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発明の名称 塗装装置および塗装方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−216576
公開日 平成10年(1998)8月18日
出願番号 特願平9−34364
出願日 平成9年(1997)1月31日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】宇佐見 忠男
発明者 竹村 哲治
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】複数個の塗料タンクと、各塗料タンクから差出されている塗料供給路の少なくとも二本以上が夫々連絡する複数個の噴射ノズルとからなり、各塗料供給路にはバルブが備えられており、該複数個の噴射ノズルはターゲットに向かって所定間隔をおいて配置されていることを特徴とする塗装装置【請求項2】該塗料タンクと該噴射ノズルとは同数備えられており、各塗料タンクから差出されている塗料供給路の全部が各噴射ノズルに連絡している請求項1に記載の塗装装置【請求項3】該噴射ノズル間には遮蔽板が介在され、該遮蔽板の内側下縁には塗料受け樋が設けられている請求項1または2に記載の塗装装置【請求項4】各噴射ノズルおよび/または遮蔽板は上下位置調節可能にされている請求項1または2または3に記載の塗装装置【請求項5】各塗料供給路のバルブはコンピューター制御によって開閉される請求項1または2または3または4に記載の塗装装置【請求項6】請求項1または2または3または4または5に記載の塗装装置を使用し、複数個の塗料タンクには夫々色彩および/または色調の異なった塗料を充填し、該噴射ノズルのターゲット位置に被塗面を配置し、各噴射ノズルについて所定のバルブを開放して所定の塗料タンクから所定の塗料を供給し、該被塗面および/または該複数個の噴射ノズルを移動させつゝ各噴射ノズルから夫々色彩および/または色調の異なった塗料を該被塗面に吹付けることを特徴とする塗装方法【請求項7】請求項4または5に記載の塗装装置を使用し、各噴射ノズルおよび/または遮蔽板の上下位置を調節することによって各噴射ノズルからの被塗面に対する塗装巾を調節する請求項6に記載の塗装方法【請求項8】該被塗面は建築板の表面である請求項6または7に記載の塗装方法
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば木質繊維で補強したセメント板のような建築板の表面を塗装する塗装装置および塗装方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】例えば住宅の外壁板として使用される建築板の表面には高意匠性を付して高級感を与えることが望ましい。該建築板の表面に高意匠性を与えるにはエンボッシングによって凹凸模様を与えたり、縞模様や斑点模様等の所定のパターンの模様の塗装を施したりする。
【0003】
【従来の技術】従来建築板に斑点模様の塗装を施すには、二種以上の互いに異色な塗料を半混合状態とし、そのまゝスプレーによって吹付ける方法(特公平6−26715号)が提供されており、また縞模様の塗装を施すには、所定間隔を置いて並列されている複数個の邪魔板に塗料を流下させ、各邪魔板から被塗面に該塗料を滴下させる方法(特公平4−36751号)が提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記二種以上の塗料を半混合状態で吹付ける方法では斑点がぼかし状になって多色塗装の特徴がうすれ、また複数個の邪魔板から塗料を滴下する方法では同一塗料を使用するので同色同色調の縞模様しか形成されない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、複数個の塗料タンク(1A,1B,1C)と、各塗料タンク(1A,1B,1C)から差出されている塗料供給路(3A,3B,3C)の少なくとも二本以上が夫々連絡する複数個の噴射ノズル(8A,8B,8C)とからなり、各塗料供給路(3A,3B,3C)にはバルブ(9A,9B,9C,10A,10B,10C,11A,11