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発明の名称 空調装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−202216
公開日 平成10年(1998)8月4日
出願番号 特願平9−7342
出願日 平成9年(1997)1月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修 (外1名)
発明者 大野 項司 / 門脇 あつ子 / 中城 優
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 吸気部から吹き出し部にわたる通風経路中に、前記吸気部から空気を吸い込むと共に、吸い込まれた空気を前記吹き出し部から吹き出すように通風させる通風ファンと、吸い込まれた空気を空調処理する空調手段とが備えられた空調装置であって、前記通風経路中に配置される部材の表面が、塵埃の付着防止用のコーティング材にて被覆されている空調装置。
【請求項2】 前記コーティング材がフッ素樹脂で構成されている請求項1記載の空調装置。
【請求項3】 前記コーティング材にて被覆される部材が、前記吸気部に設けられたエアーフィルターである請求項1又は2記載の空調装置。
【請求項4】 前記コーティング材にて被覆される部材が、前記吹き出し部に設けられた吹き出し方向調整部材である請求項1、2又は3記載の空調装置。
【請求項5】 前記コーティング材にて被覆される部材が、前記通風ファンの回転羽根である請求項1、2、3又は4記載の空調装置。
【請求項6】 前記空調手段が、燃料を燃焼させて発生する熱により空気を加熱する燃焼式加熱手段である請求項1、2、3、4又は5記載の空調装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気部から吹き出し部にわたる通風経路中に、前記吸気部から空気を吸い込むと共に、吸い込まれた空気を前記吹き出し部から吹き出すように通風させる通風ファンと、吸い込まれた空気を空調処理する空調手段とが備えられた空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記空調装置において、従来では、前記通風経路中に配置される部材、例えば、エアーフィルター、吹き出し方向調整部材等は、加工成形し易く、且つ、所定の機械的強度を有する合成樹脂材等や金属材にて形成される構成となっていた。又、これらの部材の表面に、例えば空気中の油成分等による化学変化が少なく且つ温度変化に対して耐久性に優れた合成樹脂、例えば、アクリル樹脂等を利用した塗料が塗布される場合もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の空調装置は、空気を吸気して内部を通風させて吹き出し部から吹き出す構成であることから、空気中に含まれる浮遊塵埃や油分も共に吸気されることになる。従って、装置の使用に伴って、比較的短時間でこのような塵埃が上述したような通風経路中に配置される部材の表面に付着して堆積してしまうことがある。このように塵埃が付着して堆積すると、通風経路における通風抵抗が大きくなって、通風ファンによる通風量が所定通風量から低下して、空調性能が初期の目標を達成できないものになるおそれがあった。そこで、このような不利を回避するために、付着堆積した塵埃を取り除く除去作業やあるいは部材の交換等を行う必要があり、比較的短時間で堆積することから、このような塵埃除去の為の清掃作業や交換作業等のメンテナンス作業を頻繁に行わなければならず、この作業が煩わしいものとなる不利があった。
