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発明の名称 移動式電気集塵装置の集塵電極とその製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−230187
公開日 平成10年(1998)9月2日
出願番号 特願平9−54005
出願日 平成9年(1997)2月20日
代理人
発明者 近藤 行雄 / 早津 昌樹 / 矢野 敏明 / 有光 武雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】一対の無端状チェン間に連結され、該無端状チェンの移動に伴い集塵室内を移動して、帯電されたガス中のダストを捕集する移動式電気集塵装置の集塵電極に於いて、前記集塵電極は、補強用芯材と、該補強用芯材を挟んで取り付けられる一対の集塵電極板とから構成されることを特徴とする移動式電気集塵装置の集塵電極。
【請求項2】一対の無端状チェン間に連結され、該無端状チェンの移動に伴い集塵室内を移動して、帯電されたガス中のダストを捕集する移動式電気集塵装置の集塵電極の製造方法に於いて、一対の集塵電極板を補強用芯材の両側に配置して、前記一対の集塵電極板の両外側から補強用芯材を溶接用の一対の導電電極で挟み込み、前記一対の導電電極間に通電して前記一対の電極板を前記補強用芯材に溶接することを特徴とする移動式電気集塵装置の集塵電極の製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式電気集塵装置の集塵電極とその製造方法に係り、特に集塵電極を移動させながら排ガス中の塵埃成分(ダスト)を集塵除去する移動式電気集塵装置の集塵電極とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動式電気集塵装置の集塵電極は、鉄の単一板で形成された集塵極板と、その外周部に補強のために取り付けられた縁材とで構成されている。従来は、集塵極板のガス流方向の長さを長くして集塵性能を上げている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、集塵極板の長さを長くすると、集塵極板が撓みやすくなるため、強度を高めるためには縁材の肉厚を厚くしなければならない。このため逆に集塵効率が低下するという問題がある。集塵効率は、電極間の見掛けの電界強度の2乗に比例する。見掛けの電界強度とは、スパーク電圧を放電極と集塵極の距離で除算したものであり、スパーク電圧は、放電極と集塵極の最も短い距離によって決定される。このため、縁材の肉厚が厚いと、その分放電極との距離が短くなり、スパーク電圧が低くなる。その結果、見掛けの電界強度が低くなり、集塵効果が低下する。
【0004】また、縁材の厚みによって、集塵極に付着したダストを掻き取るためのステンレス製のブラシが早期に損耗してしまうという問題や、掻き落とされたダストが下方に位置する集塵極板の縁材部分に溜るという問題が生じる。本発明は、このような事情を鑑みたもので、集塵性能の高い移動式電気集塵装置の集塵電極とその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達成するために、一対の無端状チェン間に連結され、該無端状チェンの移動に伴い集塵室内を移動して、帯電されたガス中のダストを捕集する移動式電気集塵装置の集塵電極に於いて、前記集塵電極は、補強用芯材と、該補強用芯材を挟んで取り付けられる一対の集塵電極板とから構成されることを特徴とする。
【0006】また、本発明は、前記目的を達成するために、一対の無端状チェン間に連結され、該無端状チェンの移動に伴い集塵室内を移動して、帯電されたガス中のダストを捕集する移動式電気集塵装置の集塵電極の製造方法に於いて、一対の集塵電極板を補強用芯材の両側に配置して、前記一対の集塵電極板の両外側から補強用芯材を溶接用の一対の導電電極で挟み込み、前記一対の導電電極間に通電して前記一対の電極板を前記補強用芯材に溶接することを特徴とする。
【0007】本発明の集塵電極によれば、補強用芯材を挟んで一対の集塵電極板を取り付けたので、集塵電極板の長さを長くすることができ、更に集塵電極板の表面から突出している部分がなくなる。従って、本発明は、集塵性能を向上させることができる。また、本発明の集塵電極は、一対の集塵電極板の両外側から補強用芯材を溶接用の一対の導電電極で挟み込み、前記一対の導電電極間に通電して溶接することにより製造されている。これによって、前記一対の集塵電極板は、補強用芯材に対して対称的に溶接されるので、ガス流の中で安定した位置形状を保持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係る移動式電気集塵装置の集塵電極とその製造方法の好ましい実施の形態について詳説する。図1は、第1の実施の形態の集塵電極10の斜視図である。この集塵電極10、10…は板状に形成され、その両端が一対の無端状のチェン13、13に連結されている。前記チェン13、13は上部に配置された駆動用スプロケット4、4及び下部に配置された従動ローラ6、6によってそれぞれ張設されている。
