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発明の名称 切断装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平10−272602
公開日 平成10年(1998)10月13日
出願番号 特願平9−77962
出願日 平成9年(1997)3月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
発明者 丸山 吉郎
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 被切断物を切断する切断手段と、該切断手段に対して上記被切断物を搬送することにより、上記切断手段に上記被切断物を切断させる搬送手段とを具備してなり、上記搬送手段が、搬送方向に沿って移動するように駆動されるとともに、被切断物の搬送方向の後側に係止されて、被切断物を後側から押して搬送方向に沿って移動させる駆動係止手段と、搬送方向に沿って移動自在とされるとともに、上記駆動係止手段に押される被切断物の前側に係止されて、搬送中の上記被切断物の搬送が停止しない範囲で上記被切断物の搬送に負荷をかける制動係止手段とを有することを特徴とする切断装置。
【請求項2】 上記切断手段に対して所定の位置に配置されて、上記被切断物が当接される規制部材と、上記被切断物が上記制動係止手段に係止される前に、上記被切断物を規制部材に当接させるように移動させる移動手段とを備えて、被切断物の切断位置を決める位置決め手段を有することを特徴とする請求項1記載の切断装置。
【請求項3】 上記駆動係止手段は、互いに略平行な回転軸を有する少なくとも二つの回転体と、これら回転体のうちの少なくとも一つを回転駆動する駆動手段と、上記回転体間に卷回されて上記搬送方向に沿って周回移動する環状部材と、上記環状部材に設けられた搬送爪とを備え、上記搬送爪が上記被切断物の後側に係止されて被切断物を押して搬送することを特徴とする請求項1または2記載の切断装置。
【請求項4】 上記制動係止手段は、互いに略平行な回転軸を有する少なくとも二つの回転体と、これら回転体のうちの少なくとも一つの回転を制動する制動手段と、上記回転体間に卷回されて上記搬送方向に沿って周回移動する環状部材と、上記環状部材に設けられた制動爪とを備え、上記制動爪が上記被切断物の前側に係止されて被切断物を上記駆動係止手段との間に挟むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の切断装置。
【請求項5】 上記切断手段が、該切断手段により上記被切断物を切断する切断工程の前工程から上記切断工程の後工程に、上記被切断物を搬送する搬送ラインに設けられ、上記搬送手段が被切断物を搬送ラインに沿って搬送するように配置され、上記被切断物が上記搬送手段により搬送ラインを搬送されている間に上記切断手段により切断されるようになっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の切断装置。
【請求項6】 上記切断手段が、上記被切断物を搬送するとともに互いに略平行に配置され、かつ、搬送方向が逆の二つの搬送ラインの間に設けられ、上記搬送手段が上記被切断物を二つの搬送ラインの一方の搬送ラインから他方の搬送ラインに向かって搬送可能に配置され、上記被切断物が上記搬送手段により二つの搬送ラインの間を搬送される際に、上記切断手段により切断されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の切断装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被切断物の切断と搬送とを同時に行うことが可能な切断装置に関する。
【0002】
【背景の技術】従来、一般的な丸鋸等の鋸を用いた木材の自動切断装置は、例えば、作業台上の固定装置に切断すべき木材を固定し、該固定装置に固定された木材に対して丸鋸を移動させることにより木材を切断するか、もしくは、作業台上において木材が固定された固定装置を上記作業台に固定された丸鋸に対して移動することにより木材を切断するようになっていた。なお、自動でない切断装置においては、手で木材を押さえて切断するようになっている場合があり、木材を固定する固定装置を必要としない場合があるが、切断装置の自動化において、切断位置の精度を高めるためには、木材を固定する何らかの固定装置が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、木材を建築資材に加工するためには、建築資材となる木材が比較的大きいので、建築資材の製造ライン(加工ライン)は、その占有面積が大きなものとなってしまうので、製造ラインの小型化が望まれていた。そこで、例えば、木材を一つの加工装置から他の加工装置、一つの加工装置から仮置場、もしくは、一つの搬送ラインから他の搬送ラインまで搬送するような場合に、上述のように木材を搬送する搬送ラインで木材を切断できるようにすれば、切断装置を設置する場所を特に設ける必要がなく、製造ラインの占有面積の縮小を図ることができる。
【0004】さらに、搬送ライン上において、木材を搬送すると同時に木材を切断できるようにすれば、搬送にかかる時間の間に木材が切断されてしまうことになり、木材の加工にかかる作業時間を短縮することができる。しかし、木材の加工ラインにおいて、搬送ラインには、搬送手段として通常ローラコンベア等が用いられており、搬送ライン中を搬送される木材を固定された丸鋸で切断しようとした場合に、丸鋸に対して所定の配置のまま木材を移動させることができず、丸鋸に接触した搬送中の木材がぶれてしまい、木材を正確な位置で正確な角度に切断することができない。
