方向に向かって略直線形状とし、終端部付近では下方に向かった湾曲形状(曲面部13n)に形成されている。また、該移送手段13cには、原料Gの滑走面13h、13iが設けられ、該滑走面13h、13iのそれぞれには原料Gの整列板13j、13kが設けられている。前記滑走面13hには、滑走してきた原料Gを、前記滑走面13iに向かわせる変更板13mが設けてある。同様に、前記二次選別部14の移送手段14cも前記一次選別部13の移送手段13cと同じ構成に成されている。実施例2では、前記原料供給タンク130bを前記噴射ノズル装置14e(二次選別手段)の下方(ほぼ真下)に配設させ、同じく前記原料供給タンク140bも前記噴射ノズル装置13e(一次選別手段)の下方(ほぼ真下)に配設させている。
【0028】次に、実施例3について説明する。
【0029】前記原料供給タンク130bと前記噴射ノズル装置14e、並びに、前記原料供給タンク140bと前記噴射ノズル装置13eの配置関係については、互いにほぼ上下の位置関係でなくてもよい。すなわち、不良品粒子集穀筒13g、良品粒子集穀筒14gを直に該原料タンク130b、140bに接続すればよい。例えば、図4に示すように(符号は図3と同様にして説明する)、噴射ノズル装置13e(一次選別手段)は原料タンク140bの上方(ほぼ真上)に配設されてはおらず、左上に配設され、また、不良品粒子集穀筒13gが直接原料タンク140bに向かって左上から傾斜しながら接続されている。また、同様に、二次選別部14についても、噴射ノズル装置14e(二次選別手段)は原料タンク130bの右上に配設され、また、良品粒子集穀筒14gは直接原料タンク130bに向かって右上から傾斜しながら接続されている。
【0030】次に、実施例4を図5に基づいて説明する。該実施例4は、実施例1の変形例である(符号は、図1の符号を一部兼用して説明する)。特徴とする点は、加速供給手段11に断面を筒状にした移送手段3を接続し、該移送手段3の接続部付近に開口部15を設けた点と、該移送手段3の終端部手前に設けた筒部16aに光学検出手段4を設けた点と、噴射ノズル装置5に対向した位置に集塵装置17を設けた点である。前記光学検出手段4は、バックグランド4b、透光板19、光源と成る発光ダイオ−ド(LED)18、及び、CCDセンサ−19(受光素子)とから構成され、互いに対向して設けられている。
【0031】次に、該光学検出手段4が設けられた筒部16aの断面形状について説明すると、該筒部16aは、前記移送手段3に形成された筒状16に連続して設けられ、透光板19a、19bと側板19d、19dにより構成されている。前記透光板19a、19bの形状を図6の(A)〜(D)により説明する。該透光板19bは平板状に形整され、また、該透光板19aは、平板状((A)参照)、原料Gを整列させて滑走させる複数のチャンネル19cを形成し、該各チャンネル19cの断面形状を略コ字状((B)参照)、同じく各チャンネル19cの断面形状を略U字状((C)参照)、同じく各チャンネル19cの断面形状を略V字状((C)参照)とするいずれの形状に形成してもよい。また、前記透光板19aと透光板19bを一体的に接続し、前記各チャンネル19cを、筒状(図示せず)に形成してもよい。
【0032】次に、実施例5を図7に基づいて説明する。
【0033】前述の移送手段3、13c、14cは、断面を筒状として長手方向に伸びる構成とされているが、これに限ることはない。図7の(A)、(B)に示すように(符号は、図1の符号を一部兼用して説明する)、移送手段3は、滑走面3aと対向する面を開放させたり((A)参照)、開放する部分(面)にスライド式の開閉蓋20((B)参照)を設けるようにしてもよい。
