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発明の名称 ポンプディスペンサのイジェクタヘッド
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−323584
公開日 平成10年(1998)12月8日
出願番号 特願平9−147035
出願日 平成9年(1997)5月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】世良 和信 (外2名)
発明者 細川 学 / 早稲田 学
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】下方に開く凹所を備え該凹所の下端開口部にはポンプ本体内のピストンを操作する中空軸の上端が接続されるヘッド本体と、該ヘッド本体の側方に延び一端が前記凹所の内側面に開口し他端が外部に開放されるノズル部と、を有し、前記ポンプ本体内の液体を中空軸内の通路およびヘッド本体内の凹所を通じてノズル部から吐出するもので、前記中空軸の通路に弁体が弁座に対して上方のヘッド本体側から接離する吐出弁を設け、前記ヘッド本体の凹所上底面には液体吐出時に前記凹所内に進入する弁体のストロークを規制する弁体押えを突設したポンプディスペンサのイジェクタヘッドにおいて、前記弁体押えの断面積を弁体に当接する下端部よりも凹所上底面との付け根部側を大きくしたことを特徴とするポンプディスペンサのイジェクタヘッド。
【請求項2】弁体押えの断面形状は楕円形状である請求項1に記載のポンプディスペンサのイジェクタヘッド。
【請求項3】弁体押えの断面形状は放射形状である請求項1に記載のポンプディスペンサのイジェクタヘッド。
【請求項4】下方に開く凹所を備え該凹所の下端開口部にはポンプ本体内のピストンを操作する中空軸の上端が接続されるヘッド本体と、該ヘッド本体の側方に延び一端が前記凹所の内側面に開口し他端が外部に開放されるノズル部と、を有し、前記ポンプ本体内の液体を中空軸内の通路およびヘッド本体内の凹所を通じてノズル部から吐出するもので、前記中空軸の通路に弁体が弁座に対して上方のヘッド本体側から接離する吐出弁を設け、前記ヘッド本体の凹所上底面には液体吐出時に前記凹所内に進入する弁体のストロークを規制する弁体押えを突設したポンプディスペンサのイジェクタヘッドにおいて、弁体押えをノズル開口部に臨んで開く中空筒形状としたことを特徴とするポンプディスペンサのイジェクタヘッド。
【請求項5】下方に開く凹所を備え該凹所の下端開口部にはポンプ本体内のピストンを操作する中空軸の上端が接続されるヘッド本体と、該ヘッド本体の側方に延び一端が前記凹所の内側面に開口し他端が外部に開放されるノズル部と、を有し、前記ポンプ本体内の液体を中空軸内の通路およびヘッド本体内の凹所を通じてノズル部から吐出するもので、前記中空軸の通路に弁体が弁座に対して上方のヘッド本体側から接離する吐出弁を設け、前記ヘッド本体の凹所上底面には液体吐出時に前記凹所内に進入する弁体のストロークを規制する弁体押えを突設したポンプディスペンサのイジェクタヘッドにおいて、弁体押えを、上辺および一側辺が凹所上底面および凹所内側面にそれぞれ固定され、かつ下辺および他側辺が自由状態で下辺と他側辺の角部によって弁体を押さえる上下方向に延びる少なくとも一つの突片によって構成したことを特徴とするポンプディスペンサのイジェクタヘッド。
【請求項6】下方に開く凹所を備え該凹所の下端開口部にはポンプ本体内のピストンを操作する中空軸の上端が接続されるヘッド本体と、該ヘッド本体の側方に延び一端が前記凹所の内側面に開口し他端が外部に開放されるノズル部と、を有し、前記ポンプ本体内の液体を中空軸内の通路およびヘッド本体内の凹所を通じてノズル部から吐出するもので、前記中空軸の通路に弁体が弁座に対して上方のヘッド本体側から接離する吐出弁を設け、前記ヘッド本体の凹所上底面には液体吐出時に前記凹所内に進入する弁体のストロークを規制する弁体押えを突設したポンプディスペンサのイジェクタヘッドにおいて、前記弁体押えを凹所内側面から凹所内に向けて突設され上下方向に延びて下辺部によって弁体の上方移動を規制する一つの押えリブによって構成し、さらに凹所内側面には、少なくとも弁体が押えリブに当接する位置において弁体の水平方向位置を前記押えリブに位置合わせする少なくとも一つの上下方向に延びるガイドリブを突設したことを特徴とするポンプディスペンサのイジェクタヘッド。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、たとえばシャンプー,リンス等の容器開口部に装着されるポンプディスペンサのイジェクタヘッドに関し、特にイジェクタヘッドに設けた弁体押えの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のポンプディスペンサのイジェクタヘッドとしては、たとえば実開平4−112050号公報に記載されるようなものがある。
