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発明の名称 外壁コーナー部材の接着剤塗布方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−119009
公開日 平成10年(1998)5月12日
出願番号 特願平8−274361
出願日 平成8年(1996)10月17日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】加古 宗男
発明者 渡辺 守道
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 片端面が傾めにカットされた2枚の短冊状の板材を、該カット面にて接着剤で接着して断面L字形の外壁コーナー部材を製造するために、該カット面に接着剤を塗布する方法において、前記板材のカット面が水平となるように該板材を傾斜させて搬送する傾斜コンベアを設け、この傾斜コンベアの上方に前記板材のカット面に接着剤を吐出する複数本の接着剤吐出ノズルを該カット面の幅方向に列設すると共に、各接着剤吐出ノズル毎にその下方を通過するカット面の前端と後端を検出する複数のセンサを設置し、前記複数のセンサの出力信号に基づいて前記複数本の接着剤吐出ノズルの接着剤吐出開始/停止のタイミングを独立制御し、各接着剤吐出ノズルの下方を搬送される板材のカット面の前端から少し離れた位置で接着剤の吐出を開始し、該カット面の後端の少し手前の位置で接着剤の吐出を停止することを特徴とする外壁コーナー部材の接着剤塗布方法。
【請求項2】 前記複数のセンサの位置を前記板材の搬送方向又はその反対方向に調節することにより、前記複数本の接着剤吐出ノズルの接着剤吐出開始/停止のタイミングを調節することを特徴とする請求項1に記載の外壁コーナー部材の接着剤塗布方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚の短冊状の板材を接着して断面L字形の外壁コーナー部材を製造するために、各板材のカット面に接着剤を塗布する外壁コーナー部材の接着剤塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年来、住宅の外壁板として、表面柄模様の意匠性に優れ且つ施工性に優れた窯業系の外壁板の需要が著しく増大している。この窯業系の外壁板を用いて施工された外壁は、図5及び図6に示すように、外壁コーナー部10に、外壁板11と同じ柄模様の出隅部材12を使用し、この出隅部材12を下地材13を介して柱14に釘15等で固定するようにしている。
【0003】一般に、窯業系の外壁板11は意匠性を高めるために表面に凹凸柄模様をプレス成形したものが多いが、出隅部材12は断面L字形であるため、凹凸柄模様のものを一体成形することは極めて困難である。このため、凹凸柄模様の出隅部材12は2枚の短冊状の板材17の片端面をそれぞれ45°程度の斜面にカットし、双方のカット面18を接着剤により接着して出隅部材12を製造するようにしたものが多い。
【0004】本出願人は、板材のカット面に接着剤を能率良く塗布するために、特開平8−197349号公報に示すように、搬送コンベア上で2枚の板材のカット面を互いに内側に向けて対向させた状態で上方から押えローラで押圧しながら搬送し、その搬送中に搬送コンベアの中央下側で回転する接着剤塗布ローラで両板材のカット面に接着剤を塗布する接着剤塗布方法を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記接着剤塗布方法では、板材のカット面の全面に接着剤が塗布されるため、接着剤塗布後に2枚の板材のカット面を突き合わせて接着する際に、カット面の周縁部に塗られた接着剤が接着面から外部にはみ出してしまう。このため、接着工程後に、はみ出した接着剤を人手によって除去する面倒な作業を必要とし、これが生産効率を低下させる要因となっている。特に、近年需要が増加している彫の深い化粧溝を有する外壁コーナー部材では、化粧溝に接着剤がはみ出しやすく、しかも、化粧溝にはみ出した接着剤は除去しにくいことから、接着剤のはみ出しを防ぐ技術の開発が急務となっている。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、2枚の板材を接着剤で接着する際に接着面からの接着剤のはみ出しを防止することができて、生産性を向上することができる外壁コーナー部材の接着剤塗布方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の請求項1の外壁コーナー部材の接着剤塗布方法は、板材のカット面が水平となるように該板材を傾斜させて搬送する傾斜コンベアを設け、この傾斜コンベアの上方に前記板材のカット面に接着剤を吐出する複数本の接着剤吐出ノズルを該カット面の幅方向に列設すると共に、各接着剤吐出ノズル毎にその下方を通過するカット面の前端と後端を検出する複数のセンサを設置し、前記複数のセンサの出力信号に基づいて前記複数本の接着剤吐出ノズルの接着剤吐出開始/停止のタイミングを独立制御し、各接着剤吐出ノズルの下方を搬送される板材のカット面の前端から少し離れた位置で接着剤の吐出を開始し、該カット面の後端の少し手前の位置で接着剤の吐出を停止するものである。
【0008】この接着剤塗布方法では、板材のカット面の端縁近傍には接着剤が塗布されないため、接着剤塗布後に2枚の板材のカット面を突き合わせて接着する際に、カット面の接着剤が周囲に押し広げられても、カット面の端縁近傍の接着剤が塗られていない部分に接着剤が広げられるだけであり、接着剤が外部にはみ出すことはない。また、カット面に彫の深い化粧溝が存在する場合には、その化粧溝の端縁がセンサで検出され、化粧溝の端縁近傍には接着剤が塗布されない。これにより、化粧溝に接着剤がはみ出すことも防止される。
