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発明の名称 化粧単板及び化粧板の化粧面の着色方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−329108
公開日 平成10年(1998)12月15日
出願番号 特願平9−157455
出願日 平成9年(1997)5月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】西村 陽一 (外2名)
発明者 椙田 潔司 / 浜 正俊 / 片山 吉久
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 化粧単板の化粧面に着色塗料を噴霧または塗布すると同時に前記化粧単板の裏面側から吸引するようにした化粧単板の化粧面の着色方法。
【請求項2】 基材の片面に化粧単板が貼り付けられた化粧板の化粧面に着色塗料を噴霧または塗布すると同時に前記化粧板の裏面側から吸引するようにした化粧板の化粧面の着色方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、化粧単板や化粧板の化粧面の着色方法、特に、効率よく化粧面の木理を強調することのできる着色方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大手住宅メーカから地方の工務店に至るまで、他社との差別化を図るために、使用する建材の色調が重要視される傾向にある。このため、建材メーカは、住宅メーカ等から要求される多種多様な色彩の建材を効率よく生産することが求められている。
【0003】ところで、建材、特に、化粧単板や化粧単板を貼り付けた化粧板等の化粧面は、通常、導管溝等によって構成される木理とその他の部分とのコントラストにより、木理を強調することが要求されているため、そういった化粧面への着色は、一般に次のように行われている。
【0004】まず、化粧単板等の化粧面の全面に調合済みの着色塗料を噴霧または塗布した後、ナチュラルロール、リバースロール及びブラシ等を用いて、化粧面に塗着した着色塗料の掻き取りと擦り込みが必要に応じて行われる。
【0005】このように、着色塗料の塗着後に掻き取りと擦り込みを行うことによって、木理を構成している導管溝部分への着色塗料の塗着量が他の部分に比べて多くなるので、木理とその他の部分との間に色調の差が生じ、化粧面の木理部分が強調される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したように、リバースロール等を用いて着色塗料の掻き取りを行う場合は、過剰な着色塗料を化粧面に噴霧または塗布しなければならず、使用する着色塗料に無駄が多いという欠点がある。また、掻き取られた着色塗料は、回収して再利用すればよいが、その場合でも、実際の化粧面の着色に必要な着色塗料の使用量より多い量の着色塗料を準備しなくてはならない。
【0007】また、色替えの際には、掻き取りと擦り込みを行うためのナチュラルロール、リバースロール及びブラシ等をその都度洗浄しなければならず、色替えの頻度が増えると、洗浄に伴う着色塗料のロスが多くなると共に手間のかかる段取り替えによって生産効率が低下するといった問題もある。
【0008】そこで、この発明の課題は、必要最小限の着色塗料を用いて効率的に着色が行えると共に、色替えに伴う着色塗料のロスや段取り替えに要する労力、時間を最小限に抑えることのできる化粧単板及び化粧板の化粧面の着色方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するため、この発明は、化粧単板の化粧面や基材の片面に化粧単板が貼り付けられた化粧板の化粧面に、着色塗料を噴霧または塗布すると同時に前記化粧単板や化粧板の裏面側から吸引するようにした化粧単板や化粧板の化粧面の着色方法を提供するものである。
【0010】以上のように、化粧面に着色塗料を噴霧または塗布すると同時に前記化粧板の裏面側から吸引すると、厚みが薄く、繊維が粗になっている木理部分が他の部分に比べてより多くの着色塗料が吸引され、木理を構成している導管溝部分の塗着量が他の部分に比べて自然に多くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、柾目、板目等の木理を有する、厚さ0.15〜1.00mmの広葉樹材のスライスド単板からなる化粧単板11の化粧面の着色方法を示している。
【0012】同図に示すように、着色位置に供給される化粧単板11は、その化粧面の全面に自動スプレーガン21によって所定の色調に調合された着色塗料が噴霧されると同時に、その化粧単板11の裏面側が吸引装置22によって吸引される。
