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発明の名称 プレス装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−180730
公開日 平成10年(1998)7月7日
出願番号 特願平8−347763
出願日 平成8年(1996)12月26日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】平木 祐輔 (外1名)
発明者 渡辺 克
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 上定盤、下定盤、該上定盤と下定盤とをその間に被圧締物を挟持した状態で連結する連結手段とを持つ圧締用治具の圧締に用いるプレス装置であって、該プレス装置は、プレスフレームに載架した油圧シリンダユニットの可動部の上方から下方に向けての移動により、被圧締物を挟持した該圧締用治具を押圧するようにされており、かつ、被圧締物が搬出入される方向と平行方向である圧締位置の両側部には、前記圧締用治具に設けた連結手段の係合離脱を行うための操作手段が、操作位置と非操作位置との間で切り替え自在な状態で配置されていることを特徴とするプレス装置。
【請求項2】 前記圧締用治具が木質セメント板の製造のためのものであることを特徴とする請求項1記載のプレス装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレス装置に関し、特に、木質セメント板の成形時におけるマット積層体のように、圧締状態で所定時間保持しておく必要のある物品を圧締しまた解締するのに有効に用いることのできるプレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乾式法による木質セメント板の成形には、主体としてのセメントに木片フレークや木質繊維束等の補強材、及び硬化促進剤や、水、その他所望により珪酸含有物質、骨材、発泡体等の補助材を加えてミキシングし、該混合物を型板上に散布してマットとし、該マットを多段に積層したものを圧締状態としてそれを養生し、硬化成形するようにしている。
【0003】圧締に際しては、通常、上定盤と下定盤と、該上定盤と下定盤とをその間に被圧締物を挟持した状態で一体に連結する連結手段とを持つ圧締用治具が用いられ、該圧締用治具の間にマットを多段に積層した積層体を挟持し、それをプレス装置により押圧し、前記連結手段により上定盤と下定盤とを連結することにより、多段に積層したマットを上定盤と下定盤との間で圧締状態に保持するようにされる。
【0004】図4はそのようなプレス装置の一例であり、この装置において、図4aに示すように下定盤9に多段に積層された未養生マット積層体110は、送りコンベア50によりプレス装置1の圧締位置に送り込まれる。プレス装置1は上方が固定板3、下方が可動板2となっており、上方固定板3には適宜の係止手段4により圧締用治具の一部である上定盤8が係止されている。上定盤8には連結手段として機能する緊圧金具10が取り付けられている(図4b)。
【0005】その状態でプレス装置1の油圧シリンダユニット5を作動して下方可動板2を下方から上方に向けて揚上し、未養生マット積層体110を圧締状態とすると共に、前記緊圧金具10の下端を図示しない係止手段により下定盤9に連結し、上定盤8と下定盤9とを一体化する(図4c)。一体化の後、上方固定板3の係止手段4を解除して上方固定板3と上定盤8とを分離すると共に、油圧シリンダユニット5を作動して下方可動板2を元の位置まで下降させる(図4d)。圧締用治具すなわち上定盤8と下定盤9との間で圧締された未養生マット積層体110は下降した下方可動板2上の位置から図で左方向に搬出され、例えは養生室に送られる。また、逆の手順により解締も行われる。
【0006】このプレス装置のように、未養生マット積層体を圧締するに際して、下方可動板を下方から上方に向けて揚上するものにあっては、油圧シリンダユニット等の油圧機構及びその可動部が地表面に近いところにあり、機器のメンテナンスが容易となる利点がある。
【0007】図5、図6はプレス装置の他の例であり、この例では、門型のプレスフレーム100の下方部に油圧シリンダユニット101が垂直方向に配置されており、該油圧シリンダユニット101にはプレスフレーム100に沿って上下方向に摺動する下方可動板102が装着されている。前記図4に示したプレス装置と同様に、上定盤108はプレスフレーム100側に適宜の係止手段により係脱自在に取り付けてあり、下定盤109上に載置された未養生マットの積層体110は、下降位置にある下方可動板102上に搬入され、その後、図示されるように、下方可動板102の上昇により圧締位置まで揚上される。
