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発明の名称 乾式電気集塵機用洗浄装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−165840
公開日 平成10年(1998)6月23日
出願番号 特願平8−338908
出願日 平成8年(1996)12月4日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】村上 友一 (外1名)
発明者 三輪 守
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 乾式電気集塵機の内部を洗浄する装置であって、ガス流路と平行に配列された集塵電極ユニットの側縁部に対向しガス流路の横断方向に沿って間隔をおいて複数の鉛直水管を配設し、当該鉛直水管に回転噴霧器を複数取り付けたことを特徴とする乾式電気集塵機用洗浄装置。
【請求項2】 前記回転噴霧器は前記鉛直水管に分岐するノズルヘッダに回転自在に取り付けられて内部に洗浄液を導水可能としたノズル主管と、当該ノズル主管を中心とする回転軌跡まで延長され噴霧方向が回転接線方向に向けられたスプレーノズルとを具備してなり、このスプレーノズルからの噴霧圧力により前記ノズル主管を回転可能ならしめたことを特徴とする請求項1に記載の乾式電気集塵機用洗浄装置。
【請求項3】 乾式電気集塵機の内部を洗浄する装置であって、ガス流路と平行に配列された集塵電極ユニットの上縁部にガス流路を横断する方向に沿って複数の水平水管を配設し、当該水平水管に少なくとも集塵電極側に向けて洗浄液噴霧をなすスプレーノズルを設けるとともに、前記集塵電極ユニットの側縁部に対向しガス流路の横断方向に沿って間隔をおいて複数の鉛直水管を配設し、当該鉛直水管に回転噴霧器を複数取り付け、この回転噴霧器は前記鉛直水管に分岐するノズルヘッダに回転自在に取り付けられて内部に洗浄液を導水可能としたノズル主管と、当該ノズル主管を中心とする回転軌跡まで延長され噴霧方向が回転接線方向に向けられたスプレーノズルとを具備してなり、このスプレーノズルからの噴霧圧力により前記ノズル主管を回転可能ならしめたことを特徴とする乾式電気集塵機用洗浄装置。
【請求項4】 前記ノズル主管は前記ノズルヘッダの上下から突出され、その突出端の各々にスプレーノズルを取り付けるとともに、各端のスプレーノズルはノズル主管の側方に噴霧する水平ノズルと、ノズル主管の延長線と鋭角をなす方向に噴霧する傾斜ノズルとを備えてなり、ノズルヘッダの全周囲を噴霧領域となしていることを特徴とする請求項2または3に記載の乾式電気集塵機用洗浄装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乾式電気集塵機用洗浄装置に係り、特に乾式電気集塵機により捕集され集塵電極に付着したダストを水洗により清掃する洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乾式電気集塵機はガス流路を形成しているケーシングの内部に網状の放電極と平板状の集塵極とを交互に平行に配列した集塵電極ユニットを複数組み配置し、ガスを集塵電極間に流通させる際にダストを集塵極に捕集させている。このような乾式電気集塵機では、点検作業や修理作業を行うために、集塵機の内部を定期的(通常、年に1〜2回程度)に水洗い洗浄する必要がある。
【0003】従来は、電極を洗浄する目的で固定式の水洗装置を設置しているが、他部分については、ほとんどが手作業により水洗い洗浄をしていた。この具体的内容を図7以下の図面を参照して説明する。図7〜図9に従来の乾式電気集塵機用洗浄装置を示しており、図7は一般的な乾式電気集塵機のガス流路に沿った縦断面図であり、図8は電極板の上部に配置された電極板および天井洗浄設備を示し、図9は集塵電極板の上部位置の特に電極入口範囲、電極間範囲、電極出口範囲における碍管室底板および放電枠上段フレームの洗浄設備を示している。図8に示されているように、集塵電極板の洗浄のために、集塵電極板1の上部にガス流路と直交する方向で、かつ電極板1間の隙間を横断する方向に、水平水管2を固定して配設し、これから下方の電極板1に向けて洗浄液を噴霧できるように複数のノズル3Aを分岐させ、電極板1の上部から洗浄するようにしている。