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発明の名称 建築用板材の製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−296709
公開日 平成10年(1998)11月10日
出願番号 特願平9−127916
出願日 平成9年(1997)4月30日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】宇佐見 忠男
発明者 服部 尚基
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】セメントと骨材と着色材とを主体とする混合物を水と混練した着色混練物の一種または二種以上を成形型内に塊状にして投入し、更にその上にセメントと骨材と補強繊維とを主体とする混合物を水と混練した基材混練物あるいはセメントと骨材と補強繊維と着色混練物とは異色の顔料とを主体とする混合物を水と混練した着色基材混練物を投入して型面全体に展延し、その後養生硬化せしめる方法であって、該着色混練物は該基材混練物よりも流拡性を大きく設定されていることを特徴とする建築用板材の製造方法【請求項2】該着色混練物のスランプ値(JIS A1101)は680〜900mmであり、該基材混練物のスランプ値(JIS A1101)は500〜700mmの範囲である請求項1に記載の建築用板材の製造方法【請求項3】該着色混練物はセメント系無機材料100重量部、粗骨材100〜130重量部、顔料6〜14重量部、減水剤1〜1.5重量部、水80〜100重量部からなり、該基材混練物はセメント系無機材料100重量部、粗骨材100〜130重量部、補強材3〜8重量部、減水剤0.2〜1.0重量部、顔料0〜7重量部、水40〜55重量部からなる請求項1または2に記載の建築用板材の製造方法【請求項4】上記成形型内の基材混練物は振動によって展延せしめられる請求項1または2または3に記載の建築用板材の製造方法
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば外壁材等に使用される建築用板材の製造方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】この種の建築用板材としては、現在無機繊維、木質繊維、有機合成繊維等を補強繊維としてセメントに混合した繊維補強セメント板が多用されている。該繊維補強セメント板には、商品価値を高めるため表面(化粧面)に凹凸模様が付されたり、あるいは斑状の着色模様が施される。
【0003】
【従来の技術】従来、このような斑状着色模様の化粧面を有する建築用板材を製造するには、型枠の型面に着色モルタル又はセメントペーストを過疎的に塗布し、その上にベースコンクリートを投入し硬化させることによって、該ベースコンクリート表面に着色モルタル又はセメントペーストに由来する斑状着色模様を付する方法(特開平2−175102号)、あるいは複数種類の着色セメント混練物塊を成形型の型面上に投入し、加圧成形して該複数種類の着色セメント混練物塊に由来する色分けされた雲形模様を付する板材を製造する方法(特開平3−203604号)等が提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の方法では、斑状着色模様の輪郭が明確になっており、自然石様の高級感のある化粧面を得ることが出来なかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するための手段として、建築用板材の化粧面に輪郭が明確でない斑状着色模様、いわゆるぼかし模様を付するものであり、その具体的手段として、セメントと骨材と着色材とを主体とする混合物を水と混練した着色混練物(3,4,5) の一種または二種以上を成形型(1) 内に塊状にして投入し、更にその上にセメントと骨材と補強繊維とを主体とする混合物を水と混練した基材混練物(6) あるいはセメントと骨材と補強繊維と着色混練物(3,4,5) とは異色の顔料とを主体とする混合物を水と混練した着色基材混練物(3,4,5) を投入して型面(2) 全体に展延し、その後養生硬化せしめる方法であって、該着色混練物(3,4,5) は該基材混練物(6) よりも流拡性を大きく設定されている建築用板材の製造方法を提供するものである。該着色混練物のスランプ値(JIS A1101)は680〜900mmであり、該基材混練物のスランプ値(JIS A1101)は500〜700mmの範囲であることが好ましく、更に該着色混練物はセメント系無機材料100重量部、粗骨材100〜130重量部、顔料6〜14重量部、減水剤1〜1.5重量部、水80〜100重量部からなり、該基材混練物はセメント系無機材料100重量部、粗骨材100〜130重量部、補強材3〜8重量部、減水剤0.2〜1.0重量部、顔料0〜7重量部、水40〜55重量部からなることが好ましい。