【0008】このプレス装置において、上定盤108と下定盤109とを連結するための連結手段は次のような構成を有する。すなわち、図7によく示すように、上定盤108の両側部から複数本のアーム111が垂設されており、該アーム111の下端にはピン孔112が穿設されている。下定盤109の両側部には突片113が取り付けてあり、該突片113にもピン孔114が穿設されている。そして、下定盤109が油圧シリンダユニット101の作用により上昇した際に、前記上定盤108に垂設したアーム111に形成したピン孔112と下定盤109に設けた突片113に形成したピン孔114とがほぼ同一軸心線上に位置するようにされる。
【0009】下定盤109の両側部には、フレーム120が摺動自在に取り付けてあり、該フレーム120には、前記各突片113に形成したピン孔114に出入自在となるように複数の係止ピン115が一定間隔で固設されている。前記フレーム120はその両端は打設部121とされており、一方、プレスフレーム100には、前記フレーム120の打設部121近傍まで延びる取り付け桿130が配置されていて、該取り付け桿130の下端には、前記フレーム120の打設部121に当接可能な衝接端を持つ第2の油圧シリンダユニット131a、131bが取り付けてある。
【0010】従って、油圧シリンダユニット101を作動して下定盤109を上昇させ、突片113に形成したピン孔114が上定盤108に垂設したアーム111に形成したピン孔112とほぼ同一軸心線上となる位置となった時点で、図5で左方向に位置する第2の油圧シリンダユニット131aを作動させると、その衝接端が前記フレーム120の打設部121に衝接してフレーム120を図で右方向に移動させ、それにより、フレーム120に固定的に設けてある複数の係止ピン115は各ピン孔112、ピン孔114の双方に同時に嵌入する。それにより、上定盤108と下定盤109はその間に未養生マット110を圧締した状態で一体に連結される。連結後は、図4に示したプレス装置と同様に、上定盤108とプレスフレーム100との係合は開放され、下方可動板102は下降位置である元の位置に戻され、一体化された積層ブロックは図で左方向に搬出される。
【0011】なお、図5で右方向に配置される第2の油圧シリンダユニット131bは養生硬化された後の積層ブロックを開放するときに用いるものであり、右方向の第2の油圧シリンダユニット131bを作動することにより、各ピン孔112、ピン孔114の双方に同時に嵌入していた係止ピン115は同時に離脱方向に動かされ、その係合が解除される。
【0012】このプレス装置では第2の油圧シリンダユニット131a、131bの作用により、上定盤108と下定盤109との連結一体化及び離脱が容易に行い得る利点がある。また、係止ピン115による上定盤108と下定盤109との連結一体化操作及び分離操作は、未養生マット積層体110の搬入及び搬出経路のレベルよりも高い位置で行われる、すなわち、その操作を行うアクチュエータである第2の油圧シリンダユニット131a、131bは搬出入経路より上方位置でプレスフレーム100に固設されており、かつ左右の第2の油圧シリンダユニット131a、131bの間を未養生マット積層体110を載置した下定盤109が上昇していくので、第2の油圧シリンダユニット131a、131bの取り付け位置等に格別の配慮をすることなく、積層物の搬出入は円滑に行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような未養生マット積層体を下方から上方に向けて揚上して圧締するプレス装置では前記したような利点がある一方において、搬入高さレベルから圧締位置まで積層物を持ち上げる時間と、加圧、圧締した後に圧締物を下降して元の位置、すなわち搬出高さレベルまで戻す時間を必要とし、その分だけ処理に要する時間が長くなる。実際の行程で、昇降に要する時間は3分程度必要であり、処理時間短縮での障壁となっている。
【0014】また、ほぼ9000kg程度である未養生マットの積層体を安定的に揚上させるにはプレス装置の慎重な保守管理が必要であり、上下の定盤や積層体の偏荷重によりあるいはプレス装置側の不均一な加圧等により、積層物を上定盤まで持ち上げるときに積層物が揺動して傾いたり、場合よっては転倒する懸念があり、これによって製品の品質の低下を招いたり生産性の効率が低下する原因となりかねない。
