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廃棄物処分場における漏水管理システム及び漏水管理方法 - 株式会社大林組
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発明の名称 廃棄物処分場における漏水管理システム及び漏水管理方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−165914
公開日 平成10年(1998)6月23日
出願番号 特願平8−332509
出願日 平成8年(1996)12月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】一色 健輔 (外2名)
発明者 小谷 克己 / 黒岩 正夫
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 廃棄物処分場の底部地盤に設置された、複数の区画に分割された二重構造の遮水シートと、最下部に位置する遮水シートの下方から当該遮水シートを貫通してこれの上方に延長する漏水管理室と、前記複数の区画から各々延長して前記漏水管理室に接続される配設管とからなることを特徴とする廃棄物処分場における漏水管理システム。
【請求項2】 廃棄物処分場の底部地盤に設置された、複数の区画に分割された二重構造の遮水シートにおける漏水を管理するための方法であって、最下部に位置する遮水シートの下方から当該遮水シートを貫通してこれの上方に延長する漏水管理室を設けるとともに、前記複数の区画から各々延長して前記漏水管理室に接続する配設管を設け、前記遮水シートの敷設施工時及び廃棄物の処分場への初期投入時においては、前記配設管を吸引管理システムと接続して漏水の管理を行い、しかる後に、前記吸引管理システムを前記配設管から取り外して、自然流下により前記配設管を介して前記漏水管理室へ流れてくる汚水を検出することにより、各区画における漏水の有無を検知することを特徴とする廃棄物処分場における漏水管理方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃棄物処分場における漏水管理システム及び漏水管理方法に関し、特に、廃棄物処分場の底部地盤に設置された、複数の区画に分割された二重構造の遮水シートにおける漏水を管理するための漏水管理システム及び漏水管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物や一般廃棄物を投棄する例えば埋立形の廃棄物処分場は、自然の地形を利用したり地盤を掘削して造成された凹状の地盤の内部に、廃棄物を埋め立てて貯留してゆくものであるが、埋め立てた廃棄物から浸出する汚水の地下浸透による環境汚染を防止するために、処分場の底部地盤に予め遮水工を施すことが義務付けられている。
【0003】かかる遮水工としては、従来より、経済性や遮水性の面から、例えば軟質の合成樹脂系あるいはゴム系の遮水シートを敷設することによって行なうものが知られている。
【0004】また、このような遮水シートによる遮水構造を強化して、汚水の漏出をより確実に防止すべく、排水性の材料を適宜挟み込んで遮水シートを二重に敷設したものや、さらに、このような二重構造の遮水シートを複数の区画に分割して、各区画に漏水検知管を配設し、この漏水検知管を介して汚水を真空吸引することにより、汚水の漏出ないしは遮水シートの破損の有無を検知するとともに、この漏水検知管を介して注入材を注入固化することにより、破損が検知された区画を補修するようにしたものが知られている。
【0005】そして、このような真空吸引によって遮水シートにおける漏水を管理する方法によれば、精度良く漏水の有無を検知して破損した遮水シートを容易に補修することが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の真空吸引によって遮水シートにおける漏水を管理する方法によれば、管理期間が長期にわたった場合、吸引管理システムの維持管理が容易ではなくなるとともに、例えば強酸性あるいは強アルカリ性の浸出水が度重なって漏出するような場合には、これらの浸出水によって、吸引管理システムが故障するおそれがあるという課題があった。
【0007】また、このような吸引管理システムは、地上に設けられている場合、処分場の底面部との間の高低差により、当該底面部の区画内の漏水を地上まで吸引するのに多くの動力を必要とし、経済的な管理を行うことができないという課題があった。
【0008】さらに、例えば漏水検知管の内部に生じた結露まで吸引することなどにより、過敏に反応し過ぎて的確な管理が行えない場合があるという課題があった。
