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発明の名称 穀粒加水装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−202121
公開日 平成10年(1998)8月4日
出願番号 特願平9−24322
出願日 平成9年(1997)1月22日
代理人
発明者 佐竹 覺 / 瀬戸 康義 / 丸川 良 / 梶原 信三 / 服部 利充
要約 目的
穀粒の搗精前後に関わらず、穀粒加水装置から排出されるときには、全穀粒にむらなく水分が添加されているとともに、穀粒どうしの固着を防ぐことができ、また、加水後の穀粒が前記穀粒加水装置内に残留することのない穀粒加水装置を提供する。

構成
供給された穀粒を撹拌翼によって撹拌するとともに、撹拌ケ−ス6を駆動装置によって主軸5の回転方向とは逆向きに回転させる。また、前記撹拌翼として、櫂(かい)形状のパドル16を用い、更に、前記主軸5を振動発生装置によって振動させる。
特許請求の範囲
【請求項1】 穀粒を供給する供給口17を円筒形の撹拌ケ−ス6の一側端に、加水後の穀粒を排出する排出路25を同他側端に各々設け、前記撹拌ケ−ス6内に撹拌翼を有する主軸5を同心状に回転自在に横設してなる穀粒加水装置1において、供給された穀粒を前記撹拌翼によって撹拌するとともに、前記撹拌ケ−ス6を駆動装置によって前記主軸5の回転方向とは逆向きに回転させることを特徴とする穀粒加水装置。
【請求項2】 前記撹拌翼として、櫂(かい)形状のパドル16を用いてなる請求項1記載の穀粒加水装置。
【請求項3】 前記主軸5を振動発生装置によって振動させてなる請求項1又は2記載の穀粒加水装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搗精前後に関わらずその穀粒を適性水分まで加水する穀粒加水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搗精後の穀粒加水装置101として、一側端に供給口102を、他側端に排出口103を各々設けて横設したトラフ104にスクリュ−105が内装され、前記供給口102側に、水槽106に連結した噴水ノズル107からなる水分添加部108が形成されたもの(特公平7−77618)があった(図3参照)。
【0003】この装置は、前記供給口102から供給された精白麦は、スクリュ−105による撹拌作用を受けながら搬送される間に噴水ノズル107によるシャワ−状の加水を受け、そして、加水を受けた精白麦粒はスクリュ−105によって撹拌・搬送される間に、精白麦粒全体にむらなく水分が添加される、というものであった。
【0004】しかし、上記穀粒加水装置101においては、噴水ノズル107側を流動する精白麦粒に対しては過剰な加水が行われる一方、トラフ104底部を流動する精白麦粒に対してはわずかな加水しか行われず、加水後の精白麦粒を撹拌しても精白麦粒には水分むらが生じるという問題があった。
【0005】更に、前記穀粒加水装置から排出される精白麦粒表面は、表面に付着した水分が十分に内部に浸透しておらず、グルテン及びデンプンの働きによってべとついた状態となっているため、撹拌装置においては、単に撹拌しながら搬送しているだけであり、精白麦粒どうしの固着は防げるものの、撹拌装置内部に精白麦粒が付着し、この精白麦粒の残留による腐敗が生じるという問題があった。
【0006】また、搗精前の穀粒加水装置110としては、穀物の実を液体の混合又は混合中に振動装置の容器113を連続的に又はバッチ式に貫流し、その貫流は容器113の壁がその運動エネルギ−を、穀物の実と液体が強い加速力を受けるように、穀物の実・液体混合物に伝達するように行われるもの(特公平8−22386)があった(図4参照)。
【0007】この装置は、穀物の実を液体と混合した後、その穀物の実を供給口111から振動モ−タ112と結合している容器113内に供給し、容器113内を通過させていく、というものであった。