B,11C)が備えられており、該複数個の噴射ノズル(8A,8B,8C)はターゲットに向かって所定間隔をおいて配置されている塗装装置(29)を提供するものであり、更に該塗装装置(29)を使用し、複数個の塗料タンク(1A,1B,1C)には夫々色彩および/または色調の異なった塗料A,B,Cを充填し、該噴射ノズル(8A,8B,8C)のターゲット位置に被塗面(13)を配置し、各噴射ノズル(8A,8B,8C)について所定のバルブ(9A,9B,9C,10A,10B,10C,11A,11B,11C)を開放して所定の塗料タンク(1A,1B,1C)から所定の塗料A,B,Cを供給し、該被塗面(13)および/または該複数個の噴射ノズル(8A,8B,8C)を移動させつゝ各噴射ノズル(8A,8B,8C)から夫々色彩および/または色調の異なった塗料A,B,Cを該被塗面(13)に吹付ける塗装方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図5に本発明の一具体例を示す。図において(1A,1B,1C)は三個の塗料タンクであり、該塗料タンク(1A,1B,1C)には色彩および/または色調の異なった三種類の塗料A,B,Cが充填されている。該塗料タンク(1A,1B,1C)からはポンプ(2A,2B,2C)を介して塗料供給路(3A,3B,3C)が差出されており、該塗料供給路(3A,3B,3C)には夫々圧力調整タンク(4A,4B,4C)が介在しており、該塗料供給路(3A,3B,3C)は分岐管(5A,5B,5C,6A,6B,6C,7A,7B,7C)を介して噴射ノズル(8A,8B,8C)に連絡し、該分岐管(5A,5B,5C,6A,6B,6C,7A,7B,7C)には夫々電磁バルブ(9A,9B,9C,10A,10B,10C,11A,11B,11C)が介在し、該電磁バルブ(9A,9B,9C,10A,10B,10C,11A,11B,11C)はコンピューター制御によって開閉せしめられる。
【0007】図2に示すように、噴射ノズル(8A,8B,8C)は上下摺動可能したがって上下位置調節可能とされて例えば建築板のような被塗物(12)の被塗面(13)をターゲットとしてその上方に並列して配置され、該噴射ノズル(8A,8B,8C)の両側には噴射角度の調節用の遮蔽板(14A,14B,14C,14D) が配置され、該遮蔽板(14A,14B,14C,14D)はブラケット(15)を介して上下摺動可能な上下可動フレーム(16)に垂設されており、各遮蔽板(14A,14B,14C,14D) の内側下縁には塗料受け樋(17)が設けられ、該受け樋(17)内には塗料回収管(18)が送通されている。
【0008】該噴射ノズル(8A,8B,8C)を上下摺動せしめるには、例えば図2および図3に示すように該噴射ノズル(8A,8B,8C)を夫々架台(19)に取付けた支持板(20)によって支持されているガイド筒(21)に上下摺動可能に支持し、該噴射ノズル(8A,8B,8C)に夫々取付けたラック(22)に架台(19)上に支持されているモーター(23)によって正逆回転せしめられるピニオン(24)を噛合し、該モーター(23)を正逆回転させる。
【0009】該可動フレーム(16)を上下摺動せしめるには、該可動フレーム(16)から上方にガイド棒(25)およびボルト杆(26)を差出し、該ガイド棒(25)およびボルト杆(26)を固定フレーム(27)に上下摺動可能に遊嵌し、該ボルト杆(26)には該固定フレーム(27)の上側からナット(28)を螺着し、該ナット(28)を左右回転せしめる。
【0010】上記塗装装置(29)において被塗面(13)の巾等を考慮して噴射ノズル(8A,8B,8C)と遮蔽板(14A,14B,14C,14D) との相対上下位置を調節して該噴射ノズル(8A,8B,8C)の実効噴射角度を調節する。即ち図2に示すように該噴射ノズル(8A,8B,8C)の固有噴射角度をβとし実効噴射角度をαとすればβ>αであってβ−αの範囲の塗料ミストは該遮蔽板(14A,14B,14C,14D) の受け樋(17)に受けられ回収管(18)によって回収される。そして該噴射ノズル(8A,8B,8C)の先端と該遮蔽板(14A,14B,14C,14D) の下縁との距離Dが大きくなればαは小さくなり、該噴射ノズル(8A,8B,8C)の被塗面(13)に対する塗装巾は小さくなり、三種類の塗料A,B,Cによる塗装のオーバーラップ部分AB,BCの巾も小さくなり、該距離Dが小さくなればαは大きくなり、該噴射ノズル(8A,8B,8C)の被塗面(13)に対する塗装巾は大きくなり、三種類の塗料A,B,Cによる塗装のオーバーラップ部分AB,BCの巾も大きくなる。