【0005】従って、搬送ラインを搬送中の木材を固定された丸鋸で切断するためには、木材の丸鋸に対する角度や配置を固定した状態で、木材を搬送する必要があり、搬送手段が複雑で高価なものとなってしまう。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被切断物を搬送中に切断することが可能で、かつ、簡単な構造を有する切断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の切断装置は、例えば、図1及び図2に示すように、被切断物(角材1、図3等に図示)を切断する切断手段(電動丸鋸)40と、該切断手段40に対して上記被切断物1を搬送することにより、上記切断手段40に上記被切断物1を切断させる搬送手段とを具備してなり、上記搬送手段が、搬送方向に沿って移動するように駆動されるとともに、被切断物1の搬送方向の後側に係止されて、被切断物1を後側から押して搬送方向に沿って移動させる駆動係止手段(第二のチェーン移動部70)と、搬送方向に沿って移動自在とされるとともに、上記駆動係止手段70に押される被切断物1の前側に係止されて、搬送中の上記被切断物1の搬送が停止しない範囲で上記被切断物1の搬送に負荷をかける制動係止手段(チェーン制動部80)とを有することを上記課題の解決手段とした。
【0007】上記構成によれば、駆動係止手段70が被切断物1を後側から押し、制動係止手段80が被切断物1の搬送に前側から負荷をかける状態、すなわち、搬送中の被切断物1を前側から押さえた状態となるので、被切断物1が駆動係止手段70と制動係止手段80との間に挟まれて挟持された状態となる。ここで、制動係止手段80による制動力より駆動係止手段70の駆動力を大きくすれば、被切断物1が駆動係止手段70と制動係止手段80とに挟持された状態で搬送方向に沿って搬送されることになる。
【0008】そして、搬送手段に搬送される被切断物1が切断手段40に接触して切断される際に、被切断物1が駆動係止手段70と制動係止手段80に挟持された状態となっているので、被切断物1が切断手段40に接触することにより、搬送方向以外の方向に動いたりぶれたりすることがなく、被切断物1を搬送方向に沿って真っ直ぐに切断することができる。従って、上記搬送手段が搬送ラインに沿って被切断物1を搬送するものとすれば、搬送ライン上で被切断物1を切断することができ、搬送ラインと切断装置とを同じ領域に配置した状態となり、被切断物1の加工ラインが占める面積を縮小してスペースの有効利用を図ることができるとともに、搬送と切断とを同時に行うことで被切断物1の加工にかかる作業時間を短縮することができる。
【0009】また、上記搬送手段は、駆動係止手段70と制動係止手段80とからなる比較的単純な構成を有するものであり、搬送手段により加工ラインの設備コストが大きく増加することがない。すなわち、切断装置は、簡単な構成で上記効果を奏することができる。また、搬送手段の駆動係止手段70と制動係止手段80とは、異なるサイズの被切断物1に対応して被切断物1を挟持することができる。
【0010】なお、上記被切断物1は、基本的には、木材であり、例えば、角材や板材であるが、被切断物1を木材以外の材質のものや、角材や板材以外の形状としても良い。また、上記切断手段40は、例えば、被切断物1を木材とした場合には、電動丸鋸やその他の電動鋸であるが、被切断物1を切断できるものならば、電動鋸に限定されるものではない。
【0011】上記搬送手段の駆動係止手段70は、被切断物1の後面側に係止される係止部材(搬送爪76)を有し、該係止部材76を搬送方向に沿って移動させることができるものならば良い。上記搬送手段の制動係止手段80は、被切断物1の前面側に係止される係止部材(制動爪86)を有し、該係止部材86が搬送方向に沿って移動自在となっているとともに、係止部材86を搬送方向に沿って移動させようとした場合に負荷がかかるようになっているものならば良い。すなわち、制動係止手段80は、その係止部材86が搬送方向に沿って移動自在に配置されるとともに、係止部材86の移動にブレーキすなわち制動がかかるようになっているものである。
【0012】本発明の請求項2記載の切断装置は、上記切断手段40に対して所定の位置に配置されて、上記被切断物1が当接される規制部材31と、上記被切断物1が上記制動係止手段80に係止される前に、上記被切断物1を規制部材31に当接させるように移動させる移動手段(第二のローラコンベア20)とを備えて、被切断物1の切断位置を決める位置決め手段(位置決め部30)を有することを上記課題の解決手段とした。
【0013】上記構成によれば、上記被切断物1が上記制動係止手段80に係止される前、すなわち、被切断物1が駆動係止手段70と制動係止手段80とに挟持される前に、被切断物1を移動手段20により規制部材31に当接させることにより、切断手段40に対して所定の位置に配置された規制部材31により、被切断物1の切断位置を決めることができる。そして、上記規制部材31及び移動手段20を有する位置決め手段30により切断位置が決められた被切断物1を駆動係止手段70と制動係止手段80との間に挟持して、切断手段40により切断することができる。すなわち、予め決められた位置で、被切断物1を切断手段40により切断することができる。なお、規制部材31は、例えば、板状の部材であり、切断手段40の刃(丸鋸やその他の鋸など)に対して平行に配置されるものである。上記移動手段20は、被切断物1を規制部材31側に移動できるものならば良い。
【0014】本発明の請求項3記載の切断装置は、上記駆動係止手段70が、互いに略平行な回転軸を有する少なくとも二つの回転体(スプロケット72、73、74)と、これら回転体72、73、74のうちの少なくとも一つを回転駆動する駆動手段と、上記回転体72、73、74間に卷回されて上記搬送方向に沿って周回移動する環状部材(チェーン75)と、上記環状部材75に設けられた搬送爪76とを備え、上記搬送爪76が上記被切断物1の後側に係止されて被切断物1を押して搬送することを上記課題の解決手段とした。
