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発明の名称 繊維強化プラスチックの成形方法及びその成形型
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−296755
公開日 平成10年(1998)11月10日
出願番号 特願平9−104604
出願日 平成9年(1997)4月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】九十九 高秋
発明者 山本 洋二郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】複数個の成形型の間に形成されたキャビティ内に繊維強化材及びプラスチック原料が挿入され、繊維強化材により強化されたプラスチック原料を所望形状に成形する繊維強化プラスチックの成形方法において、繊維強化材により強化されたプラスチック原料内に挿入する磁性材料製補強材を複数個の成形型のいずれかの少なくとも一個の成形型に設けられた磁石により支持することを特徴とする繊維強化プラスチックの成形方法。
【請求項2】請求項1記載の繊維強化プラスチックの成形方法に使用する成形型であって、2個の成形型のいずれかの少なくとも一個の成形型に磁石が設けられていることを特徴とする成形型。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維強化プラスチックの成形方法及びその成形方法に使用する成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平4−5027号公報等に記載されているように、上型と下型の2個の成形型の間に形成されたキャビティ内に繊維強化材及びプラスチック原料が挿入され、繊維強化材により強化されたプラスチック原料を所望形状に成形する繊維強化プラスチックの成形方法が知られている。
【0003】このような繊維強化プラスチックの成形方法により特公昭57−43250号公報記載のような浴室ユニットを成形する場合に、防水パンの一側部に延設される浴槽支持枠を鉄製角パイプにより補強することが検討されている。即ち、図3に示すように、防水パン(イ)の一側部に延設される浴槽支持枠(ロ)を図4に示すように、鉄製角パイプ(ハ)を埋設することにより補強することか検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このように鉄製角パイプ(ハ)で補強された浴槽支持枠(ロ)を繊維強化プラスチックにより成形する場合には、鉄製角パイプ(ハ)が2個の成形型の間に形成されたキャビティ内の所定位置に設置する場合に、鉄製角パイプ(ハ)が滑り落ちたりして所定位置に設置し難い問題があった。
【0005】本発明は、従来の繊維強化プラスチックの成形方法における、このような問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、上記の問題を解決し、鉄製角パイプのような補強材をキャビティ内の所定位置に容易に設置できる繊維強化プラスチックの成形方法及びこの成形方法に使用する成形型を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明繊維強化プラスチックの成形方法は、複数個の成形型の間に形成されたキャビティ内に繊維強化材及びプラスチック原料が挿入され、繊維強化材により強化されたプラスチック原料を所望形状に成形する繊維強化プラスチックの成形方法において、繊維強化材により強化されたプラスチック原料内に挿入する磁性材料製補強材を複数個の成形型のいずれかの少なくとも一個の成形型に設けられた磁石により支持することを特徴とするものである。
【0007】又、請求項2記載の本発明の成形型は、請求項1記載の繊維強化プラスチックの成形方法に使用する成形型であって、複数個の成形型のいずれかの少なくとも一個の成形型に磁石が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】請求項1記載の本発明方法において、繊維強化材としては、従来から繊維強化プラスチック成形品の繊維強化材として使用されているものがそのまま使用できるものであって、特に限定されるものではなく、例えば、ガラス繊維の他にアラミド繊維等の有機繊維もしくは炭素繊維等の無機繊維等が使用できる。
【0009】又、請求項1記載の本発明方法において、プラスチック原料としては、従来から繊維強化プラスチック成形品のプラスチック原料として使用されているものがそのまま使用できるものであって、特に限定されるものではなく、例えば、不飽和ポリエステル樹脂の他にエポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂等が使用できる。