【0011】上記のようにして噴射ノズル(8A,8B,8C)と遮蔽板(14A,14B,14C,14D) との上下位置調節を行なった後、コンピューター制御によって例えば噴射ノズル(8A)に対しては電磁バルブ(9A)、噴射ノズル(8B)に対しては電磁バルブ(10B) 、噴射ノズル(8C)に対しては電磁バルブ(11C) のみを開としてその他は閉とする。そしてポンプ(2A,2B,2C)を作動させて塗料A,B,Cを夫々塗料供給路(3A,3B,3C)に圧送するが、この際、圧力調整タンク(4A,4B,4C)によって液圧を調節均一化した上で噴射ノズル(8A,8B,8C)に供給する。
【0012】上記のようにセットした塗装装置(29)の直下には図3に示すように第1搬送コンベア(30)によって例えば建築板である被塗物(12)が逐次送り込まれ、噴射ノズル(8A)から塗料Aが噴射され、噴射ノズル(8B)から塗料Bが噴射され、噴射ノズル(8C)から塗料Cが噴射され、このようにして被塗物(12)の被塗面(13)には、図5に示すように三種類の塗料A,B,Cが被塗物(12)の搬送方向に沿って帯状に塗装され、各塗装部分A,B,Cの境界にはオーバーラップ部分AB,BCが形成されるが、前記したように該オーバーラップ部分AB,BCの巾は該噴射ノズル(8A,8B,8C)と遮蔽板(14A,14B,14C,14D) との相対上下位置関係によって調節される。
【0013】本発明に使用される塗料A,B,Cは通常は塗料ビヒクルに着色剤として顔料を混合したものであり、塗料A,B,Cの着色が異なる場合は、オーバーラップ部分AB,BCは塗料Aの色彩と塗料Bの色彩とが混合した色彩および塗料Bの色彩と塗料Cの色彩とが混合した色彩になる。該塗料A,B,Cを透明性のあるクリア塗料とし、該塗料にガラスやプラスチックからなる着色ビーズを混合すると、オーバーラップ部分AB,BCはA部分、B部分およびC部分の色彩に対して段階的に変化せず、ぼかし斑点状態となってA→B→Cと連続的に色彩が変化する斑点模様の塗装が得られる。そしてこのようなぼかし領域は上記したように噴射ノズル(8A,8B,8C)と遮蔽板(14A,14B,14C,14D) との相対上下位置関係によって調節される。
【0014】塗装された被塗物(12)は次いで図4に示すように第2搬送コンベア(31)に移送され、ガス遠赤外線ヒーター(32)によって加熱乾燥される。
【0015】上記塗装工程においてはコンピューター制御により各噴射ノズル(8A,8B,8C)の電磁バルブ(9A,9B,9C,10A,10B,10C,11A,11B,11C)の一つを選択して開とし、その他は閉とすることによって図5に示すABC配列の他、ACB配列、BAC配列、BCA配列、CAB配列、CBA配列の合計6種類即ち 33 ×3!の順列組合せの塗装を施すことが出来、また噴射ノズル(8A,8B,8C)と遮蔽板(14A,14B,14C,14D) との相対上下位置関係の調節によってオーバーラップ部分AB,BCの巾も調節することが出来、したがって極めて多様な塗装を被塗物(12)に施すことが出来る。
【0016】本発明では塗料タンクの個数nと噴射ノズルの個数mとを同一にする必要はない。例えば塗料タンクを3個、噴射ノズルを2個備えれば、 32 ×2!=6種類の順列組合せの塗装が出来る。また上記具体例においても塗料Cを省いてABA,BAB、塗料Bを省いてACA,CAC、塗料Aを省いてBCB,CBCと言う配列の塗装も施すことが出来る。
【0017】
【発明の効果】本発明では複数個の種類の塗料を使用して複数個のノズルによって塗装を行なうから、簡単な構造の塗装装置で塗料の組合せ、配列の仕方により多様な意匠を被塗物に施すことが出来る。




 

 


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