【0015】図8に示すように、固定配置した下定盤9の上に、マット積層体110を配置し(図8a)、その上に上定盤8を配置した状態で(図8b)、上方から下方に加圧する油圧シリンダユニット5によって上定盤8を押し下げ(図8c)、それによりマット積層体を圧締した状態で、上定盤8に設けたアーム11と下定盤9に設けた突片13とを連結具15で係止する(図8d)ようにした製造装置が提案されている(特開平4−216008号公報)が、上定盤と下定盤の連結手段及び該連結手段の操作手段についての具体的な開示はなく、また、この装置に図5、図6で説明したような第2の油圧シリンダユニットによる操作手段をそのまま用いようとすると、下定盤の搬出入時に第2の油圧シリンダユニット131a、131bが下定盤109の両側部に設けた突片113等と衝接してしまうので、そのままでは用いることができない。
【0016】本発明の目的は、圧締状態で所定時間保持しておく必要のある物品を圧締しまた解締するのに用いられている従来のプレス装置における上記のような不都合を解消したプレス装置を提供することにあり、より具体的には、例えば未養生マット積層体のような被圧締物を圧締しまた解締するのに要する時間を短縮することが可能であり、かつ、安定した圧締が可能となるプレス装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するための本発明によるプレス装置は、上定盤、下定盤、該上定盤と下定盤とをその間に被圧締物を挟持した状態で連結する連結手段とを持つ圧締用治具の圧締に用いるプレス装置であって、該プレス装置は、プレスフレームに載架した油圧シリンダユニットの可動部の上方から下方に向けての移動により、被圧締物を挟持した該圧締用治具を押圧するようにされており、かつ、被圧締物が搬出入される方向と平行方向である圧締位置の両側部には、前記圧締用治具に設けた連結手段の係合離脱を行うための操作手段が、操作位置と非操作位置との間で切り替え自在な状態で配置されていることを特徴とする。
【0018】本発明によるプレス装置では、圧締用治具に挟持された状態の被圧締物は、搬入されたその高さ位置に置かれた状態で、油圧シリンダユニットの可動部により上方から下方に向けて押圧される。所要の押圧後に、被圧締物が搬出入される方向と平行方向である圧締位置の両側部に配置された操作手段によって、上下の定盤に設けられた連結手段が連結状態とされ、上定盤と下定盤とはその間に被圧締物を圧締挟持した状態で一体に連結される。その後プレスは解圧されて、一体連結されたブロックはプレス装置から搬出される。
【0019】本発明のプレス装置では、圧締行程において、被圧締物が上昇しまた下降する行程を要しないことから、圧締に要する時間は短縮され生産性が向上する。また、例え偏荷重が生じた場合でも、被圧締物が傾斜したりすることはなく、均一に圧締されて高品質の圧締物が得られる。前記圧締用治具に設けた連結手段の係合離脱を行うための操作手段は、通常は非操作位置にあり、被圧締物の搬入搬出の障害とはならない。連結手段の係合離脱を行うときに、操作手段は操作位置に切り換えられて、連結のための作動を行う。そのために、該操作手段が被圧締物の搬出入レベルと同じ高さ位置に設けられていても、被圧締物の搬出入が該操作手段によって邪魔されることなく、円滑に搬出入が行われる。また、圧締用治具に設けた連結手段の係合離脱は作業者の高さ位置で行われるので、万一障害が発生した場合でも、その補修も容易となる。
【0020】本発明のプレス装置は木質セメント板の製造に用いることが特に有効であるが、これに限ることなく、パチークルボード、合板等接着剤を用いて成形する板材のプレス装置のように、上定盤と下定盤との間に被圧締物を圧締挟持した状態で一定時間保持することが必要とされる製品のプレス装置としても有効に用いることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面も参照しながら、本発明によるプレス装置の好ましい実施の形態について説明する。図1は本発明によるプレス装置の一実施の形態を示す側面図であり、図2はその正面図である。図3はプレス装置に用いられる連結手段の係合離脱を行うための操作手段の一例を説明する斜視図である。