【0015】上記構成によれば、環状部材75を回転体72、73、74間で周回移動させることにより、搬送爪76を回転体72、73、74間で移動させることができる。従って、搬送爪76を被切断物1の後側に係止させて被切断物1を搬送することができる。そして、制動係止手段80と搬送爪76との間に被切断物1を挟んで挟持した状態で被切断物1を搬送することができる。従って、請求項1記載の構成と同様の作用効果を得ることができる。上記環状部材75を、例えば、ベルトコンベア状のものとして、被切断物が搬送爪76に係止された状態でベルトコンベア上を移動するものとしても良いし、例えば、被切断物1が滑って移動可能な台を設け、かつ、上記搬送爪76が台に設けられたスリット状の開口から突出した状態で移動するようにし、台上に突出した搬送爪76により押されて被切断物1が台上を滑って移動するようにしても良い。また、上記台にローラ等を配置して被切断物1を移動しやすくしても良い。
【0016】上記環状部材75は、例えば、ベルト状の部材やチェーン状の部材でも良く、この際にも、被切断物1がベルト状やチェーン状に環状部材75に載った状態で搬送爪76に係止されて搬送されるものとしても良いし、上述のように台上を搬送爪76に押されて搬送されるものとしても良い。上記回転体72、73、74は、環状部材75をベルトとすればプーリーであり、環状部材75をチェーンとすればスプロケットである。上記駆動手段は、例えば、モータである。上記搬送爪76は、被搬送物1の後側を押せる形状ならばどのようなものでも良いが、例えば、環状部材75の外面から外方に突出する形状を有するものである。
【0017】本発明の請求項4記載の切断装置は、上記制動係止手段80が、互いに略平行な回転軸を有する少なくとも二つの回転体(スプロケット82、83、84)と、これら回転体82、83、84のうちの少なくとも一つの回転を制動する制動手段と、上記回転体82、83、84間に卷回されて上記搬送方向に沿って周回移動する環状部材(チェーン85)と、上記環状部材85に設けられた制動爪86とを備え、上記制動爪86が上記被切断物1の前側に係止されて被切断物1を上記駆動係止手段70との間に挟むことを上記課題の解決手段とした。
【0018】上記構成によれば、駆動係止手段70により搬送される被切断物1の前方に予め制動爪86を配置しておくことにより、駆動係止手段70により搬送される被切断物1の前側に制動爪86が接触し、制動爪86が駆動係止手段70に搬送される被切断物1により押されて搬送方向に移動することになる。この際に、制動爪86が設けられた環状部材85が卷回される回転体82、83、84の一つが制動されていることにより、制動爪86の搬送方向への移動が制動された状態となり、駆動係止手段70による被切断物1の搬送に搬送方向と逆方向の負荷がかかる。そして、制動爪86の制動力が駆動係止手段70の駆動力より小さければ、被切断物1が制動爪86と駆動係止手段70とに挟まれて挟持された状態で搬送されることになる。
【0019】従って、請求項1記載の構成と同様の作用効果を得ることができる。なお、上記制動爪86は、例えば、上記請求項3記載の駆動係止手段70の搬送爪76と略同様の構成を有するものである。また、上記回転体82、83、84及び環状部材85は、例えば、上記請求項3記載の駆動係止手段70の回転体72、73、74及び環状部材75と略同様の構成を有するものである。
【0020】また、上記制動手段は、例えば、回転体82、83、84もしくは回転体82、83、84と一体に回転する回転軸等の回転体82、83、84に接続された部材に、摩擦を生じる部材を押し付けることにより、摩擦力によって回転体82、83、84の回転を制動するものであり、周知の各種の制動装置(ブレーキ)と同様の構成のものを用いることができる。なお、制動手段の制動力は、駆動係止手段70の駆動力より小さい必要があり、駆動係止手段70による被切断物1の搬送を停止させないように、被切断物1の搬送に負荷をかけるようになっている必要がある。
【0021】本発明の請求項5記載の切断装置は、上記切断手段40が、該切断手段40により上記被切断物1を切断する切断工程の前工程から上記切断工程の後工程に、上記被切断物1を搬送する搬送ラインに設けられ、上記搬送手段が被切断物1を搬送ラインに沿って搬送するように配置され、上記被切断物1が上記搬送手段により搬送ラインを搬送されている間に上記切断手段40により切断されるようになっていることを上記課題の解決手段とした。
【0022】上記構成によれば、搬送ライン上で被切断物1を切断するので、搬送ラインと切断装置とを同じ領域に配置した状態となり、被切断物の加工ラインが占める面積を縮小してスペースの有効利用を図ることができるとともに、搬送と切断とを同時に行うことで被切断物1の加工にかかる作業時間を短縮することができる。なお、上記切断工程の後工程と前工程とは、特に限定されるものではない。また、後工程は、例えば、切断された被切断物を仮置き場まで搬送する搬送工程であっても良い。
【0023】本発明の請求項6記載の切断装置は、上記切断手段40が、上記被切断物1を搬送するとともに互いに略平行に配置され、かつ、搬送方向が逆の二つの搬送ライン(第一のローラコンベア10、第二のローラコンベア20)の間に設けられ、上記搬送手段が上記被切断物1を二つの搬送ラインの一方の搬送ラインから他方の搬送ラインに向かって搬送可能に配置され、上記被切断物1が上記搬送手段により二つの搬送ライン10、20の間を搬送される際に、上記切断手段40により切断されることを上記課題の解決手段とした。
【0024】上記構成によれば、切断装置により被切断物1を一方の搬送ラインから他方の搬送ラインに搬送する際に、被切断物1が切断されることになり、切断装置が一方の搬送ラインから他方の搬送ラインに被切断物1を搬送する搬送装置を兼ねることになる。従って、上記請求項5記載の構成と同様に、被切断物1の加工ラインが占める面積を縮小してスペースの有効利用を図ることができるとともに、搬送と切断とを同時に行うことで被切断物の加工にかかる作業時間を短縮することができる。