また、水平水管2の上面には天井水洗ノズル3Bを設けており、集塵機ケーシングの天井面に向けて洗浄液を噴霧するようにしている。更に、ケーシング内における電極入口範囲4、電極間範囲5、電極出口範囲6に位置して、碍管室7の直下位置にも水平水管8を配置し、これにも側方の電極板1の隙間や碍管室底板の洗浄のためのノズル3Cを設け、碍管室底板および放電枠上段フレームの洗浄を行うようにしている。また、上述の固定水管2、8を用いた構造での洗浄装置で水管を回転させる方式とした構造のものも提案されている(特開平6−31202号公報、同6−343899号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の乾式電気集塵機用洗浄装置では、集塵電極板の上部から多量の洗浄液を噴霧しつつ、電極板面を流下する洗浄水によって汚れを流し落とすものであるが、実質的に電極板の下方領域の洗浄はできず、特に電極入口範囲4、電極間範囲5、電極出口範囲6に相当する集塵電極板については手洗い作業により、水洗清掃しているのが現状である。この手洗い作業方法は、消防ホースを乾式電気集塵機に設置されているマンホールより持ち込み、ホース洗浄する方法を採用している。
【0005】このような乾式電気集塵機の手作業による洗浄作業日数は4日程度必要とし、さらに大変な汚れ作業となるため作業員不足となり、多大な人件費用がかかり、安全対策にも足場の設置等費用がかかり、危険作業となる欠点がある。このような背景から、手作業による水洗作業を極力少なくする処理方法が要望されているところである。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、乾式電気集塵機内を洗浄するための手作業を不要とした、乾式電気集塵機の内部の洗浄装置を提供することを目的とする。また、洗浄液の使用量を低減して効率的な洗浄効果が得られるような洗浄装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達成する為に、乾式電気集塵機の洗浄に広範囲に水洗洗浄できるよう、洗浄液を供給する水管を集塵電極板に沿う上下縦方向に設置し、これに回転噴霧器を設置することにより、広範囲に少ない洗浄液により効率的に洗浄できるとの知見により得られたものである。
【0008】すなわち、本発明に係る乾式電気集塵機用洗浄装置は、乾式電気集塵機の内部を洗浄する装置であって、ガス流路と平行に配列された集塵電極ユニットの側縁部に対向しガス流路の横断方向に沿って間隔をおいて複数の鉛直水管を配設し、当該鉛直水管に回転噴霧器を複数取り付けたことを特徴としている。この場合において、前記回転噴霧器は前記鉛直水管に分岐するノズルヘッダに回転自在に取り付けられて内部に洗浄液を導水可能としたノズル主管と、当該ノズル主管を中心とする回転軌跡まで延長され噴霧方向が回転接線方向に向けられたスプレーノズルとを具備してなり、このスプレーノズルからの噴霧圧力により前記ノズル主管を回転可能とすればよい。
【0009】また、更に具体的には、乾式電気集塵機の内部を洗浄する装置であって、ガス流路と平行に配列された集塵電極ユニットの上縁部にガス流路を横断する方向に沿って複数の水平水管を配設し、当該水平水管に少なくとも集塵電極側に向けて洗浄液噴霧をなすスプレーノズルを設けるとともに、前記集塵電極ユニットの側縁部に対向しガス流路の横断方向に沿って間隔をおいて複数の鉛直水管を配設し、当該鉛直水管に回転噴霧器を複数取り付け、この回転噴霧器は前記鉛直水管に分岐するノズルヘッダに回転自在に取り付けられて内部に洗浄液を導水可能としたノズル主管と、当該ノズル主管を中心とする回転軌跡まで延長され噴霧方向が回転接線方向に向けられたスプレーノズルとを具備してなり、このスプレーノズルからの噴霧圧力により前記ノズル主管を回転可能ならしめたことを特徴とする。前記ノズル主管を前記ノズルヘッダの上下から突出させ、その突出端の各々にスプレーノズルを取り付けるとともに、各端のスプレーノズルはノズル主管の側方に噴霧する水平ノズルと、ノズル主管の延長線と鋭角をなす方向に噴霧する傾斜ノズル等から構成して、ノズルヘッダの全周囲を噴霧領域とすればよい。