【0004】本発明はかかる点に着目してなされたものであり、その目的は、長期間にわたって初期の空調性能を維持することができるものでありながら、メンテナンス作業の煩わしさを極力、少ないものにして使い勝手のよい空調装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構成によれば、吸気部から吹き出し部にわたる通風経路中に、前記吸気部から空気を吸い込むと共に、吸い込まれた空気を前記吹き出し部から吹き出すように通風させる通風ファンと、吸い込まれた空気を空調処理する空調手段とが備えられた空調装置において、前記通風経路中に配置される部材の表面が、塵埃の付着防止用のコーティング材にて被覆されることになる。
【0006】このように、空気が通流する通風経路中に配置される部材の表面に塵埃の付着防止用のコーティング材が被覆されることから、空気中に含まれた浮遊塵埃がこれらの部材の表面に付着しようとしても、上記コーティング材にて防止されるので、比較的短時間で塵埃が付着堆積することを防止できる。
【0007】従って、付着堆積した塵埃を取り除く除去作業やあるいは部材の交換等のメンテナンス作業を頻繁に行う必要がなく、煩わしさの少ない状態で、初期の空調性能を極力長く維持できることになる。
【0008】請求項2に記載の特徴構成によれば、前記コーティング材がフッ素樹脂で構成されている。フッ素樹脂、特に、ポリテトラフルオルエチレン(商品名:テフロン)等は非粘着性が高く、いかなる物質も粘着しない性質を有することから、このようなフッ素樹脂を用いたコーティング材を用いることで、塵埃が付着することを有効に防止することができる。
【0009】請求項3に記載の特徴構成によれば、前記吸気部に設けられたエアーフィルターが、前記コーティング材にて被覆されることになる。従って、装置外部の空気が吸気され、空気中の塵埃等が最も付着し易い箇所である前記エアーフィルターに、塵埃の付着防止用のコーティング材が被覆されることから、エアーフィルターに塵埃が付着しにくくなり、エアーフィルターの塵埃除去作業の頻度が少ないものになってメンテナンス作業の煩わしさが少ないものになる。
【0010】請求項4に記載の特徴構成によれば、前記吹き出し部に設けられた吹き出し方向調整部材が、前記コーティング材にて被覆されることになる。吹き出し部においては、装置内部側から外方側に向けて空気が吹き出される箇所であることから、塵埃が付着するのは、装置内部側に位置する箇所であり、装置外方側から清掃作業を行い難いものであり、この部材は、一度取り外した後に清掃作業等を行う必要があるが、このような箇所に、塵埃の付着防止用のコーティング材が被覆されることから塵埃が付着し難くなり、メンテナンス作業の煩わしさが少ないものになる。
【0011】請求項5に記載の特徴構成によれば、前記通風ファンの回転羽根が前記コーティング材にて被覆されることになる。回転羽根は高速で回転することから塵埃が付着し易く、しかも、装置の内奥側に配置されることが多いものであり、清掃を行う場合は、それを囲う複数の部材を取り外す必要があって煩わしい作業となるが、塵埃の付着防止用のコーティング材が被覆されることから、回転羽根に塵埃が付着し難く、メンテナンス作業の煩わしさが少ないものになる。
【0012】請求項6に記載の特徴構成によれば、前記空調手段が、燃料を燃焼させて発生する熱により空気を加熱する燃焼式加熱手段である。このような燃焼式加熱手段を用いる場合には、吸気される空気が、燃料の燃焼用空気に利用されることになるので、塵埃の付着等に起因して通風量が初期設定量より低下すると、燃焼性能が悪化して不完全燃焼を起こすおそれがあるが、通風経路中の部材に塵埃が付着し難いコーティング材が被覆されることから、塵埃の付着に起因した不完全燃焼を起こすおそれを少ないものにできて、長期間にわたって極力良好な燃焼状態(空調性能)を維持できるものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空調装置の一例としての温風暖房器について説明する。先ず、図1及び図2に基づいて、温風暖房器の全体構成について説明する。