【0003】すなわち、下方に開く凹所を備え該凹所の下端開口部にはポンプ本体内のピストンを操作する中空軸の上端が接続されるヘッド本体と、該ヘッド本体の側方に延び一端が前記凹所の内側面に開口し他端が外部に開放されるノズル部と、を有しており、ポンプ本体内の液体を中空軸内の通路およびヘッド本体内の凹所を通じてノズル部から吐出するようになっている。
【0004】そして、中空軸の通路に弁体が弁座に対して上方のヘッド本体側から接離する吐出弁が設けられ、ヘッド本体の凹所上底面には液体吐出時に凹所内に進入する弁体のストロークを規制する弁体押えが突設されている。
【0005】この弁体押えは従来から細長いピン形状が採用されているが、成形時に樹脂材料が先端まで回り切らずに短くなったり、離型時等に曲がりが生じる場合があることに鑑み、この従来例の場合にはピン形状の弁体押えとヘッド本体の凹所上底壁および内側面間を薄肉のリブで一体的に連結していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した従来技術の場合には、弁体押えとヘッド本体の内側面がリブで連結されてはいるものの、弁体押え自体は細長いピン形状であり、リブも薄肉のリブなのでピン形状の弁体押えの下端まで成形材料が回り込みにくく、依然として成形不良の可能性がある。
【0007】また、リブが一つであって、リブがある方向には弁体押えは曲がらないが、リブが無い方向にはリブ自体が曲がって弁体押えが依然として倒れるおそれがある。
【0008】そこで、リブを複数設けることが考えられるが、そうするとリブとリブの間の空間がデッドスペースとなってしまうので、液体のスムーズな吐出が阻害されるばかりか、内容液が滞留して付着してしまう。
【0009】また、ピン形状の弁体押え自体を太くすることが考えられるが、そうすると、ヘッド本体の頂壁上面の弁体押え対応位置に、樹脂の冷却硬化時に生じる引けが大きくなってしまう。
【0010】本発明の目的は、曲がりにくくかつ成形性の良い新規な形状の弁体押えを備えたポンプディスペンサのイジェクタヘッドを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明にあっては、下方に開く凹所を備え該凹所の下端開口部にはポンプ本体内のピストンを操作する中空軸の上端が接続されるヘッド本体と、該ヘッド本体の側方に延び一端が前記凹所の内側面に開口し他端が外部に開放されるノズル部と、を有し、前記ポンプ本体内の液体を中空軸内の通路およびヘッド本体内の凹所を通じてノズル部から吐出するもので、前記中空軸の通路に弁体が弁座に対して上方のヘッド本体側から接離する吐出弁を設け、前記ヘッド本体の凹所上底面には液体吐出時に前記凹所内に進入する弁体のストロークを規制する弁体押えを突設したポンプディスペンサのイジェクタヘッドにおいて、前記弁体押えの断面積を弁体に当接する下端部よりも凹所上底面との付け根部側を大きくしたことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、弁体押えの凹所上底面との付け根部側の断面積が大きいので、曲げに対して強い。また、成形時に流動化した樹脂材料が大断面積の付け根部から細い下端部に向けてスムーズに流入して成形不良が防止できる。
【0013】また、下端部を細くしているので全体として樹脂量は少なくでき、冷却硬化時の上底面と反対側に位置するヘッド本体頂部上面の肉引けの問題は小さい。
【0014】また、ノズル開口部に臨む下端部の断面積が小さいので、吐出される液体の流路を大きく確保でき、スムーズに吐出させることができる。
【0015】弁体押えの断面形状を楕円形状とすれば、吐出液体の抵抗を小さくすることができる。
【0016】特に、楕円の長軸をノズル開口部に向けることが好ましい。
【0017】また、弁体押えの断面形状を放射形状とすれば、曲げに対して強く、しかもヘッド本体の頂壁部上面に生じる引けを可及的に小さくすることができる。
【0018】また、弁体押えをノズル開口部に臨んで開く中空筒形状としてもよい。