【0010】
【作用】上記構成によれば、鉛直水管は実質的に電極入口範囲、電極間範囲、電極出口範囲において、ガス流路を横断する方向に間隔をおいて配列され、鉛直水管の管軸方向(上下方向)に複数の回転噴霧器が配置されることになる。これにより回転噴霧器からの噴霧洗浄液は集塵電極板の上部から下部にわたる上下領域の全範囲にその側縁部側から噴霧され、従来の手作業洗浄領域を自動洗浄することができる。回転噴霧器ではスプレーノズルからの噴射方向を少なくともノズル主管を中心とする回転軌跡の回転接線方向に向けるようにし、鉛直水管からの水圧により噴霧方向が回転するようにすることにより、特別な回転駆動手段を要することなく、回転噴霧器周囲の洗浄対象である集塵電極板へ洗浄液を噴霧させることができる。この結果、上部側より洗浄液を多量に流下させる必要がなくなり、高所位置から低位置の広範囲にわたる集塵電極の全体を低使用水量により効率的に洗浄することができるのである。
【0011】また、上記構成に加えてケーシングの上部領域に従来と同様の水平水管を併設することによって、集塵電極板の上部領域から低水量の噴霧作用を行わせることによってより効率的な洗浄効果が得られる。更に、回転噴霧器を鉛直水管から分岐させたノズルヘッダに回転自在に取り付けたノズル主管をヘッダ上下から突出させ、突出端に旋回ノズル部分を形成することにより、ヘッダの全周囲を噴霧領域とすることにより、スプレーノズルからの洗浄液ミストが集塵電極板の全領域に到達させることができ、ホースを用いた手作業洗浄を省略できる程度まで洗浄効果を高めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る乾式電気集塵機用洗浄装置の具体的実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は実施形態に係る洗浄装置の配置形態を示す要部斜視図であり、図4〜6は同洗浄装置を乾式電気集塵機に組み込んだ全体構成を示している。
【0013】乾式電気集塵機10はケーシング12の内部に、網状の放電極と平板状の集塵極とを交互に平行に配列した集塵電極ユニット14を複数組み配置し、ガスを電極板間に流通させる際にダストを集塵極に捕集するようにしている。ガスはケーシング12の入口煙道16から導入され、集塵電極ユニット14の電極間隙間を流通して出口煙道18に流されるものとなっている。
【0014】このような乾式電気集塵機10の内部で、特に電極入口範囲20、電極間範囲22、および電極出口範囲24において、ガス流路を横断するケーシング幅方向に沿って間隔をおいて複数の鉛直水管26が配設されている。したがって、鉛直水管26はガス流路と平行に配列された集塵電極ユニット14の電極板側縁部に対向し、集塵電極板間の隙間に平行に沿って平行に配設される。このような鉛直水管26は集塵電極ユニット14のほぼ全高にわたる長さを有するものとされ、上端を集合配管28に接続して全体の鉛直水管26に洗浄水を供給可能としている。また、鉛直水管26の下端はドレン抜きのために排水集合管30に接続され、洗浄作業の後に内部洗浄水を鉛直水管26から除去できるようにしている。
【0015】このような鉛直水管26には、上下に間隔をおいて複数の回転噴霧器32が取り付けられ、集塵電極ユニット14の各集塵電極板面に沿って洗浄液を噴霧できるようになっている。この回転噴霧器32の具体的構造を図2〜3に示す。鉛直水管26に分岐管34を設け、この分岐管34の先端にノズルヘッダ36を取り付けている。ノズルヘッダ36は円筒容器状に形成されたもので、分岐管34とともにT字型をなして鉛直水管26に取り付けられ、円筒ヘッダ中心線が鉛直水管26の管軸と平行になるようにしている。このようなノズルヘッダ36にはそのヘッダ中心線と同心となるようにノズル主管38が上下に貫通状態で取り付けられている。更に、当該ノズル主管38がその軸心まわりに自転できるように上下ヘッダ端板36A、36Aに回転支持されている。回転支持はヘッダ端板36Aに形成したボス36B、36Bにノズル主管38を貫通させ、ボス36B、36Bの外端面に当接する一対のカラー38A、38Aをノズル主管38に固定した状態で行わせている。したがって、カラー38A、38Aによりノズル主管38はノズルヘッダ36から抜け止めが図られ、ボス36B、36Bとの間に回送したパッキン40、40により水封している。ノズルヘッダ36の内部に位置するノズル主管38は内径を膨出させており、ここに導水孔42を複数貫通させている。したがって、鉛直水管26からの洗浄水はノズルヘッダ36に一旦導入され、導水孔42を通じてノズル主管38の内部に供給される。
