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発明の名称 背面拘束型切削工具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−296508
公開日 平成10年(1998)11月10日
出願番号 特願平9−109162
出願日 平成9年(1997)4月25日
代理人
発明者 和田 勝彦
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】先端上面に切刃を備えたチップの後端部を押さえ板でもってホルダの先端横面に凹設したチップ座部に圧接固定すべく、上記チップ座部とその背面とに貫通するネジ孔に螺着せしめた固定ネジのネジ頭でもって、上記押さえ板を押圧するとともに、上記固定ネジの先端面に六角レンチの先端部やドライバーの先端部等を係合させるための回旋用溝を凹設したことを特徴とする背面拘束型切削工具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柱状のワークを切断したり、或いはその外周もしくは、内周に周溝を形成する為に用いる切削工具に関するものであり、特に、チップ座部の背面側から固定ネジを作用させ切削チップの交換を行なうことができる背面拘束型の切削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記切削工具として、従来より、図4に示すように先端上面に切刃31を備えたチップ32の後端部を押さえ板33でもってホルダ34の先端横面に凹設したチップ座部35に圧接固定するタイプの切削工具30が用いられている。
【0003】この切削工具30は、チップ座部35の背面36側が機械から露出するように設置されるので、上記背面36から固定ネジ37を挿入し、押さえ板に設けたネジ孔38と固定ネジ37の先端部を螺着することにより、押さえ板33をチップ座部35に向けて引き込み、その結果、押さえ板33がチップ32をホルダ34のチップ座部35に圧接固定するようになっていた。
【0004】
【従来技術の課題】ところが、上記従来の切削工具は押さえ板と固定ネジが前記ネジ孔内でのねじ溝嵌合のみ係合したものであったため、引き込み力を十分大きくすることができず、また、力が前記ネジ孔近傍の極狭い領域のみにしか作用しないため、チップを圧接固定する力が部位により不均一に伝わり、チップの固定が不安定となり、高荷重の切削に際しては、ビビリ振動や、それによるチップやほるだの破損の原因となるなどの問題点があった。
【0005】
【発明の目的】上記従来技術の課題に鑑み、本発明は、チップの後端部を押さえ板でもってホルダの先端横面に凹設したチップ座部に圧接固定するタイプの切削工具において、背面側からのクランプが可能であり且つチップ固定力が大きく、均一に加わって強固な固定が迅速に行えることを特徴とする切削工具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、前記従来技術の課題を解決するため、本発明の背面拘束型切削工具は、固定ネジをチップ座部から背面側に向けて螺入しその後端部に備えた大径のネジ頭でもって上記押さえ板を外側から押圧せしめるため、押さえ板の貫通孔を盲孔とし、他方、ホルダーのチップ座部からその背面にかけての貫通孔をねじ状とするとともに、上記固定ネジにはその先端面に六角レンチの先端部やドライバーの先端部等を係合させるための回旋用溝を凹設し、これにより前記チップ座部の背面側から上記固定ネジの回旋が行えるようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図によって説明する。図1は本実施形態の背面拘束型切削工具(以下、切削工具と略称する)1の分解斜視図であり、この切削工具1は、焼き入れした工具鋼や超硬などからなるホルダ2の先端横面3にチップ座部4を凹設しており、このチップ座部4に切削用のチップ5を押さえ板6でもって圧接固定するべく、固定ネジ8を押さえ板6に設けた貫通孔7に挿通し、さらに、ホルダ2の上記チップ座部4からその背面9にかけて設けたネジ孔10に螺着し、固定ネジ8の大径のネジ頭11でもって押さえ板6を押圧し、これにより押さえ板6がチップ5を圧接固定するようになっている。
【0008】上記ホルダ2のチップ座4には、座面12が水平に設けられるとともに、垂直方向に対しβ=5°〜45°の傾きを持ったテーパー拘束面13が形成されており、このテーパー拘束面13がチップ5の対応するテーパー拘束面14と当接係合するようになっている。また、ホルダ2は、チップ座部4にピン24を突出させ、これをチップ5の対応位置に設けた凹穴25に嵌合するようになし、チップ5の刃先高さや刃先位置を正確に設置することができるようになっている。
【0009】次ぎに、前記チップ5は、前側が短柵状の切刃部15であり、その上面稜縁に切刃16が設けられるとともに、その後方側が上記テーパー拘束面14を有する固定部17であり、その後端側には押さえ板6と係合すべく段状に押圧部18が設けられている。
【0010】また、前記押さえ板6は、貫通孔7の孔口にテーパー座繰り面19を備え、固定ネジ8の後端部に備えた大径のネジ頭11が、上記テーパー座繰り面19を押圧するようになっている。
【0011】図2は、上記切削工具1の背面9を示した斜視図であり、同図に示すように、固定ネジ8の先端面20には、六角レンチ21の先端部や不図示のドライバーの先端部と係合するための回旋用溝22を設けるとともに、この先端面20の回旋用溝22により固定ネジ8を回旋させる場合に右ネジとなるように固定ネジ8に外ネジとホルダ2のネジ孔10の内ネジを形成してあり、これにより、前記チップ座部4の背面9側から上記固定ネジ8の回旋が右ネジで行えるようにした。なお、右ネジか左ネジであるかは任意で構わない。
【0012】このように構成される上記切削工具1は、固定ネジ8の回旋をチップ座部4の背面9側から行えるので、ホルダ2を不図示の工作機械から取り外すことなくチップ5の交換が可能であり、さらに、固定ネジ8の後端部に備えた大径のネジ頭11が、上記テーパー座繰り面19を押圧するようになっているので大きな力を押さえ板6に伝えることができ、さらに、固定ネジ8と押さえ板6が比較的大きな面積で当接するので、広い部分に力が均一に伝わるので強固で安定したチップ5の固定が可能である。
【0013】加えて、前述の如く、ホルダ2のチップ座4には垂直方向に対しβ=5°〜45°の傾きを持ったテーパー拘束面13、そしてチップ5の対応するテーパー拘束面14と当接係合させ拘束力を増加せしめたことによりチップ5のガタツキやビビリ振動等を抑止できる。また、図3の分解斜視図に示すように、チップ5の押圧部18の上側を水平に切欠き、この切欠部分に対応するように押さえ板6に凸部23を形成することにより、さらに効果的にチップ5のガタツキやビビリ振動等を抑止でき、さらに、チップ5の刃先位置や高さを正確に設定できるようにすることができる。
【0014】なお、前記テーパー拘束面13の傾き角βが5°未満の場合は、ガタツキやビビリ振動等を抑止する効果が小さくなる恐れがあり、他方、βが45°を超過する場合、チップ5の強度が小さくなり過ぎてしまい恐れがある。
【0015】
【発明の効果】叙上のように本発明の背面拘束型切削工具によれば、固定ネジをチップ座部から背面側に向けて螺入しその後端部に備えた大径のネジ頭でもって上記押さえ板を外側から押圧せしめるため、大きな力を押さえ板に伝えることができ、さらに、固定ネジと押さえ板が比較的大きな面積で当接するので、広い部分に力が均一に伝わるので強固で安定したチップの固定が可能であり、しかも、上記固定ネジにはその先端面に六角レンチの先端部やドライバーの先端部等を係合させるための回旋用溝を凹設し、これにより前記チップ座部の背面側から上記固定ネジの回旋が行えるので、チップの交換を迅速に行うことができるので効率的で経済的である。




 

 


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