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発明の名称 切断機における刃先位置調節機構
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−100017
公開日 平成10年(1998)4月21日
出願番号 特願平8−258469
出願日 平成8年(1996)9月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】野口 武男 (外2名)
発明者 高島 弘之
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 一対の円盤状切断刃(2,3) を有し、各々の円盤状切断刃(2,3)が同一接線上に位置すると共に、一方の円盤状切断刃(2) の径方向刃先(2a)に対して他方の円盤状切断刃(3) の径方向刃先(3a)が直角となるよう接線上に配置されてなる切断機(1) にあって、断面コ字状のフレーム(6) を有し、同フレーム(6) の上下内面側に前記各円盤状切断刃(2,3) を回転駆動する電動モータ(4,5) を配設するとともに、各電動モータ(4,5) を円盤状切断刃(2,3) の径方向に且つ両刃先(2a,3a) の交差方向に接離可能とする刃先位置調整手段を設けたことを特徴とする切断機における刃先位置調整機構。
【請求項2】 前記フレーム(6) の上下板部(6a,6b) の各内面側に配置され、各電動モータ(4,5) が固定される内側プレート(10,10) と、該内側プレート(10)と連結し、フレーム(6) の上下外面側に配置される外側プレート(11,11) とを有し、前記調整手段が前記上下板部(6a)に形成された電動モータ(4,5) の移動方向に長い長孔 (6a′) と、同長孔 (6a′) に挿通されて各外側プレート(11)と内側プレート(10)とを連結する連結ネジ(12)と、同連結ネジ(12)を前記長孔 (6a′)に沿って移動させる操作手段(15)とを備えてなる請求項1記載の刃先位置調整機構。
【請求項3】 前記操作手段(15)は、上下板部(6a,6b) に回転自在に挿通される回転軸部(15a) と、同回転軸部(15a) の先端より延出する偏心軸端(15a″) と、前記内プレート(10)に形成され、前記偏心軸端(15a″) が嵌合するカム溝(10a) からなるカム機構とを有してなる請求項2記載の刃先位置調整機構。
【請求項4】 更に、外側プレート(11,11) には各電動モータ(4,5) の移動位置を位置決め固定する固定手段を備えてなる請求項1〜3のいずれかに記載の刃先位置調整機構。
【請求項5】 前記固定手段が、前記電動モータ(4,5) の移動方向に長い長孔(11′) と同長孔 (11′) に挿通され、前記フレーム(6) の上下板部(6a,6b) に螺合する固定用ネジ(14)とを有し、同固定用ネジ(14)が前記電動モータ(4,5) の移動限位置を規制する規制機能をも有してなる請求項4記載の刃先位置調整機構。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば1本のアルミ形材などの長尺材から隣合う端部を45°の角度で同時切断できる一対の円盤状切断刃を有する切断機における刃先位置調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から長尺材所要の長さごとに90°の角度でV形に切断し、隣合う端部を同時に45°の角度に切断することが行われている。かかる切断操作をするため、2枚の円盤状切断刃の刃先が同一の接線を共有すると共にその回転軸線が直交して配される。こうしたV形切断機にあっては、繰り返し切断がなされると切断刃の刃先が次第に摩耗して切断刃の切れ味が低下し、切断材料の切断面が粗面となったり、バリが発生したりする。更には、切断時に発生する騒音も大きくなり作業環境を悪くする。
【0003】こうした切断刃の切れ味を戻すために、通常、刃先の再研磨が行われ、切断刃の刃先が再び尖鋭な形状に加工される。しかるに、再研磨により形成される刃先は、再研磨される以前の刃先に比べて刃の長さが短くなり、円盤状切断刃ではその直径が小さくなるため、その都度、直径の小さくなった円盤状切断刃の刃先位置を同一接線上に位置させるべく調節することが必要となる。仮りに、この調整を行わない場合には、切断材料の切断面に一部切断すべき部分が残存したり、切断面が段差状に形成されたりして確実な切断をすることができなくなる。従来の刃先位置の調整方法としては、円盤状切断刃の駆動モータを固定する基台を円盤状切断刃の径方向に移動可能とし、この基台の移動方向両側に複数の位置調整ねじが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この位置調整ねじは一方側を押しネジとし、他方側を引きネジとして、両ネジの締め具合を調節して基台の位置を決めるものである。この方法は多くのネジを必要とするだけではなく、調整作業に手間と熟練を要するものであった。
