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壁構築用プレキャストコンクリート部材の製造方法 - 株式会社大林組
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発明の名称 壁構築用プレキャストコンクリート部材の製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−34641
公開日 平成10年(1998)2月10日
出願番号 特願平8−193736
出願日 平成8年(1996)7月23日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】一色 健輔 (外2名)
発明者 脇坂 達也 / 古屋 則之 / 井上 文宏 / 浜田 耕史 / 渡辺 幸次 / 三谷 一房
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 鉄筋籠を挟んでその両側に一対のプレキャストコンクリート板を配設した壁構築用プレキャストコンクリート部材の製造方法において、少なくとも上記壁構築用プレキャストコンクリート部材の厚さを有する型枠内にコンクリートを打設するとともに上記鉄筋籠の一側を挿入し、該コンクリートを硬化させて一方のプレキャストコンクリート板を形成し、次いで該一方のプレキャストコンクリート板上に、上記鉄筋籠の他側を露出させた状態に型を設け、その後上記型の上にコンクリートを打設し硬化させて他方のプレキャストコンクリート板を形成するようにしたことを特徴とする壁構築用プレキャストコンクリート部材の製造方法。
【請求項2】 前記型が、前記一方のプレキャストコンクリート板上に砂を撒いて形成される砂型であることを特徴とする請求項1に記載の壁構築用プレキャストコンクリート部材の製造方法。
【請求項3】 少なくともいずれかの前記プレキャストコンクリート板の形成に際し、前記打設コンクリートから余剰水を脱水するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の壁構築用プレキャストコンクリート部材の製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート壁体の構築に用いる中空のダブルウォールの壁構築用プレキャストコンクリート部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリート壁体の構築にあっては、建築現場で型枠を組み立てたり、解体したりするのに手間がかかるため、これを改善することを目的として、あらかじめ工場等にてプレキャストコンクリート(PC)製の壁部材を製作しこれを現場に搬入するようにしている。このPC壁部材は、2枚のPC板を間隔をあけて組み立てた、いわゆる中空のダブルウォールのPC壁部材であり、建築現場でこの中空部分に壁鉄筋籠を挿入するとともに、コンクリートを充填打設し、これにより鉄筋コンクリート壁体が構築される。そしてこの種の中空のダブルウォールのPC壁部材の製造方法に関しては、特公昭61−34539号公報に開示がある。
【0003】この製造方法は、図3に示したように、まず平打ちのPC板製造用型枠D内にトラス筋Cを挿入してコンクリートを打設し、その後養生する。これにより、トラス筋Cの片面に1枚のPC板Aを一体化した半製品Eを製作する。その後、この半製品Eをクレーンで引き上げて脱型し、さらに反転させて待機させる。次に、再度型枠D内にコンクリートを打設し、反転させておいた半製品Eを吊り下げ状態で打設コンクリート中へ打ち込み、所定の被りとなるようにバイブレーターをかけながら沈下させる。そしてこの状態でコンクリートを硬化養生させることによって、他方のPC板Bをも一体化した中空のダブルウォールのPC壁部材Fを製造するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の製造方法では、コンクリート打設やその養生をも含めて、トラス筋Cに対し1枚のPC板Aを一体化した半製品Eの製作にほぼ1日かかっていた。そしてまた、この半製品Eに対して他方のPC板Bを一体化した完成品のPC壁部材Fを製作するのに、同様にさらに1日の製作時間を要しており、製造に長時間を要するという課題があった。
【0005】また、トラス筋Cと1枚のPC板Aとからなる半製品Eを引き上げて脱型するとともに反転し、さらにその後のコンクリート中への打ち込み時に半製品Eを吊り下げるという操作のために別途クレーン設備が必要であり、かつこのクレーン設備による作業が煩雑で危険を伴うという課題もあった。
【0006】さらに、半製品Eにもう1枚のPC板Bを一体化する作業では、型枠D内に打設したコンクリートをならしておく一方で、吊り下げている半製品Eをこのコンクリート中に打ち込み、その後所定の被りとなるまでバイブレーターをかけながら半製品Eを沈下させるのであるが、この打ち込み深さの調整が困難で、完成品としてのPC壁部材Fの厚さを正確に出すことが難しいという課題もあった。
