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発明の名称 熱間押出し用潤滑表面ガラスの飛散防止方法及びそれに使用する潤滑正面ガラス
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−263683
公開日 平成10年(1998)10月6日
出願番号 特願平9−71505
出願日 平成9年(1997)3月25日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】椎名 彊
発明者 木谷 靖彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 熱間押出しに使用する潤滑正面ガラスの飛散防止方法において、SiO2 を主成分とする粉砕ガラスとガラス繊維とを硅酸ソーダで凝固してなる潤滑正面ガラスをビレット前面に配置して熱間押出しすることを特徴とする潤滑正面ガラスの飛散防止方法。
【請求項2】 請求項1に記載された飛散防止方法に使用するためのSiO2 を主成分とする粉砕ガラスとガラス繊維とを硅酸ソーダで凝固してなる潤滑正面ガラス。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間押出しに用いる潤滑正面ガラスの押出し時における飛散防止方法、およびそれに使用する潤滑正面ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱間押出し用の潤滑正面ガラスはSiO2 を主成分とする粉砕されたガラスを硅酸ソーダ等の凝固材で固めて鋳型に注入し成形している。成形された潤滑正面ガラスはコンテナー前方のダイホルダーに輪ゴムにより取付けられることにより、押出し時のビレットと工具との焼き付きを防止すると言う効果をもっている。また潤滑正面ガラスの孔径はマンドレルとの衝突を防止するためにダイス径より10〜20mm大きく構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、潤滑正面ガラスをダイホルダーに輪ゴムで取付け、コンテナーをシールした時、およびマンドレルを挿入した時に、潤滑正面ガラスの一部に割れ、または欠けが生じる場合がある。その結果、潤滑正面ガラスの飛散により製品表面疵に寄与するばかりでなく、工具の焼き付きにも影響するため、その対策としてダイホルダーとコンテナーの芯調整や、潤滑正面ガラスの取付けゴムの増強を行っているが、機械の振動、および衝撃により潤滑正面ガラスの飛散は完全には解消できないのが実状である。本発明が、解決しようとする課題は、上記従来の潤滑正面ガラスが押出し時の飛散を防止し、工具の焼き付きを防止し、欠けたガラス片が製品品質に悪影響を及ぼさない熱間押出し用の潤滑正面ガラスの飛散防止方法、およびそれに使用する潤滑正面ガラスである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が要旨とするところは、ダイホルダーにコンテナーをシールした時、およびマンドレル挿入時に正面ガラスの飛散を防止する方法として、潤滑正面ガラスを形成する時に、潤滑正面ガラスの一部に割れ、または欠けが生じた場合に飛散しないようにSiO2 を主成分としたガラス繊維をつなぎとして混ぜる方法である。すなわち、熱間押出しに使用する潤滑正面ガラスの飛散防止において、SiO2 を主成分とする粉砕ガラスとガラス繊維とを硅酸ソーダで凝固してなる潤滑正面ガラスをビレット前面に配置して熱間押出しすることを特徴とする潤滑正面ガラスの飛散防止方法、およびそれに使用する潤滑正面ガラスにある。その結果、つなぎがあることにより潤滑正面ガラスの一部に割れ、または欠けが生じても飛散することなく円滑な押出しができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明について図面に従って詳細に説明する。図1は本発明のガラス繊維入り潤滑正面ガラスを装着し押出しする時の概略図である。この図1に示すように、熱間押出しではコンテナー1内に挿入されたビレット2をダミーブロック3を間に挟みホローステム5で前方に押出しする。この時ビレット2の内部にはマンドレル4が挿入されており、ビレット2は前方のダイホルダー7の内にあるダイス8を通過して押出しされる。潤滑正面ガラス6はダイホルダー7に輪ゴム10で取り付けられておりビレット2とダイス8の潤滑剤の役目をしているが、割れ、または欠け等により潤滑の効果が無くならないよう飛散防止のためのガラス繊維を混合させている。
【0006】このような構成のもとに、熱間押出し用の潤滑正面ガラスを成形する場合に、従来はSiO2 を主成分とする粉砕ガラスに硅酸ソーダを一定の割合で混合し、鋳型に注入、成形、乾燥させていたが、飛散防止のために同じくSiO2 を主成分とする粉砕ガラスにさらにSiO2 を主成分とするガラス繊維を混合して成形することにより従来のようにガラス片がバラバラになるのが解消された。このガラス繊維を使用する目的は、潤滑正面ガラスと組成が近似で製品への影響が少ないことである。
【0007】ただし、ガラス繊維の主成分は前述のとおりSiO2 であるため、このガラス繊維の混合割合が多くなりすぎると粘性が大きくなり潤滑作用が低下する。従って、最大15%とした。また、ガラス繊維の混合割合が5%未満であると、熱間押出し時での割れ、または欠け等により飛散防止効果は十分に得られないことから、本発明ではガラス繊維の混合割合を5〜15%とした。
【0008】図2は、本発明に係る潤滑正面ガラスの形状を示す図であり、図2(a)はその斜視図、図2(b)は、他の形状を示す図である。図2(a)に示すように、潤滑正面ガラスの形状を円盤型12としたもので、また図2(b)は皿型13とした2種類のものがある。円盤型12は自動潤滑正面ガラス成形機により作成しているが、ダイホルダー7の形状と一致しない場合には、外周部の割れ、または欠けが頻発する一方、皿型13は外周部の形状をダイホルダー7の形状に合わせて変更したものであり、更にガラス繊維を混ぜることにより飛散は完全に防止される。
【0009】
【実施例】従来のSiO2 を主成分とする粉砕ガラスに硅酸ソーダで凝固した潤滑正面ガラスにガラス繊維を混ぜる際に、その混合比を変えて成形した潤滑正面ガラスを用いて熱間押出しを行った。その結果、潤滑正面ガラスの欠けによると推定される工具の焼き付き、および正面潤滑ガラス片の巻き込みによると推定される製品の内面疵の発生について表1に示す。
【0010】
【表1】

【0011】表1に示すように、本発明であるNo1〜4はガラス繊維を5〜15%混合されることにより潤滑正面ガラスの飛散防止に効果があった。これに対し、比較例であるNo5および6はガラス繊維の混合割合が少ない場合であり、工具焼き付き、および内面疵に対して十分な飛散防止効果がない。一方、比較例であるNo7は混合割合が多いために潤滑正面ガラスの割れ、または欠け等の飛散の防止は図られるが、しかしガラス繊維が多いために潤滑正面ガラス自体の粘性が大きくなりすぎ潤滑としての効果が発揮できず、工具の焼き付きの発生が多くなるのが判る。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のガラス繊維入り潤滑正面ガラスは、ダイホルダーにコンテナーをシールした時およびマンドレルを挿入した時に発生する潤滑正面ガラスの割れ、欠け等の飛散を防止し、工具寿命の延命化、内面疵の防止に極めて優れた効果がある。




 

 


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