図1及び図2に示すように、前壁の下部に温風吹き出し部21を形成し且つ後壁に、吸気部としての二つの空気吸込部22a,22bを形成したケーシング23の内部空間に、通風する空気を加熱するガス燃焼式の加熱手段としてのガスバーナG等を内装した燃焼ブロックFと、空気吸込部22a,22bから吸い込んだ暖房対象室の空気の一部を燃焼用空気としてガスバーナGに供給し、且つ、残部をガスバーナGによる生成燃焼ガスに混合してその混合気を温風吹き出し部21から暖房対象室(装置外部)に吹き出すように通風する通風ファンとしてのシロッコファン24と、温風暖房器の各種制御を司る制御装置や燃料ガス供給装置D等を内装した制御ブロックSとを設けてある。図中Tは暖房対象室の温度を検出する温度センサーである。又、空気吸込部22a,22bには除塵用エアーフィルター40を備え、温風吹き出し部21には、温風の吹き出し方向を調整する吹き出し方向調整部材41を備えている。前記除塵用エアーフィルター40は、図3に示すように、格子状の網目構造に構成してあり、通風が円滑に行えると共に、比較的大きめの塵埃が装置内に侵入するのを防止するようにしている。
【0014】次に、図1及び図2に基づいて、燃焼ブロックFについて説明を加える。ガスバーナGにより生成された燃焼ガスを温風吹き出し部21に導く燃焼ガス流路Pを、流路形成材25により、燃焼ガスを上方に流動させた後、下方に流動させる往復流路状に形成してある。尚、流路形成材25は、一方の開口端部をガスバーナGにおけるバーナケーシング1の上部開口1uに連通接続し、他方の開口端部を温風吹き出し部21に連通接続してある。
【0015】バーナケーシング1及び流路形成材25の外周を囲む状態で、外周部材26を配設して、バーナケーシング1及び流路形成材25夫々と外周部材26との間に、冷却用空気を上方に流動させた後、下方に流動させる往復流路状の冷却用空気流路Rを形成してある。又、仕切り材27により、バーナケーシング1の内部空間及び冷却用空気流路Rに連通する空気供給部Kを形成してある。シロッコファン24の送出空気を空気供給部Kに供給するように、シロッコファン24を仕切り材27に接続してある。又、バーナケーシング1の下部開口1d及び冷却用空気流路Rの流路始端部夫々には、整流用のパンチング板12及び28の夫々を設けてある。
【0016】燃焼ガス流路Pにおける燃焼ガスが下方に流動する復流路部Prを形成する流路形成材25の4側面部夫々には、複数のスリット状開口部29を形成してある。スリット状開口部29により、燃焼ガス流路Pにおける復流路部Prと冷却用空気流路Rにおける復流路部Rrとを連通させている。
【0017】空気供給部Kと燃焼ガス流路Pにおける復流路部Prとを仕切る流路形成材25における側面部には、複数のスリット状開口部30を形成してある。即ち、シロッコファン24の送出空気を、空気供給部Kから燃焼ガス流路Pにおける復流路部Prに供給するようにしてある。
【0018】即ち、シロッコファン24は、ガスバーナGに燃焼用空気を吐出し、且つ、冷却用空気流路Rに冷却用空気を吐出して、燃焼ガス流路Pを流動するガスバーナGからの生成燃焼ガスにスリット状開口部29を通じて冷却用空気流路Rを流動する冷却用空気を供給し、並びに、スリット状開口部30を通じて燃焼ガス流路Pにおける復流路部Prに冷却用空気を吐出し、それら生成燃焼ガスとスリット状開口部29及びスリット状開口部30夫々からの冷却用空気との混合気を、温風吹き出し部21から吐出する。
【0019】次に、図4ないし図6に基づいて、ガスバーナGの具体構成について説明する。先ず、ガスバーナGの全体構成について説明する。
【0020】図中の1は、バーナケーシングであり、そのバーナケーシング1の正面視における左右方向(以下、左右方向と略記する)の中心に中心縦壁1Aを立設して、バーナケーシング1内に左右二つのバーナ空間を形成してある。そして、左右二つのバーナ空間夫々に対して同一構成で、上下方向に上から順に、バーナ部A、そのバーナ部Aに対して混合ガスを上方方向に供給する混合ガス供給部B、燃料ガスと燃焼用空気とを混合する混合部Mを配設してある。又、図6中に示すDは、左右両側の混合部M,Mに燃料ガスを供給する燃料ガス供給装置である。