【0008】しかし、上記穀粒加水装置においては、液体を混合した穀物の実を振動する容器内を通過させることによって、穀物の実に液体を添加することは可能であるが、加水後に穀物の実どうしの固着を防ぐために別途撹拌装置等を用いなければならないという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点を解決するために、穀粒の搗精前後に関わらず、穀粒加水装置から排出されるときには、全穀粒にむらなく水分が添加されているとともに、穀粒どうしの固着を防ぐことができ、また、加水後の穀粒が前記穀粒加水装置内に残留することのない穀粒加水装置を提供することを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、穀粒を供給する供給口17を円筒形の撹拌ケ−ス6の一側端に、加水後の穀粒を排出する排出路25を同他側端に各々設け、前記撹拌ケ−ス6内に撹拌翼を有する主軸5を同心状に回転自在に横設してなる穀粒加水装置1において、供給された穀粒を前記撹拌翼によって撹拌するとともに、前記撹拌ケ−ス6を駆動装置によって前記主軸5の回転方向とは逆向きに回転させる、という技術的手段を講じた。
【0011】また、前記撹拌翼として、櫂(かい)形状のパドル16を用いることによって上記手段がより効果的になる。
【0012】更に、前記主軸5を振動発生装置によって振動させることで上記手段がより効果的になる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、穀粒加水装置の縦断面図を、図2は、矢印Aから見たときの側面図をそれぞれ示している。
【0014】符号1は、本発明実施例の穀粒加水装置の全体を示している。該穀粒加水装置1は、スクリュ−部2、フレ−ム部3及び振動部4から構成されている。
【0015】各構成部を説明する。
【0016】スクリュ−部2は、主軸5、撹拌ケ−ス6、供給筒7及びカバ−8から構成されている。
【0017】主軸5の説明を行う。該主軸5の先端には注水口9が穿設され、該注水口9から後述するガイド翼15付近までの主軸5に中空部12を形成し、該中空部12と、主軸5に穿設した複数の噴水口13とはそれぞれ連絡している。また、前記注水口9には、水槽(図示せず)に連結した注水管10が連結され、主軸5の注水口9付近にはプ−リ11が軸着されている。前記主軸5は、注水口9側から順に搬送部5aと撹拌部5bとによって構成され、該搬送部5aには、供給された穀粒を効率よく搬送するための螺旋翼14とガイド翼15とが始端側から順に軸装され、また、前記撹拌部5bには、穀粒を撹拌・搬送するためのパドル16が複数植設されている。なお、該パドル16には、穀粒を搬送するための角度が与えられている。
【0018】前記供給筒7は円筒形の形状で、供給筒7内には前記主軸5の搬送部5aが同心状に挿通されている。そして、供給筒7の始端側上部には、穀粒を供給する供給口17を設け、始端側側面には、主軸5との間にわずかな隙間(すきま)を作るようにして軸孔18が設けてあり、その隙間には、振動を吸収するための弾性材19が嵌入されている。また、終端側側面は開口して、後述する撹拌ケ−ス6の始端側内部に臨ませている。
【0019】前記撹拌ケ−ス6は、供給筒7より大きい径の円筒形で、撹拌ケ−ス6内には前記主軸5の撹拌部5bが同心状に挿通されている。撹拌ケ−ス6の外周面の始端側には、Vベルト20aを掛けるための溝21が、また、外周面の両端付近には、2つのレ−ル22がそれぞれ周設されている。そして、撹拌ケ−ス6の始端側側面は、前記供給筒7を嵌入し、終端側は、中心を主軸5が挿通する円板23と終端則の外周とを複数本のスポ−ク24によって連結されている。前記円板23は、前記主軸5よりも大きい径を有し、更に、前記供給筒7の始端側側面と同様に主軸5との間にわずかな隙間を作るようにして軸孔18を設け、その隙間に振動を吸収するための弾性材19を嵌入している。
【0020】前記カバ−8は、終端側に排出路25を形成して、前記撹拌ケ−ス6を覆うようにフレ−ム27上に支承されている。該カバ−8の始端側側面は前記供給筒7の外周面と係合させ、終端側側面には、前記主軸5が挿通する円孔26が設けられ、該主軸5と円孔26との間には弾性材19が嵌入されている。