【0022】プレス装置は、門型のプレスフレーム200を有し、プレスフレーム200の内方下部には下部固定板202が配置されている。該下部固定板202に対向する上方位置には上部可動板203がプレスフレーム200に取り付けた油圧シリンダユニット201の可動部に連結されており、油圧シリンダユニット201の作動により、該上部可動板203は上下方向に移動する。下部固定板202はその上面にローラ204を備えており、また、下部固定板202の前後(図1では左右方向)には、前記下部固定板202と同じ高さでローラコンベア250、251が配置されている。
【0023】このプレス装置で例えば木質セメント板用の未養生マットの圧締を行う場合に、図7に示したと同様の圧締用治具を用い得る。その際に、未養生マット積層体110を載置した下定盤109は、上流側に位置するローラコンベア250上に配置され(図示していない)、上定盤108は、図示しない適宜の係止手段により上部可動板203に係脱自在の態様で取り付けられている。そして、油圧シリンダユニット201を操作して上部可動板203を上昇させた状態で、積層体110を載置した下定盤109がローラコンベア250から下部固定板202上に移される。
【0024】その状態で油圧シリンダユニット201を操作して上部可動板203を所定距離だけ下降させ、先に説明したように、前記上定盤108に垂設したアーム111に形成したピン孔112と下定盤109に設けた突片113に形成したピン孔114とがほぼ同一軸心線上に位置するようにし、フレーム120に固設した係止ピン115を前記ピン孔112、ピン孔114へ嵌入させる。
【0025】図1、図2において、220は上記嵌入操作を行うための操作手段を示している。操作手段220は、前記下部固定板202の直前、直後において、未養生マット積層体110を載置した下定盤109が搬入、搬出される方向(すなわち、図1で右から左への方向)に直交する方向に配置された支持台221、221上であって、かつ、前記下部固定板202の下定盤109が搬入、搬出される方向と平行方向である両側方に、計4個配置されている。
【0026】すなわち、前記支持台221の下定盤109が搬入、搬出される方向と平行方向である側方部に第1の枢支部236が設けられ、該第1の枢支部236には前記搬出入方向に直交する方向に回動自在に支杆234が枢支される。そして、該支杆234の先端に設けたブラケット238には作動方向が前記搬出入方向と平行となるように第2の油圧シリンダユニット231が取り付けられていて、図示しない油圧機構によって作動される。前記支持台221における前記第1の枢支部236よりもさらに側方には第2の枢支部237が設けられ、そこと前記支杆234との間には第3の油圧シリンダユニット232が介装されている。
【0027】上記の構成であり、第2の油圧シリンダユニット232を操作することにより、支杆234は第1の枢支部236を枢支点として回動し、その先端に取り付けた第2の油圧シリンダユニット231は図で実線位置から破線位置の間で往復移動する。そして、本実施の形態において、第2の油圧シリンダユニット231の内側位置(破線位置)での作動軸線が、下定盤109に設けた突片113に形成したピン孔114の軸心線とほぼ同一軸心線で一致するように、第1の枢支部236と第2の枢支部237の位置、支杆234の長さ、及び第3の油圧シリンダユニット232の移動量等が設定されており、その位置が、連結手段の係合離脱を行う前記第2の油圧シリンダユニット231の操作位置となる。
【0028】すなわち、前記操作位置(破線位置)で、図1で左側に位置する第2の油圧シリンダユニット231を作動させると、図5に基づき先に説明したように、その衝接端がフレーム120の打設部121に衝接してフレーム120を図で右方向に移動させ、係止ピン115をピン孔112、ピン孔114の双方に同時に嵌入させる。それにより、上定盤108と下定盤109は、その間に未養生マット110を圧締した状態で一体に連結される。連結後に、第3の油圧シリンダユニット232を引き戻すとにより、第2の油圧シリンダユニット231は操作位置から非操作位置(実線位置)に戻され、そこで待機する。
【0029】その状態で、上部可動板203と上定盤108との係合は開放され、油圧シリンダユニット201を操作して上部可動板203は上昇位置である元の位置に戻され、一体化された積層ブロックは図で左方向に搬出される。その時点では、第2の油圧シリンダユニット231は前記のように非操作位置である退避位置にあるために、積層ブロックは障害なくプレス装置から取り出され、養生室に送られる。