【0019】このようにすれば、弁体押えの樹脂量を増大させることなく、径を大きくして曲げ剛性を高めることができる。したがって、頂壁部上面に生じる引けも小さい。
【0020】また、ノズル開口部に臨んで開く形状としているので、ノズルへ向かう液体の流れもスムースになる。
【0021】さらに、弁体押えは、上辺および一側辺が凹所上底面および凹所内側面にそれぞれ固定され、かつ下辺および他側辺が自由状態で下辺と他側辺の角部によって弁体を押さえる上下方向に延びる少なくとも一つの突片によって構成してもよい。
【0022】このように突片を凹所内側面から突設すれば、突片の上下長さが長くても成形時に樹脂材料が側辺側から流入し、弁体当接位置となる突片の自由状態の角部まで十分樹脂が回り込む。特に、上辺側も凹所上底面に固定されているので、上辺側からも樹脂が回り込み突片の隅々まで十分樹脂がいきわたる。
【0023】また、突片は側辺が凹所内側面に固定されているので曲げに対して強い。さらに上辺についても凹所上底面に固定されているので、突片上端部は曲がるおそれが無い。
【0024】また、前記弁体押えを凹所内側面から凹所内に向けて突設され上下方向に延びて下辺部によって弁体の上方移動を規制する一つの押えリブによって構成し、さらに凹所内側面には、少なくとも弁体が押えリブに当接する位置において弁体の水平方向位置を前記押えリブに位置合わせする少なくとも一つのガイドリブを突設したことを特徴とする。
【0025】このようにすれば、吐出時に凹所内に入り込む弁体は押えリブの下辺部に当接して弁体の上昇が押さえられる。弁体が当接する押えリブは一つであるが、ガイドリブによって水平方向の位置が規制されているので安定して当接する。
【0026】また、押えリブの下辺部を凹所中心に向かって徐々に上方に傾斜する構成とすれば、傾斜方向に沿って上方に移動して所定位置に安定して保持することができる。
【0027】また、押えリブを凹所内側面から突設しているので、押えリブの上下長さが長くても成形時に樹脂材料が側辺側から流入し、弁体当接位置となる押えリブの下辺部まで十分樹脂が回り込む。さらに押えリブの上辺側も凹所上底面に固定しておけば、上辺側からも樹脂が回り込み押えリブの隅々まで十分樹脂がいきわたる。
【0028】また、押えリブは側辺側が凹所内側面に固定されているので曲げに対して強い。さらに上辺側についても凹所上底面に固定しておけば、押えリブの上端部は曲がるおそれが無い。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の5つの実施の形態に基づいて説明する。
【0030】[第1の実施の形態]図1及び図2には本発明の第1の実施の形態に係るポンプディスペンサのイジェクタヘッドが示されている。
【0031】最初に本発明のイジェクタヘッドが用いられるポンプディスペンサの構成例を、図2を参照して簡単に説明する。
【0032】ポンプディスペンサは、容器103開口部に装着される内部中空のポンプ本体100と、ポンプ本体100内に往復動自在に挿入されポンプ本体100の内容積を拡張,収縮させるピストン101と、ポンプ本体100の外部に配置されポンプ本体100内のピストン101と中空軸102を介して連結される本発明のイジェクタヘッド1と、中空軸102をポンプ本体100から突き出す方向に付勢するスプリング104と、容器103内部からポンプ本体100内に液体を吸い込む吸込弁105と、中空軸102内部の通路106に設けられる吐出弁107と、を備えている。吐出弁107は、中空軸102の通路106内に設けられた弁座108に対して弁体109が上方のヘッド本体1側から接離する構成となっている。ポンプ本体100はコンテナキャップ110によって容器に固定され、中空軸102はポンプ本体の上端に装着されるアッパキャップ111内周に摺動自在に挿通されている。
【0033】図示状態は、イジェクタヘッド1の差込み口をアッパキャップ108内周にねじ込んだロック状態を示しており、使用時にはイジェクタヘッド1のロックを解除する。自由状態では、スプリングの104ばね力によって中空軸102が上方に突出してポンプ本体100の容積が拡張して吸込弁105が開き、所定量の液体が吸入された状態で待機され、イジェクタヘッド1を押し込むことによって、ポンプ本体100内の液体をイジェクタヘッド1のノズル部5から吐出するようになっている。
【0034】次に、図1及び図2を参照して、本実施の形態のイジェクタヘッド1について詳細に説明する。
