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発明の名称 建築用板
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−119011
公開日 平成10年(1998)5月12日
出願番号 特願平8−279407
出願日 平成8年(1996)10月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 和秀
発明者 西尾 治郎 / 木村 高志 / 瀬戸 友加里
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 複数枚の配向性ストランドボードが通水遮断層を介して積層固着されて構成される建築用板。
【請求項2】 前記通水遮断層が、接着剤により前記配向性ストランドボード間に積層固着される単板またはシートである請求項1記載の建築用板。
【請求項3】 前記通水遮断層が、配向性ストランドボードそれぞれを互いに固着する接着剤層である請求項1記載の建築用板。
【請求項4】 配向性ストランドボードが2枚使用されて構成される請求項1、2または3記載の建築用板。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配向性ストランドボード(以下OSBとする)が使用されて構成される建築用板に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、OSBが建築用板として広く使用されるようになってきている。OSBはファイバーやパーティクルより大形のストランドが一定の方向を向くように配置されたストランド層が、それぞれがストランドの配置方向が互いに直交するように積層されて構成されるボードで、したがって、その強度が大きく、階段の踏板等として好適に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、OSBは水分を吸収した場合の膨潤が非常に大きいという基本的な欠点があり、その使用が制限されている。
【0004】この発明では、OSBを使用した建築用板として、膨潤度合いが小さく寸法精度に優れるものを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載の発明では、建築用板を、複数枚の配向性ストランドボードが通水遮断層を介して積層固着されてなる構成とした。
【0006】上記の構成によれば、建築用板は通水遮断層によりOSB間の水分の移動が遮断されることでそれぞれのOSBの膨潤は小さくなり、1枚のOSBを用いた同厚さの建築用板よりも水分の吸収による膨潤が少なく、寸法精度に優れる建築用板が得られる。
【0007】上記の通水遮断層は、例えば、接着剤により配向性ストランドボード間に積層固着される単板またはシートにより構成され、また、配向性ストランドボードそれぞれを互いに固着する接着剤層のみによっても構成される。
【0008】使用される配向性ストランドボードは、2から3枚が好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は建築用板(1015×1850mm)の積層構成を示す部分断面図である。建築用板1において、2、2のそれぞれが12mm厚さのOSBであり、OSB2、2の間と上側のOSB2の上面と下側のOSB2の下面とに1.7mm厚の単板3a、3b、3cのそれぞれが配置され、さらに、上側の単板3bの上面には1.2mm厚さのつき板4が、下側の単板3bの下面には1.2mm厚の単板5がそれぞれ配置されている。上記つき板4の表面にはウレタン塗装による化粧が施されている。
【0010】上記のそれぞれのOSB2は3層構造であり、内層2aとその上下の外層2bとはストランドの配向は直交しており、その外層2bそれぞれの配向が建築用板1の長手方向と一致し、これにより、OSB2においてより多数の層が建築用板1の長手方向に沿うことで、建築用板1の長手方向に対する曲げ強さが大きくされている。
【0011】また、OSB2の中間に設けられる単板3aも建築用板1の長手方向に対する曲げ強さが大きくなるように、その繊維方向を建築用板1の長手方向に沿うように設けられている。
【0012】また、表層のつき板4は意匠上建築用板1の長手方向にその木目方向(繊維方向)が沿うように設けられ、その下層の単板3bはその繊維方向をつき板4の繊維と直交するように設けられ、これにより、単板3bのクラックがつき板4に伝わらないようにしてつき板4にクラックが発生しにくい構成としている。
【0013】また、下層の単板5は表層のつき板4に対応して設けられて建築用板1の構造上のバランスを保ち、すなわち、建築用板1の水分の吸収、乾燥に伴う湾曲を防止する。したがって、この単板5は表層のつき板4と繊維方向が同じとなるように設けられ、その上層の単板3cはその繊維方向を単板5の繊維方向と直交するように設けられ、これにより、単板3cのクラックが単板5に伝わらないようにして単板5にクラックが発生しにくい構成としている。
【0014】上記建築用板1において、OSB2間に接着剤によって固着されて設けられる単板3aは通水遮断層として機能し、すなわち、一方のOSB2から他方のOSB2への水分の移動を遮断する。このように建築用板1はOSB2間の水分の移動が遮断されることで、1枚のOSB2を用いた同厚さの建築用板よりも水分の吸収による膨潤が少なく、寸法精度に優れるものとなる。
【0015】また、上記の建築用板1において連結のための雄ザネを形成する場合に、その雄ザネ部分にちょうど単板3a部分が位置して雄ザネが補強される構造が得られた。
【0016】JIS吸水試験の結果によれば、上記構成の建築用板1では24時間後に1.8%、1週間後に4.2%厚さが増大した。これに対し、25mm厚のOSBを一層としてその上下面の構成、全体厚さを上記建築用板1と同等とする比較例の建築用板では、24時間後に5.4%、1週間後に11.3%厚さが増大した。
【0017】これは、建築用板1のOSB2それぞれの膨潤量の合計が、比較例の建築用板の1枚のOSBの膨潤量を大きく下回ったからである。
【0018】上記建築用板1の製造方法は以下の通りである。
【0019】まず、OSB2をを所定寸法にカットし、長尺サンダーラインでサンダーがけして所定の厚みとする。次に、単板3b,3cそれぞれにスプレッダーで、単板3aにロールコータで所定量の接着剤塗布を行い、上方から下方にかけてつき板4、単板3b、OSB2、単板3a、OSB2、単板3c、単板5を順次積層し、コールドプレスで仮圧締(圧締圧力8.2kg/cm2、圧締時間60分)する。次に、長尺ホットプレスで熱圧(圧締圧力9.3kg/cm2、合計時間18分〔数回に分けて〕、圧締温度115〜125℃)する。次に、ホットプレスから取り出して5分以上強制冷却した後、表面をサンダー仕上げして建築用板1を得た。
【0020】図2から図4は他の実施形態を示す。
【0021】図2に示す実施形態では通水遮断層としてシート7を接着剤により固着してOSB22間に介在させるようにしている。他の構成は図1に示す実施形態のものと同じである。上記シート7としては、接着剤を含浸したクラフト紙や和紙、不織布あるいは合成樹脂シート等を用いる。
【0022】図3に示す実施形態では通水遮断層を接着剤層8のみにより形成している。他の構成は図1に示す実施形態のものと同じである。この場合は、接着剤として尿素メラミン系、尿素酢ビ系、エチレン酢ビ系ホットメルト、イソイアネート系接着剤等を用い、スプレッダーロールにより厚く塗布して接着剤層8を形成する。
【0023】図4に示す実施形態ではOSB2を3層として建築用板1を形成している。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、建築用板は通水遮断層によりOSB2間の水分の移動が遮断されることでそれぞれのOSBの膨潤は小さく、1枚のOSBを用いた同厚さの建築用板よりも水分の吸収による膨潤が少なく、寸法精度に優れる建築用板が得られるようになり、これにより、OSBの使用範囲が拡大される。




 

 


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