【0034】前述の加速供給装置11、13b、14bは、スロワ−より構成された装置であったが、これに限定されるものではなく原料Gを機械的に跳ね上げる手段であれば何でもよい。また、エア−供給手段を設けて原料Gを加速させるように構成してもよい。前記加速供給装置として前記エア−供給手段を用いた例を図8(実施例6)に示す(符号は、図1の符号を一部兼用して説明する)。実施例6の粒状物色彩選別機1は、移送手段3に加速供給手段として送風ファン21(圧縮エア−供給手段でもよい)を接続し、該移送手段には、原料タンク2aとロ−タリ−バルブ2bとにより構成された原料供給部2が接続されている。前記移送手段3には、原料Gが滑走する滑走面23a、23bと、原料Gを整列させる整列板3bとを構成し、該滑走面23aには滑走する原料Gを滑走面23aから滑走面23bに方向を変更する変更板22が設けられている。
【0035】また、前述の整列板についても、設ける箇所については設計者が適宜選択できるものである。
【0036】次に、上記実施例における作用について説明する。
【0037】まず、実施例1の粒状物色彩選別機1の作用を図1及び図2に基づいて説明する。原料タンク2aに供給された原料Gは、ロ−タリ−バルブ2bによって供給量が調整されながら送穀部2に供給される。そして、該原料Gは、前記モ−タ−10の動力によって回動する送穀スクリュ−2dによって送穀され、スロワー12の円板11cの穴11dを通って前記加速供給装置11に供給される。前記スロワー12は前記送穀スクリュ−2dと一体に回転し、原料Gは、前記ブレ−ド11aによって跳ね上げられて前記移送手段3に加速的に送り込まれる。該スロワ−12の回転数の変更は、前記モ−タ−10の回転数を変更させて行い、また、前記加速供給装置11への原料供給量は、前述の様にロ−タリ−バルブ2bの調整によって行われる。
【0038】そして、前記移送手段3に送り込まれた原料粒子は、滑走面3aを前記整列板3bによって整列され、かつ、該滑走面3aの形状に案内されながら滑走する。また、原料粒子は、前記加速供給手段11によって従来の落下する速度よりも遥かに速い速度で加速的に跳ね上げられるため、従来よりも更に稀薄化状態で前記移送手段3に送り込まる。そして、原料粒子は、粒子と粒子が重なり合った状態である(X部参照)が、湾曲した前記滑走面3a(曲面部3c)を滑走して行くに連れて遠心力作用を受ながら重なり合いが無くなって一層状になると共に、粒間が広く(Y部参照)される。そして、原料粒子は、滑走面3aの終端部から従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状で放出される。放出された原料粒子は、流下軌跡Aに沿って流下して前記光学検出部4によって光学検出され、該光学検出値に応じて前記噴射ノズル装置5は不良品粒子G2を噴選する。該噴射ノズル装置5は、流下軌跡Aに沿って、従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状の原料粒子を噴選するため、不良品粒子G2のみが確実に噴選される。そして、噴選された不良品粒子G2は不良品粒子集穀筒7に集穀され、また、良品粒子G1は良品粒子集穀筒6に集穀される。
【0039】また、前記加速供給手段に送る原料の量を、前記ロ−タリ−バルブ2bの調整によって増加させても、スロワ−12の回転数を上げることにより(周速度向上)、前記移送手段より放出される原料粒子は、前述のように従来よりも粒間を広くし、一層状で選別手段(噴射ノズル装置5)に送り込まれる。
【0040】次に、実施例2の粒状物色彩選別機1の作用を図3に基づいて説明する。
【0041】実施例2の粒状物色彩選別機1において、原料Gは、(前記一次選別部13の)原料タンク130bに原料通路130aを通って前工程から直接供給される。該原料タンク130bの原料Gは、前述の実施例1と同様にして加速供給装置13bに供給され、該加速供給装置13bから移送手段13cに従来の落下速度よりも遥かに速い速度で加速的に跳ね上げられて(揚穀作用)、従来よりも更に稀薄化状態で前記移送手段13cに送り込まる。そして、原料Gは、滑走面13h(変更板13mを含む)、滑走面13i(曲面部13n)に案内され、かつ、前記整列板13j、13kによって整列されながら滑走する。また、下方に湾曲された該滑走面13i(曲面部13n)を滑走する原料粒子は、遠心力作用によって、従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状にされる。