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発明の名称 電気集塵エレメントの集塵部
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−235225
公開日 平成10年(1998)9月8日
出願番号 特願平9−44274
出願日 平成9年(1997)2月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】亀井 弘勝 (外1名)
発明者 渋谷 仁司 / 榎田 達海
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】電界を用いて塵埃を捕集する電極部(E1)を内部に収容したケーシング(20)と、このケーシング(20)の外壁部(21)に取り付けられた薄肉の弾性変形可能な把手(30)とを備えた電気集塵エレメントの集塵部(E) において、上記把手(30)は、掴み部(31)と、この掴み部(31)の両端に延設される延設部(32)とを含み、上記ケーシングの外壁部(21)は、上記把手(30)の延設部(32)を出入り自在に貫通させる貫通部(23)と、この貫通部(23)を通して延設部(32)がケーシング(20)内に挿入された状態で上記掴み部(31)を収容する収容凹部(24)とを含み、この収容凹部(24)には、収容された掴み部(31)を上記外壁部(21)の頂部(27)からの突出を回避した状態に保持する保持手段(26)が設けられていることを特徴とする電気集塵エレメントの集塵部。
【請求項2】上記保持手段は、掴み部(31)の縁部(31a) を弾力的に係合させる係合手段(26)を含むことを特徴とする請求項1記載の電気集塵エレメントの集塵部。
【請求項3】上記係合手段は、上記外壁部(21)と一体に形成されたリブ(26)からなることを特徴とする請求項2記載の電気集塵エレメントの集塵部。
【請求項4】上記収容凹部(24)は、保持手段(26)による掴み部(31)の保持を解除するために指が挿入される指入れ凹部(29)を含むことを特徴とする請求項1,2又は3記載の電気集塵エレメントの集塵部。
【請求項5】上記把手(30)は、各延設部(32)の先端に交差状に設けられ、且つケーシング(20)内からの自身の脱出を阻止する抜け止め部(33)をさらに含み、上記保持手段は、ケーシング(20)内において抜け止め部(33)を弾力的に係合させる係合手段(41)を含むことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の電気集塵エレメントの集塵部。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塵埃を電極部によって捕集する電気集塵エレメントの集塵部に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気集塵エレメントは、空気調和装置における清浄化されるべき空気の経路中において、イオン化部の下流側に配設されており、イオン化部によって、上記清浄化されるべき空気に含まれる塵埃を予め一方の極性(例えばプラスの極性)に荷電すると共に、集塵部によって荷電された塵埃を捕集するようにしている(例えば、実開平2−298369号公報参照)。
【0003】一般に、上記の集塵部は、互いに極性の異なる電極板を平行に積層したり、またはロール状に巻回したりして形成された電極部と、この電極部を収容するケーシングとを備えており、上記電極部を上記空気の経路中に配置して、清浄化されるべき空気に含まれる塵埃を捕集している。このように、集塵部は電極部によって塵埃を捕集するものであるから、定期的に洗浄する等のメンテナンス作業が必要になる。
【0004】このメンテナンス作業を容易にするため、従来から、上記ケーシングの外壁板に、ケーシングから山形に突出する把手を取り付け、この把手を用いて、空気調和装置に対して集塵部の着脱を容易に行えるようにしていた(例えば、実開平3−56651号公報、特開平3−131359号参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、ケーシングの外壁板の外面には、集塵部を空気調和装置に対して挿脱するときに、当該挿脱を案内するガイド面が突設されており、このガイド面を用いた挿脱の邪魔にならないように、上記の把手は、ガイド面から突出しない収容位置に収容するようにしている(例えば特開平7−308603号公報参照。)。
【0006】ところが、集塵部の挿脱時において、上記の把手が必ずしも収容位置に完全に収まっているとは限らず、把手が収まっていない状態で挿脱が行われると、把手が引っ掛かったりして破損するおそれがあった。このように把手が破損してその機能を果たせなくなると、それ以後、集塵部の洗浄メンテナンス作業が非常に困難となる。
【0007】そこで、本発明の課題は長期にわたって洗浄メンテナンスを容易に行うことができる電気集塵エレメントの集塵部を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、1) 請求項1記載の電気集塵エレメントの集塵部は、電界を用いて塵埃を捕集する電極部を内部に収容したケーシングと、このケーシングの外壁部に取り付けられた薄肉の弾性変形可能な把手とを備えた電気集塵エレメントの集塵部において、上記把手は、掴み部と、この掴み部の両端に延設される延設部とを含み、上記ケーシングの外壁部は、上記把手の延設部を出入り自在に貫通させる貫通部と、この貫通部を通して延設部がケーシング内に挿入された状態で上記掴み部を収容する収容凹部とを含み、この収容凹部には、収容された掴み部を上記外壁部の頂部からの突出を回避した状態に保持する保持手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】この構成では、保持手段によって、把手の掴み部が外壁部の頂部から突出しない状態に保持できる。したがって、本集塵部を空気調和装置に対して挿脱する際の把手の破損を防止できる結果、長期にわたって把手の機能を維持できる。
