米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 加工処理操作 -> 山陽特殊製鋼株式会社

発明の名称 遊星型傾斜ロール圧延機のフェイスギヤーの歯型
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−109104
公開日 平成10年(1998)4月28日
出願番号 特願平8−281708
出願日 平成8年(1996)10月2日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】横井 健至
発明者 岡田 健市 / 長谷 正勝
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 遊星型傾斜ロール圧延機のロールヘッドからロールに回転力を伝達するロールヘッド及びロールにそれぞれ形成されたフェイスギヤーにおいて、各フェイスギヤーの歯先の荷重負担の掛からない遊び部分をカットして歯高を低くすると共に、歯底の逃し部を曲率の大きな曲面形状に拡大して形成したことを特徴とする遊星型傾斜ロール圧延機のフェイスギヤーの歯型。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊星型傾斜ロール圧延機のロールヘッドからロールに回転力を伝達するロールヘッド及びロールにそれぞれ形成されたフェイスギヤーに関する。
【0002】
【従来の技術】遊星型傾斜ロール圧延機即ちPSW圧延機はツースクラッチの原理を利用してロールヘッドからロールに回転力を伝達する機構からなっている。ところで、ツースクラッチ型式のフェイスギヤーの場合、従動側のフェイスギヤー即ちロールのフェイスギヤーを強固に駆動側即ちロールヘッドにクランピングロッドで引き付けながら回転させるため、相互の歯側面が磨耗し最終的には相互の歯先が相手側の歯底に接触するようになり、このためにフェイスギヤーにガタ付きが生じて歯が欠損する問題があった。このためロールやロールヘッドのフェイスギヤーの交換を頻繁にする必要があり、その作業負担やコストの増大が問題であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、遊星型傾斜ロール圧延機のロールヘッドからロールに回転力を伝達するロールヘッド及びロールにそれぞれ形成された各フェイスギヤーの相互の歯先が相手側の歯底に接触するにいたる寿命を延ばして、歯先と歯底の接触によるフェイスギヤーのガタ付きを防止し、且つ、フェイスギヤーの歯の欠損を防止することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための手段は、遊星型傾斜ロール圧延機のロールヘッドからロールに回転力を伝達するロールヘッド及びロールにそれぞれ形成されたフェイスギヤーにおいて、各フェイスギヤーの歯先の荷重負担の掛からない遊び部をカットして歯高を低くすると共に、歯底の逃し部を曲率の大きな曲面形状に拡大して形成したことを特徴とする遊星型傾斜ロール圧延機のフェイスギヤーの歯型である。
【0005】
【発明の実施の形態】本願発明を図面を参照して説明する。図1は、遊星型傾斜ロール圧延機のロール側とロールヘッド側のフェイスギヤーの噛み合わせ状態の歯型を概略的に図示する本発明の説明図であり、ロール側のフェイスギヤーの歯型とロールヘッド側のフエィスギヤーの歯型を示す。図2は本発明を適用する遊星型傾斜ロール圧延機の概略断面図で、図3はロールヘッド及びロールのフェイスギヤー部の拡大図を示す。
【0006】図2に示すように遊星型傾斜ロール圧延機はガイドチューブ13に通した被加工材の周囲を傾斜して回転する3本のロールヘッド14でロール17をクランピングロッド15で引き付けクランプし、ロールヘッド14のフェイスギヤー16でロール17を被加工材の周りに回転させて、3本のロール17の自転と公転により被加工材を圧延するものである。
【0007】本発明はこの図2のロールヘッド14のフェイスギヤー16とロールのフェイスギヤーの歯型部17に関するものであり、その詳細を図1で説明する。図1において1はロール側のフェイスギヤーの歯型で、2はロールヘッド側のフェイスギヤーの歯型である。3は従来の歯先を示し、6は本発明による改良後の歯先を示す。通常、ロール側のフェイスギヤーの歯とロールヘッド側のフェイスギヤーの歯の間には、歯先の荷重応力を分散させるために相互の歯先と歯底部分にはお互いを非接触として荷重が掛からないようにした遊び部5が形成されている。
【0008】本発明は従来のフェイスギヤーのこの遊び部5における歯先の歯先カット部分7をカットして歯高を低くして改良した新歯先6とするものである。
【0009】さらに、本発明はフェイスギヤーの歯底部分の形状を改良するもので、遊び部5に対応する歯底4の遊びを拡大して、歯底拡大カット部9を除去して改良前の歯底4から改良後の新歯底8とし、新歯底8を逃し部10を曲率の大きな曲面形状に拡大する。
【0010】以上のように本発明により形成したロール側フェイスギヤーの歯型1とロールヘッド側フェイスギアーの歯型2では、相互の歯側面が磨耗して図1の点線で示す逃し部ライン12に達して最終的に相互の歯先が相手側の歯底に接触することになり、フェイスギヤーにガタ付きがくるまでの期間は大幅に延長される。
【0011】
【実施例】遊星型傾斜ロール圧延機(PSW200特型)の歯数72を有する径600mmのフェイスギヤーにおいて、図1に示すように、歯数72枚の全てのロール側フェイスギヤーの歯型1とロールヘッド側フェイスギアーの歯型2の歯先の遊び部5の起点部分から歯先部分を歯高さ1.2mmカットして歯先カット部分7とし、かつ、歯型1および歯型2の歯底4において歯底4の遊び部5の起点部分から曲率の大きな曲面形状に拡大して歯底拡大カット部10を除去していわゆる盗みと称する逃し部10の新歯底8に形成した。この新歯型のフェイスギヤーと従来の歯型のフェイスギヤーを設けた遊星型傾斜ロール圧延機で鋼種として軸受鋼、CRMO鋼、 SCR鋼、炭素鋼、その他で、圧延サイズφ85〜φ200 mmの鋼材に圧鍛した各歯型のフェイスギヤーのガタ付きを生じるまでの寿命を比較して表1に示す。
【0012】
【表1】

【0013】以上のとおり、本発明の歯型のフェイスギアーの寿命は従来の歯型のフェイスギヤーの歯型に比して5割増で、その効果は極めて大きい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の歯型を形成した遊星型傾斜ロール圧延機のフェイスギヤーはその寿命が約5割も延びる極めて優れた効果を有し、ロールやロールヘッドのフェイスギヤーの取替えを頻繁にする必要がなくなり、交換のための作業負担およびコストが大幅に削減される。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013