【0007】本発明は、かかる従来の課題を解決するためになされたもので、その目的はクレーン設備を用いた煩雑な作業を廃止しつつ、PC壁部材の製造時間を短縮し、かつまた製品の製造精度も向上させることができる壁構築用PC部材の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するために本発明の壁構築用PC部材の製造方法は、鉄筋籠を挟んでその両側に一対のPC板を配設した壁構築用PC部材の製造方法において、少なくとも上記壁構築用PC部材の厚さを有する型枠内にコンクリートを打設するとともに上記鉄筋籠の一側を挿入し、該コンクリートを硬化させて一方のPC板を形成し、次いで該一方のPC板上に、上記鉄筋籠の他側を露出させた状態に型を設け、その後上記型の上にコンクリートを打設し硬化させて他方のPC板を形成するようにしたことを特徴とする。
【0009】このような製造方法によると、型枠内で一番下にコンクリートを打設し、その上に型を設置し、さらにこの型の上にコンクリートを打設するという手順で比較的短時間に製造工程を完了することができ、特にゼロスランプのコンクリートを用いた場合にはきわめて迅速に製造作業を遂行することができて、養生まで含めてほぼ半日という短時間で1枚の壁構築用PC部材を製造することができ、その生産性を飛躍的に向上することができる。
【0010】また上述したように、型枠内で下から上に順にコンクリート打設作業、型設置作業、さらにコンクリート打設作業を行う製造方法であるので、従来のように製造過程においてクレーン設備を用いて煩雑な操作を行う必要性がなく、簡単かつ安全に効率よく壁構築用PC部材を製造することができる。
【0011】さらに、型枠内で下から順にコンクリート、型、コンクリートを積み上げていく製造方法なので、積み上げていく過程で適宜に厚さを検査することもできるし、最終的に型上にコンクリートを打設した際には積み上げた全体の厚さそのものによって直接的かつ簡単に厚さ精度の管理を行うことができ、極めて寸法精度の高い壁構築用PC部材を製造することができる。
【0012】上記製造方法においては、前記型として、前記一方のPC板上に砂を撒いて形成される砂型を用いることが好適である。砂型によれば、一方のPC板から突出している鉄筋籠が邪魔とならずにこれを埋めつつその表面上に鉄筋籠の他側を簡単に所望の露出量で突出させることができ、取り扱いが容易である一方で十分な型寸法精度を確保できるとともに、どのような仕様寸法の壁構築用PC部材を製造する場合にも幅広く適用することができる。
【0013】また、少なくともいずれかの前記PC板の形成に際し、前記打設コンクリートから余剰水を脱水することが好ましい。脱水を施すことにより、さらに製造時間を短縮化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。図1には本発明が対象としている壁構築用PC部材の断面構成が示されているとともに、図2には本発明に係る製造方法が示されている。
【0015】本実施形態は基本的には、壁鉄筋籠3を挟んでその両側に一対のPC板1,2を配設した壁構築用PC部材20の製造方法において、少なくとも壁構築用PC部材20の厚さを有する側型枠7内にコンクリート1aを打設するとともに壁鉄筋籠3の一側を挿入し、コンクリート1aを硬化させて一方のPC板1を形成し、次いで一方のPC板1上に、壁鉄筋籠3の他側を露出させた状態に型を設け、その後型の上にコンクリート2aを打設し硬化させて他方のPC板2を形成するようになっている。型としては、一方のPC板1上に砂を撒いて形成される砂型10が用いられる。また、製造過程において、少なくともいずれかのPC板1,2の形成に際し、打設コンクリート1a,2aから余剰水を脱水するようにしている。
【0016】図1に示す壁構築用PC部材20は、2枚の薄肉PC板1,2と、壁鉄筋籠3からなっている。この壁鉄筋籠3の両側は、2枚のPC板1,2それぞれに一体的に埋め込まれている。
【0017】上記のような壁構築用PC部材20を製造するには、図2(a)に示すように、まず、ベッド8上に載置した、PC部材20の厚さ相当若しくはそれ以上の厚さを有する側型枠7内にコンクリート1aを打設し、このコンクリート1aの上方から壁鉄筋籠3を水平に挿入する。予め壁鉄筋籠3を側型枠7内に挿入しておいてからコンクリート1aを打設してもよいが、側型枠7の深さが相当深いこと、壁鉄筋籠3が打設されるコンクリート1aによって汚損されるおそれがあることを考慮すると、先にコンクリート1aを打設しておく方が好ましい。そして、壁鉄筋籠3の一側をコンクリート1a内に沈下させた状態でコンクリート1aを蒸気養生して硬化させ、壁鉄筋籠3の片側に一方のPC板1を一体的に形成する。そしてこの際、打設したコンクリート1aに対してはその底面9側から真空脱水するようにしてコンクリート1aの硬化を早めるようにしている。