2) 請求項2記載の集塵部は、請求項1において、上記保持手段は、掴み部の縁部を弾力的に係合させる係合手段を含むことを特徴とするものである。
【0010】この場合、請求項1の作用効果に加えて、掴み部の弾力を用いて当該掴み部を係合手段に係合させるので、係合および係合解除が容易である。また、構造も簡単となる。
3) 請求項3記載の集塵部は、請求項2において、上記係合手段は、上記外壁と一体に形成されたリブからなることを特徴とするものである。
【0011】この場合、請求項2の作用効果に加えて、係合手段を取り付けるための取付部材等が不要であり、構造を簡素化できると共に、製造コストを安価にできる。
4) 請求項4記載の集塵部は、請求項1,2又は3において、上記収容凹部は、保持手段による掴み部の保持を解除するために指が挿入される指入れ凹部を含むことを特徴とするものである。
【0012】この場合、請求項1,2又は3の作用効果に加えて、指入れ部凹に指を挿入して容易に保持手段による保持を解除することができる。
5) 請求項5記載の集塵部は、請求項1,2,3又は4において、上記把手は、各延設部の先端に交差状に設けられ、且つケーシング内からの自身の脱出を阻止する抜け止め部をさらに含み、上記保持手段は、ケーシング内において抜け止め部を弾力的に係合させる係合手段を含むことを特徴とするものである。
【0013】この場合、請求項1,2,3又は4の作用効果に加えて、把手の抜け止め部の弾力を用いて当該抜け止め部を係合させるので、係合および係合解除が容易である。また、構造も簡単となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態について詳述する。図1は、集塵部の外観の要部を拡大して示す概略斜視図であり、図2は、集塵部を採用した空気調和装置としての天井埋込形空気清浄機の概略断面図である。まず、図2を参照して、この空気清浄機1は、天井板Pに区画される天井空間S1内に収容されて、室内S2の空気を清浄化するためのものであり、外函11と、外函11内に収容される内筒12とを備えている。
【0015】外函11の天板には、モータ13が取り付けられている。モータ13には、ファンロータ14が取り付けられており、このファンロータ14を回転させることによって、室内S2の空気を内筒12内に導入し、内筒12と外函11との間に区画される還流路S3を介して室内S2に清浄化された空気を還流するようにしている。
【0016】内筒12の上部には、ベルマウス15が下方から着脱可能に取り付けられており、このベルマウス15の下部には、水平に並置された上記集塵部Eが取り付けられている。より詳細に説明すると、内筒12の下部には、矩形の枠を区画する壁板12Aが延設されており、各集塵部Eは、この壁板12Aに区画された開口に対して嵌め込まれた状態で図示しない保持部材により保持されている。また、各集塵部Eは把手30を有している。この集塵部Eは、例えば、図3に示すように一端を支点にして他端を回動させながら、空気清浄機1から取り出される。このときに、把手30が引っ掛からないようにしたことが本実施形態の主たる特徴である。
【0017】図2において、16は、集塵部Eの上流側に配設されたプレフィルタ、17は、プレフィルタ16を担持するとともに、室内S2の空気を内筒12内に導入する導入口17Aと還流路S3の吹出口17Bを区画する周知の化粧パネルである。図1および集塵部Eの要部の断面図である図4を参照して、上記集塵部Eは、図示しないイオン化部とともに電気集塵エレメントを構成するものであり、電極部E1と、電極部E1を内部に収容するケーシング20と、ケーシング20に取り付けられた上記の把手30とを備えている。
【0018】上記電極部E1は、互いに極性の異なる電極部材によって電界を形成することにより、予め荷電された塵埃を捕集するためのものであり、印加電極板と集塵電極板を互いに平行に積層して空気流路を区画している平行平板型のもの(例えば、実公平2−33881号公報参照)や、長尺の印加電極板と集塵電極板とをロール状に巻回して形成したロール型のもの(例えば、特開平2−298369号公報参照)のいずれのものをも採用することが可能である。
【0019】上記ケーシング20は、電極部E1に対して隙間C(図4参照)を隔てている外壁部としての第1の側板21と、この第1の側板21と平行に設けられた第2の側板22とを含む枠材である。なお、本実施形態において、ケーシング20は、電極部E1の周囲を覆う枠材で具体化されているが、電極部E1として平行平板型のものを採用した場合、当該電極板の積層方向と交差する当該電極部E1の側部を開放したものを採用してもよい。
【0020】上記第1の側板21には、本発明の骨子である把手30が取り付けられている。図1および図4を参照して、上記把手30は、第1の側板21の略中央部分に対向する掴み部31と、この掴み部31の両端に延設された一対の延設端部32と、各延設端部32の先端に膨出する抜け止め部33とを一体に有する薄肉の帯片状部材である。
【0021】把手30は、例えばポリプロピレン等、所定の可撓性および所定の弾性を有する樹脂で形成されている。上記延設端部32は、第1の側板21の所定位置に穿設された一対の貫通部23に対して変位可能に貫通している。上記の第1の側板21には、把手30の掴み部31を収容することのできる深さを持つ収容凹部24が設けられており、上記の貫通部23は、この収容凹部24の長手方向の両端位置に配置されている。
