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発明の名称 柱状体の樹脂被覆層剥離方法及び樹脂被覆層剥離装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−71593
公開日 平成10年(1998)3月17日
出願番号 特願平8−227947
出願日 平成8年(1996)8月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修 (外1名)
発明者 本岡 俊次
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 柱状体の外周面に設けられた樹脂被覆層を周方向の複数箇所で、柱状体の長手方向に沿って切断し、分断された各樹脂被覆層列を夫々前記柱状体からその長手方向に沿って剥離する柱状体の樹脂被覆層剥離方法。
【請求項2】 柱状体を挿通自在な挿通部を設け、その挿通部に前記柱状体を挿通させる状態で、柱状体の外周面に設けられた樹脂被覆層を前記柱状体の軸芯方向への相対移動により切断する切断手段を、前記柱状体の周囲に複数配設すると共に、前記切断手段により分断された各樹脂被覆層列を前記相対移動操作に伴って、夫々前記柱状体から剥離する剥離手段を設けてある柱状体の樹脂被覆層剥離装置。
【請求項3】 前記切断手段が刃部を有する切断部材とその刃部を前記樹脂被覆層に押圧させる押圧力付与機構で構成されると共に、前記剥離手段が柱状体の外周面に沿うような形状の刃部を有する剥離部材とその刃部を前記柱状体の外周面に圧接させる圧接力付与機構で構成される請求項2記載の柱状体の樹脂被覆層剥離装置。
【請求項4】 前記切断手段及び前記剥離手段に対して前記柱状体を軸芯方向に相対移動させる駆動手段を更に設けてある請求項2又は3記載の柱状体の樹脂被覆層剥離装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂で被覆された金属ガス管や金属棒等の柱状体の樹脂被覆層剥離方法及び樹脂被覆層剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】腐食防止等のためポリエチレン等の樹脂で被覆された金属管等がガス管などに使用されているが、かかるガス管等から金属を回収する場合、樹脂成分が不要となるため、樹脂被覆層を金属ガス管等から剥離する必要がある。しかしながら、このような樹脂被覆層と金属管は密着力が強いため、カッター等で適当に切り込みを入れただけでは、樹脂被覆層の剥離が困難であった。また、従来から存在するような、単一の切断刃により被覆層を切断しながら樹脂被覆層を剥離する装置を用いる場合でも、上記と同様に密着力が強いため樹脂被覆層が一部剥離せずに表面に残存するというような問題があった。
【0003】これに対して、加熱により樹脂を溶融させて回収する方法や樹脂を燃焼させて除去する方法が考えられるが、次のような問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち、前者の場合では大量の熱エネルギーが必要となりコスト面で不利になり、後者の場合では樹脂自身を回収できず、また排ガス処理の問題も生じる。
【0005】従って、本発明の目的は、上記欠点に鑑み、樹脂被覆層と柱状体の密着力が強い場合であっても、スムーズに樹脂被覆層を剥離して分離でき、更にエネルギー的にも有利な柱状体の樹脂被覆層剥離方法及び樹脂被覆層剥離装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するための本発明の柱状体の樹脂被覆層剥離方法の特徴構成は、柱状体の外周面に設けられた樹脂被覆層を周方向の複数箇所で、柱状体の長手方向に沿って切断し、分断された各樹脂被覆層列を夫々前記柱状体からその長手方向に沿って剥離する点にある。
【0007】ここで、柱状体とは、中空(管状)又は中実の柱状体をいい、その断面形状も円形に限られず、楕円や多角形等でもよく、多少の曲がりも許容されるものである。また、切断は周方向の複数箇所で行われればよいが、切断箇所(分断数)を増やすほど各樹脂被覆層が平板状に近くなり、剥離時等に破断しにくくなるため、樹脂被覆層の厚みや強度等に応じて適宜調整すればよい。
【0008】また、本発明の柱状体の樹脂被覆層剥離装置の特徴構成は、柱状体を挿通自在な挿通部を設け、その挿通部に前記柱状体を挿通させる状態で、柱状体の外周面に設けられた樹脂被覆層を前記柱状体の軸芯方向への相対移動により切断する切断手段を、前記柱状体の周囲に複数配設すると共に、前記切断手段により分断された各樹脂被覆層列を前記相対移動操作に伴って、夫々前記柱状体から剥離する剥離手段を設けてある点にある。