そして、前記滑走面13iの終端部から放出された原料粒子は、前記光学検出手段13dによって光学検出され、また、該光学検出値に応じて前記噴射ノズル装置13eによって不良品粒子G2(良品粒子G1を含む)が噴選(一次選別)される。このとき前記実施例1でも述べたように、原料粒子は流下軌跡Aを従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状で流下するため、前記噴射ノズル装置13eは確実に不良品粒子G2だけを噴選することになる。噴選された不良品粒子G2は、前記不良品粒子集穀筒13gを通って、前記噴射ノズル装置13eの下方(ほぼ真下)にある(前記二次選別部14の)原料タンク140bに流下して供給される。また、良品粒子G1は良品粒子集穀筒13fに集穀される。
【0042】そして、一次選別された不良品粒子G2は、前述の一次選別部13と同様な作用で、前記加速供給装置14b、前記移送手段14cを通って、該移送手段14cから放出される。そして、従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状で放出された原料粒子は、前記光学検出手段14dによって光学検出され、該光学検出値に応じて前記噴射ノズル装置14eによって良品粒子G1だけが噴選(二次選別)される。該噴選された良品粒子G1は、前記良品粒子集穀筒14gを通って、前記噴射ノズル装置14cの下方(ほぼ真下)にある(前記一次選別部13の)原料タンク130bに流下して供給される。また、不良品粒子G2は不良品粒子集穀筒14fに集穀される。
【0043】次に、実施例3の作用について図4に基づいて説明する。実施例3は前記実施例2の変形例である。前記噴射ノズル装置13eが噴選した不良品粒子は、(前記二次選別部14の)前記原料タンク140bに、左上方向から前記不良品粒子集穀筒13gを通って供給される。また、同じように、前記噴射ノズル装置14eが噴選した良品粒子G1は(一次選別部13)前記原料タンク130bに右上方向から前記良品粒子集穀筒14gを通って供給される。その他の作用については、前述の実施例3と同様であるため省略する。
【0044】次に、実施例4の作用について図5に基づいて説明する。実施例4は前記実施例1の変形例である。前記加速供給装置11は、原料Gを移送手段3に跳ね上げ供給すると共に、エア−も該移送手段3に供給する。該移送手段3に供給されたエア−は、一部が前記開口部15から排出され、残りが該移送手段3の筒部16を通って筒部16aに送り込まれる。また、該移送手段3に跳ね上げ供給された原料粒子は、滑走面3a(曲面部3c)を滑走しながら前記筒部16aに供給される。該筒部16aの透光板19aには、前記原料粒子が滑走すると共に、エア−が当たるため、粉塵が押し流されて付着しない。また、筒部16aの側板19d、19dと透光板19bにも、エア−が当たるため粉塵が押し流され付着されない。原料粒子は、前記筒部16aで光学検出手段4により光学検出された後、筒部16を通過し、従来よりも粒間を広くし、かつ、一層状で流下軌跡Aを流下し、前記噴射ノズル装置5によって不良品粒子G2のみが噴選される。そして、良品粒子は良品粒子集穀筒6に集穀される。前記移送手段3を通過して筒部16から排出されるエア−と粉塵は、前記集塵装置17に集塵される。
【0045】前記開口部15によって筒部16から原料粒子と共に放出されるエアー量を減らすことができるので、該噴射ノズル装置5の噴風は、該エアーに負けることなく粒子を噴選することができる。該開口部15の大きさ等は、設計者が適宜設定することができる。
【0046】次に、実施例5の作用について図7に基づいて説明する。前記加速供給装置11から送り込まれた前記移送手段3内のエア−を排出する他の手段としては、前記図7(A)、(B)に示す様にしてもよい。該図7(A)の手法は、エア−が滑走面3aの対面側の開放部より放出される。また、該図7(B)の手法は、前記滑走面3aの対向側に設けられた開閉蓋20を開閉調整し、放出するエア−量を調整するものである。