【0025】また、一方の搬送ライン10と他方の搬送ライン20とが互いに平行に配置され、かつ、一方の搬送ライン10と他方の搬送ライン20との搬送方向が逆になっていることにより、切断装置の位置で被切断物1の搬送方向を逆にすることができ、加工ラインをU字状に曲げてコンパクトにすることができる。なお、上記搬送ライン10、20とは、例えば、ローラコンベアやベルトコンベアやその他のコンベアからなるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一例の切断装置を図面を参照して説明する。図1及び図2は、この一例の切断装置の概略を示す図面であり、図3及び図7は切断装置による搬送切断工程を示す図面である。なお、この一例の切断装置は、この切断装置による搬送切断工程の前工程の搬出(搬送)ラインと、後工程の搬入(搬送)ラインとを兼ねるとともに、前工程から搬出される角材(被切断物)の一方の端部を所定の長さで切断し、角材の長さを所定の長さとして、上記後工程に搬出するものである。また、上記前工程とは、例えば、角材の四つの側面を削って、角材の上下厚及び左右厚を所定の厚みとするとともに角材を整形する工程であり、後工程とは、例えば、角材の他方の端部を切断する工程や、角材に接着剤を塗布する工程や、角材を仮置き場に搬送する工程などである。
【0027】図1に示すように、この一例の切断装置は、切断装置による搬送切断工程の前工程の加工装置の搬出ラインとなる第一のローラコンベア(搬送ライン)10と、第二のローラコンベア20を有して角材1(図3等に図示)の切断位置を決める位置決め部30と、角材1の一方の端部を切断する電動丸鋸(切断手段)40と、切断装置による搬送切断工程の後工程の加工装置の搬入ラインとなる第三のローラコンベア(搬送ライン)50と、第一のローラコンベア10から第二のローラコンベア20に角材1を移動させる第一のチェーン移動部60と、第二のローラコンベア20から第三のローラコンベア50に角材1を移動させる第二のチェーン移動部(駆動係止手段)70と、第二のチェーン移動部70による角材1の移動に制動をかけるチェーン制動部(制動係止手段)80と、これら各部全体を支持するフレーム部90とを有するものである。
【0028】上記第一のローラコンベア10は、フレーム部90に一方の端部を回動自在に支持されるとともに、他方の端部を第一の支持部材11に回動自在に支持され、かつ、一列に並んで互いに平行かつ水平に配置された複数のローラ12…からなるものである。なお、ローラ12…は、回転駆動可能となっている。また、第一のローラコンベア10の搬送先(図1において搬送方向は上から下)側の端部には、ストッパ13が配置されており、角材1が前工程の加工装置から完全に搬出されて角材1の全体が第一のローラコンベア10に載った後に、角材1の先端がストッパ13に当たって角材1が止まるようになっている。
【0029】そして、第一のローラコンベア10は、前工程の加工装置から搬出される角材1が加工装置から完全に搬出されるまで支持するとともに、加工装置から搬出する方向に角材1を搬送するものである。上記位置決め部30は、上記第二のローラコンベア20と規制部材31とを有するものである。
【0030】上記第二のローラコンベア20は、上記第一のローラコンベア10に隣接して平行に配置されており、第一の支持部材11に一方の端部を回動自在に支持されるとともに、他方の端部を第二の支持部材21に回動自在に支持され、かつ、一列に並んで互いに平行かつ水平に配置された複数のローラ22…からなるものである。なお、ローラ22…は、回転駆動可能となっている。また、第二のローラコンベア20は、その搬送方向が第一のローラコンベア10と180度逆になっている(図1中、搬送方向が下から上)。
【0031】また、第二のローラコンベア20の上には、図2に示すように、押圧ローラ23が設けられている。この押圧ローラ23は、フレーム部90に両端を支持された門型フレーム(要部を図示)91に固定されたエアシリンダ24のロッド25の下端部に接続されるとともに、門型フレーム91に上下動自在に支持されたガイド部材26の下端部に接続されている。
【0032】そして、押圧ローラ23は、エアシリンダ24とガイド部材26とを介して門型フレーム91に上下動自在に支持されるとともに、エアシリンダ24により上下に駆動可能となっており、第二のローラコンベア20上を搬送される角材1を搬送可能な状態で下方に押圧できるようになっている。これは、木材である角材の重量が軽い場合に、第二のローラコンベア20のローラ22…と角材1との間で十分な転がり摩擦が生じずに、ローラ22…が空回りして、角材1が搬送されない可能性があるが、角材1を押圧ローラ23によりローラ22…に押し付けることで、確実に角材1を搬送することができる。
【0033】図1に示すように、上記規制部材31は、第二のローラコンベア20の搬送先側に、その表面が搬送方向に直角になるように配置された厚い板状の部材であり、第二のローラコンベア20により搬送される角材1の先端に当接して、角材1の搬送を止めるストッパとして機能するとともに、角材1の先端位置を決めるようになっている。さらに、規制部材31は、その位置が、電動丸鋸40より後方(図1において上側)の所定位置に配置されており、後述するように、電動丸鋸40により角材1の先端側の端部を切断する際に、規制部材31と電動丸鋸40との間隔の長さだけ、角材1の端部が切断されるようになっている。
【0034】すなわち、規制部材31に角材1の端部を当接させて角材1の位置を決めた状態で、角材1を電動丸鋸40に向かって水平移動することにより、角材1の切断位置を決められるようになっている。また、規制部材31は、フレーム部90の図示しない下部に前後動自在に支持されており、規制部材31を前後動することにより、角材1の切断位置を変更できるようになっている。
