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発明の名称 フィルター、及びフィルター装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−216431
公開日 平成10年(1998)8月18日
出願番号 特願平9−21641
出願日 平成9年(1997)2月4日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】宇高 克己
発明者 兎澤 良一
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 金属繊維を用いて構成したフィルターであって、このフィルターは、圧潰薄肉部からなる第1の領域と、前記圧潰薄肉部の表面より突出した膨出部からなる第2の領域とを具備し、前記第2の領域は前記第1の領域によって囲まれるよう構成され、前記第2の領域の最大長が前記金属繊維の繊維長より短いことを特徴とするフィルター。
【請求項2】 第2の領域は、フィルターの一面側又は両面側において突出して構成されたものであることを特徴とする請求項1のフィルター。
【請求項3】 フィルターの周辺部は第1の領域で形成された平板状であることを特徴とする請求項1又は請求項2のフィルター。
【請求項4】 金属繊維とバインダーとを用いて構成したフィルターであることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかのフィルター。
【請求項5】 金属繊維を用いて構成したフィルターと、前記フィルターの一端側に取り付けられた第1のマグネットと、前記フィルターに掛止する掛止部を構成したスライド可能なバーと、前記バーに取り付けられた第2のマグネットとを具備することを特徴とするフィルター装置。
【請求項6】 フィルターとして請求項1〜請求項4いずれかのフィルターが用いられてなることを特徴とする請求項5のフィルター装置。
【請求項7】 バーは、フィルター幅相当部と、このフィルター幅相当部の両端から連続し、折曲形成された折曲延在部で構成された掛止部とを具備し、第2のマグネットは前記折曲延在部で構成された掛止部に取り付けられたものであることを特徴とする請求項5のフィルター装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房などに設けられるフィルター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭やレストランの厨房には、レンジフードと呼ばれる換気扇装置が設けられている。この換気扇装置は、ほぼ水平に配置されたパネルに通風用の開口部が形成され、この開口部の向側(外部に面する側)に換気用のファンが設けられ、開口部の手前側にフィルターユニットが設けられたものである。そして、ファンの回転により、パネル下方の厨房室内の空気がフィルターユニットを通して開口部から室外に排気される。この排気に際して、油煙などはフィルターユニットに捕捉される。油煙などが捕捉・付着したフィルターユニットは汚いだけでなく、通気性が低下することから、交換の必要がある。従って、フィルターユニットは換気扇装置に対して着脱自在となっている。
【0003】フィルターユニットとして、網フレームと、この網フレーム内に挿脱自在に収納されたフィルターとからなるものが知られている。しかし、このものは収納されたフィルターを新しいフィルターに交換しても、不十分である。なぜならば、網フレームにも油煙などが付着していることから、網フレームも交換するか、若しくは網フレームを洗浄しなければならない。これでは、コストが高くつくか、手間が掛かる。
【0004】そこで、磁性材からなるパネルに通風用の開口部を形成し、この開口部の内側に換気用のファンを設けた換気扇本体と、前記パネルの外面に前記開口部に対向して着脱可能に設けたフィルターとを備え、前記フィルターは、アルミ繊維を加圧してフェルト状をなす平板状に形成してなり、更にこのフィルターにはその周縁部を圧潰して圧潰薄肉部を形成し、このフィルターを換気扇本体における前記パネルの外面に前記開口部に対向して設けると共に、前記圧潰薄肉部に複数のマグネット止め具を均等的に配設し、これらマグネット止め具の磁力でフィルターを前記パネルに着脱可能に取り付けた換気扇装置が提案(登録実用新案第3014317号)されている。
