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発明の名称 スローアウェイ式ラジアスエンドミル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−156616
公開日 平成10年(1998)6月16日
出願番号 特願平8−340637
出願日 平成8年(1996)12月5日
代理人
発明者 長島 由光 / 菅野 悦臣
要約 目的
スローアウェイ式ラジアスエンドミルに工具本体中心付近まで切れ刃を設け、突き加工・ドリル加工・肩削りに適したスローアウェイ式ラジアスエンドミルを提供することを目的とする。

構成
複数のスローアウェイチップを有するスローアウェイ式ラジアスエンドミルにおいて、第1のチップとして丸チップを用い、第2のチップとして円弧側面とこれに連なる直線状側面とから成るチップを用いて、前記直線状側面を工具本体中心軸付近まで延ばし、かつ、前記中心軸付近に位置するコーナ部に面取り刃を設けることにより構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数のスローアウェイチップを有するスローアウェイ式ラジアスエンドミルにおいて、第1のチップとして丸チップを用い、第2のチップとして、円弧側面とこれに連なる直線状側面とから成り、前記直線状側面を工具本体中心軸付近まで延ばし、前記中心軸付近に位置する円弧側面の一部に面取り刃を設けたことを特長とするスローアウェイ式ラジアスエンドミル。
【請求項2】 請求項1記載のスローアウェイ式ラジアスエンドミルにおいて、第2チップの円弧側面の一部の円弧部を略半分としたことを特長とするスローアウェイ式ラジアスエンドミル。
【請求項3】 請求項1乃至2記載のスローアウェイ式ラジアスエンドミルにおいて、工具本体へのチップの取付る軸方向すくい角を負にしたことを特長とするスローアウェイ式ラジアスエンドミル。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フライス工具とした用いる多機能なスローアウェイ式ラジアスエンドミルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、丸チップを用いたスローアウェイ式エンドミルは、特開平4−93110号の従来技術に記載されているような、ストレートシャンクを有する工具本体の先端部に丸チップを止めネジやクランプ駒により着脱可能に取り付けられている。このラジアスエンドミルは、フライス盤やマシニングセンターにて、工具中心線と直交方向の横送り方向にて肩削りや溝削り加工に用いられている。これらの工具は、丸チップの特徴である刃先強度が優れ、切り込み深さが浅い場合等において、実質的にコーナー角大きくとれることから難削材の加工、金型材の高送り加工に用いられている。また、丸チップを改良したものとして実開平5−41622号に開示されている小判型のスローアウェイチップを用いた例がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の丸チップからなるスローアウェイ式ラジアスエンドミルでは、工具本体中心付近まで切れ刃がなく、突き加工・ドリル加工では深さの制限があり、工具本体とスローアウェイチップの突き出し量以下の深さまでしか突き加工・ドリル加工出来ない欠点がある。また、小判型のスローアウェイチップを用いた場合にはチップが大きく、その分バックメタルが小さくなる等の問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため、本願発明では、複数のスローアウェイチップを有するスローアウェイ式ラジアスエンドミルにおいて、第1のチップとして丸チップを用い、第2のチップとして円弧側面とこれに連なる直線状側面とから成るチップを用いて、前記直線状側面を工具本体中心軸付近まで延ばして切り刃とし、工具本体中心軸付近に位置するコーナ部に面取りを設けたことを特長とするスローアウェイ式ラジアスエンドミルである。また、第2チップは円弧側面の一部の円弧部を略半分として、省スペースをはかっても良い。更に、工具本体へのチップを取付る軸方向すくい角を負にしたことを特長とするものである。
【0006】
【作用】最初に、第2のチップを工具本体中心軸付近まで延ばして切り刃とし、面取り刃を設けたことにより、突き加工やドリル加工の様に下穴がなくても直接切り込みができるようになる。また、ブレーカ溝により、軸方向切削時における切り屑の排出方向を工具回転中心軸方向とすることが出来切り屑がワーク立壁と接触することを防止する。また、ブレーカ溝を設けることによりすくい角をよりポジに出来るため快削性を向上することが出来る。次に、深彫り加工時には、突き出し量が長くなるため、工具のたわみ量が問題となる。たわみ量が多く、それを原因として切削中にビビリが発生した場合には、軸方向すくい角が正ではチップが引っ張られる方向に力が働くため、工具本体よりチップが抜けだす場合があるが、本願発明では軸方向すくい角を負とする事により、反対の方向に作用するため抜けだすことがない。また、第2のチップを工具本体へ取り付ける場合、切り刃稜線を心上がりさせることが可能となり、工具本体のバックメタルが大きく設けられることとなる。よって工具本体の剛性アップが計れる。また、第1チップ、第2チップのそれぞれ切り刃稜線に沿ってブレーカ溝を設けて切削抵抗を軽減しても良い。
【0007】
【実施例】本発明例を図1〜図5に示す。図1は、第1のチップの正面図を示し、一般的に用いられている丸チップである。図2は、第2のチップで円弧状側面とそれに連なる直線状側面を設けた、必要に応じて面取り刃を設けても良い。これらのチップを工具本体に組み込んだ例を図3に、図3の背面図を図4に、更にその底面視を図5に示す。
【0008】これらの図より、ストレートシャンク1を有する工具本体2の先端部3に、第1チップ4、すなわち丸チップを止めネジ5をかいして着脱可能に取り付け、第2チップ6は、略1/2円弧側面とこれに連なる直線状側面とから成るチップを用いて、中央取付穴を介して同様にネジ止めされている。この第2チップ6の直線状側面は、工具本体1の中心軸付近まで延びており、この中心軸付近に位置するコーナには面取り刃7が設けてある。
【0009】次に、本発明例を切削データをもとに説明する。図6は、上記本発明例を用い、肩削り切削において送り限界をテストしたものである。工具径50φ、切削速度170m/min、軸方向切り込み深さ5mm、径方向切り込み深さ30mm、乾式、ダウンカット、被削材はS50Cで、1刃あたりの送り量fzを変化させて行った。その結果を図7に示す。尚、比較のため、丸チップのみの同様刃型のもの(以後、エンドミル■と略称する。)、及び、一般に市販されている4角形チップを用いたスローアウェイ式エンドミル(以後、エンドミル■と略称する。)の2種類を同様にテストした。図7より、本発明例のエンドミルでは、fz=0.6mm/刃まで安定して切削が出来、エンドミル■は本発明例とほぼ同様な性能を示したが、エンドミル■はfz=0.3mm/刃が限界であった。
【0010】続いて、図8に示す突き加工の加工深さ限界についてテストした。先の工具を用い、切削速度170m/min、径方向切り込み深さ30mm、ピック量20mm、乾式、ダウンカット、被削材はS50Cで行った。突き加工においては、エンドミル■、■は中心軸付近まで切り刃がないため実質的に工具本体とスローアウェイチップの突き出し量以下の深さまでしか行えないが、本発明例では切り込み幅、ピック量に関係なく突き加工が可能であり、図9に示すように深さ20mmまで加工でき、継続して加工可能である。また、この際ビビリ等の振動も少なく、チップの抜けもなく、安定した切削ができた。
【0011】
【発明の効果】上記説明したように、本発明を適用することにより、横送り切削における高送り可能な切削性能を維持しつつ、かつ、突き加工にも十分な性能を備えた多機能工具として使用することが出来、工具本数の低減を計ることができる。




 

 


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