【0009】前記駆動用スプロケット4、4には、スプロケット駆動用モータ7の出力軸が連結され、スプロケット駆動用モータ7の駆動力が駆動用スプロケット4、4を介して伝達されることによりチェン13、13が図中矢印方向に周回移動される。これに伴って集塵電極10、10…が周回移動される。対向する集塵電極10、10…の間には、放電電極8が配設されている。これらの集塵電極10、10…と放電電極8とは、図示しない直流電源に接続されて、両電極間に直流電圧が印加される。前記両電極間を流れる排ガス中のダストは、電極間に発生するコロナ放電によって帯電され、集塵電極10、10…に付着し捕集される。
【0010】図2は、集塵電極10の拡大斜視図であり、図3はその集塵電極10の分解斜視図である。図2に示すように、集塵電極10、10は短冊状に形成されてその長手方向が図中矢印に示すガス流方向に沿うように設けられ、その両端が連結金具11を介して一対のチェン13、13に連結されている。図3に示すように、集塵電極10は、2枚の対向する集塵極板12、12と2枚の集塵極板12、12が張り付けられる芯材(補強用芯材)とから構成される。前記芯材は、一対の端部材18、18と2本の梁材16、16及び軸材14とから構成される。
【0011】前記一対の端部材18、18は、集塵電極10の各々両端に垂直方向に設けられている。前記2本の梁材16、16は、集塵電極10の両縁に沿って水平方向に設けられ、その両端は前記端部材18、18の内側に接合されている。前記軸材14は、前記2本の梁材16、16の中間に位置し、その両端は前記端部材18、18の内側中央部に接合されている。
【0012】図3に従って、前記集塵電極10の製造方法を説明する。先ず、軸材14と2本の梁材16、16とのそれぞれ両端を一対の端部材18、18の内側にアーク溶接で接合して芯材を組み立てる。次に、この組み立てられた芯材に集塵極板12、12をスポット溶接で溶接する。図4に示すように、ここでのスポット溶接は、先ず一対の集塵極板12、12を前記芯材の両側に配置して、前記一対の集塵極板12、12の両外側から芯材を一対の溶接電極19、19で同軸線上に挟み込み、前記一対の溶接電極19、19間に通電して前記一対の集塵極板12、12を前記芯材に溶接する。
【0013】この溶接方法によれば、相対する2ヵ所の溶接部分の溶接条件は同一となり、一対の集塵極板12、12の溶接品質は同一となる。このため、図中左右の集塵極板12、12は対称的に芯材に固定されるため、ガス流の中で安定した位置形状を保持することができる。溶着の強度を調べるために、前述の両面挟み込み方式と、一方の集塵極板12ずつ2点間に一対の溶接電極19、19で通電する片面2点方式において引張試験を実施し、その結果を図5に示す。図中左半分は両面挟み込み方式で、図中右半分は片面2点方式の結果である。また、図中上側10は梁材16、下側2は軸材14について実施したものである。最大荷重200kgf以上であれば溶着が十分であると判断すると、軸材14と梁材16との両方において、前述の両面挟み込み方式の方が強固に溶着されることが判明した。
【0014】また、溶接電極19、19間に通電する電流は、軸材14では4800A以上、梁材16では4000A以上が好ましい。溶接時間は、11.5〜12.5Hzが最適である。図6は、第2の実施の形態の集塵電極であり、図7は図6のA─A線に沿う断面図である。第2の実施の形態は図7に示すように、軸材24の断面がH字形状に形成され、梁材26、26の断面形状がコ字形状に形成されている。また、集塵極板12、12間の空洞部には、ガス流方向(図中矢印)に一定の距離をおいて断面が空洞部と同一形状の補強材27、27…が複数設けられている。この集塵電極20は、これらの補強材27、27…によって強度が保持されている。
【0015】この集塵電極20も、集塵極板12、12表面から突出している部分がないため、電極間の電界強度の低下を防止し、集塵性能を向上させることができる。また、第1の実施の形態では、梁材16、16や軸材14は管材で構成されているが、第2の実施の形態では、H字形状の軸材24やコ字形状の梁材26、26を用いたので軽量化が図れる。
【0016】図8は、第3の実施の形態の集塵電極であり、図9は図8のA─A線に沿う断面図である。第3の実施の形態は図8にすように、一対の集塵極板32、32はコ字形状に形成され、その上端と下端とが重ね合わされネジ33、33で連結され集塵電極30が構成される。集塵電極30の内部空洞には補強材37が充填されている。この場合、集塵電極30は、梁材16、16を省略することができるので軽量化を図ることができる。
【0017】また、ネジ33、33も集塵極板32、32の表面から突出していないので、集塵性能を向上させることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、補強用芯材を挟んで一対の集塵電極板を取り付けたので、集塵電極板の長さを長くすることができ、更に集塵電極板の表面から突出している部分がなくなる。従って、本発明は、集塵性能を向上させることができる。また、本発明によれば、一対の集塵電極板の両外側から補強用芯材を溶接用の一対の導電電極で挟み込み、前記一対の導電電極間に通電することにより、前記一対の集塵電極板は補強用芯材に対して対称的に溶接され、ガス流の中で安定した位置形状を保持することができる。




 

 


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