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発明の名称 スナップリング装着不良検出装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−263941
公開日 平成10年(1998)10月6日
出願番号 特願平9−88651
出願日 平成9年(1997)3月25日
代理人
発明者 真田 睦郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 円筒穴の内周面にスナップリング装着溝を備えたワークの穴端部にテーパ穴を有する圧入治具を当接し、圧入治具に供給されたスナップリングをプレス装置の圧入パンチで押圧縮径して上記装着溝にスナップリングを嵌合装着させるスナップリング装着装置において、上記圧入パンチの押圧側にスナップリングがワークの装着溝に正確に装着されたときのスナップリング内径に嵌合可能な外径を備える検出パンチを、アクチュエータにより出没自在に内設すると共に、該検出パンチに連動してその動作を検出する検出手段を設け、検出手段からの信号に基づきスナップリングの装着良否を表示する表示装置を設けたことを特徴とするスナップリング装着不良検出装置。
【請求項2】 上記の検出手段は圧入パンチの径方向に設けられた貫通穴の両端部に入光部及び受光部を各々設け、かつその中間部に設けられ上記検出パンチの出没動作に連動して上記貫通穴を連通状態若しくは閉塞状態とする検出子を備えた光電センサで構成されていることを特徴とする請求項1記載のスナップリング装着不良検出装置。
【請求項3】 上記の圧入パンチに内設された検出パンチは空気圧シリンダで作動するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のスナップリング装着不良検出装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、C型スナップリングの圧入装着と同時にその圧入状態の良否が検出できる、スナップリング装着不良検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両のアクスルシャフトを支持するアクスルハウジングは図1に示すような形状をしており、ハウジングの内径にベアリングが圧入され、その一端側に設けられた溝にスナップリングが装着されることで、ベアリングをハウジングに保持固定している。そしてベアリングの両側端部には図示しないオイルシールが圧入され、ベアリングを保護する構成となっている。ここで上記スナップリングの組付けは、プレスの圧入パンチにより圧入装着されるのが一般的であるが、この圧入作業においてスナップリングの装着が組付溝に対して不完全であると、ベアリングが確実に固定できなくなり、使用中に異音の発生や摩耗の増大等を招く虞がある。
【0003】そこでスナップリングの圧入装着に対しては、例えば実開平4−45634号公報や特開平2−250731号公報等に開示されているような確認検出装置が提案されている。ここで前者のものはスナップリングの圧入時に、スナップリングの切口開口部の幅を計測することで、スナップリングの装着良否の確認が行なわれいる。また、後者のものではスナップリングの圧入パンチの押圧端面に、開口する検出用のエアー吹出し口を複数個設け、スナップリングが装着溝に装着したか否かを、この吹出し口のエアー流の変化で検出するものであり、スナップリングの端面にエアー吹出し口を当接させる方式で検出が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術の前者のものにあっては、スナップリングの圧入装着の確認が、スナップリングの開口幅を直接計測する方法であるため、スナップリングの開口向きを揃えて圧入治具にセットしなければならず、圧入作業が繁雑化する。