【0035】上記電動丸鋸40は、周知の木材用の電動鋸であり、電動丸鋸40による切断面が上記第二のローラコンベア20と直角となるようになっており、角材1の先端側端部を直角に切断するようになっている。第三のローラコンベア50は、上記第二のローラコンベア20と電動丸鋸40に対応する間隔を開けて平行に配置されており、第三の支持部材51に一方の端部を回動自在に支持されるとともに、他方の端部をフレーム部90に回動自在に支持され、かつ、一列に並んで互いに平行かつ水平に配置された複数のローラ52…からなるものである。なお、ローラ52…は、回転駆動可能となっている。また、第三のローラコンベア50は、その搬送方向が第一のローラコンベア10と180度逆、すなわち、第二のローラコンベア20と同じになっている(図1中、搬送方向が下から上)。
【0036】また、第三のローラコンベア50の上には、図2に示すように、上述の押圧ローラ23と略同じ構成を有する押圧ローラ53が設けられている。この押圧ローラ53は、フレーム部90に両端を支持された門型フレーム91に固定されたエアシリンダ54のロッド55の下端部に接続されるとともに、門型フレーム91に上下動自在に支持されたガイド部材56の下端部に接続されている。そして、押圧ローラ53は、上述の押圧ローラ23と同様に作動して同様に機能するものである。
【0037】上記第一のチェーン移動部60は、図1に示すように、第一のローラコンベア10から第二のローラコンベア20に渡って配置された二つのチェーン装置61、61からなるものであり、これらチェーン装置61、61は、互いに平行に配置されるとともに、第一及び第二のローラコンベア10、20のローラ12、22と平行に配置される。また、これらチェーン装置61、61は、第一及び第二のローラコンベア10、20の長さの略1/3の位置と2/3の位置とに配置されている。
【0038】そして、チェーン装置61、61は、図2に示すように、三つのスプロケット(回転体)62、63、64と、これらスプロケット62、63、64に卷回された状態で噛合されたチェーン65と、該チェーン65の外周側に突出するようにチェーン65に接合された搬送爪66とを有するものである。そして、スプロケット62は、第一のローラコンベア10側に配置され、スプロケット63は、第二のローラコンベア20側に配置され、これら二つのスプロケット62、63の間の下方にスプロケット64が配置されている。
【0039】そして、二つのスプロケット62、63は、略同じ高さ位置に配置されるとともに、後述するように二つのスプロケット62、63間を移動するチェーン65から上方に突出する搬送爪66の少なくとも上部が第一及び第二のローラコンベア10、20のローラ12、22の上面より上にでる高さ位置に配置されている。また、二つのスプロケット62、63間を移動するチェーン65から上方に突出する搬送爪66により、角材1が第一のローラコンベア10から第二のローラコンベア20に搬送できるように配置されている。
【0040】そして、残りのスプロケット64は、その図示しない回転軸が図示しないモータに接続されて回転駆動し、チェーン65を駆動できるようになっているとともに、図示しない支持部材に上下動自在に支持されてチェーン65の張り具合を調整できるようになっている。そして、チェーン65は、これら三つのスプロケット62、63、64に卷回されて、三つのスプロケット62、63、64を頂点とする三角形の外周側を周回移動するようになっている。
【0041】そして、同じ高さ位置に配置された二つのスプロケット62、63間において、チェーン65は、第一のローラコンベア10側から第二のローラコンベア20側に移動するようになっている。そして、搬送爪66は、チェーン65に取り付けられ、上述のように二つのスプロケット62、63間で第一のローラコンベア10側から第二のローラコンベア20側に移動するチェーン65に対応して、ローラ12、22上に突出した状態で、第一のローラコンベア10側から第二のローラコンベア20側に移動するようになっている。
【0042】そして、第一のローラコンベア10上に角材1が有る状態で、第一のチェーン移動部60のチェーン装置61、61を作動させることにより、チェーン装置61、61の搬送爪66が第一のローラコンベア10上の角材1の後側の側面に係止され、搬送爪66が角材1を後側から第二のローラコンベア20に向かって押すようになっている。そして、搬送爪66に押された角材1は、ローラ12、22上を滑って第一のローラコンベア10から第二ローラコンベア20側に移動するようになっている。
【0043】上記第二のチェーン移動部70は、図1に示すように、第二のローラコンベア20から第三のローラコンベア50に渡って配置された三つのチェーン装置71…からなるものであり、これらチェーン装置71…は、互いに平行に配置されるとともに、第二及び第三のローラコンベア20、50のローラ22、52と平行に配置される。また、これらチェーン装置71…は、第二及び第三のローラコンベア20、50の長さの中央部部分と、両端からそれぞれ略1/4の位置とに配置されている。
【0044】そして、チェーン装置71…は、図2に示すように、第一のチェーン移動部60のチェーン装置61、61と同様に、三つのスプロケット(回転体)72、73、74と、これらスプロケット72、73、74に卷回された状態で噛合されたチェーン75と、該チェーン75の外周側に突出するようにチェーン75に接合された搬送爪76とを有するものである。そして、スプロケット72は、第二のローラコンベア20側に配置され、スプロケット73は、第三のローラコンベア50側に配置され、これら二つのスプロケット72、73の間の下方にスプロケット74が配置されている。