【0021】フレ−ム部3は、穀粒加水装置1の架台として設けられている。該フレ−ム部3は、複数の前記フレ−ム27、軸回転モ−タ28、ケ−ス回転モ−タ29及び二対のロ−ラ30から構成されている。該軸回転モ−タ28は、軸回転モ−タ28に軸着されたモ−タプ−リ31aと、前期主軸5に軸着されたプ−リ11との間にVベルト20bを掛け渡した状態で前記フレ−ム27に固着されている。同様に、前記ケ−ス回転モ−タ29も、ケ−ス回転モ−タ29に軸着されたモ−タプ−リ31bと、前記溝21との間にVベルト20aを掛け渡した状態で前記フレ−ム27に固着されている。二対の前記ロ−ラ30は、2つの前記レ−ル22とをそれぞれ係合させるようにフレ−ム27上に固定することによって、前記撹拌ケ−ス6を回転自在に横設している。
【0022】振動部4は、前記主軸5の両端付近にそれぞれ設けてあり、その構成を以下に述べる。前記主軸5に軸受としてのピロ−ブロック32が軸着され、該ピロ−ブロック32は、ベ−ス板34上に固定されている。該ベ−ス板34の裏面中央には、振動モ−タ33を、裏面両端には、弾性材としての一対のクッションゴム35をそれぞれ固着し、該クションゴム35を介して前記フレ−ム27に固定されている。
【0023】以下、上記構成における作用について説明する。
【0024】穀粒は、供給口17から搬送部5aに供給される。搬送部5aでは、軸回転モ−タ28の作用によって、主軸5に軸装している螺旋翼14及びガイド翼15が回転することにより、穀粒を撹拌ケ−ス6側に搬送していく。該撹拌ケ−ス6に搬送されるまでの間に、穀粒に添加する水分は、水槽(図示せず)から中空部12に供給され、複数の噴出口13から噴出して、穀粒に添加されていく。
【0025】水分を添加した穀粒は、ケ−ス回転モ−タ29の作用によって回転する撹拌ケ−ス6内に搬送される。撹拌ケ−ス6内では、該撹拌ケ−ス6内を挿通する主軸5が、軸回転モ−タ28及び振動モ−タ33の作用によって回転・振動している。また、該主軸5に植設されているパドル16は、主軸5の回転によって生じる撹拌作用、及び振動モ−タ33による振動作用によって、穀粒を撹拌・振動させる。すなわち、この撹拌ケ−ス6内で穀粒は、主軸5及びパドル16の撹拌・振動作用と、撹拌ケ−ス6の回転作用とを受けながらむらなく加水されていく。更に、撹拌ケ−ス6の回転方向と、主軸5の回転方向とが逆なので、該撹拌ケ−ス6内での穀粒の撹拌作用が増し、より均一に加水されていく。
【0026】適性水分に達するまでに必要な時間(例えば3分)の間、穀粒は、撹拌ケ−ス6内を振動及び撹拌されながら排出路25側へ搬送され、排出路25から次工程へ排出される。撹拌ケ−ス6内を通過する時間は、加水する前の穀粒の状態によって異なる。
【0027】また、上記の加水方法とは別の加水方法を行うこともできる。
【0028】その方法は、穀粒に水分を添加し、ケ−ス回転モ−タ29の作用によって回転する撹拌ケ−ス6内に搬送するまでは同一の作業を行う。撹拌ケ−ス6内では、主軸5が軸回転モ−タ28の作用によって回転している。また、該主軸5に植設されているパドル16は、主軸5の回転によって生じる撹拌作用によって、穀粒を撹拌させる。すなわち、この撹拌ケ−ス6内で穀粒は、パドル16の撹拌作用と、撹拌ケ−ス6のケ−ス回転モ−タ29による回転作用とを受けながらむらなく加水されていく。そして、撹拌ケ−ス6内に搬送された穀粒を加水した後、主軸5及びパドル16に付着した穀粒を取り除くときに振動モ−タ33の作用によって主軸5を振動させる、という方法である。
【0029】
【発明の効果】駆動装置を用いて撹拌ケ−スを回転させることによって、撹拌ケ−ス内に供給されている水分と穀粒との接触回数が多くなるので、穀粒にむらなく水分を添加することができ、そして、撹拌ケ−スの回転を主軸と逆向きにすることによって、穀粒により均一に水分を添加することができる。更に、撹拌ケ−ス内の穀粒が、撹拌ケ−ス内壁に付着して撹拌ケ−ス内に残留することを防ぐこともできるので、バクテリアや細菌等の繁殖を防止することができる。
【0030】また、主軸の回転によるパドルの撹拌作用も受けることによって、穀粒が水分に均一に接することでむらのない加水を行うことができ、更に、穀粒どうし固着することがない。
【0031】更に、加水中に振動装置による振動作用を主軸に与えることによって、主軸や該主軸に植設したパドルに穀粒が付着するのを未然に防ぎ、また、加水後に振動装置による振動作用を主軸に与えることによって、主軸や該主軸に植設したパドルに付着した穀粒を落下させることによって、主軸やパドルを清潔に保つことができる。




 

 


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