また、上記従来技術の後者のものにあっては、スナップリングの圧入パンチの押圧面内にエアー吹出し口を設けて、その吹出し口の閉塞と開口とによるエアー流の変化を検出するものであるため、エアー吹出し口がスナップリングの開口部にかかった場合は検出が不正確になる虞があり、前者と同様にスナップリングを圧入治具にセットする際に、開口向きを揃える必要がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ハウジング(ワーク)にスナップリングを圧入装着する際に、圧入治具に対してスナップリングの供給を容易にし、かつスナップリングの圧入と同時にスナップリングの装着状態の良否が確実に検出できる、スナップリングの装着不良検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明のスナップリング装着不良検出装置は、円筒穴の内周面にスナップリング装着溝を備えたワークの穴端部にテーパ穴を有する圧入治具を当接し、スナップリングをプレス装置の圧入パンチで押圧縮径して上記装着溝にスナップリングを嵌合装着させるスナップリング装着装置において、上記圧入パンチの押圧側にスナップリングがワークの装着溝に正確に装着されたときのスナップリング内径に嵌合可能な外径を備える検出パンチをアクチュエータにより出没自在に内設すると共に、該検出パンチに連動してその動作を検出する検出手段を設け、検出手段からの信号に基づきスナップリングの装着良否を表示する表示装置を設たことを特徴とする構成としている。
【0007】請求項2記載のスナップリング装着不良検出装置の検出手段は、圧入パンチの径方向に設けられた貫通穴の両端部に入光部及び受光部を各々設け、かつその中間部に設けられ、上記検出パンチの出没動作に連動して上記貫通穴を連通状態若しくは閉塞状態とする検出子を備えた光電センサで構成されていることを特徴としている。
【0008】請求項3に記載のスナップリング装着不良検出装置の圧入パンチに内設れた検出パンチは、空気圧シリンダで作動するように構成されていることを特徴とている。
【0009】上記のスナップリング装着装置において、スナップリングは、ワークの装着穴に連通して設けられた圧入治具の大径部に供給される。そして、プレス装置の圧入パンチにより押圧されて装着溝に嵌合装着される。このときスナップリングの内径は、正確な装着状態における内径に拡径される。そしてこれに合わせて圧入パンチに内設されている検出パンチが、アクチュエータの作動により突出してスナップリングの内径に嵌合し、スナップリングの装着が検出手段により検出される。この検出信号によりスナップリングの装着良否が表示装置に表示される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて詳述する。図1および図2は、本発明装置の一例を示すプレス装置の要部の部分断面図であり、図示しない治具にスナップリングを装着するハウジング1が取付られる。ハウジング1の円筒穴1aには内周面にスナップリング3を装着する凹溝1bが設けられている。ハウジング1の上記円筒穴1aの端部1cには、圧入装着物であるベアリング2と、スナップリング3を保持し、かつ上記ベアリング2およびスナップリング3のハウジング1への圧入を案内する圧入治具4が、当接して設けられている。圧入治具4の円筒案内部4aの当接側は、ハウジング1の円筒穴1aの内径に略等しい小径部4cに形成され、その他側は順次内径を拡径するテーパ穴4bに形成されている。
【0011】ハウジング1および圧入治具4に対向する位置(図の上部)には、プレス装置の圧入パンチ6が設けられており、圧入治具4に供給されたベアリング2およびスナップリング3を押圧して、ハウジング1に圧入装着する押圧部6aを有し、この押圧部6a側には、スナップリング3がハウジング1のスナップリング装着溝1bに正確に装着されたときの内径Dに対し、遊嵌状に挿入可能な外形dを有する検出パンチ8aが、アクチュエータにより出没自在に設けられている。
【0012】上記圧入パンチ6には、図3の拡大断面図に示すようにシリンダ7とピストン8で構成されたアクチュエータが、パンチ内径6bに内設されており、このピストン8の両作動室には流体通路11a,11bが連通して設けられており、例えば空気圧等の給排により作動する。そして圧入パンチ6の後退位置では位置検出スイッチ(図示せず)により、ピストン8を後退位置(図の上側)に作動させ、上記検出パンチ8aの下端面を圧入パンチ6の押圧部6aの押圧面と同一面、または若干後退位置となるようにしている。また、圧入パンチ6のストローク前進端位置では位置検出スイッチ(図示せず)によりアクチュエータのピストン8を前進側(図の下側)に作動させ、検出パンチ8aを圧入パンチ6の押圧部6aの押圧面より突出させると共に、上記位置検出スイッチの作動信号は、後述の表示装置10に入力される。