【0035】イジェクタヘッド1は、ポンプ本体100内のピストン101を操作する中空軸102の上端に接続されるヘッド本体3と、このヘッド本体3から側方に延びるノズル部5とを備えている。ヘッド本体3はピストン下方に開く凹所2を備え厚肉円筒形状で、その下端開口部には中空軸102上端外周が嵌合する薄肉の筒部31が設けられ、ヘッド本体3の上端面周縁には半径方向外方に張り出すと共に周縁が下方に向けて曲がったスカート部32を備えている。筒部外周にはロック用のねじが設けられている。
【0036】また、ノズル部5の一端は前記凹所2の内側面4に開口し他端が外部に開放され、中空軸102内の通路106およびヘッド本体1内の凹所2を通じてノズル部5から吐出するようになっている。
【0037】ヘッド本体1の凹所上底面6に液体吐出時に凹所2内に進入する弁体109のストロークを規制する弁体押え7が垂設されている。この実施の形態では弁体109は金属ボールで、この弁体109の自重によって弁座108に着座して閉弁し、吐出圧力によって開弁するように構成されている。
【0038】この弁体押え7は、横断面の断面積を弁体に当接する下端部71よりも凹所上底面6との付け根部72側を大きくした形状となっている。下端部71の位置はノズル開口部8と対向する位置まで延びており、この実施の形態では下端部71がノズル開口部8の上部と対向するように設定されている。弁体109の直径はノズル開口部8とほぼ同一径で、弁体109が弁体押え7に当接した位置では、弁体109の上部がノズル開口部8の下部と対向し、弁体109の下部はノズル開口8とは対向していない。
【0039】弁体押え7の横断面形状は楕円形状で、楕円の長軸がノズル開口部8に向けられている。この長軸に沿う縦断面形状は下方に向かって徐々に幅が狭くなる逆台形状となっている。ノズル開口部8側の側面が垂直面で、反ノズル開口部側の側面が下方に向かって徐々にノズル開口部8側に向かって傾斜する傾斜面となっている。短軸方向の幅は垂直方向全長にわたって一定であり、全体としては三角板形状となっている。
【0040】また、弁体押え7と凹所内側面4間は、連続する環状隙間10によって隔てられている。
【0041】本発明によれば、弁体押え7の凹所上底面6との付け根部72側の断面積が大きいので、曲げに対して強い。また、成形時に流動化した樹脂材料が大断面積の付け根部72から細い下端部71に向けてスムーズに流入して成形不良が防止できる。
【0042】また、下端部71を細くしているので全体として樹脂量は少なくでき、冷却硬化時の凹所上底面6と反対側に位置するヘッド本体3の頂部上面9の肉引けの問題は小さい。
【0043】また、ノズル開口部8に臨む下端部71の断面積が小さいので、吐出される液体の流路を大きく確保でき、スムーズに吐出させることができる。特に、内容液は弁体押え7周囲は環状隙間10を介して凹所内側面4と離隔されているので、弁体押え7周囲を液体が自由に移動し、内容液の滞留を回避することができる。
【0044】また、弁体押え7の断面形状を楕円形状となっているので、吐出液体の抵抗を小さくすることができる。
【0045】次に本発明の第2〜第5の実施の形態について説明する。
【0046】以下の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同一の構成部分については同一の符号を付し、その説明は省略するものとする。
【0047】[第2の実施の形態]図3には本発明の第2の実施の形態が示されている。
【0048】この第2の実施の形態は、弁体押え27の断面形状を横断面放射形状としたもので、やはり凹所上底壁6との付け根部272の断面積が下端部271の断面積よりも大きく設定されている。また、弁体押え27と凹所内側面4との間は環状隙間10によって離隔されている。
【0049】この弁体押え27は凹所内側面4に続かないリブ付きピン形状となっており、中心に垂設されるピン部273と、このピン部273の側壁と凹所上底壁6に結合される複数、本実施の形態では3つの三角形状のリブ274とから構成されている。3つのリブ274は等配されており、一つのリブ274が中心軸に対して反ノズル開口部側に配置され、2つのリブ274,274がノズル開口部8側にノズル5の中心線に対して対称的に配置されている。
【0050】各リブ274は、その底辺が凹所上底壁6に接続され、直角辺がピン部273に接続され、斜辺が凹所上底壁6からピン部273の先端に向かって徐々にピン部273の中心軸側に傾斜するように延びている。