【0016】前記ノズル主管38は上記のようにノズルヘッダ36から上下に貫通突出されているが、この突出端部には当該ノズル主管38を中心とする回転軌跡まで延長され噴霧方向が回転接線方向に向けられたスプレーノズル44が設けられており、このスプレーノズル44からの噴霧圧力により前記ノズル主管38が自転できるようにしている。
【0017】ここで、ノズル主管38の各先端部に取り付けられるスプレーノズル44は、ノズル主管38の半径方向に延長された一対の水平ノズル44A、44Aと、ノズル主管38の延長線と鋭角をなす方向、具体的には45度の角度に向けられた傾斜ノズル44Bを備えている。一対の水平ノズル44A、44Aはノズル主管38の直径方向に沿って配置され、先端のノズル噴射孔からの噴霧方向が回転円軌跡の接線方向であって、かつ噴霧圧力がノズル主管38への偶力を与える方向に向けられている。これにより水平ノズル44A、44Aからの噴霧圧によりノズル主管38が自転しつつ噴霧領域をノズルヘッダ36の側方全周囲になるように設定されている。また、前記傾斜ノズル44Bはノズル主管38の回転に伴って先端が回転され、傾斜角度に応じて先端噴射孔を旋回されるようになっている。なお、ノズルヘッダ36の上下に位置するスプレーノズル44は共通のノズル主管38に設けられているので、上下ノズルの噴霧圧力による回転偶力が一致するように各ノズル噴射孔の向きが設定されている。このようなことから、いずれのスプレーノズル44(44A、44B)からの噴霧圧力によりノズル主管38が1方向回転をなすようになっており、図3に示しているように、ノズルヘッダ36のほぼ全周囲が噴霧領域とされている。
【0018】このようなスプレーノズル44を有する回転噴霧器32は鉛直水管26に複数取り付けられているが、この間隔はスプレー領域がラップするような間隔に設定すればよく、また、鉛直水管26の配列間隔もノズル能力に合わせて、非洗浄領域がないように設定すればよい。
【0019】なお、上記鉛直水管26を有する洗浄装置には、図1に具体的に示しているように、集塵電極ユニット14の上部に位置して、ガス流路を横断する方向に沿って複数の水平水管46を配設し、当該水平水管46に少なくとも集塵電極ユニット14のある下方側に向けて洗浄水の噴霧をなすスプレーノズル48を設けている。これにより、鉛直水管26を通じて供給される洗浄水を上下方向で適宜間隔をおいて設置されている回転噴霧器32による洗浄作用と、従来と同様な上方からの噴霧による洗浄作用とによって、乾式電気集塵機10の内部洗浄を完全に自動化することができる。
【0020】このような実施例によれば、鉛直水管26を集塵電極ユニット14の側縁部側で上方領域から下部領域までを対象とし、スプレーノズル44が水洗圧力(通常、2〜7kgG/cm2)により自動的に回転するよう水平ノズル44A、44A、並びに傾斜ノズル44Bを配置したので、その周囲に位置するほとんど全ての集塵電極板を上部から下部までを直接洗浄することができ、これによって、乾式電気集塵機10の内部を広範囲に洗浄することが可能となり、従来のように人による手水洗作業がなくなる。特に、従来の水平水管46とこれに設けられたスプレーノズル48を併用することにより、洗浄作業時間を短縮することができ、洗浄水使用量を大幅に低減することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転噴霧器を集塵電極ユニットの上下方向の各部に設置することにより、広範囲に内部を洗浄することができるため、手作業による水洗清掃が不要となる。またこれにより、汚れ作業、危険作業をなくすことができ、人件費用も大幅に低減できる。更に洗浄効率が高いために短時間で洗浄作業ができ、使用水量の大幅削減が可能となる。




 

 


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