【0009】さらにまた、処分場の規模が大きい場合、地上部に管理システムを置くと、注入による補修を行う時の配管距離が長くなり、圧力損失が大きくなるために高圧で注入する必要があったり、注入時間が長くなるという課題があった。
【0010】そこで、この発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、強酸性あるいは強アルカリ性の浸出水による多大な影響を受けることなく、経済的かつ的確に二重構造の遮水シートにおける漏水の管理を行うことのできる廃棄物処分場における漏水管理システム及び漏水管理方法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を達成するためになされたもので、その要旨は、廃棄物処分場の底部地盤に設置された、複数の区画に分割された二重構造の遮水シートと、最下部に位置する遮水シートの下方から当該遮水シートを貫通してこれの上方に延長する漏水管理室と、前記複数の区画から各々延長して前記漏水管理室に接続される配設管とからなることを特徴とする廃棄物処分場における漏水管理システムにある。
【0012】ここで、上記記載における漏水管理室は、例えばマンホールのような個室状のものや立坑状のもの、あるいは廃棄物処分場の外部に出入口を有するトンネル状のもの等として設置することができる。なお、この漏水管理室は、廃棄物処分場の全体に点在して適宜の位置に複数設置することもできる。
【0013】また、配設管としては、上方に堆積される廃棄物等による荷重によって押しつぶされない程度の強度を有するものを使用することができ、例えば耐圧ホースや耐圧チューブの他、塩化ビニル管やステンレス管等からなる耐圧管等を使用することもできる。
【0014】一方、この発明の他の要旨は、廃棄物処分場の底部地盤に設置された、複数の区画に分割された二重構造の遮水シートにおける漏水を管理するための方法であって、最下部に位置する遮水シートの下方から当該遮水シートを貫通してこれの上方に延長する漏水管理室を設けるとともに、前記複数の区画から各々延長して前記漏水管理室に接続する配設管を設け、前記遮水シートの敷設施工時及び廃棄物の処分場への初期投入時においては、前記配設管を吸引管理システムと接続して漏水の管理を行い、しかる後に、前記吸引管理システムを前記配設管から取り外して、自然流下により前記配設管を介して前記漏水管理室へ流れてくる汚水を検出することにより、各区画における漏水の有無を検知することを特徴とする廃棄物処分場における漏水管理方法にある。
【0015】そして、この発明の漏水管理システム及び漏水管理方法によれば、二重構造の遮水シートの各区画から各々延長する配設管を、漏水管理室において吸引管理システムと接続することにより、吸引による漏水の管理を行うことができるとともに、例えば長期間漏水の管理を行う場合などにおいては、配設管を吸引管理システムから取り外し、汚水を各区画内から自然流下させて管理する方法に適宜切り換えながら、遮水シートの漏水の管理を行なってゆくことが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の形態、すなわち実施例について添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、この実施例にかかる廃棄物処分場における漏水管理システムの構成を説明する略示断面図である。
【0017】すなわち、この実施例にかかる廃棄物処分場10は、一例として山間部などにおける広大な敷地を凹状に掘削し、整地することによって造成されたもので、この廃棄物処分場10には、これの底部地盤を覆うようにして、下層遮水シート11と上層遮水シート12とからなる、複数の区画に分割された二重構造の遮水シート13が敷設されている。
【0018】そして、この実施例の遮水構造は、複数の区画に分割された上記二重構造の遮水シート13と、廃棄物処分場10の底面部分に形成されるとともに、最下部に位置する遮水シート11よりも下方の位置から遮水シート11を貫通するようにして上方に立設延長する、漏水管理室としての個室状の管理ピット14と、二重構造の遮水シート13の分割された各区画から各々延長して管理ピット14に接続されることにより、その一端部が管理ピット14の内部に開口する、耐圧ホースからなる配設管としての管理ホース15とによって構成されている。
【0019】ここで、二重構造の遮水シート13は、例えば特開平6−63526号公報に記載されているような構成を備えるもので、図2及び図3に示すように、例えば軟質の合成樹脂系あるいはゴム系のシート部材を連続一体化した状態で廃棄物処分場10の底面部分の地盤を覆って敷設してなる下層遮水シート11の上面に、例えば200〜1000m2 程度の大きさの複数の上層遮水シート12を、例えば不織布からなる保護マット16を挟み込むようにして、縦横に連続して各々敷設することによって形成されている。
