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発明の名称 積層板およびその製造法、積層板の取り扱い法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−34802
公開日 平成10年(1998)2月10日
出願番号 特願平8−197168
出願日 平成8年(1996)7月26日
代理人
発明者 坂口 達 / 武 義治 / 吉田 重樹
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】プリプレグ層を離型フィルムに挟んで加熱加圧成形し表面に離型フィルムを密着させた積層板であって、前記離型フィルムを密着させた積層板の多数枚が積層一体化されていることを特徴とする積層板。
【請求項2】プリプレグ層を加熱加圧して積層板を成形する方法であって、プリプレグ層と離型フィルムを交互に繰り返し重ね、最下面と最上面には離型フィルムを配置して、これを鏡面板に挟まずにプレス熱盤間で加熱加圧成形し、多数枚の積層板が離型フィルムを介して一体化された状態にすることを特徴とする積層板の製造法。
【請求項3】プリプレグ層を加熱加圧して積層板を成形する方法であって、プリプレグ層と離型フィルムを交互に繰り返し重ね、最下面と最上面には離型フィルムを配置して、これを鏡面板に挟んだ構成物の一組ないし複数組をプレス熱盤間で加熱加圧成形し、鏡面板に挟まれた多数枚の積層板が離型フィルムを介して一体化された状態にすることを特徴とする積層板の製造法。
【請求項4】表面に離型フィルムを密着させた積層板の多数枚が積層一体化されたまま所定寸法に裁断することを特徴とする積層板の取り扱い法。
【請求項5】表面に離型フィルムを密着させた積層板の多数枚が積層一体化されたまま包装することとを特徴とする積層板の取り扱い法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取り扱い性のよい積層板に関する。積層板とは、ガラス繊維の織布や不織布、有機繊維の織布や不織布、綿布、紙等の基材に熱硬化性樹脂を含浸乾燥して得たプリプレグを加熱加圧成形したものをいう。複数枚のプリプレグを加熱加圧成形したものに限らず、一枚のプリプレグを加熱加圧成形したものも便宜上積層板という。積層板の概念には、表面に金属箔を一体化した金属箔張り積層板も包含する。
【0002】
【従来の技術】積層板の製造は、まず所定厚さの積層板一枚を構成するためのプリプレグ層を離型フィルムで挟み、さらにこれを鏡面板で挟む。そして、プレス熱盤一段間には、前記鏡面板で挟んだ構成物の複数組を投入して加熱加圧成形する。成形後にプレス熱盤から取り出した構成物は、鏡面板と成形された積層板とに分離解体する。このようにプレス熱盤一段間で成形した複数枚の積層板は、分離解体すると一枚一枚が独立したものとなり、周囲の板厚の薄い部分を裁断して所定寸法にしたものを包装して製品として出荷する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の積層板は、一枚一枚が独立しているので、裁断や包装に際しては個々に取り扱わなければならない。複数枚を重ねて裁断や包装をするにしても、必ず一枚ずつ重ねて位置を揃える作業を必要とする。本発明が解決しようとする課題は、裁断や包装に際しての取り扱い性がよく、ユーザが使用するときにも使いがってのよい積層板を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明に係る積層板は、一枚の積層板を構成するためのプリプレグ層を離型フィルムに挟んで加熱加圧成形し表面に離型フィルムを密着させた積層板であって、前記離型フィルムを密着させた積層板の多数枚が積層一体化されていることを特徴とする。ここで、多数枚とは2枚を意味せず、5枚程度から数百枚、さらには1000枚を越えるものを意味する。上記の積層板は、見かけ上は多数枚の積層板が離型フィルムを介して一体化した状態にある。しかし、離型フィルムは、成形時の熱と圧力で積層板表面に密着しているだけであり接着はしていない。従って、離型フィルムと積層板を必要に応じて一枚ずつ剥がし、剥がした必要枚数の積層板を利用に供することができる。残りの積層板は、離型フィルムを介して積層一体化したまま保管できるので、損傷や品質の変化を防ぐ上で有効である。