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発明の名称 ルーター切断刃
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−151512
公開日 平成10年(1998)6月9日
出願番号 特願平8−309146
出願日 平成8年(1996)11月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】九十九 高秋
発明者 人見 隆寿
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 先端面とこの先端面に連続した外周の縦方向に刃部を有し、木工フライス盤の一種であるルーターの主軸に装着される軸状のルーター切断刃において、上記刃部は、本体の先端部に取り付けられた刃体と、この刃体と連続するように本体の外周部に取り付けられた刃体の少なくとも二つの刃体で構成されていることを特徴とするルーター切断刃。
【請求項2】 本体の外周部に取り付けられた刃体が、本体の回転方向に対して基端側が前傾するように傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1記載のルーター切断刃。
【請求項3】 本体の先端部に取り付けられた刃体が、すくい角を有して設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のルーター切断刃。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木工フライス盤の一種であるルーターに取り付けられる加工用先端具であるルーター切断刃に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のルーター切断刃としては、軸状の本体の周囲に螺旋状に刃を設けたものや、あるいは図6並びに図7に示すように本体10の先端側(図6において下側)に、下端と外側に刃先を有する一対の刃体11,12を、縦方向に対象に取り付けたものがあった。
【0003】このルーター切断刃は、木工フライス盤の一種であるルーターの主軸に取り付けられ、高速で回転駆動されることにより、被加工物を切削し、溝堀りや穿孔、あるいは端面加工を施すものである。
【0004】図8並びに図9は、このルーター切断刃で加工された被加工物の例を示す斜視図である。ここにおいて、被加工物は、石膏ボード5bと無機質平板5aとからなる基材5上に軟質シート6やフィルム材などを貼着し、表面に所望の模様や色彩などを施した化粧合板4を示している。図示したようにこのルーター切断刃で加工された化粧合板4の加工端面4aには、切断されなかった軟質シート(フィルム)6が、バリ6aとして残っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のルーター切断刃では、螺旋状の刃を有するものは、切削加工時に螺旋刃が被加工物の端面をかき上げるように作用し、また縦方向に刃体を取り付けたものは、本体外周部の刃先が、被加工物の端面と垂直に接し、この端面を水平(横)方向にかき取るように作用する。よって、このルーター切断刃を用いて表面にフィルムやシートが添着された化粧合板の加工を行うと、このフィルムやシートが切削端面にバリとして残ったり、あるいは切削端面周囲のフィルムやシートに剥がれが生じたりし、きれいな端面加工が行えないという問題点があった。
【0006】また、このことから従来は、この種の化粧合板をルーターで加工すると、その後にバリ取りなどの仕上げ作業を要し、煩雑で作業能率が悪く、作業コストも嵩むという問題点があった。
【0007】本発明は、上記従来のルーター切断刃が有していた問題点の解決を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために本発明のうち、請求項1記載の発明は、先端面とこの先端面に連続した外周の縦方向に刃部を有し、木工フライス盤の一種であるルーターの主軸に装着される軸状のルーター切断刃において、上記刃部を、本体の先端部に取り付けられた刃体と、この刃体と連続するように本体の外周部に取り付けられた刃体の少なくとも二つの刃体で構成したものである。
【0009】また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明における本体外周部の刃体を、本体の回転方向に対して基端側が前傾するように傾斜させて設けたことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明における本体先端部の刃体を、所定のすくい角を有するように設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明に係るルーター切断刃の実施形態の正面図、図2と図3は、それぞれその右側面図と左側面図である。また、図4は図1の下面図である。図示したように本発明のルーター切断刃は、従来のものと同様に、軸状の本体1の先端部分(図1〜図3において下側)に刃部2,3を設けている。