【0021】次に、バーナ部Aについて具体的に説明する。バーナ部Aは、バーナ空間上方部に、長手方向視の縦断面形状が概ねV字形状の噴出部形成用壁体2を、その長手方向を前記左右方向に沿わす状態で設け、その噴出部形成用壁体2に、上下2段のガス噴出部4A,4Bを設けるとともに、噴出部形成用壁体2の内部の空間を燃焼空間3とすることにより構成してある。つまり、混合ガス供給部Bから供給される混合ガスを噴出する二つの混合ガス噴出部4A,4Bを、混合ガス供給部Bの混合ガス供給方向に並置する状態で且つ燃焼空間3に噴出する状態で、噴出部形成用壁体2に上下2段に設けてある。以下、混合ガス供給方向において上手側に位置する混合ガス噴出部4Aを、下部混合ガス噴出部4Aと、及び、下手側に位置する混合ガス噴出部4Bを、上部混合ガス噴出部4Bと称する。
【0022】次に、噴出部形成用壁体2について具体的に説明する。噴出部形成用壁体2は、混合ガス供給部Bの混合ガス供給方向に直交又はほぼ直交する姿勢で設けた底部2aと、前記長手方向視おいて、底部2aの両側縁部夫々から上側に延びる姿勢で且つ上側ほど離れる傾斜姿勢で延設した下部傾斜壁2b,2bと、下部傾斜壁2b,2b夫々の上側縁部から外側に延設した下部段部2c,2cと、下部段部2c,2c夫々の外側縁部から上側ほど離れる傾斜姿勢で延設した上部傾斜壁2d,2dと、上部傾斜壁2d,2d夫々の上側縁部から外側に延設した上部段部2e,2eを備える状態で形成してある。そして、上部段部2e,2e夫々の外側縁部をバーナケーシング1の上側縁部に接続してある。
【0023】噴出部形成用壁体2の底部2aにおける、底部2aと両側の下部傾斜壁2b,2bとの接続部分夫々に近接する位置夫々には、前記長手方向に沿って複数の混合ガス噴出孔を等間隔に列状に配置した混合ガス噴出孔列4vを形成してある。又、下部傾斜壁2b,2b夫々における、前記接続部分に近接する位置に、混合ガス噴出孔列4wを形成してあり、上部傾斜壁2d,2d夫々には、6列の混合ガス噴出孔列4f,4g,4h,4i,4j,4kを上下方向に並設する状態で形成してある。
【0024】尚、混合ガス噴出孔列4wの混合ガス噴出孔の配列ピッチは、混合ガス噴出孔列4vの混合ガス噴出孔の配列ピッチの2倍になる状態で形成してある。又、混合ガス噴出孔列4f,4g,4h,4i,4j,4kは、隣接する混合ガス噴出孔列夫々の混合ガス噴出孔が互いに食い違い状態で千鳥状になるように形成してある。又、各混合ガス噴出孔列の混合ガス噴出孔の孔径は、例えば、混合ガス噴出孔列4vにおいては1.5mm、混合ガス噴出孔列4w,4f,4g,4h,4i夫々においては1.2mm、混合ガス噴出孔列4jにおいては1.3mm、混合ガス噴出孔列4kにおいては1.4mmとしてある。
【0025】つまり、下部混合ガス噴出部4Aを、両側の混合ガス噴出孔列4v及び4wから構成してあり、又、上部混合ガス噴出部4Bを、両側の混合ガス噴出孔列4w,4f,4g,4h,4iから構成してある。従って、下部混合ガス噴出部4Aは、混合ガスを前記混合ガス供給方向上手側から下手側に向けて下部傾斜壁2bに沿わす状態で噴出して、火炎を下部傾斜壁2bに沿わせて形成するように構成してある。
【0026】次に、混合ガス供給部Bについて具体的に説明する。噴出部形成用壁体2の裏面とバーナケーシング1の内面とにより噴出部形成用壁体2の外側(燃焼空間3とは反対側)に形成される空間を混合ガス供給部Bとしてあり、更に、混合ガス供給部Bにおいては、噴出部形成用壁体2の裏面における下部段部2cの外側縁部と上部傾斜壁2dの下側縁部との接続箇所夫々から、下方側に、隔壁体5,5夫々を延設することにより、下部混合ガス噴出部4Aに臨む部分と、上部混合ガス噴出部4Bに臨む部分とに区画してあり、又、隔壁体5,5夫々の下側縁部に、多数の孔を穿設したパンチング板6を架設してある。
【0027】つまり、混合ガス供給部Bは、後述する混合部Mから上方に流動してくる混合ガスを下部混合ガス噴出部4A及び上部混合ガス噴出部4B夫々に対して、パンチング板6による流量抑制作用により、下部混合ガス噴出部4Aに供給する混合ガスの供給圧が上部混合ガス噴出部4Bに供給する混合ガスの供給圧よりも低くなる状態で供給するように構成してある。具体的には、パンチング板6の孔の個数及び孔径を適宜設定することにより、下部混合ガス噴出部4Aに対する供給圧と上部混合ガス噴出部4Bに対する供給圧との比が、1対2になるようしてある。
