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発明の名称 窯業系建築板未硬化物の積重ね方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−95010
公開日 平成10年(1998)4月14日
出願番号 特願平8−271424
出願日 平成8年(1996)9月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】宇佐見 忠男
発明者 中嶋 資郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】表面に凹凸模様を有する窯業系建築板未硬化物を積重ねる場合、該建築板未硬化物の表面の凹凸模様の凹部に丸角粒体を充填して平坦状態にしておくことを特徴とする窯業系建築板未硬化物の積重ね方法【請求項2】該建築板未硬化物の表面に丸角粒体を散布し、次いで該建築板未硬化物を揺動または掻取ることによって該丸角粒体を該建築板未硬化物の表面の凹凸模様の凹部に充填し、その後減圧吸引によって余剰の丸角粒体を除去する請求項1に記載の窯業系建築板未硬化物の積重ね方法【請求項3】該積重ね方法は該建築板未硬化物の養生硬化の際に適用される請求項1または2に記載の窯業系建築板未硬化物の積重ね方法
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば窯業系建築板未硬化物の養生硬化の際に適用される窯業系建築板未硬化物の積重ね方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】最近建築物の内外壁面に使用されている窯業系建築板として、表面に彫りの深い凹凸模様を形成した意匠性の高いものが賞用されている。このような窯業系建築板はセメントと繊維補強材を主体とした原料混合物を若干の水を混合して表面に凹凸模様を有する型板上に散布して半乾式マットをフォーミングし、該半乾式マットを圧締養生硬化する半乾式法、該原料混合物を水に分散してスラリーとし、該スラリーを抄造して湿式マットとし、該湿式マット表面に凹凸模様を有する型板で押圧して凹凸模様を付し、それから該湿式マットを養生硬化する湿式法、該原料混合物と水との混練物を表面に凹凸模様を有するマットに押出成形し、次いで該押出し成形物を養生硬化せしめる押出し法等によって製造されている。
【0003】
【従来の技術】従来、該半乾式マットや湿式マットである建築板未硬化物を養生硬化(一次硬化)させるには、該未硬化物をパレットまたは台車上に所定枚(通常3または4枚)積重ね、その上にスペーサーを載せて更にその上に該未硬化物を所定枚積重ね、このようにして複数枚積重ねた未硬化物を養生室内にて所定温度、所定湿度で所定時間放置する。また押出し法にあっては、押出し成形物を一枚づつ受皿に入れて積重ね、同様に養生硬化せしめる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記半乾式法および湿式法にあっては、未硬化物を直接またはスペーサーを介して積重ねるため、該未硬化物表面の凹凸模様の凸部が上側からの荷重によって押潰され、変形してしまうと言う問題点がある。このような凸部押潰れの問題は凹凸模様を深くして意匠性を高くした場合には一層顕著になる。また押出し法にあっては成形物は受皿内に入れられているから、該成形物には直接上側からの重量がかゝらないが、受皿を必要とするために空間効率や生産効率が悪くなり、その結果コストアップになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、表面に凹凸模様Dを有する窯業系建築板未硬化物(1) を積重ねる場合、該建築板未硬化物(1) の表面の凹凸模様Dの凹部に丸角粒体Bを充填して平坦状態にしておく窯業系建築板未硬化物(1) の積重ね方法を提供するものであり、該建築板未硬化物(1) の表面の凹凸模様Dの凹部に丸角粒体Bを充填するには該建築板未硬化物(1) の表面に丸角粒体Bを散布し、次いで該建築板未硬化物(1) を揺動または掻取ることによって該丸角粒体Bを該建築板未硬化物(1) の表面の凹凸模様Dの凹部に充填し、その後減圧吸引によって余剰の丸角粒体Bを除去することによって行なわれる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1〜図4によって説明する。本発明の窯業系建築板未硬化物(1) とは、前記したようにセメントと繊維補強材を主体とした原料混合物を使用して、半乾式法、湿式法あるいは押出し法によってフォーミングしたマットあるいは成形物である。