【0047】次に、実施例6の作用について図8に基づいて説明する。前記ファン21は、移送手段3内にエア−を供給する。原料Gは、原料タンク2aからロ−タリ−バルブ2bを通って前記移送手段3内に送り込まれ、前記エア−の力によって滑走面23a、23bを滑走し、移送手段3から放出されて光学検出手段4によって光学検出される。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の粒状物色彩選別機によれば、前記光学検出手段と前記選別手段に原料を加速的に供給する加速供給手段を、前記移送手段に接続して設けたので、該原料は、加速供給手段によって従来の落下する速度よりも高速で、かつ、稀薄化状態で送り出される。そして、前記移送手段より放出される原料粒子は、従来よりも粒間を大きくして選別手段(噴射ノズル装置)に送り込まれる。よって、噴射ノズル装置は不良品粒子のみを確実に噴選することができ、選別精度を向上させることができる。また、前記原料供給部から加速供給手段に送られる原料の量を増加させても、加速供給手段の周速度を上げることにより、前記移送手段より放出される原料粒子は、前述のように従来よりも粒間を広くして選別手段(噴射ノズル装置)に送り込まれる。よって、選別精度を向上させることができると共に、原料の流量を向上させることができる。
【0049】前記移送手段には曲面部を形成し、前記加速供給手段によって加速された原料は前記曲面部に沿って前記光学検出手段と前記選別手段に供給されるので、前記移送手段に加速的に送り込まれた原料粒子は、該曲面部に沿って遠心力作用を受けながら重なり合いが無くなった一層状で、かつ、粒間を広くして移送手段から放出される。よって、噴射ノズル装置は、従来のように前後、または、後ろに重なった良品粒子を噴選することなく、不良品粒子だけをより確実に噴選することができ、選別精度を向上させることができる。
【0050】前記加速供給手段はスロワ−により構成されたので、原料粒子を移送手段へ確実に安定して加速供給することができるため、流下軌跡を流下する原料粒子を従来よりも広い粒間にすることができる。
【0051】また、前記移送手段に筒部を設け、該筒部に前記光学検出手段を設けたので、前記加速供給手段より供給される原料粒子及びエア−は、該光学検出手段の透光板表面を滑走するため、該透光板表面に付着する粉塵を押し流す。よって、該透光板表面を清掃する必要がない。また、原料粒子は、透光板表面を滑走して前記光学検出手段と接近状態となるため、高精度の光学検出が行える。
【0052】原料を前記光学検出手段と前記選別手段に供給する前記一次選別部及び二次選別部の各移送手段には、原料を該各移送手段に加速的に供給する加速供給手段をそれぞれ接続したので、前記二次選別部の加速供給装置及び移送手段は、二次選別を行う不良品粒子を、前記二次選別部の二次選別手段に供給すると共に、該二次選別手段によって選別された良品粒子は、前記一次選別部の加速供給装置及び移送手段によって原料粒子と一緒に前記一次選別部の一次選別手段に供給される。よって、従来のように2基の揚穀機を構成することのない、粒状物色彩選別機を簡略化させた一次選別と二次選別が行える粒状物色彩選別機である。また、原料は、各加速供給手段によって従来の落下する速度よりも高速で、かつ、稀薄化状態で送り出される。そして、前記各移送手段より放出される原料粒子は、従来よりも粒間を広くして各選別手段(噴射ノズル装置)に送り込まれる。よって、各噴射ノズル装置は不良品粒子、または、良品粒子のみを確実に噴選することができ、選別精度を向上させることができる。
【0053】また、一次選別部の一次選別手段の下方に二次選別部の原料の供給部を配設し、該一次選別手段の不良品粒子側を直接二次選別部の原料の供給部に接続し、二次選別部の二次選別手段の下方に一次選別部の原料の供給部を配設し、前記二次選別手段の良品粒子側を直接一次選別部の原料の供給部に接続したので、従来、使用されていた良品粒子と不良品粒子とを横方向に搬送する2基の横送搬送機が不要となる。よって、粒状物色彩選別機を簡略化することができると共に、更に、粒状物色彩選別機をコンパクトにすることができる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013