【0045】そして、二つのスプロケット72、73は、略同じ高さ位置に配置されるとともに、二つのスプロケット72、73間を移動するチェーン75から上方に突出する搬送爪76の少なくとも上部が第二及び第三のローラコンベア20、50のローラ22、52の上面より上にでる高さ位置に配置されている。また、二つのスプロケット72、73間を移動するチェーン75から上方に突出する搬送爪76により、角材1が第二のローラコンベア20から第三のローラコンベア50に搬送できるように配置されている。
【0046】そして、残りのスプロケット74は、その図示しない回転軸が図示しないモータに接続されて回転駆動し、チェーン75を駆動できるようになっているとともに、図示しない支持部材に上下動自在に支持されてチェーン75の張り具合を調整できるようになっている。そして、チェーン75は、これら三つのスプロケット72、73、74に卷回されて、三つのスプロケット72、73、74を頂点とする三角形の外周側を周回移動するようになっている。
【0047】そして、同じ高さ位置に配置された二つのスプロケット72、73間において、チェーン75は、第二のローラコンベア20側から第三のローラコンベア50側に移動するようになっている。そして、搬送爪76は、チェーン75に取り付けられ、上述のように二つのスプロケット72、73間で第二のローラコンベア20側から第三のローラコンベア50側に移動するチェーン75に対応して、ローラ22、52上に突出した状態で、第二のローラコンベア20側から第三のローラコンベア50側に移動するようになっている。
【0048】そして、第二のローラコンベア20上に角材1が有る状態で、第二のチェーン移動部70のチェーン装置71、71を作動させることにより、チェーン装置71、71の搬送爪76が第二のローラコンベア20上の角材1の後側の側面に係止され、搬送爪76が角材1を後側から第三のローラコンベア50に向かって押すようになっている。そして、搬送爪76に押された角材1は、ローラ22上を滑って第二のローラコンベア20から押し出され、第二のローラコンベア20と第三のローラコンベア50との間をチェーン75に支持された状態で移動し、次いで、第三のローラコンベア50上に載せられるようになっている。
【0049】上記チェーン制動部80は、図1に示すように、第二のローラコンベア20から第三のローラコンベア50に渡って配置された三つのチェーン装置81…からなるものであり、これらチェーン装置81…は、互いに平行に配置されるとともに、第二及び第三のローラコンベア20、50のローラ22、52と平行に配置される。また、各チェーン装置81…は、第二のチェーン移動部70の各チェーン装置71…にそれぞれ近接して配置されており、各チェーン装置81…と各チェーン装置71…とが、近接して左右に並んだ状態で配置されるとともに、第二のチェーン移動部70のチェーン装置71…が第二のローラコンベア20よりに配置され、チェーン制動部80のチェーン装置81…が第三のローラコンベア50よりに配置されている。すなわち、各チェーン装置81…と各チェーン装置71…とが前後に少しずれた状態で配置されている。
【0050】そして、チェーン装置81…は、図2に示すように、第一のチェーン移動部60のチェーン装置61、61と同様に、三つのスプロケット(回転体)82、83、84と、これらスプロケット82、83、84に卷回された状態で噛合されたチェーン85と、該チェーン85の外周側に突出するようにチェーン85に接合された制動爪86とを有するものである。そして、スプロケット82は、第二のローラコンベア20側に配置され、スプロケット83は、第三のローラコンベア50側に配置され、これら二つのスプロケット82、83の間の下方にスプロケット84が配置されている。
【0051】そして、二つのスプロケット82、83は、略同じ高さ位置に配置されるとともに、二つのスプロケット82、83間を移動するチェーン85から上方に突出する制動爪86の少なくとも上部が第二及び第三のローラコンベア20、50のローラ22、52の上面より上にでる高さ位置に配置されている。また、二つのスプロケット82、83間を移動するチェーン85から上方に突出する制動爪86により、角材1が第二のローラコンベア20から第三のローラコンベア50に搬送できるように配置されている。
【0052】そして、残りのスプロケット84は、その図示しない回転軸にディスクブレーキ上の図示しない制動装置が取り付けられており、チェーン85の周回移動すなわち制動爪85の移動を制動できるようになっている。なお、制動装置は、上記回転軸に回転軸と一体に回転する円板(図示略)と、エアシリンダ(図示略)により駆動されて上記円板を挟む制動板(図示略)とを有するものである。また、スプロケット84は、図示しない支持部材に上下動自在に支持されてチェーン85の張り具合を調整できるようになっている。そして、チェーン85は、これら三つのスプロケット82、83、84に卷回されて、三つのスプロケット82、83、84を頂点とする三角形の外周側を周回移動可能となっている。
【0053】そして、同じ高さ位置に配置された二つのスプロケット82、83間において、チェーン85は、第二のローラコンベア20側から第三のローラコンベア50側に移動可能となっている。そして、制動爪86は、チェーン85に取り付けられ、上述のように二つのスプロケット82、83間で第二のローラコンベア20側から第三のローラコンベア50側に移動するチェーン85に対応して、ローラ22、52上に突出した状態で、第二のローラコンベア20側から第三のローラコンベア50側に移動可能となっている。
【0054】そして、第二のチェーン移動部70のチェーン装置71、71を作動させることにより、チェーン装置71、71の搬送爪76が角材1を後側から第三のローラコンベア50に向かって押して移動させた場合に、チェーン制動部80の制動爪86を予め角材1の前側に配置しておけば、搬送爪76に押された角材1の前側の側面が制動爪86に接触し、角材1が制動爪86を押すことになる。この状態で、チェーン制動部80のスプロケット84に図示しない制動装置で制動をかけることにより、制動爪86が制動され、搬送爪76に押された角材1の搬送に制動爪86により負荷がかけられることになる。