【0005】ここで、アルミ繊維を積層し、これを上下から加圧してフェルト状をなす平板状に形成し、更にその周縁部を圧潰して圧潰薄肉部を形成したフィルター30は、パネルの開口部を塞ぐことが出来る大きさ、例えば30cm×35cmの大きさであり、図11に示す構造をしている。尚、31は周縁部の圧潰薄肉部、32はライン状の圧潰薄肉部である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案の換気扇装置におけるフィルターは、アルミ繊維を積層し、これを上下から加圧してフェルト状をなす平板状に形成し、更にその周縁部などを圧潰して圧潰薄肉部を形成したに過ぎないものであることから、アルミ繊維の脱落の恐れがある。
【0007】そこで、本願発明者は、フィルター30の圧潰薄肉部31,32に接着剤を含浸させることを試みたが、これでもアルミ繊維の脱落防止は充分でなかった。又、換気扇装置のパネルの大きさは、Lタイプの大きさやMタイプの大きさのものと言ったように、幾つかある。しかし、上記提案の換気扇装置におけるフィルター30では、一つのもので、共用できるように構成されていない。
【0008】従って、本発明が解決しようとする第1の課題は、アルミ繊維の脱落の恐れがないフィルターを提供することである。又、本発明が解決しようとする第2の課題は、換気扇装置にフィルターを取り付ける作業性が良いフィルター装置を提供することである。特に、一つの種類のフィルターをLタイプやMタイプの大きさの換気扇装置に簡単に適用できるようにしたフィルター装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題は、金属繊維を用いて構成したフィルターであって、このフィルターは、圧潰薄肉部からなる第1の領域と、前記圧潰薄肉部の表面より突出した膨出部からなる第2の領域とを具備し、前記第2の領域は前記第1の領域によって囲まれるよう構成され、前記第2の領域の最大長が前記金属繊維の繊維長より短いことを特徴とするフィルターによって解決される。
【0010】特に、金属繊維とバインダーとを用いて構成したフィルターであって、このフィルターは、圧潰薄肉部からなる第1の領域と、前記圧潰薄肉部の表面より突出した膨出部からなる第2の領域とを具備し、前記第2の領域は前記第1の領域によって囲まれるよう構成され、前記第2の領域の最大長が前記金属繊維の繊維長より短いことを特徴とするフィルターによって解決される。
【0011】そして、上記のように構成させたフィルターにあっては、金属繊維同士が、単に、絡まっているだけではない。すなわち、空気が通過する効率を高める為、空隙を大きくした(圧潰薄肉部(第1の領域)より空隙を大きくした)膨出部(第2の領域)の大きさを金属繊維の繊維長より短くしたから、金属繊維の一端は、必ず、金属繊維同士が密に絡まっている圧潰薄肉部(第1の領域)に存在している。従って、金属繊維が脱落し難い。つまり、圧潰していない為、ソフトにしか絡まっていない場合には、金属繊維が脱落し易いものの、少なくとも一端が圧潰して密に絡まった領域に存在していると、脱落し難いからである。特に、バインダーをも用いてフィルターを構成した場合には、圧潰薄肉部(第1の領域)においてバインダーによって確実に固定され、金属繊維が脱落し難い。
【0012】膨出部(第2の領域)は、フィルターの一面側又は両面側において突出して構成されたものである。そして、フィルターの周辺部は第1の領域(圧潰薄肉部)で形成された平板状であるものが好ましい。又、上記第2の課題は、金属繊維を用いて構成したフィルターと、前記フィルターの一端側に取り付けられた第1のマグネットと、前記フィルターに掛止する掛止部を構成したスライド可能なバーと、前記バーに取り付けられた第2のマグネットとを具備することを特徴とするフィルター装置によって解決される。
【0013】すなわち、上記のように構成させることによって、フィルター交換時の作業性が良い。特に、フィルターの大きさを小さくしなければならない時、バーに沿ってフィルターを折り曲げるのが簡単に出来る。この為、一つのタイプのもので何種類かの換気扇に対応させることが出来、そしてその時の取付作業性が良い。尚、バーは、フィルター幅相当部と、このフィルター幅相当部の両端から連続し、折曲形成された折曲延在部で構成された掛止部とを具備し、第2のマグネットは前記折曲延在部で構成された掛止部に取り付けられたものとするのが好ましい。このように構成させた場合には、極めて簡単なものとなる。