【0051】このように放射形状とすれば、曲げに対して強く、しかもヘッド本体3の頂壁部上面9に生じる引けを可及的に小さくすることができる。
【0052】[第3の実施の形態]図4には本発明の第3の実施の形態が示されている。
【0053】この第3の実施の形態も、弁体押え37を横断面放射形状としたもので、やはり凹所上底壁6との付け根部372の断面積が下端部371の断面積よりも大きく設定されている。また、弁体押え37と凹所内側面4との間は環状隙間10によって離隔されている。
【0054】この実施の形態の場合は、第2の実施の形態と異なり中心のピン部が無い複数のリブ374のみで構成したものである。本実施の形態でも3つのリブ372が等配されており、一つのリブ372が中心軸に対して反ノズル開口部側に配置され、2つのリブ372,372がノズル開口部8側にノズル5の中心線に対して対称的に配置されている。
【0055】各リブ372は、その底辺が凹所上底壁6に接続され、それぞれの直角辺が中心軸にて一体的に接合され、斜辺が凹所上底壁6から下端に向かって徐々に中心軸側に傾斜するように延びており、下端部が平坦に切断され、この下端平坦面に弁体109が当接するようになっている。
【0056】[第4の実施の形態]図5には本発明の第4の実施の形態が示されている。
【0057】この第4の実施の形態は、弁体押え47をノズル開口部8に臨んで開くスリット部471を備えた中空筒形状としたものである。この形態も弁体押え47と凹所内側面4間は環状隙間10によって離隔されている。
【0058】すなわち、弁体押え47は直線状に延びる薄肉円筒形状で、所定幅のスリット部471が全長にわたって直線状に形成されている。
【0059】このようにすれば、弁体押え47の樹脂量を増大させることなく、径を大きくして曲げ剛性を高めることができる。したがって、頂壁部上面9に生じる引けも小さい。
【0060】また、ノズル開口部8に臨んで開く形状としているので、ノズル5へ向かう液体の流れもスムースになる。
【0061】さらに、弁体押え47の下端は切欠き円形状となっており、球面形状の弁体109の頭部が安定して当接する。
【0062】[第5の実施の形態]図6には本発明の第5の実施の形態が示されている。
【0063】この第5の実施の形態は、弁体押え57を、上辺および一側辺が凹所上底面6および凹所内側面4にそれぞれ固定され、かつ下辺および他側辺が自由状態で下辺と他側辺の角部によって弁体109を押さえる上下方向に延びる薄肉フィン形状の突片571によって構成し、突片571を円周方向に複数等配したものである。
【0064】このように突片571を凹所内側面4から突設すれば、突片571の上下長さが長くても成形時に樹脂材料が側辺側から流入し、弁体当接位置となる突片の自由状態の角部まで十分樹脂が回り込む。特に、上辺側も凹所上底面6に固定されているので、上辺側からも樹脂が回り込み突片の隅々まで十分樹脂がいきわたり成形性がよい。
【0065】また、突片571は側辺が凹所内側面4に固定されているので曲げに対して強い。さらに上辺についても凹所上底面6に固定されているので、突片571の上端部は曲がるおそれは無い。
【0066】また、突片571を複数設けても、突片571間のスペースが中央側で連通されていて閉鎖されないので、突片571間のスペースがデッドスペースとなることなく、内容液の滞留を防止することができる。
【0067】なお、このフィン形状の突片571は一つでもよい。
【0068】[第6の実施の形態]図7には本発明の第6の実施の形態が示されている。
【0069】この第6の実施の形態は、弁体押え67を、凹所内側面4から凹所2内に向けて突設され上下方向に延びて下辺部671aによって弁体109の上方移動を規制する一つの押えリブ671によって構成したものである。
【0070】凹所内側面4には、さらに弁体109が押えリブ671に当接する位置において弁体109の水平方向位置を押えリブ671に位置合わせする少なくとも1つ、この実施の形態では3つのガイドリブ672,673,674が突設されている。
【0071】押えリブ671は凹所内側面4のノズル開口部8との対向面に位置しており、ほぼ凹所2の中心付近まで突出している。押えリブ671の形状は上下方向に延びる縦長幅広の四角形状で、その上辺および側辺が凹所上底面6および凹所内側面4にそれぞれ固定され、かつ下辺および他側辺が自由状態となっている。この下辺部671aが凹所中央に向かって徐々に上方に向かって傾斜する傾斜辺となっている。