【0006】〔着色混練物〕本発明において使用される着色混練物は、例えば下記の組成を有するものである。
セメント系無機材料 100重量部粗骨材 100〜130重量部顔料 6〜14重量部減水剤 1〜1.5重量部水 80〜100重量部上記組成において、セメント系無機材料としては、例えばポルトランドセメント、ジェットセメント、高炉スラグセメント、フライアッシュセメント、アルミナセメント等の一種または二種以上の混合物であり、粗骨材としてはケイ砂、ケイ石粉、はパーライト、シラスバルーン、高炉スラグ、膨張頁岩、膨張粘土、焼成ケイ藻土、石膏粉、フライアッシュ、石炭ガラ等である。
【0007】上記着色混練物はスランプ値(JIS A1101)は680〜900mmの範囲に調節されることがが好ましい。スランプ値の調節は具体的には例えば減水剤の添加量を加減する。即ち減水剤の添加量を増やせばスランプ値即ち流拡性は大きくなる。水の添加量を加減してもスランプ値を調節することは出来るが、水の添加量を増やすと製品の内部構造が粗になり易く、その結果製品の耐凍害性が低下するので、水の添加量を増やしてスランプ値を調節することは望ましくない。
【0008】上記成分以外例えば耐アルカリ性ガラス繊維、カーボン繊維、セラミック繊維、ロックウール等の無機補強材や木質パルプ、木質繊維、木片、木毛、有機合成繊維等の有機補強材が添加されてもよい。上記色混練物は一種類、あるいは異色のものを二種類以上用意してもよい。
【0009】〔基材混練物〕本発明に使用される基材混練物は、例えば下記の組成を有するものである。
セメント系無機材料 100重量部粗骨材 100〜130重量部補強材 3〜8重量部減水剤 0.2〜1.0重量部顔料 0〜7重量部水 40〜55重量部該セメント系無機材料、該粗骨材、該補強材、該減水剤および該顔料は着色混練物と同様なものを使用するが、顔料を使用する場合には、該着色混練物に使用する顔料とは異色にするか、あるいは添加量を異ならせて色調を変える。上記基材混練物は、スランプ値(JIS A1101)は500〜700mmの範囲に調節されることがが好ましい。スランプ値の調節は着色混練物の場合と同様にする。
【0010】〔建築用板材の製造方法〕図1に本発明に使用する成形型(1) の具体例を示す。本発明に使用する成形型(1) は図1に示すように凹凸模様Eを付した型面(2) を有するものが望ましい。上記成形型(1) 内には図2に示すように三種類の異色着色混練物を塊状にした着色混練物塊(3,4,5) を離散状態で投入する。次いで該成形型(1) 内に基材混練物(6) を全体に投入し、振動テーブル(7) 上に載置して図示しない加振機により該振動テーブル(7) を介して該成形型(1) に振動を与え、成形型(1) 内の基材混練物(6) を展延する。該加振機の加振力は1000kgf 以上、振動数は3000回/分以上に設定すれば、スランプ値が500mm以上の基材混練物(6) は型面(2) 全面に平滑に展延される。着色混練物(3,4,5) のスランプ値、即ち流拡性は該基材混練物(6) のスランプ値、即ち流拡性よりも大きく設定されているので、上記振動により着色混練物塊(3,4,5) の周りは該基材混練物(6) と混合し、該着色混練物塊(3,4,5) の周りにぼかし部分が形成される。更に上記振動により混練物(3,4,5,6) は型面(2) の微細な凹凸模様Eにも浸透し、板材表面に該凹凸模様Eが精密に転写される。
【0011】該基材混練物(6) のスランプ値が500mmを下回ると、上記振動による展延が円滑に行なわれなくなり、また700mmを上回ると製品の強度が不足するようになり、該着色混練物塊(3,4,5) のスランプ値が680mmを下回ると着色混練物塊の周りと基材混練物との混合が円滑に行なわれなくなる。しかし着色混練物塊(3,4,5) のスランプ値が900mmを越えると、基材混練物との混合が進み過ぎ着色混練物塊の輪郭が不明瞭になる。
【0012】該混練物を展延するには上記したように振動を及ぼす以外押圧力を及ぼしてもよい。
【0013】上記のようにして成形型(1) 内に着色混練物塊および基材混練物を投入しかつ流拡した後、該混練物は養生硬化せしめるが、該養生硬化条件は通常温度20〜40℃、相対湿度40〜90%RHとする。
【0014】
【発明の効果】本発明では上記したように成形型内に着色混練物塊を投入し、更に基材混練物を全体に投入し展延するのであるが、該着色混練物塊のスランプ値を該基材混練物のスランプ値よりも大きく設定するから、上記展延の際に該着色混練物塊の周りが該基材混練物と混合してぼかし部分が形成され、自然石や焼成レンガの表面の外観に類似する高級感のある意匠性に優れた建築用板材を得ることが出来る。また塗装により板材表面にぼかし模様を付した場合には、塗膜の摩耗、剥離、欠落等により意匠が劣化するおそれがあるが、本発明では着色混練物塊によって意匠を付するので、非常に耐久性の高い意匠が得られる。




 

 


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