【0009】前記切断手段は、刃部の位置が固定されたものであっても使用可能であるが、前記切断手段が刃部を有する切断部材とその刃部を前記樹脂被覆層に押圧させる押圧力付与機構で構成されることが、後述の作用効果より好ましい。また、前記剥離手段については、剥離部材の形状が特に限定されるものではなく、その刃部が特に鋭利でなくても使用可能であり、また位置固定されたものでも使用可能であるが、前記剥離手段が柱状体の外周面に沿うような形状の刃部を有する剥離部材とその刃部を前記柱状体の外周面に圧接させる圧接力付与機構で構成されることが、後述の作用効果より好ましい。
【0010】更に、前記切断手段及び前記剥離手段に対して前記柱状体を軸芯方向に相対移動させる駆動手段を更に設けてあることが、後述の作用効果より更に好ましい。ここで、駆動手段は、前記柱状体を移動させるものであっても、前記切断手段及び前記剥離手段を移動させるものであっても、その両者を移動させるものであってもよい。上記の構成による作用・効果は以下の通りである。
【0011】〔作用効果〕つまり、本発明の柱状体の樹脂被覆層剥離方法において、図1に示すように、柱状体1の外周面に設けられた樹脂被覆層2を周方向の複数箇所Pで、柱状体の長手方向に沿って切断することにより、複数に分断された帯状の樹脂被覆層2aを得ることができる。このような帯状の樹脂被覆層2aは切断箇所(分断数)を増やすほど各樹脂被覆層が平板状に近くなるため、分断された各樹脂被覆層列を夫々前記柱状体からその長手方向に沿って剥離すれば(2bの状態)、剥離の際又は剥離後に折れ曲がりにより樹脂膜に無理な外力がかかりにくくなり、樹脂膜が途中で破断しにくくなる。このとき、機械力による切断と剥離を行うだけであり、特に熱エネルギー等は必要としない。その結果、樹脂被覆層と柱状体の密着力が強い場合であっても、スムーズに樹脂被覆層を剥離して分離でき、更にエネルギー的にも有利な柱状体の樹脂被覆層剥離方法を提供することができた。
【0012】また、本発明の柱状体の樹脂被覆層剥離装置のように、柱状体を挿通自在な挿通部を設け、その挿通部に前記柱状体を挿通させる状態で、柱状体の外周面に設けられた樹脂被覆層を前記柱状体の軸芯方向への相対移動により切断する切断手段を、前記柱状体の周囲に複数配設することにより、柱状体の外周面に設けられた樹脂被覆層を周方向の複数箇所で、柱状体の長手方向に沿って切断することができ、前記と同様に複数に分断された帯状の樹脂被覆層を得ることができる。このような帯状の樹脂被覆層は切断箇所(分断数)を増やすほど各樹脂被覆層が平板状に近くなる。そこで、前記切断手段により分断された各樹脂被覆層列を前記相対移動操作に伴って、夫々前記柱状体から剥離する剥離手段を設けることにより、分断された各樹脂被覆層列を夫々前記柱状体からその長手方向に沿って剥離すれば、剥離の際又は剥離後に樹脂膜に無理な外力がかかりにくくなり、樹脂膜が途中で破断しにくくなる。このとき、前記剥離方法の場合と同様に、機械力による切断と剥離を行うだけであり、特に熱エネルギー等は必要としない。その結果、樹脂被覆層と柱状体の密着力が強い場合であっても、スムーズに樹脂被覆層を剥離して分離でき、更にエネルギー的にも有利な柱状体の樹脂被覆層剥離装置を提供することができた。
【0013】前記切断手段を刃部を有する切断部材とその刃部を前記樹脂被覆層に押圧させる押圧力付与機構で構成する場合、その押圧力により樹脂被覆層が確実に切断され易くなり、また柱状体の表面形状が多少起伏したり、柱状体の外径が多少変化しても、樹脂被覆層に対する押圧力が維持されるため樹脂被覆層を切断することができる。また、前記剥離手段を柱状体の外周面に沿うような形状の刃部を有する剥離部材とその刃部を前記柱状体の外周面に圧接させる圧接力付与機構で構成する場合、圧接力付与機構により剥離部材の刃部が柱状体の外周面に沿うように圧接させられるため、切り込みによる剥離作用が生じ、樹脂被覆層と柱状体の密着力が上記以上に強い場合であっても、スムーズに樹脂被覆層を剥離して分離できる。
【0014】更に、前記切断手段及び前記剥離手段に対して前記柱状体を軸芯方向に相対移動させる駆動手段を設ける場合、前記柱状体を軸芯方向に移動させることにより、前記切断及び前記剥離をその駆動力だけで行うことができる。また逆に、前記切断手段及び前記剥離手段を軸芯方向に移動させることによっても、同様の作用効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図2には、柱状体1を挿通自在な挿通部(図示されていない)を設け、その挿通部に前記柱状体を挿通させる状態で、柱状体の外周面に設けられた樹脂被覆層2を前記柱状体の軸芯方向への相対移動により切断する切断手段3を、前記柱状体1の周囲に複数配設すると共に、前記切断手段3により分断された各樹脂被覆層列2aを前記相対移動操作に伴って、夫々前記柱状体から剥離する剥離手段4を設けてある柱状体の樹脂被覆層剥離装置が示されている。
【0016】ここで、前記切断手段3は、刃部を有する切断部材3aとその刃部を前記樹脂被覆層に押圧させる押圧力付与機構3bで構成されており、具体的には例えばロータリカッターと、それを柱状体1の軸芯方向に押圧させるスプリングコイルなどから構成されるが、柱状体の軸芯方向への相対移動により樹脂被覆層を切断するものであれば、いずれも用いることができる。