【0028】従って、下部混合ガス噴出部4Aから噴出される混合ガスの噴出流速を、上部混合ガス噴出部4Bから噴出される混合ガスの噴出流速よりも遅くすることにより、混合ガス供給量が多い高インプットの場合においても、下部混合ガス噴出部4Aから噴出される混合ガスをリフトのない状態で安定燃焼させて、その安定燃焼火炎の保炎作用により、上部混合ガス噴出部4Bから噴出される噴出流速の速い混合ガスを安定燃焼させてガスバーナ全体として安定燃焼させることができるのである。更に、下部混合ガス噴出部4Aにて形成される火炎は、前記混合ガス供給方向上手側から下手側に向けて下部傾斜壁2bに沿う状態となり、その火炎は、上部混合ガス噴出部4Bから噴出された直後の混合ガスに接触するので、前記保炎作用を一層効果的に作用させることができる。
【0029】従って、混合ガスとして空気過剰率の高い希薄混合ガスを使用しても、広い範囲のインプットにわたって安定燃焼させることができるので、ターンダウン比を大きくすることができ、しかも、NOxの発生を抑制することができるのである。
【0030】次に、混合部Mについて具体的に説明する。混合部Mは、バーナ空間における混合ガス供給部Bの下方部分において、前記左右方向に沿った幅狭流路Rnを前記長手方向視おいてほぼ中央に形成すべく、両側のバーナケシング1夫々に前記左右方向に沿わす状態で取り付けた長尺状の幅狭流路形成板7,7と、前記長手方向視おいて両側に分割流路Rbを形成すべく、前記左右方向に沿わす状態で幅狭流路形成板7の上方に配設した長尺状の流路分離板8と、その流路分離板8の上方に取り付けた整流用のパンチング板9とから構成している。
【0031】混合部Mに燃料ガスを噴出する燃料ガス噴出管10を、前記幅狭流路Rnに沿わす状態でその下方に配設してある。その燃料ガス噴出管10には、その長手方向に沿って多数の燃料ガス噴出孔10a,10aを、両側の幅狭流路形成板7,7に向けて燃料ガスを噴出するように列状に形成してある。
【0032】つまり、混合部Mにおいては、燃料ガス噴出孔10a,10aから噴出された燃料ガスと、その燃料ガスに対して空気供給部Kを通じて下方側からシロッコファン24により供給された燃焼用空気とは、幅狭の幅狭流路Rn及び分割流路Rbを通過する過程で、混合が促進されるとともに、更に、幅狭流路Rnと分割流路Rbとにより形成される蛇行流路による乱流化作用と長流路化作用とにより、更に混合が促進される。もって、混合部Mを、混合ガスにおける燃料ガスと燃焼用空気との混合状態が良好となるように構成してある。
【0033】次に、図6に基づいて、燃料ガス供給装置Dについて具体的に説明する。尚、以下の説明においては説明を明瞭にするため、バーナケーシング1の正面視において、左右両側のバーナ空間夫々に設けた燃料ガス噴出管を夫々、10L,10Rと称する。
【0034】燃料ガス供給管13に、比例弁14を介装するとともに、その比例弁14の下手側で燃料ガス供給管13を分岐管13Lと13Rとに分岐し、分岐管13Lを燃料ガス噴出管10Lに、及び、分岐管13Rを燃料ガス噴出管10Rに夫々接続し、分岐管13Lに開閉弁15を介装して、燃料ガス供給装置Dを構成してある。尚、比例弁14及び開閉弁15は、制御ブロックS内に設けてある。
【0035】前記制御装置は、暖房対象室の温度が図示しない暖房温度設定器により設定された目標温度になるように比例弁14の開度を調整するように構成されている。尚、ガスバーナの近傍には点火用イグナイタが設けられ、運転開始が指令されると、制御装置はこのイグナイタの点火動作を実行するようになっている。