【0005】本発明の目的は、この種の切断機における一対の円盤状切断刃の刃先位置を熟練を要することなく、容易に調整が可能で且つ簡単な機構からなる刃先調整機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の一対の円盤状切断刃を有し、各々の円盤状切断刃が同一接線上に位置すると共に、一方の円盤状切断刃の径方向刃先に対して他方の円盤状切断刃の径方向刃先が直角となるよう接線上に配置されてなる切断機にあって、断面コ字状のフレームを有し、フレームの上下内面側に前記各円盤状切断刃を回転駆動する電動モータを配設するとともに、各電動モータを円盤状切断刃の径方向に且つ両刃先の交差方向に接離婚可能とする刃先位置調整手段を設けたことを特徴とする切断機における刃先位置調整機構により達成される。
【0007】好ましい態様によると、前記フレームの上下板部の各内面側に配置され、各電動モータが固定される内側プレートと、該内側プレートと連結し、フレームの上下外面側に配置される外側プレートとを有し、前記調整手段が前記上下板部に形成された電動モーダの移動方向に長い長孔と、同長孔に挿通されて各外側プレートと内側プレートとを連結する連結ネジと、同連結ネジを前記長孔に沿って移動させる操作手段とを備えている。
【0008】そして好ましくは、前記操作手段は上下板部に回転自在に挿通される回転軸部と、同回転軸部の先端より延出する偏心軸端と、前記内プレートに形成され、前記偏心軸端が嵌合するカム溝からなるカム機構とを有しており、更に前記外側プレートには前記電動モータの移動位置を位置決め固定する固定手段を備えている。この固定手段として、好ましくは前記電動モータの移動方向に長い長孔と同長孔に挿通され、前記フレームの上下板部に螺合する固定ネジとを有し、同固定ネジが前記電動モータの移動限位置を規制する規制機能を有するようにする。
【0009】かかる本発明の調整機構により切断刃の刃先位置を調整するには、上記各長孔内を連結ネジ及び固定用ネジを摺動させて、前記内側プレート、外側プレート及び電動モータをフレームの上板部に沿って一対の刃先を交差方向に接離移動させることにより行う。その好ましい操作の態様としては、上記回転軸部を回動させて上記偏心軸端を前記軸部の軸心を中心に偏心回転させ、その軸端の周面を前記内側プレートに形成されたカム溝のカム面に当接し、同内側プレートを動かすことにより切断刃を刃先調整方向に必要量移動させる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明における切断機を上方から見た平面図であり、図5はその切断機の概要を示す斜視図である。これらの図に示すように、本発明における切断機1は直交して配される一対の円盤状切断刃2,3と、各円盤状切断刃2,3をそれぞれ回転自在に軸支すると共に同切断刃2,3を駆動回転させる電動モータ4,5とを有している。前記電動モータ4,5(以下、第1モータ4、第2モータ5という。)は、上板部6a、下板部6b及び側板部6cからなる断面がコ字状をなすフレーム6の上板部6aと下板部6bの相対する内面に各駆動軸の軸線が各上下板部6a,6bに平行に且つ直交するようにして配置固定されている。そして、各円盤状切断刃2,3の刃先2a,3aは各円盤状切断刃2,3の同一接線上に位置し、各々の切断刃2,3の交差角度は図1に示すように90°に設定されている。
【0011】なお本実施例によれば、前記フレーム6の上下板部6a,6bは略二等辺直角三角形をなす同一形態からなり、その直角を挟む隅角部にはボールネジ7が螺合されており、他の2つの隅角部には上下板部6a,6b間に筒状スペーサ8を介在させて各々にガイドロッド9が挿通されている。従って、ボールネジ7が正逆方向に回転すると、前記フレーム6が上下に移動して、一対の切断刃2,3(以下、第1切断刃2及び第2切断刃3という。)は所定の行程を昇降し切断動作と待機位置への戻り動作を繰り返す。その移動速度は、前記ボールネジ7のピッチと回転速度に依存する。