【0013】このとき、導管溝11a等によって構成される木理部分は、厚みが薄く、しかも繊維が粗になっているため、その他の部分より吸引されやすく、前記自動スプレーガン21によって噴霧された着色塗料は木理部分に集中して塗着される。
【0014】従って、図2に示すように、化粧単板11の化粧面に形成される着色層12は、導管溝11a等によって構成される木理部分の塗着量が、他の部分の塗着量に比べて大きくなり、前記着色層12の表面は、木理部分が若干窪んだ状態に形成される。
【0015】このように、木理部分の塗着量が、他の部分の塗着量に比べて大きくなるように着色層12が形成されるため、木理部分が他の部分に比べて濃い色調に着色され、木理部分が強調されたコントラストのある化粧面が実現される。
【0016】なお、ここで、使用される着色塗料としては、例えば、アクリルラッカー等からなる結合剤、シリカ、硫酸バリウム等からなる充填剤、NGRステイン(non-grain raising stain)、油容性着色顔料等からなる着色剤、トルエン、キシレン等からなる希釈剤を含有したものが使用される。また、前記吸引装置22による吸引量は、300m3/h程度に設定されている。
【0017】以上のように構成された着色方法では、上述したように、導管溝11a等によって構成される木理部分の塗着量が、他の部分の塗着量に比べて自然と大きくなるため、従来行っていたような、ナチュラルロール、リバースロール及びブラシ等による掻き取り工程や擦り込み工程を省略することができ、化粧単板の着色作業を効率よく行うことができる。また、掻き取り工程や擦り込み工程を行わないため、化粧単板の着色に必要な最小限の着色塗料を準備しておけばよく、着色塗料のロスも極めて小さくなる。
【0018】また、色替えを頻繁に行う場合であっても、スプレーガン等の交換、洗浄を行うだけでよいので、色替えに伴う着色塗料のロスや段取り替えに要する労力、時間を最小限に抑えることができる。
【0019】上述した実施形態では、木理部分を強調する着色を行っているが、着色塗料の濃度や吐出量、または吸引装置22による吸引量を適宜設定することで、例えば、図3(a)に示すように、導管溝11a部分の塗着量をその他の部分の塗着量と略同一にした着色層12を形成したり、同図(b)に示すように、導管溝11a部分の塗着量を極端に大きくして着色層12の表面を完全にフラットな状態にすることができるので、木理部分を強調したコントラストのある着色から、木理部分を強調しないコントラストのない着色まで、化粧単板11の化粧面に対する多種多様な着色を簡単に実現することが可能になる。
【0020】また、この着色方法が適用される化粧単板11は、上述したスライスド単板以外に、ロータリー単板、ハーフロータリー単板、ソーン単板等であってもよい。
【0021】また、上述した実施形態では、化粧単板11の化粧面の着色について説明したが、これに限定されるものではなく、基材の片面に化粧単板が貼り付けられた化粧板の化粧面の着色にも応用することができる。
【0022】ただし、化粧板の場合は、化粧板を構成する基材の裏面側から吸引する必要があるので、吸引能力の大きな吸引装置を使用しなければならないことはいうまでもなく、また、基材自体の材質、構造、厚み、化粧単板を基材に貼り付けるための接着剤等によっては、十分に吸引できない場合があり、その場合は、この着色方法を採用することができない。
【0023】また、上述した実施形態では、スプレーガン等によって、着色塗料を化粧面に噴霧しているが、これに限定されるものではなく、着色塗料を塗布ローラ等によって化粧面に塗布しながら吸引することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明の着色方法は、化粧単板の化粧面や基材の片面に化粧単板が貼り付けられた化粧板の化粧面に、着色塗料を噴霧または塗布すると同時に前記化粧板の裏面側から吸引するようにしたため、木理部分の塗着量が他の部分の塗着量に比べて自然と多くなり、木理部分が強調された着色を行うことができる。
【0025】このため、従来のように、ナチュラルロール、リバースロール及びブラシ等を用いた着色塗料の掻き取りと擦り込みとを行う必要がなく、準備する着色塗料も最小限に抑えることができると共に、色替えに際しても噴霧装置または塗布装置の交換、洗浄を行うだけでよいので、色替えに伴う着色塗料のロスや段取り替えに要する労力、時間を最小限に抑えることができる。
【0026】従って、この発明の着色方法は、化粧単板や化粧板の多品種少量生産に適した着色方法であるといえる。




 

 


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