【0014】そして、フィルターとして上記のフィルターを用いた場合には、上記第1の課題も解決される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明になるフィルターは、金属繊維を用いて構成したフィルターであって、このフィルターは、圧潰薄肉部からなる第1の領域と、前記圧潰薄肉部の表面より突出した膨出部からなる第2の領域とを具備し、前記第2の領域は前記第1の領域によって囲まれるよう構成され、前記第2の領域の最大長が前記金属繊維の繊維長より短いものである。特に、金属繊維とバインダーとを用いて構成したフィルターであって、このフィルターは、圧潰薄肉部からなる第1の領域と、前記圧潰薄肉部の表面より突出した膨出部からなる第2の領域とを具備し、前記第2の領域は前記第1の領域によって囲まれるよう構成され、前記第2の領域の最大長が前記金属繊維の繊維長より短いものである。膨出部(第2の領域)は、フィルターの一面側又は両面側において突出して構成されたものである。フィルターの周辺部は第1の領域(圧潰薄肉部)で形成された平板状である。
【0016】本発明になるフィルター装置は、金属繊維を用いて構成したフィルターと、前記フィルターの一端側に取り付けられた第1のマグネットと、前記フィルターに掛止する掛止部を構成したスライド可能なバーと、前記バーに取り付けられた第2のマグネットとを具備する。バーは、フィルター幅相当部と、このフィルター幅相当部の両端から連続し、折曲形成された折曲延在部で構成された掛止部とからなり、第2のマグネットは前記折曲延在部で構成された掛止部に取り付けられたものである。尚、フィルターは、特に、上記のフィルターである。
【0017】以下、更に詳しく説明する。図1〜図10は本発明の一実施形態を示すもので、図1はフィルター装置の表面図、図2はフィルター装置の裏面図、図3は図1のX−X線における断面図、図4は図1のY−Y線における断面図、図5はバーの斜視図、図6はフィルターを折り曲げた状態においてバーを取り付けた際の一部の斜視図、図7はフィルター装置が積重される段ボール紙の平面図、図8は一つのフィルター装置が段ボール紙に積重され状態でのフィルター装置と反対側の面からみた裏面図、図9はフレキシブルなプラスチックフィルム製の袋内に収納された状態での平面図、図10は換気扇装置とフィルター装置との関係を示す説明図である。
【0018】各図中、Aは、金属繊維とバインダーとを用いて構成したフィルターである。尚、金属繊維を構成する材料は如何なる金属材料でも良いが、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金(以下、単に、Al)が好ましい。これは、Alの比重が小さく、フィルターを軽量なものと出来るからである。本実施形態では、Al製の繊維を用いた。本実施形態における金属繊維の長さは5cm以上であった。そして、Al繊維を積層し、これを上下から加圧してフェルト状をなす平板状に形成し、更に所定位置の部分を圧潰して薄肉部を形成し、図1〜図4に示す表面に突出した膨出部1を有するパターンのフィルターAを作製した。尚、前記パターンは、膨出部1が薄肉部2によって囲まれているパターンである。そして、膨出部1においては、圧潰されていない為、Al繊維同士間に隙間が充分に形成され、空気の流通性が高い。これに対して、薄肉部2は圧潰されたものであるから、Al繊維同士間の隙間は小さく、かつ、バインダーとの相乗作用によって空隙は膨出部1より少ない。すなわち、薄肉部2を海、膨出部1を島とみなした場合、多島海(本実施形態において、膨出部(島)1の直径Lは1.3cm、膨出部(島)1間の最短距離は1mmである。)状パターンである。膨出部1は、ドーム型、方型、その他にも各種のタイプのものがある。本実施形態ではドーム型であり、膨出部1の直径Lは金属繊維の長さより短い。従って、金属繊維の一端は薄肉部2に存在しているから、金属繊維は確実に絡まっている。特に、バインダーによっても強く固定されている。尚、膨出部1の部分には空隙が大きく形成されているから、この部分を介して空気が吸い込まれ易い。この時、油煙は膨出部1の部分のAl繊維に付着するから、効率よく油煙を捕捉できる。