【0072】一方、3つのガイドリブ672,673,674は押えリブ671よりも突出幅が狭く、2つのガイドリブ672,673は押えリブ671の両側に、一つのガイドリブ674が押えリブ671の下辺部671aの付け根位置に配置されている。2つのガイドリブ672,673はノズル5を結ぶ中心線mに対してほぼ90°の角度で対称的に配置されている。
【0073】2つのガイドリブ672,673は凹所内側面4の上端から下端まで全長にわたって直線状に延びており、その上辺および一側辺は凹所上底面6および凹所内側面4にそれぞれ固定され、かつ下辺と他側辺が自由状態となっている。
【0074】また押えリブ671下端から延びるガイドリブ674は押えリブ671の下辺部671aの付け根位置から凹所内側面4下端まで延びている。
【0075】このようにすれば、吐出時に凹所2内に入り込む弁体109は押えリブ671の下辺部671aに当接して弁体109の上昇が押さえられる。弁体109が当接する押えリブ671は一つであるが、ガイドリブ672,673,674の内側辺によって水平方向の位置が規制されているので安定して当接する。
【0076】また、押えリブ671の下辺部671aが凹所2中心に向かって徐々に上方に傾斜しているので、弁体109は下辺部671aの傾斜方向に沿って上方に移動してノズル開口部8側の凹所内側面4に当接して安定して保持される。
【0077】押えリブ671を凹所内側面4から突設しているので、押えリブ671の上下長さが長くても成形時に樹脂材料が側辺側から流入し、弁体当接位置となる押えリブ671の下辺部671aに十分樹脂が回り込む。さらに押えリブ671の上辺側も凹所上底面6に固定しておけば、上辺側からも樹脂が回り込み押えリブ671の隅々まで十分樹脂がいきわたる。
【0078】また、押えリブ671は側辺側が凹所内側面4に固定されているので曲げに対して強い。さらに上辺側についても凹所上底面6に固定されているので、押えリブ671の上端部は曲がるおそれが無い。
【0079】さらに、凹所2内に形成されるのは、薄肉の押えリブ671とガイドリブ672〜674だけなので、樹脂の肉量は少なく成形時の頂壁部上面9の肉引けの問題が無い。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、弁体押えの凹所上底面との付け根部側の断面積を先端側よりもが大きくしたので、曲げに対して強く、しかも樹脂材料が大断面積の付け根部から細い下端部に向けてスムーズに流入して成形不良を防止することができる。
【0081】また、下端部を細くしているので全体として樹脂量は少なくでき、冷却硬化時の上底面と反対側に位置するヘッド本体頂部上面の肉引けの問題も小さい。
【0082】さらに、ノズル開口部に臨む下端部の断面積が小さいので、吐出される液体の流路を大きく確保でき、スムーズに吐出させることができる。
【0083】弁体押えの断面形状を楕円形状とすれば、吐出液体の抵抗を小さくすることができる。
【0084】弁体押えの断面形状を放射形状とすれば、曲げに対して強く、しかもヘッド本体の頂壁部上面に生じる引けを可及的に小さくすることができる。
【0085】また、弁体押えをノズル開口部に臨んで開く中空筒形状とすれば、弁体押えの樹脂量を増大させることなく、径を大きくして曲げ剛性を高めることができる。したがって、頂壁部上面に生じる引けも小さくできる。
【0086】また、ノズル開口部に臨ん開く形状としているので、ノズルへ向かう液体の流れもスムースになる。
【0087】さらに、弁体押えをフィン形状の突片から構成すれば、成形時に樹脂材料が側辺および上辺側から流入し、隅々まで十分樹脂が回り込み成形性がよい。
【0088】また、突片は一側辺と上辺が固定されるので、曲げに対して強い。
【0089】また、弁体押えを凹所内側面から突出する押えリブによって構成し、さらに凹所内側面に弁体の水平方向の位置を規制するガイドリブを設ければ、弁体が当接する押えリブが一つであっても、ガイドリブによって弁体の水平方向の位置が規制されているので弁体を安定して保持することができる。
【0090】また、押えリブを凹所内側面から突設しているので、押えリブの上下長さが長くても成形時に樹脂材料が側辺側から回り込み成形性がよい。
【0091】また、押えリブは側辺側が凹所内側面に固定されているので曲げに対して強い。
【0092】さらに凹所に設けるのは押えリブとガイドリブだけなので、樹脂の肉量も少なく、頂壁部上面の肉引けの問題も小さい。




 

 


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