【0030】図示しないが、解締に際しては、養生硬化した積層ブロックが、上下に定盤を一体化した形で図1に示す左側のローラコンベア251に載置され、上部可動板203が上昇位置にあるときに、下部固定板202上に移される。その際にも、第2の油圧シリンダユニット231は非操作位置に戻されており、搬入の障害とはならない。搬入後、油圧シリンダユニット201を操作して、上部可動板203を上定盤108に接しかつ若干距離押し下げるまで下降させる。その状態で、図1で右方向に位置する操作手段220の第3の油圧シリンダユニット232を操作して第2の油圧シリンダユニット231をその操作位置まで回動し、そこで第2の油圧シリンダユニット231を操作して、その衝接端をフレーム120の反対側の打設部121に衝接させる。それにより、フレーム120は図で左方向に移動し、係止ピン115はピン孔112、ピン孔114から離脱する。その後に、再び第3の油圧シリンダユニット232を操作して、第2の油圧シリンダユニット231を元の位置である非操作位置に退避させる。
【0031】その過程において、図示しない係止手段により、上定盤108は上部可動板203に係止状態とされており、油圧シリンダユニット201を操作して上部可動板203を上昇させることにより、上定盤108は上部可動板203と共に上昇する。それにより、圧締硬化したマット積層体10は下定盤109と共にプレス装置外に取り出される。この場合にも、第2の油圧シリンダユニット231がマットの取り出しの障害となることはない。以下、この操作が反復して行われる。
【0032】上記のとおりであり、本発明によるプレス装置では、圧締行程において、未養生マット積層体10が上昇しまた下降する行程を要しないので、圧締に要する時間は短縮され生産性が向上する。また、偏荷重が生じるような場合でも、マット積層体10が傾斜したりすることはなく、均一に圧締されて高品質の圧締物が得られる。さらに、圧締用治具に設けた連結手段の係合離脱を行うための操作手段(第2のの油圧シリンダユニット231)は、通常は非操作位置に退避しており、マット積層体10の搬入搬出には障害とはならず、連結手段の係合離脱を行うときのみ、操作位置に切り換えられるようになっているために、操作手段が被圧締物の搬出入レベルと同じ高さ位置に設けられていても、被圧締物の搬出入が該操作手段によって邪魔されることなく、円滑に搬出入が行われる。また、連結手段の係合離脱は作業者の高さ位置で行われるので、万一障害が発生した場合でも、その補修も容易となる。
【0033】上記の説明は本発明によるプレス装置の一実施の形態の説明であって、これに限るものではない。特に、前記操作手段を操作位置と非操作位置との間で切り替えるための構成は任意であり、図示のように揺動(回動)運動によって切り換えるものに限らず、上昇した操作位置と下降した非操作位置との切り替え、圧締位置の両側部にあって、積層体の搬出入方向に対して直角方向での前進した位置と後退した位置での操作位置と非操作位置との切り替え、等であってもよい。また、前記位置の切り替えを行う作動源も油圧機構に限ることなく、電気的アクチュエータや機械的アクチュエータによってもよい。
【0034】さらに、上下の定盤を連結するための連結手段も任意であり、上定盤から垂下するアームを内方に向けて付勢された状態で回動自在としておき、下定盤の側方には水平方向に延出する係止ピンを配置し、上定盤の下降によってアームの先端が前記係止ピンに当接し、付勢力に抗して外方向に回動して係止ピンを乗り越え、その後、付勢力によりアームと係止ピンとが係合状態となるような手段であってもよい。その場合には、上定盤と下定盤との係合は自動的に行われる。従って、係合手段を係合離脱するための操作手段は、この場合には、前記係合手段を離脱させる機能のみを持つものであってよく、前記アームに係止してアームを付勢力に抗して外方向に向けて回動させるような単方向アクチュエータであってもよい。
【0035】
【発明の効果】上記の構成であり、本発明によるプレス装置によれば、圧締行程において、被圧締物を上昇させまた下降させる行程を要しないことから、圧締に要する時間は短縮され生産性が向上する。また、例え偏荷重が生じた場合でも、均一に圧締することができ高品質の圧締物が得られる。さらに、圧締用治具に設けた連結手段の係合離脱を行うための操作手段は、通常は非操作位置にあり、連結手段の係合離脱を行うときにのみ操作位置に切り換えられて連結作動を行う。そのために、被圧締物の搬出入が該操作手段によって邪魔されることなく、円滑な搬出入が行われる。また、連結手段の係合離脱は作業者の高さ位置で行われるので、万一障害が発生した場合でも、その補修は容易となる。




 

 


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