【0055】これにより、移動を制動された制動爪86と駆動された搬送爪76との間に角材が挟まれて挟持された状態となり、ここで、第二のチェーン移動部70の駆動力がチェーン制動部80の制動力より大きければ、制動爪86と搬送爪76との間に角材1が挟まれた状態で、角材1が第三のローラコンベア50側に搬送されることになる。
【0056】この状態で、角材1は、その先端側の端部が電動丸鋸40の部分を通過し、端部が切断されることになるが、角材1の端部が電動丸鋸40を通過する際に、角材1の一方の端部に第二のチェーン移動部70の搬送方向と逆方向の負荷がかかることになり、角材1にトルクがかかることになるが、角材1が第二のチェーン移動部70とチェーン制動部80の三カ所のチェーン装置71、81の部分において、搬送爪76と制動爪86とに挟持された状態となっているので、電動丸鋸40によりかかる負荷によって斜めになったりすることがない。従って、搬送される角材1の端部を真っ直ぐに切断できるようになっている。
【0057】次に、上述のような構成を有する切断装置を用いた切断搬送方法について説明する。まず、第一のローラコンベア10の部分に前工程の加工装置から角材1が搬出されるとともに、第一のローラコンベア10が角材1を前工程の加工装置から搬出するように搬送する。なお、第一のローラコンベア10は、前工程の加工装置の搬出部となるものである。そして図3に示すように、第一のローラコンベア10上に完全に搬出された角材1は、その他方の端部が、ストッパ13に当接するまで、第一のローラコンベア10上を搬送される。
【0058】次に、第一のチェーン移動部60を作動させることにより、第一のチェーン移動部60の搬送爪66により、図4に示すように、角材1が搬送爪66に押されて、第一のローラコンベア上10から位置決め部30の第二のローラコンベア20上に搬送される。次に、第二のローラコンベア20を作動させることにより、図5に示すように、角材1の一方の端部が、第二のローラコンベア20の搬送先側に設けられた規制部材31に当接し、電動丸鋸40に対する角材1の位置が決められ、角材1の切断位置が決められた状態となる。
【0059】そして、この状態で、第二のチェーン移動部70を作動させることにより、第二のチェーン移動部の搬送爪76…が、角材1の後側の側面に係止されて角材1を第三のローラコンベア50側に押して、角材1を搬送する。そして、角材1が第三のローラコンベア50側に向かって搬送されると、予め、第三のローラコンベア50側に搬送される角材1の前側に配置されていたチェーン制動部80の制動爪86に、角材1の前側の側面が接触し、制動爪86が角材1の前面側に係止された状態となる。
【0060】そして、搬送爪76…に押された角材1により制動爪86…が押されることになるが、ここでチェーン制動部80の制動装置を作動させることにより、制動爪86…の移動が制動され、図6に示すように、制動爪86…と搬送爪76…との間に角材1が挟まれて挟持された状態となる。ここで、チェーン制動部80の制動力が適切なものとなっていれば、制動爪86…と搬送爪76…との間に角材1を挟んだ状態で、第一のチェーン移動部70により角材1を搬送することができる。
【0061】そして、制動爪86…と搬送爪76…とに挟持されて搬送される角材1の一方の端部が、第二のローラコンベア20と第三のローラコンベア50との間に配置された電動丸鋸40に接触し、角材1がさらに搬送されることにより、角材1の一方の端部が、上記位置決め部30で決められた切断位置で切断される。この際には、角材1が搬送爪76…と制動爪86…とに挟持されているので、切断中に角材1の角度が変わったりぶれたりすることがなく、角材1は電動丸鋸40により決められた切断位置で真っ直ぐに切断されることになる。
【0062】そして、端部を切断された角材1は、図7に示されるように、第一のチェーン移動装置70により第三のローラコンベア50上に搬送され、第三のローラコンベア50上に載せられた角材1は、第三のローラコンベア50により後工程の加工装置に搬入される。なお、第三のローラコンベア50は、後工程の加工装置の搬入部となるものである。
【0063】以上のように、この例の切断装置によれば、角材1を第一及び第二のローラコンベア10、20側から第三のローラコンベア30に搬送する際に、角材1の端部を電動丸鋸40により切断することができる。また、角材1の端部が電動丸鋸40に切断される際に、角材1が複数箇所で搬送爪76…と制動爪86…とに挟持された状態で搬送されるので、角材1が斜めになったりぶれたりすることがなく、真っ直ぐに角材1の端部を切断することができる。
【0064】また、切断時に上述のように角材1がぶれないように固定するのに、角材1を搬送する第二のチェーン移動部70の他に、制動装置を有するチェーン制動部80を設けるだけで良く、極めて簡単な構成で、角材1の電動丸鋸40に対する角度及び切断位置を固定した状態で角材1を搬送することができる。また、上述のような構成とすれば、角材1を挟む搬送爪76と制動爪86との間隔は、角材1を挟持する際に、かってに決められることになり、角材1を挟む搬送爪76と制動爪86との間隔を決める必要がなく、極めて容易に角材1を挟持できるとともに、角材1の幅(厚み)が異なっていても容易に挟持することができる。
【0065】また、角材1の切断位置は、位置決め部30により角材1が挟持される前に決めることができる。また、第一のローラコンベア10を前工程の加工装置の搬出ラインとして前工程の加工装置の一部とみなし、第三のローラコンベア10を後工程の加工装置の搬入ラインとして後工程の加工装置の一部とみなした場合に、この一例の切断装置は、前工程の加工装置から後工程の加工装置への搬送装置を兼ねることになり、搬送ライン上において切断加工が行われることになる。すなわち、切断装置と搬送装置とが同じ場所に配置されることになり、角材1の加工ラインの専有面積を縮小することができる。従って、この例の切断装置によれば、加工ラインのスペースの有効利用を行うことができる。また、このような切断装置によれば、切断と搬送とを同時に行うことができるので、作業時間を短縮することができる。