【0018】真空脱水は常法によって行われる。すなわち、コンクリート面に被せた真空マットに、水分離槽を介して真空ポンプの真空圧を作用させることにより、水和に不必要な水分を吸引除去させると同時に、コンクリート面を圧し固めるようになっている。この真空脱水によれば、過剰水を著しく減少させることができるため、強度が高くなり、耐久性が増大する。さらに、初期強度が得られるため、早い時期にその後の工程に移行することができるといった利点がある。
【0019】次に、図2(b)に示すように、硬化したコンクリート1aからなるPC板1の上面に砂を撒き、壁鉄筋籠3をその内部に埋め込んで砂型10を形成しつつその他側を砂型10の上面11より露出させた状態で、砂型10を締め固める。この際、鋳物の型用砂を使用している。また、砂上面11のみを手早く固める際には、当該箇所の砂に急硬性のセメントモルタルを混ぜるようにしてもよい。
【0020】さらに、図2(c)に示すように、締め固めた砂型10の上面11と側型枠7とで区画された空間にさらにコンクリート2aを打設し、壁鉄筋籠3の他側をコンクリート2a内に埋め込んだ状態でコンクリート2aを蒸気養生して硬化させることにより、壁鉄筋籠3の反対側に他方のPC板2を一体的に形成する。この際、本実施形態では、打設コンクリート1aの場合と同様に、打設コンクリート2aについてもその上面12から真空脱水することにより硬化を早めている。
【0021】コンクリート2aが硬化したら側型枠7を撤去するとともに砂型10をPC板1,2間から除去することにより、壁構築用PC部材20が得られることになる。
【0022】このように本実施形態の製造方法では、ベッド8上の側型枠7内で一番下にコンクリート1aを打設し、その上に砂型10を設置し、さらにこの砂型10の上にコンクリート2aを打設するという手順で比較的短時間に製造工程を完了することができ、特にゼロスランプのコンクリートを用いた場合にはきわめて迅速に製造作業を遂行することができて、養生まで含めてほぼ半日という短時間で1枚の壁構築用PC部材20を製造することができ、その生産性を飛躍的に向上することができる。
【0023】また上述したように、側型枠7内で下から上に順にコンクリート打設作業、砂型設置作業、さらにコンクリート打設作業を行う製造方法であるので、従来のように製造過程においてクレーン設備を用いて煩雑な操作を行う必要性がなく、簡単かつ安全に効率よく壁構築用PC部材20を製造することができる。
【0024】さらに、側型枠7内で下から順に打設コンクリート1a、砂型10、打設コンクリート2aを積み上げていく製造方法なので、積み上げていく過程で適宜に厚さを検査することもできるし、最終的に砂型10上にコンクリート2aを打設した際には積み上げた全体の厚さそのものによって直接的かつ簡単に厚さ精度の管理を行うことができ、極めて寸法精度の高い壁構築用PC部材20を製造することができる。
【0025】またさらに、砂型10を採用したので、下側のPC板1から突出している壁鉄筋籠3が邪魔とならずにこれを埋めつつその表面11上に壁鉄筋籠3の他側を簡単に所望の露出量で突出させることができ、取り扱いが容易である一方で十分な型寸法精度を確保できるとともに、どのような仕様寸法の壁構築用PC部材20を製造する場合にも幅広く適用することができる。
【0026】また、PC板1,2の形成に際し、打設コンクリート1a,2aから余剰水を真空脱水するようにしたので、さらに製造時間を短縮化することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る壁構築用PC部材の製造方法にあっては、型枠内で一番下にコンクリートを打設し、その上に型を設置し、さらにこの型の上にコンクリートを打設するという手順で比較的短時間に製造工程を完了することができ、壁構築用PC部材の生産性を飛躍的に向上することができる。
【0028】また、枠内で下から上に順にコンクリート打設作業、型設置作業、さらにコンクリート打設作業を行う製造方法であるので、従来のように製造過程においてクレーン設備を用いて煩雑な操作を行う必要性がなく、簡単かつ安全に効率よく壁構築用PC部材を製造することができる。
【0029】さらに、型枠内で下から順にコンクリート、型、コンクリートを積み上げていく製造方法なので、積み上げていく過程で適宜に厚さを検査することもできるし、最終的に型上にコンクリートを打設した際には積み上げた全体の厚さそのものによって直接的かつ簡単に厚さ精度の管理を行うことができ、極めて寸法精度の高い壁構築用PC部材を製造することができる。
【0030】また型として、一方のPC板上に砂を撒いて形成される砂型を用いるようにしたので、一方のPC板から突出している鉄筋籠が邪魔とならずにこれを埋めつつその表面上に鉄筋籠の他側を簡単に所望の露出量で突出させることができ、取り扱いが容易である一方で十分な型寸法精度を確保できるとともに、どのような仕様寸法の壁構築用PC部材を製造する場合にも幅広く適用することができる。
【0031】また、少なくともいずれかのPC板の形成に際し、打設コンクリートから余剰水を脱水するようにしたので、さらに製造時間を短縮化することができる。




 

 


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