【0019】フィルターAは、全体が矩形状のものである。例えば、30.5cm×46cmの大きさの長方形をしたものである。そして、周縁から2〜3cmの領域は、膨出部1が形成されておらず、薄肉部2となっている。フィルターAの表面側には、その一辺に沿ってAl製のバー3がビス等によって取り付けられている。尚、バー3には、機械的強度を向上させる為、リブが適宜形成されている。フィルターAの裏面側には、バー3を固定したビス等によってマグネット4が固定されている。尚、マグネット4の取り付け位置は、図2から判る通り、真ん中の位置である。
【0020】5はAl製のバーである。このバー5は、フィルター幅相当部5aと、このフィルター幅相当部5aの両端から連続し、折曲形成された折曲延在部で構成された掛止部5b,5cとからなる。このバー5にも、機械的強度を向上させる為、リブが適宜形成されている。そして、掛止部5b,5cの面には、その外面側にマグネット6a,6bが固定されている。
【0021】バー3はフィルターAに固定されたものであるが、バー5はフィルターAに対して固定されていない。従って、スライド可能である。ここで、バー5をスライド可能としたのは、フィルターAの長辺よりも短い寸法を有する換気扇装置に対して取り付ける際、フィルターAを綺麗に折り曲げ易くする為である。つまり、バー5があると、フィルターAをバー5に沿って簡単に折り曲げることが出来る。しかも、フィルターAは金属繊維を用いて構成しているから、折り曲げた後にあっても、その状態が維持されている。そして、この折り曲げられ、重なった部分にバー5を嵌め合わせることによって、バー5の取り付けは完了する。
【0022】バー5が配設されたフィルターAは、図10に示す如く、換気扇装置Bに取り付けられる。換気扇装置BにフィルターAを取り付けるのは、マグネット4,6a,6bによる。すなわち、換気扇装置Bは、ほぼ水平に配置されたマグネットが吸着する材料で構成されたパネル10に通風用の開口部11が形成され、この開口部11の向側(外部に面する側)に換気用のファン12が設けられたものである。従って、パネル10の開口部11を覆うようにフィルターAを配置すれば、フィルターAの裏面側に存在するマグネット4,6a,6bによってフィルターAは簡単に取り付けられる。
【0023】フィルターAは、市販時においては、通常、二枚一組である。すなわち、図7の段ボール紙20の両面にバー5が配設されたフィルターAが配置される。段ボール紙20は、フィルターAと同じ形状のものである。但し、フィルターAに取り付けたマグネット4に対応して切欠部21,22が形成されており、又、バー5に設けたマグネット6a,6bに対応して切欠部23a,23b,24a,24bが形成されている。従って、一つのフィルターAを段ボール紙20の表面側に積重すると、そのフィルターAのマグネット4は切欠部21に嵌まり、又、バー5の5b,5cに取り付けたマグネット6a,6bは切欠部23a,23bに嵌まる。又、もう一つのフィルターAを段ボール紙20の裏面側に積重すると、そのフィルターAのマグネット4は切欠部22に嵌まり、又、バー5の5b,5cに取り付けたマグネット6a,6bは切欠部24a,24bに嵌まる。これによって、凹凸が少なくフレキシブルなプラスチックフィルム製の袋25内に収納できる。
【0024】
【発明の効果】本発明のフィルターは、金属繊維を用いて構成したから、全体を薄く構成でき、かつ、必要に応じて折り曲げることが出来る。従って、折り曲げれば、取り付ける部分の面積に応じさせることが出来、それだけ汎用性が高い。そして、圧潰薄肉部からなる第1の領域と、圧潰薄肉部の表面より突出した膨出部からなる第2の領域とを具備し、第2の領域は第1の領域によって囲まれるよう構成され、第2の領域の最大長が金属繊維の繊維長より短いものとさせたから、金属繊維の一端は、必ず、金属繊維同士が密に絡まっている圧潰薄肉部(第1の領域)に存在している。従って、金属繊維が脱落し難い。特に、バインダーをも用いてフィルターを構成した場合には、圧潰薄肉部(第1の領域)においてバインダーによって確実に固定され、金属繊維が脱落し難い。
【0025】本発明のフィルター装置は、フィルターに対して掛止するスライド可能なバーを設けたから、換気扇装置にフィルター装置を簡単に取り付けることが出来る。かつ、フィルターを折り曲げて使用する場合、バーに沿って折り曲げることが出来るから、その作業能率が良く、かつ、綺麗に折り曲げられる。




 

 


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