【0013】上記アクチュエータの上部には、圧入パンチ6を径方向に貫通する貫通穴6cが設けられており、アクチュエータのピストンロッドと、その端部に設けられた検出子8bとが挿入嵌合される穴、例えば2面幅Wを有する穴6dが上記貫通穴6cに交差して設けられる。そして、穴6dに挿入嵌合された検出子8bには、ピストン8が前進側に作動したとき、上記圧入パンチ6に設けられた貫通穴6cと直線状に連通する検出穴8cが設けられている。
【0014】更に、上記貫通穴6cには、一方に検出用の入力信号となる例えば光電管等による入光部9aと、他方にその入力信号を受ける受光部9bとが設けられ、上記の検出子8bとで検出手段9が構成されている。上記受光部9bで検出された信号は、圧入パンチ6のストローク前進端位置検出スイッチ(図示せず)の作動信号と共に、表示装置10に入力され、該位置検出スイッチからの作動信号に続く受光部9bからの検出信号の有無によって、スナップリングの圧入装着の良否が表示されるようになっている。
【0015】次に、このように構成された本発明の作用について説明する。まづ、円筒穴1aの内周面にスナップリング装着溝1bが設けられたハウジング1が、図示しない治具に取付られる。ハウジング1の円筒穴の穴端部1cには、圧入すべきベアリング2と、スナップリング3が供給された圧入治具4が当接され、治具のテーパ穴4bとハウジングの円筒穴1aとが同芯的に連通される。ここで、プレス装置を作動させて圧入パンチ6を下降させると、まづパンチの押圧部6aの端部が、自由状態にあるスナップリング3に当接し、治具4のテーパ穴4bに沿ってスナップリング3を縮径させつつベアリング2と共に移動して、ハウジング1の円筒穴1a内に圧入させ、スナップリング3を装着溝1bに嵌合装着させる。このとき、スナップリング3は円筒穴1aによる縮径状態から解放される。
【0016】ここで、圧入パンチ6のストローク前進端位置を検出する位置検出スイッチが働いて、アクチュエータへの流体通路11aに作動圧が供給されて、ピストン8により検出パンチ8aが前進側に作動し、装着溝1bに装着されたスナップリング3の内径Dに嵌合する。この動作に連動して、上記圧入パンチ6内に設けられた検出手段9も作動し、貫通穴6cと検出子8bの検出穴8cとが連通状態となり、入光部9aからの入力信号は受光部9bで受信され、表示装置10へ入力される。そこで、表示装置10では、上記圧入パンチ6の前進端位置検出スイッチからの作動信号と、受光部9bからの入力信号とにより、スナップリング3が正確に装着されたことが表示される。
【0017】また、上記のスナップリング3の装着作業において、圧入パンチ6がストローク前進端位置になっても、何らかの理由でスナップリング3が装着溝1bに嵌合しない場合は、ストローク前進位置検出スイッチの作動により、アクチュエータが作動して検出パンチ8aを突出させようとするが、スナップリング3は円筒穴1a内で縮径状態となっているため、検出パンチはスナップリング3の内径に嵌合することができない。したがって、検出手段9では貫通穴6cと検出穴8cとは連通しないため、入光部9aからの信号は受光部9bには達せず、表示装置10には信号は入力されない。このため、表示装置10にはスナップリングの装着不良が表示される。
【0018】上記の実施の態様においては、検出パンチ8aを動作させるアクチュエータは、流体圧シリンダで説明したが他の手段、例えば電磁駆動とすることもできる。また、検出手段9についても、センサは光電管式以外にフォトトランジスタ等を用いた各種の光センサを使用することもでき、更に空気圧回路に構成して空気圧を導入した圧力センサを使用することもできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスナップリング装着不良検出装置によれば、圧入装着されたスナップリングの内径に、直接検出パンチを嵌合させて装着の良否を検出するように構成したので、スナップリングの切口開口向きに関係なく検出できるので、スナップリングを治具に供給する際に開口向きを揃える必要がなくなり、スナップリング装着作業の作業性を大幅に向上させることができる。また、スナップリングの装着状態をその内径に直接嵌合させて検出しているので、検出精度は極めて高くすることができ、確実な検出が可能である。また、シリンダで作動する検出機構は構成が簡単であり、かつ検出手段に光センサを用いたので、装置を安定して使用できる。更に、アクチュエータをエアーシリンダで構成すれば、検出動作の応答性が高められ、かつ装置が簡単化できる。




 

 


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