【0020】すなわち、各上層遮水シート12は、保護マット16を包み込むようにしながら、その外周部分を、下層遮水シート11あるいは先行して設置された上層遮水シート12の上面に、熱溶着や接着剤等を介して圧着接合されることにより、下層遮水シート11とともに、二重構造の遮水シート13を縦横に区画する多数の袋体17を密閉空間として形成することになる。
【0021】また、遮水シート13を区画する各袋体17の上面には、その一側部に第一の開口18が、これと反対側の側部には第二の開口19がそれぞれ設けられており、第一の開口18には管理ホース15が接続されるとともに、第二の開口19には、袋体17の内部から外部への空気の流出は許容するが、袋体17の外部から内部への汚水の流出を阻止するガス抜き逆止弁2が設けられている。
【0022】一方、管理ピット14は、遮水シート13の敷設作業に先立って底面部分の地盤の下方に設置された基礎底盤20上に、例えばプレストレストコンクリートや現場打ちコンクリートによって構築形成されたマンホール形式のものであって(図1参照)、廃棄物処分場10の底面地盤の全体に点在して複数設けられるととも、その周囲には、遮水シート13が水密状態で取り付けられることになる。
【0023】また、管理ホース15は、口径約10〜20mm程度のもので、その一端部が、上述のように、袋体17の上面に設けた第一の開口18に接続するとともに、遮水シート13の上面に沿って延長して、その他端部が、管理ピット14の側壁部分を貫通して当該管理ピット14の内部に開口するように配設されることになる。
【0024】そして、上述のようにして設けられたこの実施例の漏水管理システムによれば、例えば、遮水シート13あるいはこれの保護材22の敷設施工時や浸出水集排水設備の設置時、もしくは廃棄物の処分場への初期投入時等においては、管理ピット14の内部に開口する管理ホース15の端部を、例えば真空ポンプによる吸引管理システムに接続して、真空吸引による漏水の管理を行うことにより、遮水シート13に全く損傷がないことを確認しておき、その後、管理ホース15から吸引管理システムを取り外して、管理ホース15を介して自然流下により管理ピット14へ流入してくる汚水を検出することにより、各区画における漏水の有無を検知する。
【0025】また、吸引管理システムや自然流下により漏水が検出された場合には、当該漏水が検出された管理ホース15を介して、注入材を袋体17へ注入して固化させることにより、破損した区画を補修することも可能になる。
【0026】なお、吸引管理システムは、真空ポンプや水質検査装置等を含む公知のもので、例えば特開平7−308648号に記載された管理システムを、簡略化して用いることができる。
【0027】そして、この実施例の漏水管理システムによれば、吸引管理システムを取り外した後も容易に漏水の管理を行なうことができるため、漏水の管理が長期にわたる場合でも、自然流下による管理に適宜切り替えることにより、強酸性あるいは強アルカリ性の浸出水による影響を受けることなく、経済的かつ的確に二重構造の遮水シート13における漏水の管理を行うことのできる。
【0028】また、故障する前に取り外された吸引管理システムは、再利用することができる。
【0029】なお、この発明は、上記実施例の実施の態様のものに限定されるものではなく、各請求項に記載された構成の範囲内において、種々に変更して採用することができる。例えば、この発明の漏水管理システムは、下層遮水シートの上面に上層遮水シートを貼着してなる多数の袋体により縦横に区画された遮水シートのみならず、その他の種々の二重構造の遮水シートに対して採用することができ、また、漏水管理室はトンネル状のものであっても良い。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の廃棄物処分場における漏水管理システム及び漏水管理方法によれば、複数の区画に分割された二重構造の遮水シートにおける漏水を管理するためのものであって、最下部に位置する遮水シートの下方から当該遮水シートを貫通してこれの上方に延長する漏水管理室と、複数の区画から各々延長して漏水管理室に接続する配設管とによって漏水の管理を行なうので、強酸性あるいは強アルカリ性の浸出水による多大な影を受けることなく、経済的かつ的確に二重構造の遮水シートにおける漏水の管理を行うことができる。




 

 


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