【0012】図2は本実施例による上記切断機の要部を示す図1におけるI-I 線の断面図である。フレーム6の上板部6aの内側に配置された第1モータ4は、上板部6aの内側に配設された内側プレート10と適当な固着手段により一体とされている。この内側プレート10は上板部6aの外面に中心部を挟み所定の間隔を隔てて設置される一対の矩形状の外側プレート11に連結ネジ12により連結されている。本実施例によれば、前記内側プレート10と各外側プレート11とは、上板部6aの両端部に形成された長孔6a′に挿通された連結ネジ12によりそれぞれ緩衝駒13を介して一体に連結される。
【0013】前記長孔6a′は第1切断刃2の径方向と平行に且つ第1切断刃2と第2切断刃3との交差方向に向けて長く形成されており、前記内側プレート10、外側プレート11及び第1モータ4は一体となって第1切断刃2の径方向に間隔aだけ移動が可能とされている。また、前記内側プレート10、外側プレート11及び第1モータ4の移動を規制して固定する手段が前記上板部6aと前記外側プレート11との間に設けられている。
【0014】即ち、前記外側プレート11の中央部には前記上板部6aの両端部に形成された長孔6a′と同一方向に長い長孔11′が形成されており、上板部6aの同長孔11′に対応する部位にはネジ孔6a−1が形成されている。そして、固定用ネジ14がワッシャ14aを介して前記長孔11′に挿通され、前記ネジ孔6a−1にネジ込まれて、内側プレート10、外側プレート11及び第1モータ4を位置決め固定するとともに、前記固定用ネジ14を緩めて前記内側プレート10、外側プレート11及び第1モータ4を移動可能な状態としたときは、前記固定用ネジ14によりそれらの移動限位置に規制される。そのため、上板部6aの両端部に形成された長孔6a′と外側プレート11の中央部に形成された前記長孔11′とは、互いに上記間隔aと同一長さだけ逆方向に偏てられている。
【0015】本発明の調整機構による切断刃の刃先位置の調整は、前記長孔6a′及び11′内で連結ネジ12及び固定用ネジ14を摺動させて、前記内側プレート10、外側プレート11及び第1モータ4をフレーム6の上板部6aに沿って移動させることにより行われる。図3はその移動手段を示しており、図2におけるII-II線の矢視断面を示す。同図に従えば、上述した内側プレート10、外側プレート11及び第1モータ4の移動手段として、前記上板部6aに設けられたハンドル15が採用されている。同ハンドル15の軸部15aは、前記上板部6aの略中央部外面に固設された保持板16を介して、同位置に形成されたハンドル軸挿通孔6a″に挿通される。そのため、前記ハンドル軸部15aはフランジ15a′を有しており、一方の保持板16の下面には前記フランジ15a′が嵌着する嵌着溝16aが形成されている。
【0016】また、前記ハンドル軸部15aの前記ハンドル軸挿通孔6a″から下方に突出する先端部は、同ハンドル軸部15aより小径で且つ同軸部15aの軸心から偏心した点を軸心とする偏心軸端15a″に構成されている。一方、前記偏心軸端15a″が突出する上記内側プレート10の対応位置には、前記偏心軸端15a″を収容するとともに、同軸端15a″がハンドル15の操作により回転するとき、同軸端15a″の一部周面が当接して内側プレート10を所定の動きで移動させるためのカム面を有するカム溝10aが形成されている。
【0017】このときの移動軌跡が図4に示されている。同図は図3におけるIII-III 線の矢視断面図である。前記カム溝10aは前記軸端15a″の径とほぼ等しい幅を有すると共に上記軸部15aの径と略等しい長さを有する長溝状をなしており、前記軸端15a″が同カム溝10aに嵌合してハンドル15を回動させることにより、同軸部の回動に伴って同図に仮想線で示すごとく寸法lだけカム溝10aの幅方向(第1切断刃2の刃先位置調整方向)に移動させる。この移動量は、ハンドル15の回動量に依存する。
【0018】以上は、第1切断刃2の刃先位置を調整するための調整機構について説明したが、第2切断刃3の刃先位置調整機構も第1切断刃2の刃先位置調整機構と上下対称ではあるが同一の機構であるため、その説明は省略する。また、上記実施例は本発明の最良の態様を示しているが、当業者であれば本発明の精神を逸脱しない範囲において多様な変形が可能であることは容易に理解できよう。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明の一対の円盤状切断刃を有する切断機における刃先位置調整機構によれば、その機構が簡単な上に簡単な操作で刃先の正確な位置調整が可能となる。




 

 


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