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発明の名称 剥離性硬質繊維板およびその製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−128713
公開日 平成10年(1998)5月19日
出願番号 特願平8−303721
出願日 平成8年(1996)10月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】宇佐見 忠男
発明者 小中原 正男
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】抄造繊維シートを二枚重ねて熱圧成形した二層硬質繊維板の一縁に沿って層間剥離部を設けたことを特徴とする剥離性硬質繊維板【請求項2】抄造繊維シートを二枚重ねて熱圧成形して二層硬質繊維板とし、該二層硬質繊維板の一縁を斜め上方から押圧屈曲してこの部分に層間剥離部を設けることを特徴とする剥離性硬質繊維板の製造方法
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二枚に剥離出来る剥離性硬質繊維板および該剥離性硬質繊維板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば梱包材、床面養生板等として使用する肉薄の硬質繊維板を製造するには、抄造繊維シートを二枚重ねて熱圧成形した二層硬質繊維板をベンディング加工によって屈曲して二枚に剥離する方法が提供されている(特公昭55−36504号)。ベンディング加工とは図7に示すように複数個のロール(1,2,3) 間に二層硬質繊維板(4) を通してベンディングすることによって二層(4A,4A) に剥離する加工である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、梱包用、床面養生用の肉薄硬質繊維板のみが製造され、肉厚の硬質繊維板は別の工程で製造しなければならなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、抄造繊維シート(5A)を二枚重ねて熱圧成形した二層硬質繊維板(5) の一縁に沿って層間剥離部(5B)を設けた剥離性硬質繊維板を提供するものである。上記剥離性硬質繊維板を製造するには、例えば抄造繊維シート(5A)を二枚重ねて熱圧成形して二層硬質繊維板(5) とし、該二層硬質繊維板(5) の一縁を斜め上方から押圧屈曲してこの部分に層間剥離部(5B)を設ける製造方法が適用される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図6に示す一具体例によって説明すれば、木質繊維、バインダー等の繊維板原料を水に分散したスラリーから抄造した抄造繊維シート(5A)を図1に示すように二枚重ねて重合シート(5A,5A) とし、該重合シート(5A,5A) の複数枚は夫々金属製搬送板(6) 上に脱水網(8) を介してセットした多孔金属板(7)上に載置し、この状態で支持体(10)に上下摺動可能に支持されている複数段の熱板(9) 間に夫々挿入し、該重合シート(5A,5A) の上面には該熱板(9) の下面に取付けた金属板(11)を夫々当接する。そして該複数段の熱板(9) は上下を図示しない圧締装置によって挾圧し、該重合シート(5A,5A) を熱圧成形する。上記熱圧成形条件は一般に温度170〜230℃、成形圧力20〜30kg/cm2 、成形時間2〜5分である。
【0006】本発明では上記多孔金属板(7) を省いて重合シートを脱水網に直接載置してもよい。床面養生板の場合には、このように重合シートを脱水網に直接載置すると、製品表面に網跡が残り滑りにくゝなる。
【0007】このようにして製造された二層硬質繊維板(5) を図2および図3に示すように送りロール(12)によって図2矢印方向に送り、前端において上下の支持ロール(13,14) によって挟持する。上側の支持ロール(13)の軸(15)は上梁(16)から垂設されているフレーム(17)のスライド軸受(18)に支持されているが、図4に示すように該フレーム(17)においては、該スライド軸受(18)は該フレーム(17)の両側のスライドレール(17A,17A) にガイドされて上下スライドし、該スライド軸受(18)の上端からはスライド棒(20)が上方に向けて差出されており、該スライド棒(20)は該フレーム(17)の上辺をスライド可能に貫通しており、該スライド棒(20)の上端には抜け防止のためのナット(20A,20A) の一対が螺着されて相互締付けられており、該フレーム(17)内において該スライド棒(20)の外側にはコイルスプリング(19)が装着されており、該支持ロール(13)の軸(15)はスライド軸受(18)を介して該コイルスプリング(19)によって下方に付勢されている。一方下側の支持ロール(14)の軸(21)は支台(22)上に取付られている軸受(23)に支持されている。
【0008】上記送りロール(12)によって送られ前端を支持ロール(13,14) によって挟持された二層硬質繊維板(5) は、前端において一縁を押圧ロール(24)によって斜め下方に押圧屈曲され、図5に示すようにこの部分の二層(5A,5A) の境界面が部分的に剥離して層間剥離部(5B)が形成される。この場合該押圧ロール(24)が二層硬質繊維板(5) を当接押圧する位置は、図2に示すように支持ロール(13,14) が該二層硬質繊維板(5) と当接する位置Lと前後関係において一致するように設定される。該二層硬質繊維板(5) を押圧ロール(24)によって垂直方向で押圧すると該二層硬質繊維板(5) の表面にひび割れを生じたり、押圧ロールが硬質繊維板の反撥力によって接触面からはずれたりする不具合がある。該押圧ロール(24)は電磁またはエアシリンダー(25)によって上下するブラケット(26)に支持され、該エアシリンダー(25)は上梁(16)から差出されているブラケット(27)に長孔(28)およびねじ(29)によって上下位置を調節可能に取付けられている。そして普通の肉厚硬質繊維板を製造する場合には、該エアシリンダー(25)によって該押圧ロール(24)を上方に移動させておけばよい。
【0009】上記のようにして二層硬質繊維板(5) を一縁に沿って屈曲することによって層間剥離部(5B)が形成され、このような剥離性硬質繊維板はそのまゝ使用されるか、あるいは所望により現場において、図6に示すように作業員が手Hで層間剥離部(5B)から二枚の肉薄硬質繊維板(5A,5A) に剥離する。
【0010】
【発明の効果】本発明の剥離性硬質繊維板は現場において作業員が手で簡単に二枚に剥離することが出来るから、所望によりそのまゝ肉厚硬質繊維板として使用したり、あるいは二枚に剥離して肉薄硬質繊維板として使用することが出来、したがって本発明の剥離性硬質繊維板は使用の態様に応じて使い分けることが出来る。




 

 


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