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発明の名称 無機質板の圧締装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−217220
公開日 平成10年(1998)8月18日
出願番号 特願平9−34365
出願日 平成9年(1997)1月31日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】宇佐見 忠男
発明者 安部 謙治
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】上定盤と、下定盤と、該上定盤と該下定盤とのクランプ手段とからなり、該上定盤の加圧面に繊維補強合成樹脂層を介在せしめたことを特徴とする無機質板の圧締装置【請求項2】該繊維補強合成樹脂層は両側縁または周縁を該上定盤の加圧面に支持されている請求項1に記載の無機質板の圧締装置【請求項3】該繊維補強合成樹脂層の厚みは2〜6mmである請求項1または2に記載の無機質板の圧締装置
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば木質セメント板等の無機質板の圧締に使用される圧締装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】図4に示すように従来の圧締装置(1) は上定盤(2) と、下定盤(3) と、該上定盤(2) の四隅から垂下されるクランプアーム(4) と、該下定盤(3) の四隅に設けられているボルト通し孔(5) とからなり、該圧締装置(1) によって複数枚の無機質板を圧締するには、該下定盤(3) 上に断熱板である合板(12mm厚)(6) を載置し、該合板(6) 上に搬送板(7) 上にフォーミングした無機質板原料マット(8)の複数枚を載置し、該上定盤(2) と該下定盤(3) とをプレスして該マット(8) を圧締した上で該上定盤(2) のクランプアーム(4) を該下定盤(3) のボルト通し孔(5) にボルトによってクランプして固定し、このような固定状態で一次養生し該無機質板原料マット(8) を硬化させる。上記従来の圧締装置(1) においては、無機質板原料マット(8) の圧締硬化工程中に該マット(8) と上定盤(2) の加圧面とが固着してしまうことが多く、上定盤(2) の加圧面と該マット(8) との離型が困難であるので、上定盤(2) の加圧面に離型剤をスプレーや刷毛で塗布した上で圧締を行なっている。しかし上定盤(2)の加圧面に離型剤を塗布する作業には危険が伴い、また圧締の都度離型剤を塗布しなければならない手間がかゝるので、離型剤の塗布は無機質板の生産工程における大きな障害となっている。
【0003】
【従来の技術】そこで該マット(8) と上定盤(2) の加圧面との固着を防止するための手段として、従来図5に示すように該上定盤(2) の加圧面(2A)に4ふっ化エチレン樹脂シート(6A)を介在せしめたることが提案されている(特開平8−229912号)。上記圧締装置(1) においては、上定盤(2) と下定盤(3) との間に無機質板原料マット(8) をセットし、圧締してクランプ手段(4) により固定した場合、最上段のマット(8) は上定盤(2) の加圧面(2A)に当接しているが、該加圧面(2A)には4ふっ化エチレン樹脂シート(6A)が介在しているので圧締後、該最上段のマット(8) は該上定盤(2) の加圧面(2A)から容易に離型する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記圧締装置(1) にあっては、4ふっ化エチレン樹脂シート(6A)の強度および剛性が不足してしわが発生し易く、しわが発生すれば無機質板原料マット(8) の表面に該しわが転写され、製品の表面の外観が悪化すること、該4ふっ化エチレン樹脂シート(6A)が破れ易く、破れるとマット(8) と上定盤(2) の加圧面(2A)との固着が防止出来なくなること等の問題点がある。該4ふっ化エチレン樹脂シート(6A)の強度や剛性を向上させるために厚みを増大させれば、装置の大巾なコストアップになる。更に従来は上定盤(2) の加圧面(2A)の下側に断熱のため合板を配置しているが、合板は圧締圧に対抗することが出来ず変形し易く、変形すればやはり製品表面の外観が悪化する。該合板を金属板に代えれば圧締圧による変形のおそれは殆どないが、金属板では断熱性に乏しくかつ圧締時の高温高湿な環境において腐蝕され易い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、上定盤(12)と、下定盤(13)と、該上定盤(12)と該下定盤(13)とのクランプ手段(14)とからなり、該上定盤(12)の加圧面(12A) に繊維補強合成樹脂層(FRP層)(15)を介在せしめた無機質板の圧締装置(11)を提供するものである。