【0013】ここにおいて本発明のルーター切断刃では、刃部2,3を本体1の中心軸を挟んだ対称な位置に二箇所設け、それぞれの刃部2,3を本体1の先端部1aに取り付けられた刃体2c,3cと、この刃体2c,3cと連続するように本体1の外周部1bに取り付けられた刃体2b,3bと、さらにこの刃体2b,3bと連続するように本体1の外周部1bの基端方向(図1〜図3において上側)に取り付けられた刃体2a,3aとで構成している。上記の先端部1aに取り付けられた一方の刃体2cは、その一端が本体1の軸芯を通るように本体1の半径とほぼ等しい寸法に形成されている。また、この刃体2cは図2に示すように刃先が被加工物に食い込み易いようにアキシアルすくい角αをつけて本体1に取り付けられている。
【0014】また、他方の刃体3cは、先端が上記刃体2cより小さく、かつ本体1に対して図4に示すように所定のラジアルすくい角β(図においては約5°)を有するように取り付けられている。なお、この刃体3cに連続した上側の二つの刃体3b,3aも同様に同じラジアルすくい角βを有して本体1に取り付けられている。
【0015】さらに本体1の基端側(図1〜図3において上側)に取り付けられた刃体2a,3aは、それぞれ所定の押さえ角γを形成するように、その基端側(上側)が、本体1の回転方向(図2と図3に矢印で示す)に前傾して設けられている。
【0016】本発明のルーター切断刃は、上記の構成を有し、従来のものと全く同様にチャック固定側(図1において上側)を木工フライス盤の一種であるルーターの主軸(図示せず)に取り付けることにより、高速(一般に20,000rpm程度)で回転駆動され、被加工物の切削加工を行うものである。
【0017】次に上記構成を有する本発明のルーター切断刃を用いた被加工物の切削加工について述べる。
【0018】本発明のルーター切断刃が、主たる対象とする被加工物は、図3に示すように石膏ボード5bと無機質平板5aとからなる基材5上に、所望の模様や色彩が施された軟質シート6やフィルム材などを貼着してなる化粧合板4である。
【0019】まず、このルーター切断刃を高速で回転させ、化粧合板4の表面に押し付けると、先端の刃先が化粧合板4の表面と接触し、切削を開始するが、この時、本発明のルーター切断刃では、本体1の先端部1aに取り付けられた刃体2c,3cが所定のすくい角α(β)を有しているので、円滑に化粧合板4に食い込むこととなる。よって、位置決めが容易となり、精度の高い穿設加工が行える。
【0020】また、化粧合板4の端面加工を行う際は、化粧合板4の表面側(図3おいて上側)に、回転方向に前傾した刃体2a,3aが接し、表面の軟質シート(フィルム)6を押さえ込むようにして切削が行われる。よって、この軟質シート(フィルム)が基材5と共に切削され、基材5から剥がれたり、バリとして残ることがなく、きれいな端面加工が行える。なお、この刃体2a,3aの傾斜は、加工する化粧合板4の種類や材質等に応じて適宜決定すれば良いが、押さえ角γが5〜20°となる範囲で傾斜させることにより、化粧合板の加工において、概ね良好な結果が得られた。
【0021】以上のようにして本発明のルーター切断刃は、化粧合板4の切削加工に好適に使用されるものである。
【0022】図5は本発明の他の実施形態を示しており、この場合は、刃部8を本体7の周囲の四箇所に設け、そのうちの一つの刃部8を所定のすくい角度で本体7の先端部7aに取り付けられたすくい刃8bと、このすくい刃8bに連続して本体7の外周部7bに取り付けられた一本の刃体8aとで構成している。なお、本体7の周囲に設けられた他の三枚の刃体8cは、それぞれその下端が本体7の先端面7aに突出するように設けられている。また、この刃体8cと上記刃体8aは、それぞれが所定の押さえ角γを有するようにその基端側(図5において上側)が、本体7の回転方向に前傾して設けられている。
【0023】このように本発明のルーター切断刃では、本体の先端と外周の刃先が、それぞれの加工作業に適した角度で配置されるように少なくとも二枚の刃体で構成されていれば良く、本体に対する刃部の配置や数は任意である。
【0024】また、本体の周囲に複数の刃部を設けたものでは、刃部を構成する刃体のうち少なくとも一枚が、所定の押さえ角を有するように回転方向に前傾されていれば良く、本体先端の刃体も少なくとも一枚がすくい角を有していれば良い。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のうち、請求項1記載の発明は、ルーター切断刃の刃部を、本体の先端部に取り付けられた刃体と、この刃体と連続するように本体の外周部に取り付けられた刃体の少なくとも二つの刃体で構成することにより、それぞれの刃先を働きに適した最適な角度に配置することができるという効果を奏する。
【0026】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明における本体外周部の刃体をその基端側を本体の回転方向に傾斜させることにより、表面にシートやフィルムが添着された化粧合板の端面加工が良好に行えるという効果を得ている。
【0027】請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明における本体先端部の刃体を、すくい角度を有して設けることにより、穿設加工時の位置決めが容易に行えると共に、その加工精度も向上するという効果を得たものである。




 

 


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