【0010】本発明において、磁性材料の材質としては、磁性を備え、繊維強化プラスチック成形品を補強できるものであればよいものであって特に限定されるものではなく、例えば、鉄、ニッケル、コバルトの単独もしくは、これらを適宜組み合わせたものが使用でき、その形状としては、杆状、管状、溝形状、アングル材状等の種々断面形状の長尺体や板状、塊状等の種々の形状が使用できる。
【0011】本発明において、磁石としては、電磁石を使用してもよく、永久磁石を使用してもよいが、電磁石を使用する方が電流電圧等の強さによりその磁性力をコントロールできるので、好ましい。
【0012】〔作用〕請求項1記載の本発明繊維強化プラスチックの成形方法においては、繊維強化材により強化されたプラスチック原料内に挿入する磁性材料製補強材を複数個の成形型のいずれかの少なくとも一個の成形型に埋設された磁石により支持するものであるから、磁性材料製補強材は磁石により支持され、複数個の成形型により形成されるキャビティ内の所定位置に磁性材料製補強材を支持できる。
【0013】又、請求項2記載の本発明の成形型においては、請求項1記載の繊維強化プラスチックの成形方法に使用する成形型であって、複数個の成形型のいずれかの少なくとも一個の成形型に磁石が埋設されているので、使用に際しては、磁性材料製補強材は磁石により支持され、複数個の成形型により形成されるキャビティ内の所定位置に磁性材料製補強材を支持できる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明繊維強化プラスチックの成形方法の一態様を示す説明図である。
【0015】図1において、1は可撓性を備えたFRP製上型、2はFRP製下型であり、上型1及び下型2の間にはパッキン3が設けられ、上型1、下型2及びパッキン3により成形しようとする浴槽支持枠の外形に適合した形状のキャビティ4が形成されている。上型1には電磁石11が止め金具12により取付けられ、図示しない樹脂注入口とその反対側に減圧口が設けられている。
【0016】このような成形型を使用して繊維強化プラスチック製の浴槽支持枠を成形する態様を説明する。キャビティ4内にガラス繊維5及び鉄製角パイプ状の補強材6を挿入し、電磁石11に通電することにより電磁石11に磁性力を発生させると、補強材6は電磁石11の磁性力によりキャビティ4内の一定位置に支持される。
【0017】このような状態において、上型1の図示しない樹脂注入口から不飽和ポリエステル樹脂を注入すると共に減圧口から減圧すると不飽和ポリエステル樹脂はガラス繊維に含浸されると共にキャビティ4内に充満される。不飽和ポリエステル樹脂が硬化すれば上型1を下型2から除去し、電磁石11への通電を停止し、キャビティ4内から取り出して補強材6により補強された浴槽支持枠を得ることができる。
【0018】図2は本発明繊維強化プラスチックの成形方法の他の一態様を示す説明図である。図2に示す態様においては、図1に示す態様のように、電磁石を上型1に設ける代わりに下型2に設けたものであり、その他の点については、図1に示す態様と同様である。
【0019】図2に示す態様においては、電磁石21が下型2に設けられているので、キャビティ4内にガラス繊維5及び鉄製角パイプ状の補強材6を挿入し、電磁石21に通電することにより電磁石21に磁性力を発生させると、補強材6は電磁石21の磁性力によりキャビティ4内の一定位置に支持される。
【0020】このような状態において、上型1の図示しない樹脂注入口から不飽和ポリエステル樹脂を注入すると共に減圧口から減圧すると不飽和ポリエステル樹脂はガラス繊維に含浸されると共にキャビティ4内に充満される。不飽和ポリエステル樹脂が硬化すれば上型1を下型2から除去し、電磁石11への通電を停止し、キャビティ4内から取り出して補強材6により補強された浴槽支持枠を得ることができる。
【0021】以上、本発明の実施例を図により説明したが、本発明の具体的な構成は図示の実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更は本発明に含まれる。例えば、不飽和ポリエステル樹脂をキャビティ内に注入する代わりに不飽和ポリエステル樹脂を含浸したガラス繊維マットをキャビティ内に挿入するようにしてもよい。又、本発明方法により成形される成形品は浴槽支持枠に限らず各種の成形品であってもよい。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の本発明繊維強化プラスチックの成形方法においては、磁性材料製補強材は磁石により支持され、複数個の成形型により形成されるキャビティ内の所定位置に磁性材料製補強材を支持できるので、磁性材料製補強材により所定箇所に補強された繊維強化プラスチック成形品を容易に成形できる。
【0023】又、請求項2記載の本発明の成形型においては、使用に際しては、磁性材料製補強材は磁石により支持され、複数個の成形型により形成されるキャビティ内の所定位置に磁性材料製補強材を支持できるので、磁性材料製補強材により所定箇所に補強された繊維強化プラスチック成形品を容易に成形できる。




 

 


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