また、積層板を数枚単位で剥がし、数枚の積層板が離型フィルムを介して一体化した状態で裁断や穴あけ加工作業を円滑に行なうことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】上記のように表面に離型フィルムを密着させた積層板の多数枚が積層一体化されている積層板の構成物は、プリプレグ層と離型フィルムを交互に繰り返し重ね、最下面と最上面には離型フィルムを配置して、これを鏡面板に挟まずにプレス熱盤間で加熱加圧成形して製造する。離型フィルムは、成形時の熱と圧力により積層板の表面に密着し、多数枚の積層板が離型フィルムを介して見かけ上一体化した状態になる。プリプレグ層と離型フィルムを交互に繰り返し重ねるに際して、プリプレグ層の表面に金属箔を載置してもよい。この場合、多数枚の金属箔張り積層板が離型フィルムを介して見かけ上一体化した状態に成形することができる。離型フィルムは、ポリプロピレン、アセテート、フッ素樹脂等からなるフィルムであり、その厚さは40〜60μmが適当である。積層板を成形するためのプリプレグ層は、プリプレグ一枚又は複数枚からなり、成形したい積層板の厚さに応じてプリプレグの使用枚数を決定する。積層板の厚さが薄いほど、プレス熱盤間に投入するプリプレグ層の組数を多くできるので、加熱加圧成形により離型フィルムを介して一体化する積層板の枚数も増える。
【0006】尚、上記のように鏡面板を全く使用しないのではなく、一部に鏡面板を使用する製造法を採用することもできる。例えば、プリプレグ層と離型フィルムを交互に繰り返し重ね、最下面と最上面には離型フィルムを配置して、これを鏡面板に挟んだ構成物の一組ないし複数組をプレス熱盤間で加熱加圧成形し、鏡面板に挟まれた多数枚の積層板が離型フィルムを介して一体化した状態にする製造法である。この場合、離型フィルムを介して一体化できる積層板の枚数は上記の鏡面板を全く使用しない製造法より少なくなる。
【0007】表面に離型フィルムを密着させた積層板の多数枚が積層一体化している構成物は、そのまま所定寸法に裁断したり、そのまま包装したりする取り扱いをする。一体化しているので取り扱いの作業性がよい。
【0008】
【実施例】ガラス織布(縦横寸法:1050×1050mm,厚さ:0.1mm)にエポキシ樹脂ワニスを含浸乾燥して、積層板を成形するためのプリプレグを用意した。前記プリプレグ4枚からなるプリプレグ層と離型フィルム(50μm厚のポリプロピレンフィルム)を交互に繰り返し重ね、最下面と最上面には離型フィルムを配置した。プリプレグ層の積層枚数は、積層板300枚分である。これを、鏡面板に挟まずに、クラフト紙からなる厚さ10mmのクッション材を介してプレス熱盤間で加熱加圧成形した。上記のように製造した積層板は、300枚の積層板が離型フィルムを介して一体化した状態になっており、離型フィルムを介して一体化した積層板の構成物の厚さは135mmである。この300枚の積層板が一体化した状態のままその周囲を所定寸法だけ裁断し、縦横寸法:1020×1020mmとした。300枚の積層板は依然として離型フィルムを介して一体化した状態のままにあり、これを包装した。必要に応じて、例えば100枚単位で剥がして、所定寸法に裁断したり、包装してもよい。上記のプリプレグ1枚からなるプリプレグ層と離型フィルム(50μm厚のポリプロピレンフィルム)を交互に繰り返し重ね、最下面と最上面には離型フィルムを配置して上記と同様に成形するような場合は、1000枚の積層板が離型フィルムを介して一体化した状態にしても総厚さは150mm程度であり、プレス熱盤間に投入可能な厚さである。
【0009】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る積層板は、離型フィルムを密着させた積層板の多数枚が積層一体化されているので、裁断や包装に際して多数枚の積層板をあたかも一つの物体として取り扱うことができる。また、ユーザが使用するときにも使いがってがよい。例えば、離型フィルムと積層板を必要に応じて一枚ずつ剥がし、剥がした必要枚数の積層板を利用に供することができる。残りの積層板は、離型フィルムを介して積層一体化したまま保管できるので、損傷や品質の変化を防ぐ上で有効である。積層板を数枚単位で剥がし、数枚の積層板が離型フィルムを介して一体化した状態で裁断や穴あけ加工作業を円滑に行なうこともできる。




 

 


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