【0066】また、第一及び第三のローラコンベア10、50をそれぞれ搬送ラインとみなした場合には、切断装置は、角材1を一方の搬送ラインから他方の搬送ラインに切り換えて搬送する搬送装置を兼ねることになり、この場合にも、角材1の加工ラインの専有面積を縮小することができるとともに、作業時間の短縮を図ることができる。
【0067】また、第一及び第三のローラコンベア10、50が互いに平行に並んで配置されるとともに、第一のローラコンベア10の搬送方向と第三のローラコンベア50の搬送方向とが180度逆になっているので、切断装置の位置で角材1の搬送方向を逆にすることができ、加工ラインをU字状に曲げてコンパクトにすることができる。
【0068】なお、上記切断装置では、角材1を切断するものとしたが、板材を切断するものとしても良い。また、上記例においては、角材1の一方の端部を切断するように切断装置の一方の端部側だけに電動丸鋸40を配置したが、切断装置の他方の端部側にも電動丸鋸40を設けて、角材1の両端部を切断できるようにしても良い。
【0069】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の切断装置よれば、搬送手段に搬送される被切断物が切断手段に接触して切断される際に、被切断物が駆動係止手段と制動係止手段とに挟持された状態となっているので、被切断物が被切断手段に接触することにより、搬送方向以外の方向に動いたりぶれたりすることがなく、被切断物を搬送方向に沿って真っ直ぐに切断することができる。従って、上記搬送手段が被切断物を搬送ラインに沿って搬送するものとすれば、搬送ライン上で被切断物を切断することができ、搬送ラインと切断装置とを同じ領域に配置した状態となり、被切断物の加工ラインが占める面積を縮小してスペースの有効利用を図ることができるとともに、搬送と切断とを同時に行うことで被切断物の加工にかかる作業時間を短縮することができる。
【0070】また、上記搬送手段は、駆動係止手段と制動係止手段とからなる比較的単純な構成を有するものであり、搬送手段により加工ラインの設備コストが大きく増加することがない。すなわち、切断装置は、簡単な構成で上記効果を奏することができる。また、搬送手段の駆動係止手段と制動係止手段とは、異なるサイズの被切断物に対応して被切断物を挟持することができる。
【0071】本発明の請求項2記載の切断装置によれば、上記被切断物が上記制動係止手段に係止される前、すなわち、被切断物が駆動係止手段と制動係止手段とに挟持される前に、被切断物を移動手段により規制部材に当接させることにより、切断手段に対して所定の位置に配置された規制部材により、被切断物の切断位置を決めることができる。そして、上記規制部材及び移動手段を有する位置決め手段により切断位置が決められた被切断物を駆動係止手段と制動係止手段との間に挟持して、切断手段により切断することができる。すなわち、予め決められた位置で、被切断物を切断手段により切断することができる。
【0072】本発明の請求項3記載の切断装置によれば、環状部材を回転体間で周回移動させることにより、搬送爪を回転体間で移動させることができる。従って、搬送爪を被切断物の後側に係止させて被切断物を搬送することができる。そして、制動係止手段と搬送爪との間に被切断物を挟んで挟持した状態で被切断物を搬送することができる。従って、請求項1記載の構成と同様の効果を奏することができる。
【0073】本発明の請求項4記載の切断装置によれば、駆動係止手段により搬送される被切断物の前方に予め制動爪を配置しておくことにより、駆動係止手段により搬送される被切断物の前側に制動爪が接触し、制動爪が駆動係止手段に押されて搬送される被切断物により押されて搬送方向に移動することになる。この際に、制動爪が設けられた環状部材が卷回される回転体の一つが制動されていることにより、制動爪の搬送方向への移動が制動されるので、駆動係止手段による被切断物の搬送に搬送方向と逆方向の負荷がかかる。そして、制動爪の制動力が駆動係止手段の駆動力より小さければ、被切断物が制動爪と駆動係止手段とに挟まれて挟持された状態で搬送されることになる。従って、請求項1記載の構成と同様の作用効果を得ることができる。
【0074】本発明の請求項5記載の切断装置によれば、搬送ライン上で被切断物を切断するので、搬送ラインと切断装置とを同じ領域に配置した状態となり、被切断物の加工ラインが占める面積を縮小してスペースの有効利用を図ることができるとともに、搬送と切断とを同時に行うことで被切断物の加工にかかる作業時間を短縮することができる。
【0075】本発明の請求項6記載の切断装置によれば、切断装置により被切断物を一方の搬送ラインから他方の搬送ラインに搬送する際に、被切断物が切断されることになり、切断装置が一方の搬送ラインから他方の搬送ラインに被切断物を搬送する搬送装置を兼ねることになる。従って、上記請求項5記載の構成と同様に、被切断物の加工ラインが占める面積を縮小してスペースの有効利用を図ることができるとともに、搬送と切断とを同時に行うことで被切断物の加工にかかる作業時間を短縮することができる。また、一方の搬送ラインと他方の搬送ラインが互いに平行に配置され、かつ、一方の搬送ラインと他方の搬送ラインとの搬送方向が逆になっていることにより、切断装置の位置で被切断物の搬送方向を逆にすることができ、加工ラインをU字状に曲げてコンパクトにすることができる。




 

 


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