【0009】この場合、請求項2のように、複数のセンサの位置を板材の搬送方向又はその反対方向に調節することにより、複数本の接着剤吐出ノズルの接着剤吐出開始/停止のタイミングを調節するようにしても良い。このようにすれば、接着剤の塗布範囲を見て確認しながら接着剤吐出開始/停止のタイミングを簡単に調節することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。但し、外壁コーナー部材である出隅部材12(図5及び図6参照)は従来と同じ構成であるので、説明を省略する。
【0011】まず、接着剤塗布装置の構成を図1及び図2に基づいて説明する。傾斜コンベア21は、板材17のカット面18が水平となるように該板材17を45°程度傾斜させて搬送するものであり、例えば45°程度傾斜した支持ロール22にベルト23を掛け渡したベルトコンベアによって構成されている。この傾斜コンベア21から板材17が滑り落ちないように、板材17の下辺を受け支えるフリーロール24が傾斜コンベア21の搬送方向に沿って所定間隔で配置されている。各フリーロール24の位置は、搬送する板材17の幅寸法に合わせて矢印A方向に調整できるようになっている。
【0012】一方、傾斜コンベア21の上方には、板材17のカット面18に接着剤を吐出する複数本(本実施形態では3本)の接着剤吐出ノズル25が該カット面18の幅方向に列設されている。各接着剤吐出ノズル25は、開閉バルブ26を介して接着剤タンク27に接続されている。この接着剤タンク27内には、例えば湿気硬化型ウレタン接着剤が貯留されると共に、接着剤タンク27の内部は空気圧で加圧され、開閉バルブ26の開放中に、接着剤が接着剤吐出ノズル25から空気圧で吐出されるようになっている。
【0013】また、接着剤吐出開始タイミングを決めるために、各接着剤吐出ノズル25の搬送方向前方には、その下方を通過するカット面18の前端を検出する複数のセンサ28が設置され、更に、接着剤吐出停止タイミングを決めるために、各接着剤吐出ノズル25の後方には、カット面18の後端を検出する複数のセンサ29(図2参照)が設置されている。各センサ28,29の位置は、接着剤吐出開始/停止のタイミングを調節できるように、板材17の搬送方向又はその反対方向に調節できるようになっている。尚、各センサ28,29は例えば反射型の光センサで構成されている。
【0014】以上のように構成した接着剤塗布装置を制御する制御装置(図示せず)は、センサ28,29の出力信号に基づいて接着剤吐出ノズル25の接着剤吐出開始/停止のタイミングを次のように独立制御する。すなわち、傾斜コンベア21によって図2の矢印B方向に搬送される板材17のカット面18の前端をセンサ28で検出すると、直ちに開閉バルブ26を開放し、それによってカット面18の前端から少し離れた位置で接着剤の吐出を開始する。その後、センサ29がカット面18の後端を検出すると、直ちに開閉バルブ26を閉鎖し、それによってカット面18の後端の少し手前の位置で接着剤の吐出を停止する。これにより、図3に示すように、カット面18に接着剤吐出ノズル25の本数(例えば3本)分の接着剤塗布ラインA,B,Cを形成する。
【0015】各接着剤塗布ラインA,B,Cは、カット面18の前端から少し離れた位置から始まり、カット面18の後端の少し手前の位置で終わる。この場合、板材17の表面に近い接着剤塗布ラインAの延長線上には、該板材17の表面に形成された化粧溝19が存在するため、センサ28,29で化粧溝19の端縁も検出し、化粧溝19の端縁近傍には接着剤が塗布されない。
【0016】接着剤塗布工程終了後、2枚の板材17を2等辺直角三角形状の角度規制台30(図4参照)上に移載し、2枚の板材17のカット面18を突き合わせて接着する。
【0017】この接着剤塗布方法では、板材17のカット面18の端縁近傍には接着剤が塗布されないため、接着剤塗布後に2枚の板材17のカット面18を突き合わせて接着する際に、カット面18の接着剤が周囲に押し広げられても、カット面18の端縁近傍の接着剤が塗られていない部分に接着剤が広げられるだけであり、接着剤が外部にはみ出すことはない。また、カット面18に彫の深い化粧溝19が存在する場合には、その化粧溝19の端縁がセンサ28,29で検出され、化粧溝19の端縁近傍には接着剤が塗布されないため、化粧溝19に接着剤がはみ出すことも防止される。このため、接着工程後に、はみ出した接着剤を手作業で除去する面倒な作業を行わずに済み、生産性を向上できると共に、接着剤のはみ出しの無い品質の良い出隅部材12を製造できる。
【0018】また、上記実施形態では、センサ28,29の位置を板材17の搬送方向又はその反対方向に調節できるようにしたので、接着剤の塗布範囲を見て確認しながらセンサ28,29の位置を調節することで、接着剤吐出開始/停止のタイミングを簡単に調節することができる。但し、本発明は、センサ28,29の位置を固定し、センサ28,29でカット面18の端縁を検出してから開閉バルブ26を開放/閉鎖するまでの遅れ時間を制御装置で可変することにより、接着剤吐出開始/停止のタイミングを調節するようにしても良い。
【0019】また、上記実施形態では、接着剤吐出ノズル25とセンサ28,29を3個ずつ設置したが、2個ずつ或は4個以上ずつ設置するようにしても良い。
【0020】その他、本発明は、出隅部材に限らず、入隅部材のカット面に接着剤を塗布する場合に適用しても良く、或は、6角柱等、多角形状の外壁コーナー部材を作る場合にも適用できる等、要旨を逸脱しない範囲内で、種々変更して実施できることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1の外壁コーナー部材の接着剤塗布方法によれば、板材のカット面の端縁近傍には接着剤が塗布されないため、2枚の板材を接着剤で接着する際に接着面からの接着剤のはみ出しを防止することができて、接着工程後に、はみ出した接着剤を手作業で除去する面倒な作業を行わずに済み、生産性を向上できると共に、接着剤のはみ出しの無い品質の良い外壁コーナー部材を製造できる。
【0022】更に、請求項2では、複数のセンサの位置を板材の搬送方向又はその反対方向に調節できるようにしたので、接着剤吐出開始/停止のタイミングを簡単に調節することができる。




 

 


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