【0022】収容凹部24の長手方向の中央部には、収容凹部24に収容された掴み部31を受ける台座部25が設けられており、この台座部24を挟んだ両側位置に、各一対の幅方向リブ26が形成されている。これらの幅方向リブ26は、図5に示すように、掴み部31の両縁部31aを弾力的に係合させるものであり、これにより、掴み部31が第1の側板21の頂部27から突出することがないように保持する。すなわち、幅方向リブ26が、保持手段および係合手段を構成している。
【0023】互いに対向する一対の幅方向リブ26の上部には、湾曲状にせり出す突出部26aが設けられており、これら突出部26a間を把手30の掴み部31が通過するときに掴み部31の最も大きく弾性変形するようにされている。これにより、掴み部31を収容状態に保持する保持力を高めている。なお、掴み部31の両縁部31aは、断面丸形の厚肉リブ状となっており、幅方向リブ26に対する弾性係合力を高めていると共に、強度向上を達成している。
【0024】図4および図5において、28収容凹部24内において上記の台座部25と共同して、収容状態の掴み部31を受ける長手方向リブである。また、図1および図4を参照して、上記の幅方向リブ26と貫通部23との間には、幅方向リブ26による掴み部31の保持を解除するために指が挿入される指入れ凹部29が形成されている。
【0025】また、各貫通部23の一の内壁面は、互いに断面視「ハ」の字形に穿設されており、ケーシング20の内部に貫通している抜け止め部33を、隙間Cを区画する電極部E1の外面に沿って、互いに離反する方向に案内する傾斜面23aを形成している。この傾斜面23aにより、上記掴み部31は、上から力Fを受けて押さえられることにより、二点鎖線で示す位置、即ち、第1の側板21から浮揚している使用位置から、実線で示す位置、即ち、当該第1の側板21の頂部27から突出しない状態に収容される収容位置へとスムーズに変位されるようになっている。
【0026】上記の頂部27は、第1および第2の側板21,22の外面の幅方向両端に形成され、側板21,22の長手方向に平行に延びる一対のガイド面を構成している。これらのガイド面は、空気調和装置の収容部の壁面によって案内されたり、或いは一対の集塵部が隣接配置される場合に、互いに所定の方向に並置する際の接合面となる部位である。
【0027】本実施形態によれば、幅方向リブ26によって、把手30の掴み部31を、ケーシング20の外壁部としての第1の側板21の頂部27から突出しない状態に保持できる。したがって、本集塵部Eの挿脱時の把手30の破損を確実に防止できる結果、長期にわたって把手30の機能を維持できる。したがって、長期にわたって洗浄メンテナンスを容易に行うことが可能となる。
【0028】また、幅方向リブ26に対して掴み部31を当該掴み部31自身の弾性により係合させるので、係合および係合解除を容易に行える。したがって、集塵部Eのメンテナンス作業をより容易に行える。また、構造も簡単となる。さらに、指入れ凹部29へ指を挿入することにより、掴み部31の縁部を容易に引っ張り出すことができるので、掴み部31に対する上記の係合解除が非常に容易である。その結果、メンテナンス作業を一層容易に行える。
【0029】また、上記の幅方向リブ26が、ケーシング20の第1の側板21と一体に形成されるので、これらを別部材として互いに取り付ける場合に比較して、構造を簡素化できると共に、製造コストを安価にできる。なお、上述した実施形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明が上記実施形態に限定されるものではない。
【0030】例えば、図7に示すように、把手30の抜け止め部33の端部34を引っ掛けることのできる凹部41を有するリブ42を設けて、この抜け止め部33の端部34を弾力的に引っ掛けることにより、掴み部31を収容凹部24内に保持するようにしても良い。この場合においても、弾力を用いて抜け止め部33を係合させるので、係合および係合解除が容易となる結果、メンテナンス作業をより容易に行える。また、構造も簡単となる。
【0031】また、把手としては、各貫通部23を通って連続する無端状のものを採用しても良い。その他、本発明の範囲内で種々の設計変更が可能であることは、云うまでもない。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、把手の掴み部が外壁部の頂部から突出しない状態に保持できるので、本集塵部の挿脱時の把手の破損を確実に防止できる結果、長期にわたって把手の機能を維持できる。したがって、長期にわたって洗浄メンテナンスを容易に行うことが可能となる。
【0033】請求項2記載の発明では、把手の掴み部の弾力を用いて当該掴み部を係合させるので、係合および係合解除が容易となる結果、メンテナンス作業をより容易に行える。また、構造も簡単となる。請求項3記載の発明では、係合手段を外壁部と一体に形成したリブにより構成するので、係合手段を取り付けるための取付部材等が不要であり、構造を簡素化できると共に、製造コストを安価にできる。
【0034】請求項4記載の発明では、指入れ凹部に指を挿入して、容易に掴み部の保持を解除することができる結果、メンテナンス作業がより容易になる。請求項5記載の発明では、把手の抜け止め部の弾力を用いて当該抜け止め部を係合させるので、係合および係合解除が容易となる結果、メンテナンス作業をより容易に行える。また、構造も簡単となる。




 

 


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