【0007】例えば湿式法によるマットの場合、図1に示すように該マット(1) は凹凸陰模様NDを有する型板(2) を装着したプレス装置(3) によってプレスされ、図2に示すように表面に凹凸模様Dが付され、該マット(1) はそれから第1搬送コンベア(4) に載置搬送され、該マット(1) の表面には丸角粒体のタンク(5) から散布装置(6) によって丸角粒体Bが散布され、スクレーバー(7) で掻取るかまたは揺動させることによって表面がならされ、該丸角粒体Bは該マット(1) の表面の凹凸模様の凹部に充填され、図3に示すように該マット(1) の表面が平坦化される。
【0008】該丸角粒体Bは例えばプラスチックビーズ、あるいはガラスバルーン、シラスバルーン、フライアッシュ等の無機粒体であり、球状、ラグビーボール状、球を押潰し扁平にした形状等角のない丸角形状のものである。このような丸角状の粒体はマット表面に引掛らないので、スクレーバー(7) によって円滑に掻取られる。該丸角粒体Bの径は通常0.5〜1.5mmである。
【0009】上記表面の凹凸模様Dの凹部に丸角粒体Bが充填されることによって表面が平坦化されたマット(1) は、第2搬送コンベア(8) に移乗し、減圧吸着装置(9) によって吸着され、テーブルリフター(11)上の台車(10)上に複数枚積重ねられる。この際、マット(1) 表面に付着する一部の丸角粒体Bが減圧吸着装置(9) に吸引されるが、該丸角粒体Bはサイクロン等の固体分離装置によって分離回収し、図示しない丸角粒体回収槽に回収される。
【0010】該マット(1) は複数枚台車(10)上に積重ねられるが、マット(1) 表面の凹凸模様Dの凹部には丸角粒体Bが充填され平坦化されているので、上側からかゝる荷重は該マット(1) 全面に分散され、該マット(1) 表面の凹凸模様Dの凸部が該荷重によって押潰されることが防止される。
【0011】上記マット(1) は複数枚台車(10)上に積重ねられた状態で、加温硬化室に送られて通常60〜80℃、10〜20時間養生して一次硬化せしめられる。一次硬化せしめられたマット(1A)は、図4に示すように再び減圧吸着装置(9) によって一枚づつ第2搬送コンベア(8) 上に移乗され、更に該搬送コンベア(8) から搬送コンベア(12)上に移乗せしめられて該搬送コンベア(12)上の反転装置(13)に導入され、該反転装置(13)によって反転させて該一次硬化マット(1A)の表面を下側に配置すると該一次硬化マット(1A)の表面の凹凸模様Dの凹部に充填されていた丸角粒体Bは該搬送コンベア(12)の下側に配置されているホッパー(14)内に落下し、スクリューコンベア(15)によって丸角粒体回収槽へ送られ回収される。該一次硬化マット(1A)は次いでブラッシング装置(16)によって表面をブラッシングされ表面に残存する丸角粒体Bを除去しホッパー(14)内に落下せしめる。
【0012】前記したように丸角粒体Bには角がないので、一次硬化マット(1A)の表面に引掛ることなく、上記反転およびブラッシングで該丸角粒体Bは円滑に除去される。
【0013】丸角粒体B除去後は該一次硬化マット(1A)を搬送コンベア(17)に移乗せしめ、再び反転装置(18)によって反転させて該一次硬化マット(1A)の表面を上側に戻し、一次硬化工程と同様に減圧吸着装置によって該一次硬化マット(1A)を台車またはパレット上に複数枚積重ね自然養生、加湿養生、あるいは高圧加熱養生等を行ない完全硬化させトリミング、実加工、塗装等を行ない製品とする。
【0014】上記窯業系建築板製造工程から回収された丸角粒体Bは空気分級等で混合したダストを除去した上で丸角粒体Bのタンク(5) に戻される。
【0015】
【発明の効果】本発明では建築板未硬化物の表面の凹凸模様の凹部に丸角粒体を充填して平坦化して積重ねるので、該未硬化物表面に上側からかゝる荷重によって表面凹凸模様の凸部が潰れることがなく、表面に深い凹凸模様を有する意匠性の高い建築板を製造することが出来る。




 

 


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