【0036】このようにして、この温風暖房器においては、シロッコファン24によって前記空気吸込部22a,22bから空気が吸気されて、吸い込まれた空気がガスバーナGにて加熱され、温風吹き出し部21から温風が吹き出されることになる。従って、ガスバーナGが空調手段を構成することになる。そして、この温風暖房器には、空気が通風される通風経路中に配置されて空気中の塵埃が付着しやすい箇所に位置する部材、つまり、図7(イ)、(ロ)に示すように、空気吸込部22a,22bにおけるエアーフィルター40及び温風吹き出し部21における吹き出し方向調整部材41の夫々の表面が、塵埃の付着防止用のコーティング材としてのフッ素樹脂COにて被覆されている。前記フッ素樹脂COとして、具体的には、例えば、非粘着性が最も優れているポリテトラフルオルエチレン(PTFE)(商品名:テフロン)が用いられる。
【0037】このようなフッ素樹脂コーティングによる塵埃付着状況についての本出願人による実験結果を以下に説明する。
【0038】本出願人は、網目構造のエアーフィルター40に、従来用いられていたアクリル樹脂による塗装を施したものと、フッ素樹脂コーティングを施したものとについて、塵埃の付着状況に関する比較実験を行った。具体的に説明すると、アクリル樹脂を塗装したエアーフィルター40と、フッ素樹脂コーティングを施したエアーフィルター40の夫々に対して、植物油0.05グラム、ほこり0.4グラム、合計0.45グラムを付着させて、家庭用の電気掃除機で装置外方側から吸引し、吸引前後の付着塵埃量を比較した。図8に上述したような塵埃付着動作を行った回数毎の残存塵埃量の図表を示しており、図9に前記残存塵埃量のグラフを示している。この実験結果により、アクリル樹脂を塗装したエアーフィルター40に対して、フッ素樹脂コーティングを施したエアーフィルター40の場合には、残存塵埃量が約1/5〜1/10程度に減少していることが検証された。従って、塵埃の除去作業等のメンテナンス作業の回数がそれだけ少なくなり、使い勝手のよいものとなる。
【0039】〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、空気吸込部におけるエアーフィルター40と、温風吹き出し部における吹き出し方向調整部材41とにフッ素樹脂コーティングが施される構成としたが、エアーフィルター40又は吹き出し方向調整部材41のうちのいずれか1つにのみコーティングが施される構成としてもよく、あるいは、これらの部材だけでなく、シロッコファン24(通風ファン)にて通風される通風経路中に配置される他の部材、例えば、シロッコファン24の回転羽根、前記各パンチング板、各仕切り板等の各部材のいずれかに、又はそれらの全てに、フッ素樹脂コーティングを施す構成としてもよく、このようにすれば、更に、装置内部での塵埃の堆積が防止できて、より空調性能を長期にわたって良好な状態を維持できるものとなる。
【0040】(2)上記実施形態では、フッ素樹脂としてポリテトラフルオルエチレン(PTFE)を用いたが、これに限定されるものではなく、その他のフッ素樹脂、例えば、ポリテトラフルオルエチレンとヘキサフルオルエチレンとの共重合物や、ポリクロルトリオルエチレン等の各種のフッ素樹脂を用いてもよく、あるいは又、フッ化ピッチ等を用いてよい。ピッチとは、縮合多環芳香族化合物の混合物であり、フッ化ピッチとは、石炭系のピッチとフッ素ガスとを直接反応させて生成される物質で、前記ポリテトラフルオルエチレンに代替可能なものである(尚、作製方法の詳細は、1993年発行の「月刊 新素材」vol.4、NO.7、37〜40ページ参照)。
【0041】(3)上記実施形態では、空調手段として、ガス燃焼式の加熱手段(ガスバーナ)を例示したが、石油燃焼式の加熱手段であってもよく、このような燃料燃焼式の加熱手段に限らず、電気ヒータやセラミックヒータ等の加熱手段であってもよい。
【0042】(4)上記実施形態では、空調装置として温風暖房器を例示したが、暖房器に限らず、冷房装置や空気清浄器等他の空調装置であってもよい。
【0043】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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