該FRP層(15)は両側縁または周縁を該上定盤(12)の加圧面(12A) に支持されていることが望ましく、またその厚みは2〜6mmであることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図3に示す一具体例によって説明すれば、圧締装置(11)は上定盤(12)と、下定盤(13)と、該上定盤(12)から垂下されているクランプ手段であるクランプアーム(14)とからなり、該クランプアーム(14)にはボルト通し孔(14A)が設けられ、該下定盤(13)にもそれに対応してボルト通し孔(13A) が設けられている。更に該上定盤(12)の加圧面(12A) の下側には下面に繊維補強合成樹脂層(FRP層)(15)が接着されている鉄板(16)が配置され、ボルト(17A) とナット(17B)とによって支持されている。更に下定盤(13)の加圧面(13B) の上面には断熱板である合板(12mm厚)(18)が載置されている。上記FRP層(15)は通常厚みが2〜6mmのシートであって図2に示すように周囲のみ鉄板(16)に接着されており、該FRP層(15)と鉄板(16)との間に空気層(16A) が形成されている。該FRP層(15)の厚みが2mm以上であれば、剛性と強度が充分確保されるが、6mm以上では剛性と強度は飽和していたずらにコストアップを招くのみであり、また装置のコンパクト化にも障害となる。
【0007】無機質板を製造するには、セメントと木片等の木質補強材とを主体とする原料混合物を搬送板(19)上に散布してマット(20)をフォーミングし、該マット(20)を該圧締装置(11)によって圧締した状態で養生硬化せしめる半乾式法あるいは乾式法が適用される。上記方法による圧締工程では、搬送板(19)上にフォーミングしたマット(20)を複数段下定盤(13)の合板(18)上に積重ねてプレスして該マット(20)を圧締し、クランプアーム(14)のボルト通し孔(14A) と下定盤(13)のボルト通し孔(13A) とを合わせてボルト(21)を通し固定する。該FRP層(15)は剛性を有し強度が大きいので、上記圧締の際該FRP層(15)にはしわが発生せずかつ破れも生じない。
【0008】このような圧締状態で例えば温度50〜85℃に加熱し湿度90〜95%RH程度で7〜18時間放置して養生を行ない、該マット(20)を硬化させて無機質板を製造するが、該マット(20)のうち最上段のものと最下段のものとは養生中FRP層(15)と合板(18)とによって断熱され、上定盤(12)と下定盤(13)の加圧面(12A,13B) の熱が直接該マット(20)に及ぼされないようにして、該マット(20)の外面からの水分の蒸発を防ぎ、更に最上段側においては鉄板(16)とFRP層(15)とによって該上定盤(12)の加圧面(12A) からの熱の影響が弱められ、最上段のマット(20)の離型性は更に良くなる。このようにしてマット(20)を養生硬化せしめて無機質板とした後、クランプを解除して圧締装置(11)から製品を取出すが、この際最上段の製品はFRP層(15)の離型性によって極めて容易に離型する。上記圧締養生工程において、該鉄板(16)は高温高湿状態におかれるが、該鉄板(16)の表面はFRP層(15)によって保護されているので腐蝕を生じにくい。そして該FRP層(15)は断熱性を有する。
【0009】本実施例以外、FRP層(15)はシートとして鉄板(16)に両側縁において支持されてもよいし、また鉄板(16)を介することなく、直接FRP層(15)を上定盤(12)の加圧面(12A) に両側縁において支持してもよい。また鉄板あるいは上定盤(12)の加圧面(12A) に直接FRP層(15)をハンドレイアップ法等によって形成してもよい。また断熱板(18)としては合板以外にハードボード、パーチクルボード等の木質板が使用されてもよいが、該断熱板は必須のものではない。更に該FRP層(15)は鉄板(16)あるいは上定盤(12)の加圧面(12A) に全面的に接着されてもよい。
【0010】
【発明の効果】したがって本発明においては、圧締装置の上定盤の加圧面に離型剤を塗布する作業をなくすることが出来、またFRP層は高剛性高強度を有ししわや破れが発生しにくいので、該FRP層に当接する製品の表面の外観は損なわれることがなく、無機質板の製造工程が大巾に合理化される。




 

 


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