【0017】また、前記剥離手段4は、例えば適当なトルクで分断された各樹脂被覆層列2aを前記相対移動操作に伴って、夫々前記柱状体から剥離できるものが用いられ、具体的にはトルクモータ等が挙げられる(図示されていない)。このときの巻き取り時の張力も、樹脂被覆層の厚みや強度等に応じて適宜調整すればよい。なお、剥離手段は、切断手段3により切断される部位にできるだけ近づいて配設することが、剥離方向(例えば半径方向)への力が大きくなるため好ましい。
【0018】上記装置の動作説明を行うと、柱状体1を挿通部に挿通させる状態で、前記柱状体1を軸芯方向への相対移動させると、切断手段3により柱状体1の外周面に設けられた樹脂被覆層2が柱状体の長手方向に沿って複数に切断される。分断された帯状の各樹脂被覆層列を前記相対移動操作に伴って、剥離手段4の巻き取りにより夫々前記柱状体からその長手方向に沿って剥離する。そのとき個々の樹脂膜が平面状に近いために無理な外力がかかりにくく、樹脂膜が途中で破断しにくくなる。このとき、機械力による切断と剥離を行うだけであり、特に熱エネルギー等は必要としない。つまり、上記装置により、本発明の柱状体の樹脂被覆層剥離方法が好適に実施しうる。
【0019】次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
〈1〉上述の本発明の実施の形態においては、切断手段としてローラカッターを用い、剥離手段として巻き取り装置を用いたものを例示したが、図3に示すように、切断手段3として通常のカッターを用い、剥離手段4として柱状体の外周面に沿うような形状の刃部を有する剥離部材4aとその刃部を前記柱状体の外周面に圧接させる圧接力付与機構4bで構成されるものであってもよい。
【0020】ここで、切断手段3として通常のカッターが用いられているが、この場合にも刃部を有する切断部材3a(カッター)とその刃部を前記樹脂被覆層に押圧させる押圧力付与機構3bで構成されている。
【0021】図4(a)には剥離手段4の斜視図が示されているが、このように刃部を設けて圧接させることにより、切り込みによる剥離作用が生じ、樹脂被覆層と柱状体の密着力が上記以上に強い場合であっても、スムーズに樹脂被覆層を剥離して分離できる。また、刃部の両端を支持するように支持部4cを設けてあるため、その間に剥離後の樹脂膜を誘導して装置外に排出等することができる。
【0022】また、図4(a)の剥離手段の代わりに、図4の(b)又は(c)のような剥離手段を用いることも可能である。図4の(b)の剥離手段は剥離部材4aの中央部に支持部4aを設け、板バネを圧接力付与機構4bとして設けたものであるが、この場合、図4の(a)と同様の位置に設置すると支持部4cが、樹脂膜の排出の邪魔になるため、支持部4cの位置が切断位置Pの下手に来るように配設したり、支持部4cに樹脂膜を切断する刃部を更に設けてもよい。図4の(c)の剥離手段は、先端に刃部を有しない剥離部材4aを片持ち軸で支持し、コイルバネで先端部を圧接させるものであるが、その場合、剥離した樹脂膜と柱状体の間に、剥離部材4aの先端部を嵌入させることにより、樹脂被覆層を剥離させることができる。このとき、樹脂被覆層の付着力が比較的弱い場合には、分断された樹脂被覆層の幅よりも剥離部材4aの幅よりも小さくても、剥離することができる。
【0023】〈2〉上述の本発明の実施の形態においては、剥離部材が一定形状を有するものを例示したが、図5に示すように剥離部材4aを柱状体の形状に沿って変形し得る線状のもので形成してもよい。具体的には中状体との摩擦力等により生じる引っ張り力に耐えうるピアノ線等により構成すればよく、好ましくはその両端部に圧接力付与機構4bを設けるとよい。上記の構成によると、柱状体の断面形状や外径等が多少変化しても、ピアノ線等がその表面に沿って存在するため、分断された樹脂被覆層を剥離することができる。
【0024】〈3〉上述の本発明の実施の形態においては、前記切断手段及び前記剥離手段に対して前記柱状体を軸芯方向に相対移動させる駆動手段を設けないものを例示したが、図6に示すような駆動手段を設けてもよい。駆動手段は3方支持のガイドローラG1とG2の間に設けられた、3方支持の駆動ローラRをチェーンを介してモータMで駆動させるというものである。このとき各ローラG1、G2、Rは、柱状体の外径の変化に対応して、位置変化できるように構成することが好ましい。また、剥離手段4とは別に、剥離後の樹脂膜を巻き取れるように、巻き取り手段5を設けてもよく、その場合、剥離後の樹脂膜をロール状にしてコンパクトに回収することができる。
【0025】〈4〉上述の本発明の実施の形態において、切断部材の刃部の高さを調整できるように構成してもよい。これにより、柱状体の断面形状やその大きさが変化しても、所望の切断を行うことができる。




 

 


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